2021.6.22 .  

 まいどこんばんは。ぶどう作りもいよいよ佳境に入ってきました。これから先約1ヵ月は主に摘粒作業と笠かけ・袋かけの日々となります。とりわけ摘粒作業が続く雨風関係ない超多忙な日々のことをぶどう業界では地獄ロードと呼びます。昨日3デラの摘粒が大方終了し、ついでに昨日今日と副梢の整理をやってきました。棚面が明るくなりました。先週木曜日に時間のすき間を見て除草剤を散布しておいたので雑草も退治して快適な空間がしばらくの間維持できます。3デラの笠かけ作業は障がい者就労支援施設に外注してやってもらう予定です。早ければ金曜日から.....。

 
 で、こちら第1巨峰園。この時期、ほっておくと雑草が繁茂して大変なことになります。自分は草刈りでなく除草剤専門です。先週金曜日に除草剤散布したのでこれから先1ヵ月は快適な空間となるはずです。誘引した巨峰も枝が伸びて左右が交差するまでになりました。比較は6月5日ぶどう通信522

  
   
   樹木No6-5高墨。摘粒前(左)と摘粒後(右)。軸長7.5センチの中に粒をおよそ40粒配置します。不要な粒をハサミで切り落としていきます。ぶどう作り最大の関門です。

   
   樹木No6-6高墨。こちら最終37粒くらいか。摘粒作業が一通り終わったところで2回目のジベレリン処理に入ります。

 
 摘粒後はこのように粒をハサミで切った跡が残ります。皆さんにお届けする巨峰には必ずこのハサミの跡があります。こんな人の手が入っているんだということを食べたあとにどうぞご理解くださいまし....。

 
 
 明日の予定。朝一でピオーネの軸長を2回目ジベ処理に備えてばっちり決めてきます。摘粒はそのあとにやります。そのあとずっと第1巨峰園で摘粒作業。時間に余裕があればSeven's葡萄園で除草剤散布。たぶん余裕ないと思うけれど......。木曜日以降は翌週の雨に備えてあちこちで消毒作業が待っているし1デラでは摘粒作業がが待っているし巨峰の2回目ジベ処理が待っているし。週末からはいろんな大粒種もやらねばならぬ。もう大忙し。さあこのあとどうしよ....、.と夕方一人作戦会議の途中でスマホに1件の電話がかかってきました。地元の中学校の先生から。生徒のカリキュラムのひとつとして職場体験というのがあって、飲食店コンビニいろんなお店、病院美容院、警察交番公務員、流通やサービス、いろんな工場や会社とかつまりいろんな職種。その農業代表としてワタクシが任命されました。こういうの大好きなので即OK。しかしこのコロナ禍の中で生徒が職場を訪問するわけにはいかないので反対に職種代表が中学校を訪問して話をするんだと..。ふーん.......。7月14日だそうです。はいわかりました行ってきます。

 P.S.  松本市在住の民にとってビックニュースが入ってきました。J2松本山雅の監督に元ジュビロ磐田・元日本代表(10番!!)の名波浩氏が就任するとのこと。ジュビロの黄金期の支え、確か日本が初めてワールドカップに出た時のメンバーでもありました。黄金の左足は中村俊輔と双璧。以前にファンに対する選手の悪い態度を直接見たりしたこともあってあんまり山雅には興味なかったのですがこれからはちょっと違うかもしれないという予感....。明日22日から指揮を執るそうです。名波に期待!。