1月31日(木)

 新年恒例の経済懇談会 
    

  

 毎年行われる経済懇談会。今年は日本銀行松本支店長松下顕氏を講師に行われた。  
  この間も八十二銀行の関係者をお迎えしたりして、新年の経済動向をお聞きする機会として、いつも楽しみにしてきた。
 私の記憶では、質疑応答の時に発言をしたことはなかったのだが、今回初めて、以下の内容で2つ質問した。  
  いわゆる「アベノミクス」との関係もあったので聞いてみた。

  1、 増える企業の手元資金というお話があったが、どのように考えたらいいのか。これからの日本の経済のことを考えた時に、どうすることが必要か踏み込んでお話しいただければありがたい。
  2、(今後の日本経済の好転の上で、)就業者数の減少を食い止めるしかないと言われましたが、食い止めるためにはどんな策が有効なのか。  

  それに対する松下氏のお話は以下の内容だった。

  「企業の手元資金が積みあがっているという点につきましては、まさにそれが有効活用されていないことが、日本の潜在成長力が上がらない一つの大きな現象となっていると考えている。まさに今回、成長戦略ということで、新政権のもとでいろんなメニューが出ているが、それは企業で眠っているお金をとにかく動かしていくために税制を含めていろんな仕方をしていきたいと思いますので、おそらくそこが動かないと アメリカも同じだと思いますが、そこのお金が自由に動いていくことが、成長力を高める上でまちがいなく必要だと思います。 日銀も、これだけじゃぶじゃぶ供給しているわけですけれども、結局そのお金が金融機関から先に出ていかないというのも同じ問題でありますし、企業の方は企業のほうで、借金はもう返済してバブルの清算をしているわけですが、そのお金をどこかに投じるアニマルスピリットといいますか成長機会がなかなかないということだと思いますので、具体的にどうすればということでは私には材料はないわけですけれども、そこを動かしていくことが極めて大事だというのはご指摘の通りだと思います。」

  「生産性就業者数ということですが、高齢者、女性の労働力を活用するということで、労働のインプットを増やしていくということだと思いますが、やはり女性の労働参加率が高まらない大きな理由として、子育ての問題ですとか、そのあとの復業の時のハードルの高さとか、いろんなことが言われていますけれども、そのあたりについて、社会的なセイフテーネットですとか 体制を組んでいくことが、日本では、十分取り組まれていない部分ではないかと考えています。」

  議会での質問ではないので、いわゆる「二の矢」の質問は控えたが、少し議論をしたかったのは事実だった。
  松下氏は、「企業の手元資金」という表現をしたが、「内部留保」と同じ意味である。
 




 戻る

 

 
1月26日(土)

 NHK テレビ60年記念ドラマ 「メイドインジャパン」 
    

  

 「これは過去の悲劇でもない、未来への警鐘でもない、今まさに日本のどこかで起こっている現在進行形の物語である。」

  NHK テレビ60年記念ドラマ「メイドインジャパン」 
  第1回目を実に興味深く見た。
 
  登場する企業は、
   日本大手家電メーカー・タクミ電機
   中国最大の電機メーカー・ライシェ
  日本 国内大手自動車メーカー・ヤマト自動車
  サンエイ銀行

  番組最初に 薄型テレビ「クリスタル」が登場し、「世界一の電機メーカーをめざしてきた」との主人公のセリフが流れる。
 さて、日本のどのメーカーか? 興味深いものだ。
  「テレビを売りまくっていた時・・・」 といくつか暗示するセリフがあるわけだが、「リチウムイオン電池」が中心的に出てくる。

  「タクミ電機は余命3か月」
  このままでは、タクミ電機は倒産。
  その背景の一つに、中国最大の電機メーカー・ライシェが、「リチウムイオン電池」をタクミの半額の値段で、ヤマト自動車との交渉を進めている。  
  その「リチウムイオン電池」こそ、タクミ電機が8年前に赤字部門として開発を断念し、その際、リストラした開発責任者が、その後中国最大の電機メーカー・ライシェの「技術トップ」として製品化したものという設定だ。  

