5月31日(金)

  「新風会」離脱議員が、「翠政会」に入会   
  

  前々回(2009年5月)の議長選挙で、当時最大会派の候補者となって落選した議員が、今回の議長選挙を前に、「会派を離脱」という形で、表面化した議長選挙の攻防。
  その議員が、本日、決選投票で敗れた最大会派に「転入届け」を出し、最終的に議長選挙が幕引きされた。
  (日付は、6月1日になっているという。)  
  その結果、最大会派「翠政会」は、9人となった。
  転入した議員が、選挙結果を左右する投票行動をとっていたとしたら、選挙結果は逆になったことを考えると、この議員は、最後は敗れた側に投票したと考えるのがごく自然だ。
  そのほかにも、今回の議長選挙では、会派としての統一行動をとらなかった議員が複数いたことはすでにお伝えした通りだ。

  「会派離脱は、議会改革の原点を考えた結果。」とその議員は語っていた。

  松本市の議会基本条例では、

  (会派)
  第5条 議員は、議会活動を行うため、会派を結成することができる。
   2 会派は、政策を中心とした同一の理念を有する議員で構成し、政策立案、政策決定等に関し、合意形成に努めるものとする。  

  となっている。

  そういう意味では、会派内での「合意形成」ができなかったために「離脱」したことは、理にかなっているが、最大会派に所属することで、元の木阿弥にならないようにと心配することは、余計なことかもしれない。  
  議長選挙を前に、会派の「移動」が何度も繰り返され、そうした行動と結果をとった議員を何人も知っている。  

  いよいよ、6月3日に議会が開会する。  
  新議会体制での2年間、最初の定例会が始まる。 そして本日議会開会後には、今回私が部会長になった広報部会が開かれる。  
 
  議会基本条例の原点に立ち返っての議会改革が求められる。  

 


 
 
 




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5月28日(火)

  「教訓を後世に伝え、二度と同じ悲劇を繰り返さないために」

                   被災した旧庁舎を保存     大槌町   

  

  東日本大震災後、保存されたものと言えば、陸前高田市の「奇跡の一本松」は有名だ。
  陸前高田市のHPによれば、「7万本の松原からたった1本、津波に耐えた一本松」  希望を与えてくれる復興の象徴として保存がされたが、大槌町では、市長が被災した旧庁舎の一部保存を決めたという。
  本日のTVで碇川豊町長が語っていた。

   「Face book」にも書いたが、大槌町町長さんは、 東北地方では、大槌町だけでなく、津波の被害を受ける度に、教訓の石碑がたてられてきた。  
  しかし、実は、いつしか時間の経過の中で、その石碑より低いところ、海岸沿いに家が建てられ、街が形成される、そしてまた津波の被害を受けるということが繰り返されてきたという。
  旧庁舎の保存については、賛否両論ある中で、今度こそ教訓とするための決断だという。  

  私の「Face book」については、ここをクリック

  大槌町のHPにも、さらに詳しくこの間の経過が書かれている。

  そのことは、NHKの「クローズアップ現代」で、すでに5月15日に放映されていた。

  番組では、過去の役場の低い土地への移転もそうしたことを進めた原因となっていたことも伝えられている。
  すでに3月に決めたということが番組では伝えられていたが、実は本日のTVでの放映まで知らなかった。

  昭和35年のチリ地震津波のことが言われているが、この地では、それ以前にも、明治29年の明治三陸津波、昭和8年の昭和三陸津波でも被害を受けている。
  写真は大槌町内で見つけた昭和8年の昭和三陸津波の時の石碑で、小高い山の中腹に設置されており、「津波記念碑」の左側には「大地震の後に津波が来る」と彫られ、右側には、昭和八年三月三日と書かれています。
 
  

      

  左側の写真は、その部分の拡大した部分です。
 「大地震の後に津波が来る」 と書いているのが見て取れます。

  また、旧大槌町役場周辺の写真は、城山公園から撮ったもので、3つ映っている建物のうち、左側のものが、旧町役場です。

 

