11月30日(月) 正副議長であらかじめ相談し、起案され提案されたその内容は、 事前に、議長筋から、「議員定数に関して提案をしたい。」という話は、先週末から伝わってきてはいたが、まさか新松本市の議会定数について現在の波田町の議員を加えてという提案が出てくるとは、正直のところ呆気にとられた。
わたしは、以上の主旨で発言をしたが、提案に対しては、ほぼ全会派からの異論が出て、当然のこと、この「検討委員会」の設置は見送られた。
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11月26日(木) 「無駄をということでいいんですけれども、鳩山さん自身が日本という国をどういう方向に持って行くかという、きちんとした考え方を、日本のあり方を示すべきだ。」 「良くぞ、そこまで言った。」と喝采を送った人が少なくなかったはずだ。 全文は、ここをクリック まさに、民主党のマニフェストの致命的欠陥ともいえる「日本のあるべき姿」が明確でない、あれこれの要望実現の「パッチワーク」マニフェストの問題点を指摘したものといえる。
来月2日に向け、私たちは現在、政策・予算要求の作成準備を行っているが、この内容も、ただ単にあれこれの要望を並び立てる「陳情型」パッチワークでなく、今後の松本市のあり方を据えた内容にしなければならない。
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11月25日(水) 二〇〇九年八月におこなわれた衆議院選挙での国民の審判は、「過渡的な情勢」と特徴づけることができる日本政治の「新しい時期」を開くものとなった。 主権者・国民が、自民・公明政権への退場の審判をくだしたことは、日本の政治にとって前向きの大きな一歩であり、新しい歴史のページを開く意義をもつ、歓迎すべき出来事である。 国民が総選挙の審判にかけた思いは、自公政権によってもたらされた耐えがたい暮らしの苦難、平和の危機をとりのぞきたい、「政治を変えたい」という強い願いである。これは一時の選挙での審判にとどまらず、選挙後の情勢全体を前向きに動かす大きな力として作用しつづけている。 「過渡的な情勢」のもとでの国民の探求の過程、認識の発展の過程には、さまざまな曲折や試行錯誤もあるだろうが、国民が、自らの切実な要求を実現することを出発点にしながら、つぎのような政治的な体験を一つひとつ積み重ねるなかで、日本の政治をさらに前にすすめる自覚と力量を高めていく必然性がある。 「必然性」というところに、今の情勢の特徴と政治をさらに前に進める歴史のダイナミズムを感じる内容だ。 10中総の報告は、あす26日午後2時から行われる。
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11月22日(日) 「自由の本質的な意味をあきらかにしたのは、ヘーゲルである。」 (氏は、「学問、楽しくなくちゃ」(新日本出版社)を著している。その本からも少し加えてあります。) 少し聞きにくかったのは残念だったが、実にうん蓄のある話だ。 「必然性」という言葉の魅力を改めて感じた講演だった。
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11月21日(土) 松本大学で行われた「信州地域づくりフォーラム」の場で、「鳩山新政権下での分権化路線」と題して行われた基調講演で、二宮厚美神戸大学発達科学部教授も、
この「事業仕分け」作業に関連して、 しんぶん赤旗も、昨日付け日刊紙で、同様の内容を報じている。 「構造改革」推進の人物ゾロゾロ 赤旗が報道した構造改革推進論者は以下の通りです。 尚、56人の民間「事業仕分け」人と国会議員、政府関係者の名簿は、ここをクリック 実に「乱暴な議論が横行」している。
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11月19日(木) 新聞報道、市議会教育民生委員協議会の報告でも、10月2日市内の中学校には、5人の警察官が入ったとされていたが、内3人は、村井・寿交番から、制服の上にジャンバーを着用して、残り2人は、松本警察署生活安全課から私服で中学校を訪れたという。