  今後2回、3回と続くようだが、実にその展開が楽しみだ。-  

  ところで、昨年の選挙にかかわって読めなかった本や雑誌が数多くあったが、ちょうど今は雑誌「経済」を読んでいる。
  2012年7月号 名古屋経済大学名誉教授坂本雅子氏の「電機・半導体産業で何が起きているか」という論文がある。
  そこには、昨年末重大な問題となってきていた「情報・電機産業の大リストラ」にかかわっての調査結果が詳細に展開されているのだが、ここに出てくる日本の実名企業とも合わせながら見ていくことになる。

  本日偶然にも、IHIシバウラの人員整理の情報が入ってきた。
  1月9日付日誌 で報じたが、募集期間の締切は、2月15日までだが、昨日までで、「40名」の退職希望、加えて、迷ってる人が「60名」という未確認だが話が伝わってきた。

  さらに調査が必要だ。
 




 戻る

 

 
1月22日(火)

 救急出動増加への対応について 
    

  

 2月5日に、松本広域連合2月定例会が行われる。
  それにあたって、一般質問の内容通告の締め切りが、本日の正午だったため、昨夜から準備をしていたところ、本日付地元紙が、松本広域消防局の救急車出動の増化傾向について報じた。  
  今回の質問のテーマと重なったため偶然に少し驚いたが、実は昨日広域連合議会消防委員会の協議会が開催され、救急車出動件数の報告がされたということがわかった。  

  マスコミでは、「高齢化が要因か」と報道されていたが、松本広域連合が発足したH5年時点と比べ、昨年H24年は、倍以上の16094件となっていた。 この増加傾向、H20年、21年と2年間は、減少に転じたのだが、これでほぼ安定するかと思ったら、H22年は再び増加に転じ、その後H23、H24と増え続けている。
  こうした傾向に対して、昨年2月に策定された「常備消防力整備に係る中長期構想」では、「出動頻度の高い丸の内消防署管内に救急車(隊)を増強し、庄内出張所へ配置する。」となっている。
  確かに、庄内出張所に新たに救急車が配置されれば、現着時間の短縮と丸の内署の過重負担の解消になることは間違いないが、問題は、車は増えるが、人員どうやら増やさない方向という点だ。
  救急車が出動する際には、必ず「3人乗車」だが、出動中にもし火災があった場合、庄内出張所では、残り1人しか残っていない。
  又、他の署、においても、「5人体制」のところは、救急車で「3人」出動となると、残りは2人で、火災に対応しなければならないことになっている。
  この間も、新しい消防車両が配置されるときには、車両の性能が高まっているので、「人員は増やさなくても対応できる。」とのことで来ているが、改めてこのことを今回考え直す必要はないのか。
  少なくとも、来年度(H25年度)、庄内出張所に配備予定の救急車を購入するにあたって、広域圏内全体的な体制の検討、見直しが必要ではないか。
  このことでのその後の議論はどうなっているのか。
  今回の質問は、この点を質し、提案も行いたいと思います。  

  どんな場合でも、「マンパワー」が決定的だ。
  予算と「効率」の立場から、人員は増やさないとのことだが、果たしてそれでいいのか。  

  圏域住民の命と財産を守るためには、その仕事に従事する消防職員の待遇を改めて考えることを強く感じる。
 




 戻る

 

 
1月21日(月)

  日本共産党ネットCM 
    

  

 昨年の選挙中は、全く見ていなかったのだが、インターネット上の日本共産党CMがある(あった)ということを、本日の青年の皆さんとの話し合いの中で初めて知った。  
  さっそくYouTubeで検索してみると確かにあった。  

  確認できるだけで、8つあった。  
  以下紹介します。

 @ 消費税:おでん編
 A 消費税:文鳥編
 B TPP:牛肉編
 C TPP:おにぎり編
 D 原発:ヤドカリ編
 E 原発:電球編
 F 米軍基地:クマノミ編
 G 米軍基地:シーサー編  

  これから選挙中に限らず、今まで以上にインターネットを手段とする情報公開が進むだろう。  
  いくつかの準備を進めなければと改めて思う。  

  ところで、見ていただいての皆さんの感想はいかがでしょうか。
 




 戻る

 

 

1月17日(木)

  「改定」除雪マニュアルの結果は
    

  