  時計については、昨年10月25日付 (その2) の日誌でも伝えている。

  いずれも昨年10月、南山議員と共に東北、釜石市・大槌町へ視察に行った際のものです。

  過ちを繰り返さないための重要な決断だと思う。  

 


 
 
 




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5月20日(月)

  「Good loser」 と 「Bad loser」  
  

  ジェフ市原戦後の反町監督のコメントが実に興味深い。
  「Good loser」という言葉は、初めて知った。
     それについては、ここをクリック

   「Good loser」がいれば、当然「Bad loser」がいる。
  今度の議長選挙をめぐっての候補者陣営からの働きかけは、今までになかった規模であったことは、以前にもお伝えした通りだ。 (5月7日付日誌)  
  私たち2人には、「ポストの提案」こそなかったが、他の議員には、露骨に「ポスト」の話とセットでの働きかけがあったという。露骨に、「なんのポストが欲しいんだ。」と開口一番の話もあったという。
 そして、最後の最後まで、私たちに働きかけがあったことが示すように、決選投票の両陣営はいずれも、いわゆる「票読み」が定まらず、最後まで「疑心」「暗鬼」が漂った。
  それは、敗者の議員がブログで「結果は15票対16票の1票差。まさに惜敗。勝利を確信していただけに、残念としか言いようがない。」と書いていることにも、そして  当選した議長の側に立った議員が、開票後に、「こんなに接戦になるとは思わなかった。」と語ったことにも表れている。  

  取材を受けた地元マスコミが報じたが、「私は新議長に投票した」と選挙後自ら表明した議員は数えると、「24人」にもなったという奇怪なことが起きたことにも、いかに今度の選挙が、今回も「議会運営」、「議会改革」の政策でたたかわれた「理想」選挙では無かったことのあらわれだ。
  (結局、投票行動で統一できなかったのは、3つの会派ということが伝わってきた。)  
 
  それでも、決選投票で敗れた議長候補は、その自らのブログ「敗れた理由」で、
  「相手陣営の16人はどういう人たちか。私にはすべてわかる」そして「自陣営の15人もすべてわかる。」と述べ、その15人は、 「長野県第2の都市の議会を変えよう。過去の流れを断ち切って改革を推し進めようという人たちであったと思う。私を当選させるというよりもそうした意志を示そうとした15人であった。」と語っているが、では、「勝利を確信」していたはずなのに、「誰が寝返った」というのか、それこそが一番の問題ではないのか。  
  (ブログは、 「『敗れた理由』はあえて言わない。言えば、その事実を知っている方が仰天するか、その人自身の信頼を失墜させてしまうからだ。」 と言っているが、思わせぶりだけで、全くその意味は分からない。)  

  ブログの主は、選挙後、ある議員に、ロビーで「何で私に投票しなかったのか。」と詰問したというが、「敗戦の理由」を、人のせいにしていることにこそ今回の選挙結果の本質があることに気が付いていないところに最大の悲劇だ。
  無所属議員の扱いに対して、「2人会派も認める」かのような発言があったにやに聞くが、選挙の結果を受けての翌日の「無所属議員からの申し入れの却下」は、何を考えてのことだったのか、実に理解に苦しむ。  
  もっとも、ブログの主が考え、「私たちがイニシアチブをとって(議会)改革を推し進めていく」という議会改革とは、どんなものなのか、 残念ながら「所信表明」でも、その後とった態度からも全くわからないものだ。
  氏がそして、氏の会派が推し進めようと考える議会改革の中身は、所信表明でこそ具体的に明らかにすべきだった。

 余談だが、 「力強い議会」とは、何を指すのか、それも実にわかりづらい。  

  議長選挙を終えて、「winner」が、「Bad winner」となることも困ることだが、「Bad loser」こそ、始末に負えない。  

  議会改革にあたっての焦点で具体的な課題は、所信表明でも述べたが、これまでの議会改革の到達点を改めて確認、検証し、その上で一致点、改善点を探り、発展させ、さらに新たな課題にも挑戦する。
  そのためには、科学的、理論的立場で議員間で大いに意見を交わし、議論し、問題解決策の模索を十二分に行うことができる議会運営こそが求められる。  

