WHOによる新型コロナウイルスについての情報


2020年3月11日、世界保健機関(WHO)のテドロス・アドノム事務局長は、「新型コロナウイルス感染症(COVID-19)はパンデミック(世界的流行)である」と表明しました。

当院が所属している日本カイロプラクターズ協会(JAC)から、新型コロナウイルス感染症(COVID-19)についての通知がありました。

日本カイロプラクターズ協会が所属している世界カイロプラクティック連合(WFC)は、WHOからの情報を公開しています。※WFCはWHOの加盟団体です。

様々な情報がメディアやネット上で氾濫しているため、WHOの公式情報に基づいた、現時点で皆様に役立つ情報をお知らせしますので参考にされて下さい(何かあれば不定期的に更新します)。

1) 新型コロナウイルス感染症(COVID-19)について

2019年12月に中国湖北省武漢市で発生した新型コロナウイルスによる感染症です。人に感染するコロナウイルスは7 種類確認されていて、うち4 種類のウイルスは一般の風邪の原因の10~15%を占め多くは軽症です。残り2種類のウイルスは、2002年に発生した重症急性呼吸器症候群(SARS)や2012年以降発生している中東呼吸器症候群(MERS)です。

※国際ウイルス分類委員会では、新型コロナウイルスの正式名称を「SARS-CoV-2」と命名しています。

2) パンデミック(世界的大流行)とは?

WHOによれば、パンデミック(世界的大流行)とは、国境を越えて世界中の人々がウイルス感染の危険にさらされている状態を指します。

3) 感染経路は?

WHOは感染経路について調査中です。ウイルス感染者と接触することによる「飛沫感染」(感染者の飛沫(くしゃみ・咳・つばなど)と一緒にウイルスが放出され、別の者がウイルスを口や鼻などから吸い込み感染する)、ウイルスに汚染された環境からの「接触感染」(感染者がくしゃみや咳を手で押さえた後に周りの物に触れることで、別の者が口や鼻などの粘膜から感染する)が考えられています。また感染者のうち、感染経路不明者が増えています。

4) 潜伏期間は?

潜伏期間はウイルスに感染してから体に兆候や症状が現れるまでの期間を指します。現在のところ不明ですが、最大14日程度、平均で5日と考えられています。

5) 発生状況は?

2020年4月29日の時点で、WHOは新型コロナウイルスの世界感染者数を3,018952人と報告しています。

うち死者は2,07973人です。感染の影響が大きい国は、アメリカ、スペイン、イギリス、ドイツ、トルコ、ロシア、イラン、中国、ブラジル、カナダの順となっています。

国内感染者は13,852名(患者8,352名、無症状病原体保有者975名、陽性確定例4,525名)、国内の死亡者は389名、退院者は3,374名です。(4月29日現在)

6) 症状は?

発熱、倦怠感(強いだるさ)、のどの痛み、咳(1週間前後)などの呼吸器症状が報告されています。重症化すると肺炎となり、死亡例も確認されています。特に高齢者や糖尿病、心不全、呼吸器疾患などの基礎疾患を抱える患者は重症化するリスクが高いと考えられています。

7) マスクを着用したほうが良いか?

WHOは、新型コロナウイルス感染症の症状がある人、もしくは咳や発熱などの症状がある患者を診察・介護している人はマスクを着用するよう推奨しています。WHOは適切なマスクの使い方に関する指針を公表しています。

8) 治療法や予防方法は?

● 流水と石鹸またはアルコール消毒液による手洗いを頻繁に行ってください。
● 咳エチケット(感染症を他者に感染させないために、咳・くしゃみをする際、マスクやティッシュ・ハンカチ、袖、肘の内側などを使って、口や鼻をおさえること)を必ず守ってください。
● 人込みを避け、咳や発熱などの症状がある人との接触はできるだけ避けてください。
● 野生動物には触れないようにしてください。
● 現時点(4月29日)で抗ウイルス薬等の特異的な治療法や予防接種はありません。(アビガン、レムデシビルなどが候補に挙げられています)

9) 診断のための検査は?

検査はPCR法というウイルスの遺伝子を増殖して検出する方法が使われています。PCR(ポリメラーゼ連鎖反応)

PCR検査は地方衛生研究所や国立感染症研究所、民間検査会社や大学などで行われています。PCR検査の感度はおよそ70%と言われていますが、医療保険が適応されます。

患者は、かかりつけの医師や医療機関、もしくは「帰国者・接触者相談センター」に相談して、検査の必要性が判断されています。PCR検査を拡充させるため、各自自治で医師会運営による「地域外来・検査センター」が設置されています。



参考資料:日本カイロプラクターズ協会・WHO神戸センター


※コロナウイルス感染症関連の最新情報は、厚生労働省および世界保健機関(WHO)のホームページをご覧ください。



当院のコロナウイルス感染症への対策について

当院の新型コロナウイルス感染症への対策として、 来院された方には院内設置のアルコール液による手指の消毒(一部の方には検温)をお願いしております。

また、同時間帯での施術をお1人様限定とすることで、室内人数を必要最小限にすると共に、院内の消毒、紫外線およびオゾン発生機器による室内空間の除菌、室内の換気に努めております(カーテンを挟んで他の人が治療を受けている、待合に複数の患者さんがいる、治療室内に複数のスタッフがいる‥といったリスクはありません)。

尚、発熱のある方、風邪の症状のある方、咳をされている方への施術はお断りさせていただいております。

ご理解、ご協力の程、何卒よろしくお願いいたします。

以下に該当される方は、かかりつけの病院、保健所もしくは「帰国者・接触者相談センター」に相談されて下さい(現在、PCR検査を拡充させるため、各自治体で地域医師会運営の「地域外来・検査センター」が設置されています)。

① 息苦しさ、強いだるさ、高熱などの強い症状のいずれかがある。


② 高齢者や基礎疾患がある人で、発熱やせきなどの比較的軽い風邪症状がある。


③ 比較的軽い風邪が続く。




日本カイロプラクティックセンター松本東(NO整体院)


 

 

 

 

 

 

 

2020年05月03日