14日に降雪した雪の除雪について、今までになく「苦情」が、寄せられていた。  
  現に、松本市の維持課に寄せられていた「苦情」の状況も確認したが、同様に多くの苦情が寄せられていたという。  
  今シーズン松本市内では、2度目の降雪だったが、12月28日の場合には、翌日が雨だったためほとんどが溶けて、さほど問題にならなかった。

  実は、松本市の除雪マニュアルが、昨年度見直されていた。  
  しかし、昨シーズンは、さほど降雪がなく、この改定された「除雪マニュアル」(実際は、「松本市道路除雪事業計画」)に基づく本格的な実施は、今回初めてということになる。  

  「改定」除雪マニュアルのポイントは、いくつかあるが、
  1つは、除雪路線の区分の変更。  それまで、対象路線を一律に「幹線道路」としていたところを、「1次路線は、2車線以上の幹線道路」と「2次路線は、2車線未満の幹線道路」に分け、出動対象の優先を変えた。
  2つ目には、出動基準の変更。 それまでは、例えば本庁管内で、1次路線は「積雪8センチ」、2次路線は「10センチ」となっていたものを、一律に、「降雪10センチ」とした。  要は、出動基準をいわば緩和し、「少し遅くする」という内容だった。
 
  私に寄せられた苦情は、
 ・ 幹線道路の除雪が行われず、圧雪、凍結して、しかも凸凹が多い。  
 ・ 渋滞を予想して自転車で通勤したが、転んでけがをしてしまった。
  という内容だった。  

  実は、今日は、安協の鎌田支部の交通安全祈願祭が午前中あったのだが、あいさつの中で、今回の雪のことについて触れたところ、終了後やはり同様の意見が参加者の中からも寄せられた。  
  さっそく、その対象路線について調査したところ、業者に委託し、除雪対象路線にはなっていたが、「出動した時には、すでに圧雪になっていて、うまく作業が進まなかった。」という路線だったとのことだった。  

  昨年度の見直しの背景には、いわゆる「建設業者」の廃業、縮小があったわけだが、この見直しで、どうなるのか。
  実施した上での見直しの必要性を提起してきた経過がある。  

  今回の除雪の実践と結果、教訓については、維持課でも現在検討をすすめているところだが、我々としてもさらに調査をすすめたい。
 

 

 戻る

 

 

1月16日(水)

  結局「反対」の根底にあるのは、反共主義
    

  

 中信民医連労働組合の新年会にお招きいただき、ご挨拶をさせてもらった。  
 暮れの選挙の結果についてお話をさせてもらった後、12月議会に出された中信民医連労働組合から出された「請願第16号 安心・安全の医療・介護実現のための夜勤改善・大幅増員を求める請願書」の審議結果について報告させてもらった。
 「請願第16号」の審議結果については、ここをクリック    
  請願の内容は、看護師などの医療関係者の労働環境の改善と医師・看護師・介護職員などの大幅増員を願うものだったが、審議結果通り、不採択となった。 議論の主要な点は、 職員の増員は、社会保障分野の予算がさらに膨らむことになるので、それは無理だ。
  また、市内には、もっと大変な労働条件と低賃金のもとで働いている中小零細業者と労働者がいる。 というもの。  

  そんな中で、看過できない議論があった。
  それは、「民医連は、共産党だから反対」という実に乱暴な議論だった。  
  この議員は、公明党の女性議員で、以前にも直接関係のないことを持ち出して、入り口で反対を表明したことのある議員だ。  
 