 


 
 
 




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5月21日(火)

  参議院選挙 投票日まで 2ケ月  
  

  公示日 7月4日まで、今日を入れてあと44日。 投票日まで2ケ月となった。  
  私たちは、今度の選挙、比例代表選挙で5人の当選を目指し、選挙区でも議席を争うべく今準備をすすめている。
  一昨日の19日(日)は、長野選挙区の唐沢ちあきさんを迎えて、「新緑の集い」を行った。

   

  そして、6月1日(土)には、松本城公園で、山下よしき書記局長代行を迎えての演説会が行われる。

   

 比例代表の井上さとしさん、長野選挙区の唐沢ちあきさんも挨拶します。 ぜひお出かけください。  

 


 
 
 




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5月16日(木)

  キーワードは、「ケネディ」と「丁寧」  
  

  昨日の臨時議会で、太田更三議長が誕生したが、太田議員は、議長就任にあたっての挨拶を次のように述べた。


  議長就任に当りまして、ごあいさつを申し上げます。  
  ただいま、歴史と伝統ある松本市議会第46代議長に指名をいただきました。  
  心から感謝を申し上げる次第です。  誠にありがとうございました。  

  「良心に恥じぬと言うことだけが、我々の確かな報酬である」とは、民主主義の国アメリカ合衆国、ケネディ大統領のある時の演説であります。
  議会基本条例を中心にした、更なる議会改革を進めるための想いの一つにしてまいりたいと思います。
  皆様と共に丁寧な議論で、取り組んで参りたいと思いますのでよろしくお願い致します。  

  松本市の歴史と伝統とそして繁栄は、松本城を中心とした皆様によって作られたものだと思っております。  
  その多くの皆様にも思いを馳せながら、松本市民の皆様の安心安全、より豊かな松本市を目指して邁進していく覚悟であります。
 
  市民の皆様、菅谷市長をはじめとする理事者の皆様、そして議員の皆様の更なるご協力、ご指導を賜りますよう心からお願いを申し上げ、松本市の安寧を願い、就任のご挨拶とさせていただきます。  
  どうぞよろしくお願い致します。   
  ありがとうございました。  


  ケネディの演説の意味合いは、歴史的には少し違う、複雑な内容を含んでおり、全面的に支持できない面もあるが、短い中に、議長としての思いと決意が伝わってくる含蓄のある挨拶となった。  

 


 
 
 




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5月15日(水)

  女性の尊厳への冒涜にとどまらない、人間へのそして人間社会への冒涜  
  

  「慰安婦は必要」発言後、翌「休日」、1日40回もツイッターで「居直り」「開き直り」と「合理化」を繰り返した橋下市長。
  普通なら、辞任に追い込まれて当然の発言だが、マスコミの攻勢は、あるどころか、逆にマスコミは単なる「スピーカー」になっている異常。  
  加えて、石原慎太郎日本維新の会共同代表は、「軍と売春はつきもの。歴史の原理のようなもの。間違ったことは言っていない。」と擁護。
  これまた、マスコミは単に報道するだけ。  
  実に異常な事態だ。  

  そして、この問題は、日本の歴史問題ともリンクしている点も看過できない。
  高市早苗自民党政務調査会長の発言も同様だ。 
  マスコミから求められ、「笑って」ごまかせるものではない。  

  今朝は、参議院選挙に向けた、全県一斉宣伝日。
  事務所スタッフ2人と南山議員と共に、松本駅前で街頭からこの点の訴えも行った。  

  自民党型の政治が破たんする中、民主党を作り「二大政党制の政権選択」を煽り、これが失敗すると今度は「第三極」を持ち上げる。  
  この10年間は、そうした中での国政選挙だった。
  いよいよ、こうした勢力との歴史的な戦いとなる。
 
  ところで、今日は臨時議会。
  議長をはじめ新しい議会体制が正式に発足した。
  最近私も「Facebook」なるものを始めたが、ある議員が「Facebook」上で、議長選挙を振り返ってか、「今回も裏で動いたフィクサーによるところが決めてとなったのが残念です。」と書いている。  
  この議員は、「フィクサー」という本来の意味を知っているのだろうか。

