2021.6.19.  

 まいどこんばんは。今年のぶどう作りもいよいよ佳境を迎えようとしています。しかしこの雨のタイミング、なんとかならんか..........!?。梅雨入りするのは当たり前ですが、デラ姫の2回目のジベ処理と大粒種の1回目ジベ処理ができません。なにしろぶどうが乾いている時間が少ないのでたまりません。ちなみに今週は月曜日に紅環にジベ処理やったら1時間後に雷雨。火曜日早朝にはまだ濡れているピオーネにジベ処理。1デラのジベとシャインマスカット、ナガノパープル、雄宝、オリエンタルスターのジベはokでしたが夕方のサニードルチェとウィンク、コトピーが黄信号。火曜日には紅環に再処理しましたがなんと2時間後にまた大雨。木曜日にはコトピーとウィンクに再処理してきました。バラディ、貝甲干にも。ところがそ最中にカミナリがゴロゴロ。もうたまらんかったです。いつもスマホで複数の天気予報をチェックしているのですが、どの予報も2時間後には雨は降らないとなっていても1時間後の予報では1時間後には雷雨に変わっているなんて当たり前。それじゃもう遅いって感じで。雨雲の動きなんかもチェックしていますが、2時間前の予想と1時間前の予想と現在とが一致しないことがけっこうあって、それが心身衰弱の一因にもなっています。今日なんか2日前の予報では曇りだったのに実際は一日中雨でした。それだけ予想というのは難しいのでしょうが、その予想を参考にしてギリギリのところで作業をこなしている身としてははずれる天気予想ほど罪深いものはないように思います。近年ではすごい中期長期予報が見られます。たとえばこの先1ヵ月に雨が多い予想30%、平年並30%、少ない予想40%、とか。こんなの何の予想にもなっていないと思っているのは自分だけであろうか...。

 こちら第3デラウェア園。毎年恒例となった雨中摘粒突撃隊の1回目。居住休憩スペースとなる簡易雨除けシートを昨日のうちに設置。作業中は常時肘を立てているので手首の部分から雨水が入ります。それが服の中から脇の下を通って腰を経由し足まで濡れて下着がびしょ濡れになり最終的に体力気力を奪われるというのが一般的なパターン。なのでいかにして手首から雨水の侵入を防ぐかがポイントとなります。今日採用した“手首守り”はなかなかのスグレモノでした。11時間雨の中にいましたが下着が全く濡れないで済みました。よし今年はこのパターンでいくぞと決めました。

  
   3デラで11時間も雨の中何やってたかというと、デラ姫たちの摘粒作業です。毎年のべおよそ60時間の作業のうちの11時間を費やしてきたというわけ。これは早生デラ。乾燥気味で推移した1回目ジベ処理時の影響で、実は状態があんまりよろしくない房が多いです。粒がついていない房がいっぱい。  
 
   こちらフツーデラ。ジベ処理翌日に雨が降ったので(これも天気予報はずれ。)中4日をおいて再処理をしました。その影響もあってか軸の伸びないガチガチのデラ姫。摘粒作業がかなり大変です。  
 
   夕方Seven's葡萄園に明日の作業の下見。こいつはピオーネ。ジベかちゃんと効いているようでホッ............。  
 
   ナガノパープル。ジベばっちり。まあ見ていてください。ビックリするほど美味しいぶどうを作ってご覧にいれますから。  
   
 明日の予定。朝一で1デラの消毒作業。午前中は黄華と翠峰その他3種に1回目ジベ処理。午後からはいよいよ巨峰の摘粒作業に入ります。それではおやすみなさい。