  以下、少し紹介すると、

  女性議員:「医療、介護保険予算を先進国並みに増やすということですが、このために社会保障と税の一体改革が行われた。福祉関係に毎年、1兆円の赤字が続いている。それを何とかということで3党合意が可決した。社会保障のみに使う増税ということで、法案が通った。反対をされている割には、こういうことをいうことは大変矛盾を感じる。ゆえに反対です。」
  池田:「『反対をされている割には』というのは、何を指すのか。」
  女性議員:「民医連さん=共産党さんということで、認識している。」 「共産党は、(消費税)増税に対して反対している。」
  池田:「民医連=共産党というのであれば、事実誤認もはなはだしい。 だから、この請願に反対は、乱暴な議論だ。」
  女性議員:「・・・・」
  池田:「答える義務がある。撤回しないならば、何を根拠に、民医連=共産党というのか。」  
  女性議員:「すべてを一緒に考えたような、今の(発言)ですが、決してそうではありません。共産党=民医連が、もし違っていたら、お詫び申し上げますが、・・
  池田:「それなら訂正してください。」
  女性議員:「しかし(言っていることは)外れてはいないと、(思う)」
  池田:「同じことを言っているではないですか。」
  女性議員:「私はすべてのことをくちゃくちゃにして、言っているわけではない。介護現場の皆さんのご苦労というのは、私も3人の親を送ったものとして、よくわかっている。しかし、介護する家庭の崩壊というのもあると思っている。」
  池田:「今の発言では、納得できない。結局、同じと言っている。撤回しないということか。」 「もう一度発言を求めます。」
  女性議員:「これは、請願ということでしっかり審議しなければいけないので、はっきりと申し上げます、申し訳ございませんでした。この部分は削除してください。請願等ということで、改めて反対をします。」

  結果的に、「謝罪と撤回」がされたわけだが、事実に基づかないことを根拠に反対の理由とすることは、議員として、自由ではあっても、認められるものではない。
  さらに、医療介護の現実の現場の実態について「理解」を示すのであれば、民自公の3党合意が消費税増税分は社会保障のみに使うというのであれば、その財源を使って現状の改善に向かうことに請願の主旨に賛成の態度をとるというのがごく普通といえるが、でも結局「反対」となる。
  やはり、「民医連=共産党」が、結果的にも重要な判断の基準となっていることがよくわかる。

  この請願、同じものが安曇野市議会にも出されたが、安曇野市では採択されたことを聞いた。
 




 

 

 

 

 

 戻る

 

 

1月9日(水)

  IHIシバウラ  大規模なリストラ計画を発表
    

  

 IHIシバウラ(松本市)が7日、100人規模の退職者の募集を始めたことが、本日付マスコミで一斉に報道された。  
  マスコミによれば、IHIシバウラは、松本市に本社と工場のほか、朝日村と岡山市に工場があり、全国に営業拠点があるが、全社員約700人を対象に、募集期間は7日から2月15日までだという。  
  松本市と朝日村には、約600人の労働者がいるという。  
  私の記憶では、確か朝日村の工場は、つい先ごろ進出したばかりだと思う。  
  それについての私のHPの記事は、
   2009年1月10日(土)  「IHIシバウラ 朝日村の工場建設一時凍結」
  を参照してください。

  全国で大規模な電気関連企業のリストラのニュースが昨年暮れから大問題となっているが、今回のシバウラのニュース、実は、昨年暮れの12月19日に開催された、ハローワーク松本とその管内の市村(松本市、安曇野市、塩尻市、東筑摩郡)、そして経済労働団体の代表らでつくる「雇用対策推進協議会」内の「緊急雇用対策会議」の場で、「約600人の離職者が出る可能性がある」と報告されていたことだったが、その時には、企業名までは明らかにされていなかった。  
  さらに遡ると11月7日には、電子楽器のローランドも松本工場を含めた全国の電子楽器関連部門の従業員約1100人のうち、180人を削減するというニュースが流れていた。  

  昨日開かれた松本商工会議所の新年祝賀式でも話題となり、同じ日の定例記者会見でも、菅谷市長がこのことに触れ、次のように語っている。
 
  「今回の場合IHIのようにエンジンの関連の機械です。これが主力の市場がヨーロッパに向けているということですから、そうしますとヨーロッパの状況が改善しなければ、残念だけれども人員削減せざるをえないという状況で、結果として削減された場合、職を失った方へ対応ということで、これは松本市自身がというわけにはいかないと思います。」   
   全文ついては、1月8日の記者会見のテキストをご覧ください。