  「フィクサー」とは、広辞苑によれば、
   フィクサー【fixer】(公正でないやり方で)陰で仲介・調停することで報酬を受ける黒幕的人物。  
  とあるが、問題は二つある。
  一つは、「(公正でないやり方で)陰で仲介・調停した」のかという点だ。
  そして二つ目に、「報酬を受けとった」という点だ。  
  いずれも断定的に書いてあるのだが、一番目には主観が入る余地があるとしても、二番目は、ならば誰が報酬を受けたのか、特定する責任がある。
  発信した本人は、この「フィクサー」という用語の使い方を全く知らないのか、それとも「Facebook」の使い方を知らないのか、その後「修正」していない。
  私も始めて分ったのだが「Facebook」は、修正がきかない。
  いったん発信した以上は、いったん削除以外に修正の方法はない。
  いずれにしても、この「裏で動いたフィクサー」発言の責任は取ってもらうことになる。
 根拠がないとすれば、 こうした発言は、議会制民主主義への冒涜だ。

  尚、私の始めた「Facebook」は、ここをクリック    

  「友達リクエスト」をお待ちしています。
  今後、このHPとの連携が課題になる。  

 


 
 
 




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5月13日(月) その2

  「200g位の本当にかわいいものにしかなりません。」

               「凍害」現地調査(笹賀、今井地区)  その2) ナシ編   

  

 ナシの被害は、今井、波田地区に多い。
  満開直前の一番低温に弱いときに、やられてしまった。
  ナシの品種は、「こうすい」「ほうすい」「なんすい」とあるが、「なんすい」など奥手の品種が一番被害を受けた。

  ナシは、8個ないしは9個、螺旋状に花が咲くわけですが、その中で3番目から4番目に咲いたものを使用する。
  それが一番 肥大もよくて、いいものになる。
  ところが写真のように、将来ヘタになる部分が黄色くなり、触れば、みんな落ちてしまうる。  

  

 残った花で、果実になる部分は、「8番花」ですが、これを使っても200g位のものしかできない。
  「200g」は、本当にかわいいもの。
  平均は、350g。 250g以上が出荷基準。9番、8番の花では、商品にならない。

  
 
  「なんすい」関係では、8番、9番も残っていない。
  この「なんすい」の木は、20年から30年生の木ですが、大体1m50pくらいところに、8個から10個ぐらいならせるのですが、この枝には、3つしかなっていない。しかも、2個しかならせられない。  
  写真は、JAの指導員の方に手を伸ばして「範囲」を示してもらったものです。

  

  リンゴと同じで、生らせないと来年、花芽ができない。
  そのために、人工授粉が必要だが、国産花粉は、1反歩20gは使う。この花粉は、10グラム3000円ぐらいする高いもの。ぜひ支援が必要。(1反歩は300坪)

  定期防除も1反歩 72000円かかる。
  大体2割しか実がなっていないのに、防除には、同じだけかかる。

  さらに、リンゴと同じで、実がならないと「徒長枝」が太く長く、3mぐらい伸びてしまう。
  この対策も必要。誘引も必要、枝が立ってしまうので、手間がかかる。  ナシの作業は、リンゴと違って、タナすれすれに、首を「上に向けて」やることになるので、実に大変な作業だ。  

  また、果樹共済に関連しては、まず被害実態にあった、状況みて適正に評価をしてほしい。
  単に着実数×平均のg数をかけないように。
  また、お金については、ナシの場合は、共済の支払いが12月の末ぐらいになる。 材料代などの農協からの引き落としが11月末となるので、できればこれに間にあうように、補償してほしい。  

  などなどの要望が出された。  

 


 
 
 




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5月13日(月)

  「どんな、ちっくれのでも生(な)らしておかないと」

          「凍害」現地調査(笹賀、今井地区)  その1) リンゴ編  

  

