1月31日(土)


 一人一人の子供にみあった個性豊かな服が必要ではないですか。
                                  「助役の目」を読んで
      


 広報まつもと2月1日号が各家庭に届けられている。
  4年に一度、市長選挙が行われる年は、この時期から、「市長の目」に代わって、「助役の目」が掲載される。
 
  「市町村合併の必要性について」と題された「助役の目」を読んでみた。

  平成の合併は、
  「生活圏の広域化に伴う行政の広域化が合併の底流にあり」
  「この流れを加速するのが、国、地方の財政悪化です」 と最初に結論づけ、 要は、 「広域的に業務が行われ、町村単位でこれらの業務を行うことが困難で、経費的にも不経済である。」  これが、「平成の合併の基礎」であり、「むしろ財政問題の方がより直接的な契機となっている」と述べています。

 あけすけに本音を語った説明だ。
  地方政治にお金をかけないために合併するという事に尽きる。
  実にわかりやすいといっていいだろう。
  まさに、合併が「究極の行政リストラ」と言われる所以だ。

 助役は、
「例えて言えば、子供が成長するにつれて服が小さくなって着れなくなるようなもの。町村の場合、単独では時代の要請に応え難くなってきている」と説明をしているが、
 
  この結論として合併という事になれば、

  体の大きくなった子供たちに、その体に合った服を1着1着づつ用意するのでなく、 3人から4人の子供が背と腹を重ねて並び、一緒に足を通せるビックサイズのズボンと、一緒に袖を通せる上着を用意するだけと私には聞こえるのだが。
  そうすれば、
  生地も少なくて済む。
  ボタンも一人分で済む。
  ベルトは1本で済む。
  など経費は削減されるが、はたして子供たちの身動きは取れるだろうか。
  何よりもその個性は、どうなるのだろうか。
   (私も例え話にしてみたが・・・)

  消防と要介護認定は松本広域連合で、介護施設は松塩筑老人福祉施設組合、ごみ処理は西部広域事務組合などで、既に、広域行政の対応は出来ている。
  「単独では時代の要請に応え難くなってきている」から合併という説明にはその根拠が薄い。
 
  目的と手段という事がよく言われるが、今回の合併の目的は「広域行政のため」ではなく、「財政問題」だけ。

  「合併については、もっと慎重でなければいけない。市民にとって大事なこと、情報公開がなさ過ぎる。デメリットが明らかにされていない。特に周辺町村の人たちのデメリットが大きいのに、松本市から無理を承知でガンガンやるのは、おかしなこと。町や村がすばらしいものを持っている。機能分担で、それを連携してやる。それがいい。」
  月末の行動の中で、市民の方が語ってくれた言葉だ。
  その通りだと思う。

    「助役の目」 はここをクリック

 

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 1月29日(木)


 「イラクに大量破壊兵器はなかった。」      


 「ウソは泥棒の始まり」 福田官房長官が、古賀議員の経歴詐称をこのように批判したが、 福田長官のこの言葉は、そのまま小泉政権に当てはまる。
  アメリカの大量破壊兵器調査団の団長が、表題のように証言したのだ。

  「フセイン政権は大量破壊兵器を持っている」これが最大の口実としてはじめられたイラクへの侵略戦争。
 ブッシュ大統領はウソをついて、戦争を始めたことになるが、問題は小泉首相だ。
  「イラクは大量破壊兵器をもっている」とそれこそ断言し、真っ先にブッシュ政権の戦争を支持したのだ。

 証言したアメリカの大量破壊兵器調査団の団長 デビット・ケイ氏は、
  CIA長官が「彼の経験と経歴はこの任務(イラク兵器査察)には理想的」と賞賛し、
  ブッシュ大統領も「全面的にあらゆる証拠調べ上げ、大量破壊兵器計画についての真実を報告して欲しい。」と期待を寄せていた人物です。

  詳しいことは、今週の赤旗日曜版をご覧ください。

  ところで、三国志について少しでも調査と思ったが、時間がとれず、本屋に行って並んでいる本を手にするくらいだった。
  それにしても、漫画を含めて三国志に関する本が多い事に気がついた。
  そして、昨日の日誌を読みましたよという声を何人かからかけられた。
  (いずれ調査した結果をまとめたいと思います。)