  私たち議員団としても、ただちに対策会議を開催、まずは事実関係を掌握しようということになった。    

  松本市は、雇用対策として、新工業団地の造成工事をH25年度中に完了させ、H27年までに完売という計画を持ち、この結果「分譲完了後に関連業種を含め年間120人の雇用が発生する」(平成23年2月定例会 商工観光部長)との答弁が行われてきているが、仮にこうした雇用が「実現」したいとしても、今、リストラにあう労働者の方々との関係でいうと、松本市としての対策は必要ないといえるのだろうか。  
  雇用の喪失は、行政とは無関係と言い切れるのか。
  さらに、私の記憶では、松本市の大久保工場公園団地に入っている企業中、かなりIHIシバウラの下請けで事業を展開している企業があったと思う とすれば、市内の企業で、シバウラとの関係が強い企業がどれだけあるのか。
  そうした調査も市独自として大至急求められる。

  また、IHIシバウラは、今松本市が進めている健康寿命延伸都市づくりとの関係での「健康寿命延伸新需要創造事業」の関係企業の中の一つに[プラチナモビリティ事業]として、紹介されている。
  それについては、 
   2011年10月11日(火) 健康寿命延伸新需要創造事業とは? (その2) 
  をご覧ください。  

  いまの松本市で、今回の事態との関係でどれだけの調査が可能なのか、そもそもやるつもりがあるのか、この間の議会答弁からも実に心配なことである。
 




 

 

 

 

 

 戻る

 

 

1月6日(日)

  参議院長野選挙区 唐沢ちあき さん
    

  

 昨年暮れの12月30日、記者会見が行われ、今年7月に行われる参議院選挙の長野選挙区(定数2)の日本共産党の予定候補者として紹介された、唐沢ちあきさん。
  去る4日に長野市で開かれた長野県党の党旗開きで、次のように思いと決意を述べました。  

    

  明けましておめでとうございます。 初めまして唐沢ちあきと申します。  
  私は10年間、高等学校教職員組合で書記として労働組合運動にたずさわってまいりました。
  そして学校現場での非正規雇用である非常勤講師の先生がたの待遇改善、正規採用人員の拡大、この取り組みに何よりも力を入れてまいりました。
  といいますのも私自身が、非正規労働者として働いた経験があるからです。  
  かつて、県の臨時職員として地方事務所で働いておりました。
  賃金は月10万円。交通費は1日100円。月20日以上は働くことができず、もちろんボーナスはありません。  
  正規職員と同じように仕事をしながら、どうして賃金は半分なのか、何でこんなにも臨時職員が多いのか、疑問を持ち続けていました。
  そんななか、こんな社会は間違っている、社会がおかしいのではないか、みずから声をあげていくことが必要だと、いつしか自分のなかで考えるようになりました。
  これが、私のすべての原点です。  
  日本共産党に入り、労働組合に勤めたことも、そして今回、参議院選挙に挑戦することも、すべては格差と貧困が広がるこの社会を何としても変えたい、この思いが根底にあるからです。  
  自民党政権が復活し、安倍政権が発足しました。  
  消費税増税と社会保障の切り捨て、原発の推進。国民を苦しめるだけの政治が一層進められようとしている中で、本当にがんばらなければいけないと思っています。  
  戦争できる国づくり、この動きも本当に危険です。
  本当の意味で労働者、国民こそが主人公となる政治、そして当たり前の幸せが保障されるような、働く人の苦労が報われるような社会の実現に向けて、私は全力を尽くしていきたいと思っています。  
  どうかよろしくお願いいたします。




  
  唐沢千晶(からさわちあき):1970年千曲市(旧更埴市)生まれ。明治学院大学卒。県立歴史館、長野地方事務所で、県非正規職員として働く。2002年から県高教組書記として、臨時採用職員の待遇改善などにとりくむ。  


 今年7月に行われる参議院選挙。  比例代表選挙には、現在2期12年間、党参議院幹事長・国会対策委員長を務める井上さとしさんが立候補の予定です。  井上さとしさんのHPは、ここをクリック
 




 

 

 

 

 

 戻る

 

 

1月5日(土)

  「デフレの正体」   経済は「人口の波」で動く ?
    

