10月29日(月) 実は、ほぼ同じテーマで、ケーテ・コルヴィッツとモチーフが共通する版画家上野誠を紹介している美術館が、長野市川中島町今井にある。
館長の田島隆さんは、お忙しい中、丁寧に作品の解説をしてくださった。 「ひとミュージアム」は、ここをクリック 版画家上野誠は、「中国人美術留学生・劉?の勧めで、魯迅編集によるケーテ・コルヴィッツの画集を神田の書店で買い、その作品から強烈な衝撃と深い感銘を受ける。(中略)その作品との出会いは、自己の製作姿勢にたいして確信を得ると同時に、新たなる創作意欲を触発された」。(パンフレットより) 劉?(フォントが無いようです。「山見」で一文字です)に託し中国にわたった日本の軍国主義と侵略を描いた唯一の作品の版画に関するパネルも掲げられている。
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10月28日(日) ポアンカレ予想 (Poincare conjecture)とは、もちろん1904年にフランスの数学者アンリ・ポアンカレが提出した 数学は、定義が実に大切で、いつもわからなくなったら定義に帰れと何度も教えられた。 番組では、この命題を、まず最初に次のように「分かり易く」紹介した。 ナレーションはさらに続けて、 長いロープが回収できない場合があったら、どうなるか。 でもこれで、宇宙の形は、「概ね丸い」ということの証明にならないことは、もちろんである。 グリーシャの愛称で呼ばれていた、ロシアのグリゴリ・ペレリマン博士が、その物理学の才能を生かして、世紀の難問を解いたわけだが、その過程は、ウィリアム・サーストンの幾何化予想(ポアンカレ予想を含む)を解決し、その系(corollary:
ある定理からたやすく推定し得る命題)としてポアンカレ予想を解決したというのだ。 「ポアンカレ予想の証明=宇宙の姿の解明」とは言えず、あくまでこの予想と宇宙像は別物で、一つの喩え話の域を出ないというのが関係者のいわば共通した見解だったはずだが、時間があればもう少し身近な先生に聞いてみたい衝動にかられた。 尚、参考までに幾つかの言葉の定義を紹介します。 「単連結」 :図形の中の任意の輪っか(1次元球面)がその図形の中で1点に巻き取って回収できること。 「閉 」:境界がないこと。(例えば球体は境界として球面をもちますが、球面には境界がありません) 「多様体」 :曲線、曲面の一般化の図形、ただし局所的にユークリッド空間に似ていなければならない。
「3次元球面」:4次元空間の球の表面。通常の3次元座標上の球の表面(これは2次元球面)とは違って、もう一段次元が高いもので、図で表示することは出来ないし、もちろん目には見えない。(数学者は、見えるという?) 「同相」 :ある意味で似ていること。 |
10月26日(金) 二段階を踏むことにした理由は、結果を受けてまずは、「積極的に公表」することとも関係するが、「出遅れることなく」できるだけ早い時期に概要だけは出したかったから。 「積極的に公表」の意味は、 すでにデータが手元にある中で、情報が氾濫し、市教委が責められる前に、先手を打ち、説明責任を果たすべきだとの教育委員の強い意思が働いたことは事実。
教育委員長がマスコミに語った「侃々諤々の議論」とは、今年の2月21日から、9月20までの7ヶ月間に行われたものをさすが、正規の教育委員会としての会議録はない。 とのことだった。 夕方の一定時間の懇談会だったが、ある程度の中身を知ることが出来た。 受け取ってしまった「テスト結果」は、まさしく「パンドラの箱」。 「パンドラの箱」のギリシャ神話には、あわててふたを閉めたとき、「希望」だけは片隅に残ったといわれている。
(「パンドラの箱」を「バンドラの箱」と表記したり、「希望」には、諸説あることがわかったが、この喩えが適切か、改めて吟味したいと思います。
『ウィキペディア(Wikipedia)』に拠れば、パンドラ(パンドーラー、Πανδ?ρα、パンは全て、ドラは贈り物の意)) |