  (尚、昨日の日誌は、2時ごろいったん自宅に帰ったので、表題を変えて 「泣いて馬謖を斬る Ver. 2」として再発信しました。 ぜひこの続きをご覧ください。)

 

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 1月28日(水)


 泣いた馬謖(ばしょく)を斬(き)れず    泣いて馬謖を斬る Ver.2      


 夜テレビを見たら、民主党の政策調査会長枝野幸男衆議院議員が、「泣いて馬謖(ばしょく)を斬(き)る」ことも必要という主旨の発言をしていた。
  前後を正確に見ることができなかったので、枝野氏の発言の真意は、不明だが、 古賀 潤一郎議員経歴詐称をめぐっての発言であることに間違いない。
  仮に、古賀氏が民主党を離党することをもって、この発言で表現したとすれば、それは、あまりにも諸葛亮(孔明)と馬謖の史実に反するのではないだろうか。
  民主党が、「除名」にしたとしても、馬謖には悪いが、「泣いた馬謖(ばしょく)を斬(き)れず」が本質のようだ。

 議員辞職が、または辞めさせるのが筋だろう。

 私は、三国志をよんだことがないが、直感的にそう思うのだが・・。

 (時間がないので、調査後続きは後で・・)

 

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 1月27日(火)


 地方つぶしと新たな「借金」を増やす 合併のごり押しに反対します


 借金の事でも、合併の事でも、最近たびたび私のHPにも出てくる「西部広域」「西部協議会」という表現で使われる「西部」という言葉。
  正確には、「松本西部広域施設組合」といい、松本市 波田町 山形村 安曇村 奈川村 梓川村 の1市1町4村で構成する一部事務組合。
  管内行政人口 約245,000人(平成11年10月現在)
  いずれも一部事務組合の「西部し尿処理施設組合」及び「あずさ施設組合」を経て、現在、ごみ処理(松本クリーンセンター)、廃棄物再生、し尿・浄化槽汚泥及び生活雑排水汚泥処理、ラーラ松本(余熱利用施設)の他、 平瀬運動公園(野球場、運動広場、屋内ゲートボール場)、あずさ運動公園(多目的グランド、テニスコート、屋内ゲートボール場)、あずさ会館 を管理する特別地方公共団体です。

 「 H11年4月に発足した時点で、松本市の起債で建設した松本クリーンセンターの借金の総額が、この特別地方公共団体に移された。」

  というのはこうした経過によるものです。
  ですから、会計がまったく別になった事により、松本クリーンセンターの借金は、松本市の借金ではなくなったのです。
 
  そして、今、合併問題で話題になる「西部」とは、正式には「松本西部任意合併協議会」のことで、もともとは、市長が「松本西部広域施設組合」の構成町村である波田町、山形村、安曇村、奈川村、梓川村の1町4村に申し入れたが、山形村は、「自立」を選択したために、この任意合併協議会には加わっていない。

  今回発表した「明るい会」の政策には、合併問題を次のように触れている。

  「地方つぶしと新たな「借金」を増やす 合併のごり押しに反対します」
 
  「松本市周辺の朝日村、山形村は、合併しても、しなくても、国から自治体への補助金、地方交付税は削減されると、村を残す「自立」の道をめざしています。
 四賀村=松本市間のトンネル(100億円)のように、他の町村との間でも、新たな大型公共事業が予想され、借金がまた増えることになります。
 「合併は決まり」でなく、あらゆる情報を市民に公開し、地方自治と地方自治体のあり方そのものを考えながら、合併の是非は市民の判断で決める機会を設けることが必要です。」

 今回の合併には、大きく言って、地方つぶし と 新たな「借金」作り にその狙いがある。
  はじめ「地方つぶし」と書いている政策のこの部分を見て、周辺町村の事を指すのですかとの質問も寄せられたが、 この「地方」には、周辺町村だけでなく、松本市も含む「地方自治体つぶし」という意味があることをその方にお話した。