 市議会経済環境委員会で、今回の「凍害」の被害状況の調査を行った。  
  事前に配布された資料にもある通り、笹賀、今井地区は、松本空港の観測地点では、「−5.5℃」となっているが、実際には、もっと下がって、−7℃以下。  遭遇時間も、長いところでは、12時間にも及んだという。
  これまで、過去にもない状況。

  説明してくれたJA関係者によると、
  「福島県のデータでは、−2.3℃で1時間当たれば、何らの障害がでるという調査結果がある。」とのことだが、今回はそれをはるかに上回る低温と遭遇時間だ。

  リンゴの場合、中心花でない側花の実の場合には、品質が下がり、さびが出やすく売れモノにならない。
  特に津軽の場合は、他の品種と違って、「中心花」でないと、必ずサビが出るという。
 
  「咲く直前のめしべの部分が死んでしまった。」  下の写真の通りです。

 

 さらに 写真は、花の部分をカットしたものだが、少し膨らんだ実の部分の中身は、黒くなっているのがよくわかる。

   

  これでは、いずれぼろぼろと落ちてしまうという。
  事実、触れたり、手でもむめば落ちる、簡単にヘタの部分から取れてしまうのがほとんどだ。  
  6割から、多いところで、8割が全滅の被害だという。

  「6花咲かせるが、中心花をはじめ3つはすでにダメで、残る側花の3つが何とか生きているが、これもただ生らせるだけ。」  
  「周りからみると実が生っているではないかといわれるが、売り物にはならない。でも、来年のことを考えるとならせて調整させなければならない。つけておいても加工にしかならない。」
  「商品にならないものでもつけないと、枝が伸びてジャングル化し、来年いいものができなくなる。肥料は、着花量で計算していあるので、栄養が余分となり樹勢が強くなり、枝が伸びてしまう。」
  「実ができれば、(それに)養分を使うので、葉はうすい色だが、写真の通り青々して緑が濃い色が出ている葉が見られる。ふつうはこんな葉色にはならない。」

   

  「とにかく、遅れても、遅れても実を着けさせる。そのための受粉、花粉への援助がほしい。」
  「全員入っているわけではないが果樹共済の支払いは例年だと2月になるが、すでに、農薬、肥料代などの経費がかかっており、年内の支払い(経費分の銀行からの引き落とし)となるので、暫定的でも年内に支払ってもらえればありがたい。」

  また、損害評価の仕方を適正にやってほしい。 との声も寄せられた。   
  収量の減収になっても、先ほど言った、木のために商品にならない「調整果」を付けるのだが、その2割は収穫量としてみなされ、補償額が少なくなるという。
  「そうした決まりになっているというが、そこを是非改善してもらいたい。」
  今までも、さんざ言ってきたが実現していない。見込まれる「補償額」の6割しかもらえない。  
  また、仮に補償額がもらえたにしても、翌年の掛け金が、大幅に上がることになる。  
  そのために、過去、共済加入をやめた方が出ている。ここも何とかならないか。

  等の共済制度の問題点と要望が寄せられた。
 
 さらに、今年は従来より手間がかかるというお話も伺った。  
 「 とにかく仕事が遅れる。」
  「普通なら今が、一番忙しいときなのに、今が一番暇なんです。」
 「 どれが実として残るのかわからないので、普段ならば、花摘みの段階でとってしまうが、 今回の場合はできるだけ実を残すというので、できてからの作業となるが、摘花の方が格段手間がかかる。作業も一巡遅れる。」 
  また、
  「4年まえに雹害を受けたが、雹でぼこぼこになったリンゴでも売れるたが、さびでも割れなければまだいいが、割れるとそれこそ売れない。」
  「さびのリンゴは中は何ともないので、特別セールで売ってもらえればありがたい。」  

  などの、多くの要望が寄せられた。  

  市がまとめた、被害状況の資料は、ここをクリック  

  議会としては、15日の臨時会の場でも具体化を図りたい。  

 


 
 
 




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5月9日(木)