10月25日(木) 最終的に結論を出した今年の9月20日の第6回教育委員会の会議録と資料はここをクリック しかし、この会議録を見ても、「侃々諤々の議論」の様子は、まったく読み取ることができない。 18年度 第6回の会議録は、ここをクリック
18年度 第11回の会議録は、ここをクリック
昨年度から、教育委員会は、会議録をこのようにHP上で公開しているわけだが、どうもその決定に至るまでの議論が全て公開されていないことがよくわかる。
「うちの今年の6年生は、(今年の3年生は、)」ということが結局話題となる。 何のための、誰のための学力テストだったのか、この実態は、これからの教職員、保護者、地域の皆さんの実践の中で証明される。 「平均ほど一見全体をつかむ指標として良いように見えるが、これほど真実が見えないものはない。」 この議論は、これから真剣に行われなければならない。 |
10月24日(水) 介護保険料収入未済額の推移 H12 205万4600円
尚、昨日お伝えした国民健康保険税のグラフ中、H15年度だけ落ち込んでいる理由は、国民健康保険法の改定により、減税が行われためで、翌H16年からは、保険税の値上げがありその減税額を超えて増えた結果であることが判明、しかし増加傾向は変わりはありません。
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10月23日(火) 以下が、そのグラフです。 国民保険税について見れば、その特徴は、H15年度を除いて増加傾向ということと、この10年間で倍以上になっているという点です。
国保税のH15年度に関しては、改めての分析が必要です。 今後さらに、介護保険料のこと、収入未済額の全貌、保育料などに関する調査が必要です。 |
10月21日(日) その収入未済額が、17年度と比べ、2億5200万円増えたことが報告されていた。 具体的に言うと、18年度の収入未済額合計が、約40億1100万円、17年度のそれが、約37億5900万円で、 その差額が2億5200万円。
国保だけに関して、この間の増え具合をみると、 収入未済額 前年度比増減 松本市は、H16年度から、前年度比で、国保税額を総額で約5億円引き上げた。 ちなみに、市税の収入未済額の推移は、 15年度 18億4770万4396円 |
10月19日(金) とにかく薄暗い中、「万葉線」の線路を頼りに、伏木港を目指して走り始めた。 万葉線は、高岡市・高岡駅前から、射水市の富山新港の越ノ潟までの路面電車で、第三セクター方式の鉄道会社である万葉線株式会社が運営する路線。
そうこうしているうち、やっと小矢部川を渡る城光橋に差し掛かった5時半過ぎに、「お寺の鐘」が鳴った。 さて、いよいよ本命の勝興寺に近づいているはずだが、一向にそれが見えてこない。 それでもと進むと、別なお寺の住職の方が、掃除をされていたので教えてもらい、何とか入り口がわかった。 携帯で撮った写真の時間を見ると、「2007年10月19日、5:57:12」となっていた。 後はひたすら帰るのみ。 来るときに確認できた巨大な煙突の煙は、その時は暗くて判らなかったが、中越パルプ、日本製紙工場 などものであることが後で地図で確認できた。
2つの写真は、帰りに撮った、修復中の高岡大仏と駅前の「アイトラム」です。 何とか、視察項目にあった世界遺産登録を目指す4つの文化遺産群全てを見ることが出来、ホテルに帰ったのは、ちょうど7時をわずか廻ったところだった。 勝興寺には、7つの不思議があるという。 勝興寺の印象は、残念ながら十分に感じるまでの時間はなかったが、いずれ時を改めて訪問したいところの一つに高岡市は、リストインされることとなる。
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10月18日(木) 早速、国宝瑞龍寺の見学に向かった。 副住職の四津谷道宏氏が説明してくださったが、実にユーモアの中に本質を覗かせる堪能できるものだった。 尚、高岡市の取り組みに関しては、ここをクリック 高岡市の取組は、行政だけでなく「世界文化遺産をめざす高岡市民の会」の活動も報告された。