  

 藻谷浩介著 表題の本が、古本屋で100円で売っていたので、入手して読んでみた。
  ネットの情報によれば、2011年(当時)の段階で、「50万部」突破 ベストセラーとして紹介され、氏自身は、「知って驚いた事実を書いてある。ぜひ読んでみてください。」と動画で述べている。  
  かなり売れた本であることは間違いなく、手元の本も、初版が「2010年6月10日 初版発行 2011年2月10日 17版発行」となっている。  

  過去、私のブログでも、紹介し、議会でも取り上げたことだった。
  改めて、確認してい見ると、2011年2月27日(日) 「内需の縮小」こそが病根だ    で紹介している。
  確かに、「内需」問題に注目し、「賃上げ→内需拡大→売り上げ増加という好循環」ということにも触れている。  
  そして、赤旗2011年2・3月号外にも登場している

  読んだ感想は、ひとことで言って、物足りなさと限界を感じたが正直なところだ。

  確かに、氏自身が言うように、「知って驚いた事実」がいくつも紹介され、 例えば、 「日本経済の停滞は、国際競争に負けた結果ではない。」 「無意味な地域格差論」 「日本の生き残りはモノづくりの技術革新にかかっているというのは、美しき誤解」 などなどは、氏の言うとおりの内容といえる。
  尚、そのことに関しては、「第8講 声高に叫ばれるピントのずれた処方箋たち」にも、詳しい。

  でも、問題は、氏の@(第9講)A(第10講)B(第11講)の3つの処方箋だ。
  @ について言うと、「高齢富裕層から若者への所得移転を」の内容だ。 結局、現在の内需問題の核心である、大企業の内部留保、貯め込み金については全く触れていない。  
  現状分析において、重なる部分は多々あるのだが、処方箋となるとずれが出てくるとは正直思わなかった。  
  経済は何で動くかという設問に、氏は「人口の波」で動く とサブタイトルで述べているが、経済は、利潤を追求する資本(剰余価値を最大限追及し、自己増殖することを本性とする)との関係で動くものだ。  

  興味深い分析が数多くある。 
  必要なときには大いに参考にしたいと思う。
 




 

 

   


 

 

 

 戻る

 

 

1月4日(金)

  松本民報「新春号」の発行 
    

  

  昨年暮れ、発行した松本民報を発信します。  
  「新春号」  表  と  裏      各々をクリックして見てください。  

  昨年暮れ、事務局の2人に協力してもらって作成したものです。
  PDFにするのに少し苦労しました。
 (「本末転倒」は、そのままです。)
 




 

 

   


 

 

 

 戻る

 

 

1月3日(木)

  「総選挙の結果について」
    

  

 市内の町会の新年会にお招きいただいた。
 初当選した自民党の国会議員のあいさつの後、私の出番も用意されていた。  
  私の方からは、自民党の議員さんとは、何度か松本駅前でバッテイング、場所と時間の譲り合いというか取り合いというかそんなことがある中で、当選されたことにお祝いを申し上げた後、概要以下のようにお話をさせてもらった。

  「(29年ぶりの)師走選挙、政権交代で、新年を迎えることになりました。 皆さんの思いは、いかがでしょうか。 私がこんなことを言うと失礼かとは思いますが、安倍さんは 『亡霊』がよみがえってきたように思えてなりません。 自衛隊を国防軍にするとか、憲法9条を変えてしまうというような話が出ていて、まさに、日本の政治が元来た道に戻ってしまうような、戦争できる国にするのではないかと心配なんですけれども、それをさせないための 今年は重要な年になるかなと思っております。 さらに消費税、TPP、原発。実に心配なことばかりです。」
  「今年は、国民運動、住民運動が今まで以上に求められる年になると思います。 消費税を増税させない。原発は即時ゼロに向けて踏み出す。7月には参議院選挙がございますが、この分野での世論の高揚が求められる年となると思います。」  

  乾杯の後、さっそく宴席で、自民党の議員さんが行くとこ、行くとこそのことが話題となった。
  「憲法を変えるなど、そんなこと絶対にダメだよ。とんでもないこと。」
  「公共事業などダメだ。また借金を作ることになる。」

  おそらく、国会議員さんもこれほどまでの反応とは思わなかったのかもしれない。

  そして、私がそのあとにお酒を注ぎに回ると、自分で言うのも変だが、
  「あなたの話は、大事ないい話だった。」
  「あなたの言うとおりだ。自民党が勝ったわけではない。民主の敵失だ。」
  「絶対に9条は変えてはならない。」
  「原発だって、何で稼働なんだ。」
   などなど、明らかに自民党への支持の風が吹いての結果でないことが、よくわかる内容だ。