  「無所属議員からの申し入れは、却下する」  
  

  「松本広域連合議会議員の枠を1つ、無所属の議員にお願いしたい。」という申し入れを議長にお願いしたが、以下の議会運営委員会での議論の結果、受け入れられなかった。  

  以下、議会運営委員会の議論の経過です。

  議会運営委員長(「翠政会」): 無所属から松本広域連合議会議員枠を一ついただけないかという申し入れがあった。それについて、「政友会」から、その準備ができる(1つ譲れる)ということですが、今までの会派割り当ての重み、実績を踏まえて自由討議してもらいたい。
 
  「政友会」委員: 今回の割り振りに関しては、議長選挙の中で、新議長や候補者から、(バランスよく)少数意見まで大切にしていこうと 議長選挙で表明された。(注1)  どうしても割り振りの中で入る余地がないのなら、当然(仕方がない)だが、「2.3」の中で「3」の割り振り(注2) をいただくに当たりまして、この(うちの1つ)分で、少数意見を代表できるものならば、機会を与えてもいいのではないかと会派内の意見の統一があります。

  「翠政会」A委員: 会派割り当ての原則論を確認したい。

  議会運営委員長(「翠政会」): 事務局で説明できますか。決められた経過とその重み

  事務局: 重みといわれると困りますが、議会運営委員会と昨日の全員協議会でも確認 (注3)  しているが、会派割り当てを基本にということですが、過去の実績は、無所属議員がいた。 今回無所属議員が5人という近代まれな(状況)議員がいる。  前回の例でいうと無所属の方にも、一定の配慮をし、(無所属に)枠を当てた事例がある。

  「翠政会」A委員: 他の一部事務組合も同様だと思うが、なぜ、松本広域連合だけなのか。

  議長: 他の部分については申し出がない。松本広域連合議会は是非お願いしたいとの申し出。この枠1つについて、お願いするものです。

  「翠政会」A委員: であるならば、原則通りにやるべきだ。やるならば、全体に割り振って配慮すべきだ。

  「公明」A委員; 私も、松本広域とかということではなくて、すでに、議運で決めたことですし、基本的な考えは会派ということなので反対です。

  「改革」委員: (会派割り当てを)それを基本にということであるわけですが、それが調整でできるのであれば良いのではないか。

  「新風会」A委員: 申し入れがあったということで、この中で意見を統一できればと思っています。

  「公明」B委員: 原則を守ることは建前ですが、それを覆すだけの根拠をどう説明するか。その説明がちょっと弱いかなという感じ。 絶対ダメかというとそうでもない気がしますが、説明をするときの根拠づけが、その説明がむずかしい。

  「新風会」B委員: 私の会派の代表の(先ほどの)意見と同じ。

  議会運営委員長(「翠政会」)
: 議会運営委員会は、全会一致というもとでやっていますので、 私としても、出された中でのいちばんだいじな意見は、「公明」B委員の意見だ。  これなかりせば、垂れ流しになって、その時その時と(なってしまう)。 もし必要ならば、これの見直しを正確にして、そこからのスタートにすべきだ。これが今後の方向付けだと思う。 よって、今回の申し入れは却下する。                            以上

  (議会運営員会の議論を聞いての私の作成した各委員の発言要旨  文責は池田)



  注1)  
     議長選挙の際の「所信表明」演説のこと。    
      当選した「新風会」太田氏は、
     「多くの市民の皆様の負託を受けた議員同士、それぞれのライフワークに違いは有りましょうが、お互いを認め合いながら、・・」と述べたが、その部分を指す。   
  私は、ズバリ、
     「委員会等での発言を保障する議員の委員会等への配属については、会派割り当てを原則としつつも、少数会派と無所属議員の人数に応じての十分な配慮を行うことが重要です。」と触れた。  
   もう一人の「翠政会」議員(議会運営員会A委員)は、
    「既存会派また無所属議員を含め多様な意見を把握しつつ、・・・」と無所属議員のことに言及しているが、直接的ではない。
     詳細は、5月8日付日誌をご覧ください。