  地方自治体へ出すべき地方交付税を削減し、そして、合併のより今まで働いていた市町村の合計職員数よりかなり「リストラ」して、今まで以上に安上がりな行政を行う仕組みを作ることにその本質がある。
  松本市にとっては、一緒になりたい町や村があるのなら、
  「受け入れてあげることが松本市としての役割」
  などと宣伝されているが 、
  職員が少なくなれば、サービスは薄くなり、職員の負担は今まで以上に重くなるのはだれが考えても明らかな事だ。
  そうした仕組みづくりに狙いがあるからこそ、合併が「究極の行政リストラ」といわれる所以だ。

  今度の合併は、松本市民にとっても、地方自治体の役割を失わせるそうした意味で、重大問題だ。

 そしてもうひとつの点が、新たな借金という問題。
  合併に伴って、大型の借金をしてもいいというのが、合併のためと称して認められる「合併特例債」という名の借金だ。

  どれだけの借金ができるのか。
  シンポジウムの場で、手塚英男さんも紹介したが、 松本市と四賀村との合併が成立すれば、182億8000万円 西部任意合併協議会の構成市町村で合併となれば、416億4000万円 単純にあわせると、約600億円の新たな借金の枠がもらえるのだ。
  (単純合計は無理にしても、それでも約462億円になる)

  事業費の95%までその借金を当てる事ができ、その返済の70%は「地方交付税で見てくれる」という制度だが、これも地方交付税が削減される中で、全額来るとはいえないしろモノ。

  松本・四賀トンネル「100億円」事業はそれを使う事を予定している。
  そして、四賀村以外にも、他の町村との関係で新たな借金事業がかさばれば、「新」松本市の財政は、経常収支比率にしても、予想される以上に悪化するでしょう。
  赤信号を点滅させないために、人件費の削減などがますます進む結果となります。

  合併問題が、周辺町村の問題だけでなく、松本市にとっても重大な点はそこにあり、その点が市民の皆さんには十分知らされていない。

 合併の問題は、ここにこそ問題の本質がある。

 

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 1月26日(月) その2


 自治体の存在意義まで「丸投げ」状態の介護・福祉分野


 介護問題で、大変なケースは、「ケアマネージャーさん、やってください。」 と、いまや松本市は、民間に丸投げの状態。

  シンポジストとして参加した松本協立病院医療ソーシャルワーカーの赤坂律子 さんは、
いまの松本市の医療・福祉の実態をこのように告発した。
 「職員の皆さんもがんばってくれているのは分かるが、実際はそんな状態です。」

  実に本質的な指摘だ。

  「明るい会」主催のシンポジウムでは、
  「借金が増えた事による福祉分野へのしわ寄せは、予算の面ではどのように現れているのでしょうか。」
  と質問が出された。
  これに対して、私は、的確な発言(答弁)ができなかった。

  直接、この質問に回答しようとすると、
 福祉分野の予算は、「減ってはいない。」 これは市長も本会議で、答弁している中身だ。
  しかし、市民の願いとの関係で削減していたり、しわ寄せしている部門があることは、分析によって明らかになるはずだが、そこまでは調査していない段階だったので、
  「今後の調査・分析をお約束します。」とお答えしたが、家に帰ってからも気になり後悔した。

  民生費に注目すれば、実際に決算額は、減ってはいない。
  グラフは、ここをクリック  

 しかし、ここだけに目を奪われると、本質を見逃す事になる典型的な例である。
  ことの本質は、やはり人件費の削減にあるといえる。
  この点では、有賀市長が行った「行政改革」と称して行ったリストラ、人件費の削減の結果、「市民へのサービス」低下を招いている。
  経常収支比率を上げないための、一番の策は人件費の削減だ。
  その結果は、マンパワーの低下を招き、福祉分野にとどまらないサービスの低下につながる。

  やはり、この点をズバリ発言すべきだったと思う。
  それは、シンポジストの赤坂さんの発言にも裏づけられていた。

  ハードからソフトへの転換というのならば、その一番は、マンパワーを充実させることではないだろうか。
 
  地方自治体がその本来の役割を果たす上で、地域の皆さんのご協力が必要なことはもちろんだが、ボランティアや民間に「丸投げ」するようなやり方は、自治体の存在意義を自ら投げ出すことに等しい。

 

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 1月26日(月)