児童生徒の逮捕に関しては、今年の5月に起きた別の市内中学生の逮捕事件に関して、5月22日に開かれた教育民生委員協議会では、教育委員会は次のように答弁・説明した経過がある。 「被害届を出すことが、即、逮捕につながるということでは通常ございません。被害届は、学校でも器物損壊等も含めまして、窓ガラスを外から割られたとかいろいろありますので、もうその都度は迷わず被害届を全部出しております。そして、その一部なんですけれども、それが逮捕につながるということは本当にまれであります。 今回の場合は、学校からの事情、それから家庭のそれぞれの事情を警察がしっかり聞いて、最終的に警察が判断したということでありますので、報告できない部分もたくさんあることは承知しておりますけれども、ぜひその辺だけは。 今回の場合は、冒頭でもお話ししましたように、学校も私どもも逮捕になるとは本当に思っていなくて、今回は寝耳に水のような件でありましたが、それは警察のほうで総合的に判断をしていただいたということでありますので、ぜひご理解をいただき、また今後ともこういう事案については本当に慎重に、子供を守るという立場は絶対崩さないようにして対応していきたいと思っておりますので、よろしくお願いいたします。」 この説明にもある通り、逮捕は、「寝耳に水」、通常はないものと思っていたということが実に正直に語られている。
「今回の件は私どもも学校から報告された時点では、逮捕にまで至るというふうな認識は持っておりませんでした。というのは、当該の生徒は今まで何回もこういうことで私どもに報告があったという生徒ではありませんでしたので、私どもも学校もこういうふうなことに至るとは考えておりませんでした。ですので、そこにありますように児童相談所等と今後、相談をしながら、どう指導していったらいいかという相談をしていこうという矢先にこういう形になってしまって、私どもも学校のほうも少し戸惑った、びっくりしたという現状であります。」
「逮捕」とは、教育の分野においては、通常の事ではなく、ごくごく「まれ」なこと。 この間の学校の対応は変わっていない。対策に効果が出なかったなら、手法を切り替えることが必要だった。いわば、「教育の放棄」ともいえる。 識者は、次のように指摘する。 出席停止や警察の導入もやむを得ないこともあるだろう。しかし、それはあくまでも「学校の秩序を維持し他の児童生徒の義務教育を受ける権利を保障するという観点」(1983年12月、文部省初等中等教育局長通知)からの緊急避難としての対応である。そしてその場合にも、「個々の事例に応じ、十分な教育的配慮の下に当該児童生徒に対する指導を行うこと」「家庭への訪問を行い、反省文、日記、読書その他の課題学習をさせる等」(いずれも同上)の教育的ケアをはじめ、子どもの権利条約が定めた「子どもの最善の利益」が保障されなければならない。
警察関係などの力を借りる場合も、すべてを委ねてしまうのではなく、教師が付添人になるなど、その子どもに寄り添いながら基本的には学校が指導に責任を持つという姿勢が必要である。
教師はいま、排除や見せしめではなく、「子どもの最善の利益」を最優先にした関係機関との教育的連携のあり方について、きちんとした論議をする必要がある。
「子どもの最善の利益」を最優先にし、尚且つ関係機関との教育的連携のあり方について、きちんとした論議がどこまでされたかということが重要。
最終的にコメントという点では、引き続き慎重であるべき内容ということで、それはさらに今後に譲るべきこと考えるが、この時点で言えることだけは記してみた。
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11月18日(水) 今後の議会のあり方として、 常任会が、調査・研究テーマを定め、一定期間調査研究をした後、議員全員参加の「議会政策討論会」に提案、議論した後、「集約」し、議会運営委員会での審議を経て、議会として行政へ要請していく。
「議会を活性化し、議会が市長からの提案に関して、その是非を判断するだけでなく、いかに能動的に活動していくかが重要。」(主旨)が提案理由として挙げられた。 すでに、松本市の議会には、「市長からの提案に関して、その是非を判断するだけでない」「議会としての独自の役割を発揮するために」、3つの特別委員会が昨年の6月議会に設置されている。 今回の提案は、ほぼ同じもの機能を常任会にも持たせるというもの。 「そういった指摘は当然のことではあり,整理すべき問題である」という認識はあるらしいが、その矛盾に気がつきながら、あれもやる、これもやるでは、制度に縛られ、本来の議会の任務が果たせなくなるのではないか。
議会改革の取り組みは、修正も含めて改めてこれからが本格化する。
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11月17日(火) 「スクールソーシャルワーク協会」のHPも出されている。 今後、このSSWが子どもたちの問題を解決していく上で、ひとつの重要なキーワードになっていくことは間違いない。 今日は、例年2度行われる地元県議会議員との懇談会(意見交換会)で扱うテーマに関する議員全員協議会が行われた。
