施術の手順と施術方法(特徴)



とてもソフトな方法なのに何で!?不思議!?

もっと早くに来とけばよかった・・・。

カイロプラクティック、整体(?)のイメージが変わりました!

当院のカイロプラクティック(神経科学的アプローチ)を受けられた方からは、この様な声を数多くお聴きします。

そして次に、この様な体験をされるのは「あなた」かもしれません。


①施術の手順

 

調査(カウンセリング)

 

ご記入いただいた調査表などを参考に、お悩みの症状についてお尋ねします。この時点(または検査の時点)で医療機関での詳細な検査が必要と判断された場合、当日の施術を行わないこともあります。ご了承ください。

 

検査(評価)

 

現在の不調がどのような原因によるものかを把握するため、整形外科的検査、神経学的検査、関節可動性検査、バイタルサイン測定などを行います。

これらの検査から、現在の不調の原因が関節に起因するものか、筋肉・筋膜組織によるものか、神経や血管の障害によるものか、それ以外のものか?を判断します。

また必要に応じて、最先端機器の表面筋電計(SEMG)、赤外線サーモグラフィー、心拍変動計(HRV)等による測定を行うことで詳細を把握します。

 

施術(調整)

 

検査によって関節に機能障害(動きの異常)が検出された場合、それらの異常な部位を調整し、脊髄神経(知覚神経、運動神経)、自律神経(交感神経、副交感神経)の働きが正常化するように促します。

また状態(原因や施術の経過)によって、筋肉・筋膜などの組織やメンタル面へのアプローチを組み合わせることで施術効果を高めます。

 

施術後の説明とアドバイス

 

状態の説明、日常生活のアドバイス、必要性に応じて栄養面、運動面でのアドバイス、今後の施術計画についてご提案します。

当院では、高額な寝具やサプリメント、回数チケットなどのセールスは行っていませんので、そうしたことが心配だという方はご安心ください。

 

②当院の施術方法(特徴)

 

当院では、最先端のカイロプラクティック(神経学的アプローチ)理論を導入しています。

近年の機能的脳画像法(PET、fMRI、SPETC)を用いた研究などから、皮膚や関節などにある固有受容器(神経の感覚センサー)を介して脳・脊髄に適切な情報(刺激)を与えることで、神経系(脊髄神経、自律神経)のアンバランスな状態を是正され、腰痛、肩凝り、手足の痛みやしびれ、身体のゆがみなどの多くが消失したり、改善することが分かって来ています。

また同様に、心的な問題が改善したり、神経の可塑性によって低下した脳の機能を再構築できることが分かって来ています。

「木を見て森を見ず」の喩えがありますが、従来の治療法の多くは症状や症状のある箇所への施術(対症療法)が主流でした。

しかしながら、筋肉、筋膜、血流、リンパの流などは、主に脳・脊髄を司令塔とする神経系が制御・統合している訳ですから、先ずはそこ(総元締め、本丸)にアプローチするのが最も合理的だと言えるではないのでしょうか。

脳・神経科学に基づく最新のカイロプラクティック理論を導入している当院では、主に背骨や骨盤などの関節に発生した関節機能障害(動きの異常)を修正する(関節正しい動きを与え、関節包にある感覚センサーの作動不良をリセットすることで、神経系の働きを正常化する)施術を行い、実績を上げています。

簡単に言うと「身体(末梢)から脳・脊髄(中枢)に適切な情報をインプットすることによって、中枢神経(脳・脊髄)、脊髄神経(知覚神経、運動神経)、自律神経(交感神経、副交感神経)のアンバランスな状態を改善する」という訳です。

また患者様の状態によっては、X線やMRI画像では確認が出来ない(形状の異常ではない)神経系の働きの異常な部位を検出したり、効果を客観的に確認するために、米国で開発されたカイロプラクティックの検査機器である表面筋電計(運動神経を測定)、赤外線サーモグラフィー(自律神経を測定)の他、心拍変動計(HRV=全体的な自律神経の状態を測定)を使用しています。

 

初めて当院の施術を受けられた人の中には、過去に経験したことのないソフトな調整方法や、短時間での効果(調整前後での体の変化)に驚かられ、カルチャー・ショックを受けられる方も多い様です。

以下に、当院の施術方法(テクニック)をいくつか紹介します。

 

手技により関節の動きの異常を修正する方法

 

手技を用いて関節を適切に動かし、関節包にある神経の感覚センサー(タイプⅠ・Ⅱ受容器)の作動不良をリセットする(受容器→神経→脳・脊髄に適切な情報を入力する)ことで、神経系の働きの正常化を促す調整方法です。

これにより、筋肉・筋膜・靭帯などの軟部組織の緊張の異常、自律神経(交感・副交感神経)のアンバランスが是正されます。

 

 

この方法では、調整を受けている人の多くは体に軽く触れられている位の感覚しかありません。(1ミリ以下の精度が要求される、とても繊細な技術です)

関節包と関節周囲の靭帯には、僅かな刺激に反応する(閾値が低い)種類の神経のセンサーである、タイプⅠ、Ⅱ受容器があります。

関節機能障害(動きの異常)を修正するには、タイプⅠ受容器が反応しない様にして関節内部に適切な動きを与える必要があります。

この際、関節を押したり、引っ張る等の強い刺激が加わると、関節包のタイプⅠ受容器が反応し、それに伴い関節包、靭帯、筋肉の収縮が起こるために関節内部は殆ど動くことが出来ず、感覚センサーをリセットすることができません。

同様に、痛みを伴う方法では、関節包や靭帯にある侵害性のタイプⅣ受容器が反応するため、生体防御反応で組織が固まって関節内部は動かなくなります。


関節受容器の種類 分布 性質
タイプⅠ 関節包 静的受容器 閾値が低く順応が遅い
タイプⅡ 関節包と脂肪体 動的受容器 閾値が低く順応が速い
タイプⅢ 関節靭帯 動的受容器 閾値が高く順応が遅い
タイプⅣ(a,b) 関節包と関節靭帯 侵害受容器 閾値が高く順応しない

 

つまり、神経学的には身体を強くもんだり、ストレッチや体操などの運動療法では、関節周囲にある受容器(感覚センサー)への刺激が強過ぎるため、関節機能障害を正確に修正することは出来ないという訳なのです。

関節内部に動きを与えて感覚センサーの誤作動をリセットするためには、タイプⅠ受容器、さらにはタイプⅣ受容器を刺激しないような必要最小限の力で行うことが成否の鍵になります


器具を用いて関節の動きの異常を修正する方法

 

米国で開発されたアクティベータという器具を使用して、関節内部を適切に動かすことで関節の受容器(感覚センサー)の誤作動をリセットする方法です。

アクティベータから繰り出される瞬間インパクトは、生体の防御反応(タイプⅠやタイプⅣ容器への刺激によって関節周囲の組織が収縮する速度)よりも数倍スピードが早いため、関節静的反射により関節にロックが掛かかるより前に(上記の超絶手技による調整法に比べ精度は劣るものの)関節内部に一定量の動きを与えることが出来ます。(当院の施術者は長野県内で唯一のアクティベータテクニックの国際上級認定者でもあります)

また応用的な方法として、アクティベーターを筋肉の受容器(ゴルジ腱器)に対して用いることで、筋の収縮力を高めることもできます。

通常、アクティベーターによる調整で痛みは伴いません。

状態によっては筋肉や筋膜へのアプローチなど、他の方法も使用します。

当院の施術方法の詳細については当院の施術に関するQ&Aのページを参考にされて下さい。