  そして、
  「こういうときこそ、共産党に頑張ってほしい。」
  「今回、自分は共産党に入れたが、どうしても聞きたいことがある。共産党と中国とはどこが違うのか。」という質問も寄せられた。
  私からは、 「中国は一党独裁。日本共産党は、複数政党制をとる立場です。仮に政権をとっても、選挙でその後負ければ、政権を譲るということです。(要旨)」  とお話しすると、 「わかった。自分の選択は間違っていなかった。よかった。」というお話が返ってきた。  

  昨年の選挙の結果については、中央委員会が、次のような声明を発表している。

   「総選挙の結果について」 については、ここをクリック  

  有権者の皆さんの受け止めと実に重なっているということが実感できた。
 




 

 

 

 

 

 戻る

 

 

1月2日(水)

  新春 街頭からの訴え 
    

  

  新年恒例の新春宣伝。  
  今年は、11時半から松本駅で行った。  
  両角議員、南山議員と澤田事務局長の4人そろっての宣伝。
  天気は、予報ほど悪くなく、温度計は、「6°」。 ちょっと風が冷たい程度だった。

      

  両角、南山、池田の順で挨拶を行ったが、私の方からは、昨年暮れに出した「新春 松本民報」の中身で話した。  
  民報には、「本末転倒」と書いたが、どうやら適切でなかったようだ。
  (昨年暮れ申し入れした「政策予算要求」の中にも使っている。)
  「主客転倒」の方が、より正しい。  

  今年は、7月に参議院選挙が行われる年。  
  両腕に福袋をかかえて、「頑張ってください」のうれしい声が寄せられた。
 




 

 

   


 

 

 

 戻る

 

 

1月1日(火)

 ワーグナー生誕200年 
    

  

  2013年、新年が明けた。  
  昨年は、ほぼ1年間、衆議院選挙の準備と本番のたたかいで終わった1年といっても過言でなかった。  
  結果は、まさに残念なもの。  
  しかし、今年は7月に参議院選挙が行われるが、前回3年前の2010年の参議院選挙と比べると、「わずか」だが、前進させた、「一歩ではありますが、前進への足がかりをつかんだことは、重要」な内容だった。  
  手ごたえとしても、「手は震えなかったが、躊躇した。共産党と書いたよ」と語ってくださった方がいたように、おそらく初めて共産党と書いた人が確実にいたことを実感できた選挙だった。  (前回お参議院選挙の時、「共産党」と書くときに手が震えたという方がいた。)

  いよいよ、この「足がかり」を飛躍に結びつける年が明けた。  
  昨年に続き、頑張る年にしたい。
  どうかよろしくお願い致します。    

  さて、恒例のニューイヤーコンサートを聴いていたら、ワーグナーの楽劇「ニュルンベルクのマイスタージンガー」より 第1幕への前奏曲が演奏された。  
  今年は、ワーグナー生誕200年だ。
  すでに、記念事業・企画がいくつも準備されている。

  W.R.ワーグナー(1813〜1883) ヴィルヘルム・リヒャルト・ワーグナー(Wilhelm Richard Wagner)といえば、楽劇「ニュルンベルクのマイスタージンガー」より第1幕への前奏曲があまりにも有名だ。  
  おそらく、誰もが一度は、学校の授業で聞いているメロディのはず。  
  実に情感あふれるメロディだが、オペラ専門の作曲家であるワーグナーについては、あまりこの間深入りしたことはなかった。  
  今年、「生誕200年」ということで、少し聞き込んでみようと思うが、識者によれば、
 「ワーグナーのオペラ曲は実に難しく、ストーリーを理解するのでさえ困難な作品もある。」
 「 とてもこれからオペラに親しもうという方々の対象ではない。」
  とまで評している方もいるほどだ。  
  でも、そういわれればなおさら、挑戦したくなるものだ。

  どうなるかわからないが、今年の目標の一つにしたいと思う。
 




 

 

   


 

 

 

 戻る