 本日 「明るい会」 シンポジウム


 本日、夜7時から 勤労者福祉センター第7会議室にて、「明るい会」主催の 市政改革を願うシンボジウム を行います。

 先日、発表した政策を基本に、 3期12年間の有賀市政の評価、その上に立って、どんな松本市を作るのか。
  会場からのご意見も頂き、さらに政策にも生かして行きたいと思います。
 
 ぜひ、お出かけください。

 シンポジスト

 手塚英男 さん    生涯学習実践者 (松本市・元公民館、図書館、博物館長 )
 赤坂律子 さん    松本協立病院 医療ソーシャルワーカー  
  佐々木保好さん   長野県部落解放運動連合会会長  
  池田国昭       「明るい会」事務局長

 コーディネーター  
   湯浅健夫 さん    中信勤労者医療協会専務理事

  です。

 

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 1月25日(日)


 改めて松本市の経常収支比率について考える


 経常収支比率は、その団体の財政構造の弾力性を測る比率として使われ、次の式によって求められます。

  経常収支比率=(経常経費充当一般財源/経常一般財源総額)×100

 経常経費とは、人件費、扶助費、公債費などの年々持続して固定的に支出される経費をいいます。
  経常一般財源とは、地方税、地方交付税、地方譲与税などの毎年度連続して経常的に収入される財源のうち、その使途が特定されず自由に使用することができる収入をいいます。
 (借金はもちろん、地方交付税のうち特別地方交付税は含まれません。)

  この比率は、一般的には都市にあっては75%、町村にあっては70%程度が適当と考えられ、それぞれ5%を超えるとその地方公共団体は弾力性を失いつつあると考えられます。

  要は、80%が「弾力性」を失う「赤信号」のラインです。
 
  家庭に例えると、家族の収入総額に対する、食費、住宅費(家賃ないしはローン)、衣服代、水光熱費など、必ず必要とする経費の占める割合です。
  弾力性がなくなると、旅行、コンサートなどの計画は、縮小される。 という事と同じです。

  26日のシンポジウムに向け、提出する資料の準備をする中で、ちょうど4年前の2月議会にこの問題を私が質問で取り上げた時の本会議の議事録を見直してみた。
  このときの指摘と比べ、さらに事態が悪化している事が改めて分かった。
  グラフを見れば、歴然としています。

  グラフはここをクリック

  (続きは、明日26日のシンポジウムで・・・)  

 4年前の私の質問は、ここをクリック

 

 

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 1月21日(水)


 「明るい会」の政策・提案を発表


 遅れ遅れになっていたが、関係者のご協力をいただき
  やっと市長選挙に当たって
  「どんな松本市が求められるか」
  「明るい会」の政策・提案の第一弾を掲載したチラシが出来上がった。

  「社会保障・福祉の仕事を優先の新しい松本市政へ」
  「市民の声が届く、新しい松本市めざして」

  と題したこの政策は、今までになく現地視察や改めての調査を明るい会加盟団体の方々や議員団で行ったうえでの作成。
 そして、ほぼ3日間かけた「集中作品」となった。
   (結果として、昨日付け日誌は原案の段階で 省略となってしまった。)

  まだまだ不十分な点があるが、第一弾と言うことで発行に踏み切った。

  実際に印刷に入ったのは、夜の9時を回り、出来上がりは、日付けを回っていた。
 何とか、今週の日曜版に折込み、お届けできるようになった。

  市長選挙に当たっての 「明るい会」の政策・提案チラシは、ここをクリック      
               (PDFファイルですので、少し時間がかかります。)   

 
  ぜひ、ご覧いただき、ご意見をお寄せいただければ幸いです。

 夕方は、社会福祉協議会鎌田支会の新年会にお邪魔させていただいた。
  市長も招かれて挨拶したが、市長選挙に関しては、あまり積極的な発言はなかった印象だ。
  そんな中、子育て支援策で不妊治療への補助制度のことに触れる中で、この制度の実施のきっかけが、市の職員、約1500人中130人がそのことで悩み、治療を受けていることが分かる中でのこととの紹介があった。

  H13年から実施されているこの制度。
  治療にかかった経費の1/2 上限10万円まで(H14年度までは、8万円)
  対象は、年度内1回までで、2回年度まで可能という制度。