ところで、この瑞龍寺の参道ともいえるこの八丁道。お土産屋さんがほとんど無いことに気がつく。 「松本城を世界遺産に」の取組も行われているわけだが、運動の規模と勢いに違いを感じた。 4つの文化遺産群うち2つを見ることが出来たが、ホテルに到着次第、夕食前に「高岡城趾」周辺を走ってきた。 さてこれで、4つのうち三つは、何とか確認できた。 距離はかなりになるが、明日の朝、早起きして出かけることにした。 |
10月12日(金) 「 ちちをかえせ ははをかえせ わたしをかえせ わたしにつながる にんげんの にんげんのよのあるかぎり 峠三吉詩碑を経由し、元安橋を渡り、原爆ドームへ向かう。 本郷新作のこの「嵐の中の母子像」。 本郷新 については、ここをクリック
朝食をとった後、新幹線で、今日の視察先の豊田市に向かった。 豊田市 豊田市の議会は、ひと言で言って、最大会派主導で議会改革・活性化が行われてきたといっても過言でない。 今回、3市をまとめて視察してきたが、「一問一答方式と対面式」に関しては、以下の通りだ。 一問一答方式 対面式 この点に関しては、以前も日誌(2004年11月19日)に書いたが、対面式は、傍聴者から質問者の顔が見えないとの声が出ているのは、共通していた。
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10月11日(木) さて本題です。 ・ 常任委員会は、6つ、3委員会ごと2日間に分けて開催している。松本のように同日開催ではない。 話題になったのは、政務調査費。 午後3時過ぎに視察を終え、広島平和記念資料館を見学させてもらった。 資料館見学を終えて、ホテルに帰り、直ちにランニングに出た。 この仏舎利塔の正式名称は、二葉山平和塔。 説明板には、次のように書いてある。 この広島市二葉山平和塔は、人類の幸福と戦争のない世界の恒久平和を念願し、史上最初の原子爆弾の犠牲者二十数万の冥福を祈り、平和の聖者釈尊の御真骨を奉祀して建立されたものであります。
あとで調べたら、広島市内には、このほかにも、傳福寺に、平成16(2004)年2月29日(佛歴2547年)世界平和を祈念し被爆地ヒロシマにバンコク様式で建立された仏舎利塔もあるという。 時計を見たらすでに予定していた時間をかなり過ぎて、集合時間に間に合わない時間となっていた。 |
10月10日(水) 今回のテーマは、各市共通で、議会運営一般と議会改革。 さて、四日市市。 人口約31万2000人。 ・対面式の一問一答方式に関しては、発言者が発言通告の際に申し出る「選択制」をとっており、今年の9月議会の場合は、質問者22人中、13人は一問一答方式、9人が一括質問一括答弁(現松本方式)となった。 ・ 常任委員会は松本市と同様4つあるが、1日4委員会の松本市と違がって、1日2委員会の開催。 ・ 「シティ・ミーティング」(=議会自らが地域へ出かけ、市民の皆さんとの意見交換会) の開催。昨年11月に3地域で行った。 などである。 又、四日市市民自治基本条例(理念条例)が、2年前のH17年に採択・施行されている。
市議会政治倫理要綱は、平成10年に定められている。 もう一つ。 午後4時前に視察は終わり、宿泊のホテルは名古屋駅前。 |
10月9日(火) 準備段階からすれば、すでに5回目を迎えた委員会だが、第1回目から「公開」に関してかなりの議論が交わされ、そのことが「異例」なこととしてマスコミの注目を呼んだ。
第1回、第2回の会議録に関しては、ここをクリック さて、今回の検討委員会のテーマの中では、なんと言っても「議会定数のあり方」がメインとなる。 「議会基本条例」に関して議論されることになったが、私達としては、地方自治体のあり方と同時に議員のあり方、責務などの議論を踏まえて結論を出したいと考えている。 次回の検討委員会は、10月26日(金)に行われる。 |
10月8日(月) 1つは、市民の願いが叶っているか、要求が実現しているか。 まず、「市民が主人公」という点に関して言えば、一部の市民のための市政か、その極端な例は「首長が主人公」ということだが、それとも市民が主人公か。
この基準に照らしての更なる分析が必要だ。 |
10月7日(日) そのほかにも、「自立支援型ベッド」への助成 (9月11日)
