2024.5.18. 

 まいどこんばんは。一昨日の暴風でどれだけ枝が折れたのか、3つの葡萄園を見に行ってきました。まず3デラ。いやはや、これはひどい。枝が折れまくり。200-300本は軽い。1デラ同様、責任者出てこいレベル!。次にSeven's葡萄園。やはりナガノパープルが尋常ならぬ被害。社長出てこいバカヤロウレベル!。最後にRainbow葡萄園。思った通り紅環。しかし30本くらいで済んでいるところが意外。

 気を取り直してぶどう作業は大忙し。今日はシーズン初めて5つのぶどう園をハシゴしてきました。朝一でSeven's葡萄園の消毒。続いてRainbow葡萄園の消毒作業。朝食後1デラでジベの再処理デラ木5本。続いて3デラでジベ再処理4本と去年痛い目にあった(ぶどう通信592)ゴマシオ対策としての肥料施肥。午後はRainbowへ行って翠峰の芽かき副芽とり作業。その後夕方までずっと巨峰たちのお世話をしてきました。ただし28℃の炎天下だったのでおよそ1時間の昼寝タイムを設けました。やや寝不足気味の身にとってはまさに極楽の時間でした。

 こちら第1巨峰園。1圃場で27aという面積は山辺地域の中でもトップクラスの広さです。水場があることが最大の特徴で、なんと5人の葡萄屋さんたちのSS(スピードスプレヤー)がここに常駐しています。場所と水の賃料使用料を一切徴収しないなかがわ葡萄園の心優しき園主様であります。

 
   1度は芽かき作業をしてあります。新梢はただま空へ向かってあるいは左へ右へ伸び放題。使う枝(房をならせる枝)を決めて(使わない枝はポキッと折って)テープで誘引をしてあげます。こちら樹木No6-4高墨。随分スッキリしました。毎年この作業に延べ30時間くらいかかります。ようやくあと半日で終わらせられるところまできました。このあと10日もすれば新梢はもっと伸びます。そこで今度は本誘引。棚面にしっかり固定してあげます。そして摘心。そしていよいよ房づくりに入ります。

   
   枝が混みあっているところは今たいていこうなっています。2芽剪定だったので新梢が2本出ています(左)。1本をポキッ!っと折って1本に減らします。どっちの枝を折るかがそのぶどう屋さんのポリシーになるところです。

   
   樹木No1-3紫玉(左)。早生系とあって粒がもうはっきりしています。もうすぐ房づくりが始められます。樹木No7-?(忘れた!!)高墨(右)。こちらはまだ粒がぼんやり。

   
   第1巨峰園では巨峰たちをゆるやかにクイーンルージュに改植中です。目指せ一房1,000円!。目指せ小金持ち。目指せ住宅ローン早期返済。あと5年もしたらこのぶどう園はすっかり様変わりします。その時いったいこのぶどう園を何て名称をつけるべか.....。

 明日は早朝の消毒作業が無い日なのでちょっとゆっくり寝ていよう。といっても遅くて朝6時。明日は半日かけて巨峰のテープ誘引を終わらせます。午後は黄華の予定。帰宅後のビールを目指して明日もガンバロウ!。不安は明日早朝、昨日ジベ処理をやった1デラのデラ木たちのジベレリンの吸収がいい気象条件になってくれること。明日の朝次第で1デラの再処理をする必要があるかないかの判断をします。それではおやすみなさい。