「教育は、子どもたちと父母・国民に、直接に責任をおっておこなわれるべきものである。」という教育の条理を、教育政策の基本にすえる点から見て、今後SSWの配置増員問題がクローズアップされてくる。
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11月14日(土) 実は、前日の10日、前座さん自身が私宛にポストに投函し、11日には届いていた封書が手元にある。
いろいろとごくろう様です。 同封されたコピーには、 「 松本市議会議長 赤羽正弘殿 非核三原則の法制化を求める議会決議・意見書採択のお願い 」
と書かれ、なんと日付は、「2009年11月11日」となっている。 昨日は、井上さとし参議院議員と一緒に、通夜・納棺に行って来た。 夕方5時半から行われた葬儀では、弔辞の席で、前座さんが1971年に刊行された「生き続けて… ― 信州の被爆肴は訴える ―」に掲載した「再び俺をつくらぬために」が朗読された。 「再び俺をつくらぬために」 の全文は、ここをクリック 一期目から、いつもいつも暖かく私の議員活動を見守って来てくれたのが前座さん。 12月議会は、12月7日から始まる。
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11月5日(木) 視察テーマは、 主に@市民報告会 A予算常任委員会 の2つ。 Aの予算常任委員会は、それまで予算審議を、3つの常任委員会に分割付託して審議してきたが、それを議長を除く全員で構成する予算審議を専門とする常任委員会を設置して行っているというもの。 鹿嶋市のこの方法は、「限りなく事前審査に近い」ことを議会会期前に行い、ほとんど同じメンバーで「2度採決」するやり方だが、少し考えさせられる中身だった。(誠に失礼!) 一緒に行った議員も同行した職員も同じことを感じたのではないかと思われる。 @市民報告会に関しては、 以下続く)
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11月8日(日) かなり強烈な意見に聞こえるが、空港路線に関係する方々や経済界の間では、ほぼ共通の認識となっているという。 松本空港の3路線をJALが廃止するというニュースが、9月議会の一般質問最終日の9月16日、本会議終了後に菅谷市長が、廊下でマスコミに囲まれ、コメントを求められる中で明らかになってすでにかなり時間が経過している。
その後、私たち会派でも議論し、いろいろの調査を行ってきた。 いろいろな話を聞く中で、次のような内容もお聞きした。 「駐機ということでいえば、一泊100万円弱はかかる。JALの負担が大きいおそらく現実性はないだろう。」
JALが改めて、3路線の廃止を表明し、前原大臣が、「飛ばない空港はつくらない。」との発言が行われているが、さらに調査が必要だ。
明日から私たち会派は、北海道へ視察に行く。利用率を上げるという意味もあるが、なによりも便利であるということで、札幌便を使う予定だ。
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11月4日(水) 松戸市の場合は、松本市のようにわざわざ特別委員会を設置しての調査研究活動ではないが、常任会でも、実際には意見集約が難しいということを教えてくれている。 松本市議会は昨年の6月定例会で、3つの特別委員会を設置し、無理やりに調査研究活動を行ってきているが、実際には、調査項目の決定に苦慮するばかりで、実効ある調査研究活動すらできていないのが現実といえる。
議会と議員の役割に関連して、松戸市の議会基本条例の第6条(議員間討議)の中で、「議員は、議員間における討議を通じて議会の意思の集約を図り、合意形成に努めるものとする。」 と書かれているが、松本市の議会基本条例には、そうした条文は定められていない。 明日、あさってと視察は続くが、松本市議会での特別委員会の設置と調査研究活動についての不合理性については、当時設置に賛成して視察に参加している議員からも、当然の事ながら疑問の声が出始めている。
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11月3日(火) 私たちは、あらためてこの事件に対して会派としての調査を行うことを確認した。 問題は、この逮捕事件は、教育の現場からの子どもと教師集団からの叫びであり、シグナルであることを受け止めるとすれば、議会なり市長部局など行政としてやるべき事は、教育環境・条件の整備ということに尽きる。
関係する著書を読みつつ、すすめた調査活動の中、 子どもが主人公の、憲法と教育の条理に基づいた慎重な対応が必要だ。 引き続き、調査を強力に進めたい。
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