  注2)  
   議員総数 31名(会派所属議員26人 無所属5人)     松本広域連合議会議員定数は、10人
       
      会派人数  会派人数/26×定数10   今回割り当て数
  「翠政会」  8      3.0                 3
  「新風会」  6      2.3                 2
  「政友会」  6      2.3                 3
  「改革」    3      1.1                 1
  「公明」    3      1.1                 1       

    尚、議員総数31名で、按分すれば、無所属5人は、「1.6」ということになる。

  注3)
       
議会人事に係る確認事項(従前からの確認事項)    
     1〜3 略    
     4 議長、副議長及び監査委員、職名委嘱等により選挙される一部事務組合議会議員並びに同様に推薦される審議会委員等以外は、会派(場合によっては、無所属議員)割り当てを行う。    
     5〜7 略  

     現在、私は無所属だが、松本広域連合議会議員を先日まで務めていた。  



   2年前は、認められたが、今回は却下された。
   2年前の改選後の議会運営委員会で、現在の委員長は、副委員長を務め、その時は無所属への「1」配分を全会一致で認めていた。
  
   昨日、私たちは、決選投票の際、2人の「所信表明」を判断材料とし、「翠政会」でない候補者に投票したが、今回の点についてみれば、まずその選択に誤りはなかったといえる。  

 


 
 
 




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5月8日(水)

  議会運営上の政策論戦を据えて、議長選挙をたたかった  
  

  議長選挙が行われた。  
  第1回目の投票で、私には4票入ったが、同じ13票だった芝山稔氏(翠政会)、太田更三氏(新風会)の2人で決選投票が行われ、芝山稔氏15票、太田更三氏16票の僅差で、太田氏が当選した。  
  私たち2人は、これまでの両氏の実績と所信表明の内容を、私が行った所信表明の内容その「基準」に照らしながら、判断し2回目は投票した。
  結果的に私たちの2票が、選挙の帰趨を決することとなった。
 
  両氏が行った所信表明には、随所に私たちの提案と重なる内容をいくつも確認することができる。  
  是非、両氏には、所信で述べた内容で、今後の議会活動、議会運営を行われることを強く期待する。   

  両氏が行った 「所信表明」は、ここをクリック   

  私が行った 「所信表明は、ここをクリック   
    (時間は5分程度ということで、5分を過ぎた時点まとめ、用意した原稿の最後の部分は省略した。)  

  選挙結果の詳細は、次の通り           
                1回目投票     2回目 
  芝山 稔(翠政)      13         15  
  太田更三(新風)       13          16  
  池田国昭(共産)       4          ―    
    無効            1        

  引き続き行われた副議長選では、宮坂郁生氏(政友会) 監査委員には、宮下正夫氏(改革)が各々当選した。

  詳細は、明日以降お伝えします。

  明日は、議会運営委員会、四常任会ほか、松本広域連合議会、一部事務組合議会議員などの選挙が行われる。  

 


 
 
 




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5月7日(火)

  これまでにない「攻勢」を受ける、議長選挙  
  

  議長はじめ、議会の3役人事内定作業を明日(8日)に控え、少なくない議員から、今までにない働きかけを、今日も朝から何度も受けた。
  南山さんも同様とのこと。
  「決選投票においては、是非私たちの陣営の候補者によろしく」というもの。

  これほどまでの「攻勢」は、過去経験がないことだ。
  いよいよ、明日が議長選挙。
  立候補するにあたっての、私の所信表明のベースとなる「議長選挙にあたっての私たちの見解」を2人で一緒に検討し、とりあえずのものを文章化した。

   「議長選挙にあたっての私たちの見解」については、ここをクリック

  これは、私たち日本共産党議員団としての議会運営での、「公約」であると同時に、2回目以降の決選投票にどう臨むかの判断基準=「モノサシ」ともいえる中身になっている。

  今回も、他会派とのポストの取引は一切行わず、あくまで誰が一番議長にふさわしいか、これまでの候補者の実績と「所信表明」を判断の基準としたい。

  我々のものもまだ、不十分で推敲が必要だが、基本的な点は確認できる。
  最終的には、明日仕上げることになる。  

 


 
 
 




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