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(左) 1週間前の暴力低気圧によって,恐ろしい数の枝が吹っ飛んでなくなりました。とりわけタネ枝の先端から出ている新梢(赤矢)。誘引作業をしながら感じていましたが1デラも3デラも1,000本くらいあるかもしれません。新梢1,000本といえばデラ姫2,000人です。あーあ。
(右) 新梢がなくなって空が丸見えの区画があちこちにあります。
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とはいうものの樹勢が落ち着いているデラ木は風の抵抗を受けるほど葉面積がまだそれほどでもなく、被害は最小限で済みました。誘引前(左)。誘引後(右)。
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ただ今の作業は新梢の誘引作業。前方上方に向かって伸びている新梢を左右に散らして専用の道具を使って棚面に貼り付けていきます(左)。誘引後はこうなる(右)。お見事!!。この人はhenry(アンリ)。イギリス読みではヘンリーです。半径5m以内にドレイを1人従えています。
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デラの誘引と同時に大粒種も誘引。早朝と夕方の作業なのでこっちの方がむしろきつい。サニードルチェ。上記の専用道具を使っての棚面貼り付け誘引作業には時期的にまだ早く、かと言ってほったらかしにしておくと新梢が上下左右にこんがらがってメチャメチャになって固まってしまうので伸びる方向に新梢を今のうちに方向づけしてあげます。専用の誘引テープを使います。両腕を棚上にあげて上体をのけぞる姿勢になるのでこの作業をぶどう業界ではイナバウアーをやるとかやってきたとかいいます。
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翠峰。およそ1時間15分のイナバウアーによって新梢がきれいに方向づけされました。翠峰というぶどうの花穂はこんなのばっかりで花穂整形にとても手間がかかります。
明日の予定。朝一で第1巨峰園の消毒作業。その後1日をかけて大粒種のテープ誘引をやってきます。紅環と昭平紅はイナバウアー。貝甲干はいきなり手抜き棚面貼り付け。午後はピオーネをできるところまで。それではおやすみなさい。
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