そうした前進面はあるものの、問題点・課題も多い。 |
10月6日(土) そして、この予算で重要なのは、その予算付けだけでなく、その過程が注目点だ。 その決算額、実績に関しては、後ほど正確に調査してお伝えしますが、この経験・実績は、これからの市政運営においても貴重なものだ。
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10月5日(金) それについては、ここをクリック
さて、この画期的で、フロンティア・スピリットに満ちたこの取組の現段階はどうか。 「児童センターで満足であればわざわざ高い保育費を払って学童クラブに預ける保護者などいない。そこには高い保育費を払ってでもより質の高い保育を求めるニーズがあることは明白であり、だからこそ同じ地区に二つの施設が両立できている。時代とともにニーズは変わる。その地域の保護者が学童クラブを必要としなくなれば自然と児童センターに統一していく、逆にニーズがありきちんと運営している学童クラブを一本化すべきではない。
今後は児童館のように安い保育費で短い時間保育を行う児童クラブ、高い保育費で質の高い保育を行う学童クラブ、そしてこれから検討を行うより簡易的な放課後子ども教室の三本柱で進めていくべきだと考える。」 そして、こうした議論を経て、委員長は、 そして、松本市側もこうした流れを修正することなく、9月に行われた議会答弁でも、次のように答弁している。 「学童クラブは月額1万円以上の利用料が負担でき、その上、事業に積極的に参加してくれる家庭が多く、小規模で子どもたちに対して手厚い生活の場を作っていこうとしています。 一方、市が児童館・センターで実施しております事業は、家族が事業にあまり参加しないで、子どもを安全に預かってもらえれば良いという考え方のご家庭や、利用料をできるだけ低額にしないと預けることができないご家庭など、それぞれのご家庭にはいろいろな考え方がございまして、これらのご家庭のお子さんたちをすべて受け入れていくため、大規模化するなど学童クラブとは基本的な違いが出てきます。 放課後児童クラブをつくり、これを一本化するということは、どうしても大規模化することであり、また、児童館・児童センターで実施している放課後児童健全育成事業をベースにして検討することになるため、5・6年生が対象児童となっていないことや規模的なことに起因する保育内容の違いなどが(学童クラブの場合と)市の運営基準案との相違となっております。」 そして、まだ運営基準の原案すら作成されていない段階で、「一本化は難しい」というところに落ち込み、 何のための放課後児童対策なのか。 又、この会議では、大規模化に関連して職員配置の基準の中で、71人以上の集団を分割することはハード面で部屋を別にして対応することを表明しながら、人的配置は、個々の単位に出来ない、「限られた予算の中での保育であり、現在の松本市ではこれが限界。」と「財政難」を理由にしたようだが、これは国の補助金との関係で出来ないことではないのではないか。 そして、もう一つ、今、寿、山辺や旭町の学童クラブの関係者に、「一本化」を選択するのか、それとも今まで通り学童クラブで行くのは、早く選択を迫る動きがあるようだが、今大事な局面で、運営基準がどうなるか、まだ議論の余地があり結論が出ていない段階で、何故、そうしたことばかりせまるのだろうか。 ましてや、旭町の関係者には、どちらを選ぶかの「選択肢はない。」「教室での放課後児童クラブしかない。」かの迫り方は、間違いであることを強く述べておきたい。 まだまだ、大事な局面が続く。 |
10月1日(月) ・市民税 プラス 約3億9000万円 などは増えているものの、その他は軒並み減っている結果が、減となっている要因だ。 マイナスの主なもの 三位一体「改革」との関係で見ると、 そうした財政状況の中で、借金残を減らしながら菅谷市制の1年間の運営が行われた。 次回は、歳出面から、1年間を振り返ってみたい。 |
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