 少子化対策は、それこそいまや社会の責任で、行うべきものだ。
  今回の新綱領の中には、

  〔経済的民主主義の分野で〕
  4 国民各層の生活を支える基本的制度として、社会保障制度の総合的な充実と確立をはかる。
   子どもの健康と福祉、子育ての援助のための社会施設と措置の確立を重視する。
   日本社会として、少子化傾向の克服に力をそそぐ。

  と明確にしている。

  それに関して、不破議長が、最終的に決定する前に行われた、結語の中で、次のようにその決定の経過も明らかにしている。

  「経済的民主主義の分野で」の4項です。
  原案では、子どものための施策の問題と、少子化傾向の克服の問題とを、ひとつの文章にまとめていました。
  しかしこの問題は、目的と手段という関係ではなく、それぞれが独立した重要な課題であります。
  その意味で、二つの課題を独立した課題として文章をきって表現することにしました。
  問題の性質からいって少子化傾向の克服の問題を後段に移し、それが、日本社会がとりくむべき課題であることを明記するように改めました。

 注) 原案は、 「 少子化傾向を克服する立場から、子どもの健康と福祉、子育ての援助のための社会施設と措置の確立を重視する。」

  今回のチラシには、書き込めなかったが、重要な政策だ。
  健康保険の対象にする事が求められる。

 

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 1月19日(月)


 松本市の借金は、・・


 松本市の借金は、今日現在はどうなっているのか。
  H15年度は、どれだけの借金をしているのか。(する予定なのか。)

  一般会計の予算の段階で見ると、

   借金予定額は     総額 104億1920万円  
         内、新市民会館が、約半分の52億5380万円。
        (その後、9月補正で、520万円の増額)

  それに対する 
  借金返済予定額は、  87億9518万円

  その結果、単純引き算で言うと(利子分があるが、) 約16億3000万円、借金が増える事になります。
 長野県だけでなく、県内でも、借金を減らす方向になっている中で、松本市はまたしても増やす事になります。

  ところで、H14年度決算時で、「普通会計の市民一人当たりの借金額は、17市の中で下から3番目で少ない。」 と市長が盛んに宣伝している問題について、
  昨日お伝えしたように、ごみ焼却施設の借金を加算した場合の順位は、上から9番目、下からも9番目のちょうど真ん中に位置する事が分かりました。

  詳細は、後刻 追加報告します。

 

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 1月17日(土)


 1月15日付「市長の目」について


 1月15日付広報まつもとの「市長の目」で、市長は、再び松本市の借金の事について言及している。
 
  「市民が一番心配している財政状況では、ごみ焼却施設・公共下水道・中央西地区再開発・美術館建設等々を進める中で、平成十四年度末の普通会計の市民一人あたりの市債残高は三十五万六千円です。
  これを県下十七市で比較すると、平均が四十三万八千円、一番多い飯山市が六十六万円、長野市は十二位で約四十七万円、一番少ない佐久市が約三十四万円、松本市は少ない方から三番目となります。
  総体的に言って松本市の財政力は県下一強く、財政面では何の心配もありません。」

  この間、何回かにわたって分析してきたが、改めてまとめてみます。

 借金の額については、市長が言っている中で、幾つかのゴマカシと、混同があります。

  0、普通会計の中には、公共下水道はもともとカウントしません。4年前の選挙のときも市長は、混同し、同じ誤りを行いました。 そこで、

 1、 借金は、H14年度末の一人当たり借金額は356000円といいますが、この中には、ごみ焼却施設の借金残=128億5000万円は入っていません。   これをくわえて考えれば、借金総額は、 約853億円、一人当たりは、41万9000円になります。

 2、よって順位については、H14年度の他市のデータが手元にまだ入りませんので、正確な事はいえませんが、「少ない方から三番目」というわけには行かないでしょう。

  3、さらに問題なのは、借金残高の推移ではないでしょうか。  

  グラフを見てください。ここをクリック

  有賀市長就任時(H3年度末)に比べて、その額は、2.2倍以上になっているだけでなく、借金ができるギリギリまで、「赤信号」直前まで増やしてきたのがその実態です。

  続きは、後で・・・

 

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 1月16日(金)


 子どもたちの「居場所」の確保


 涙を流す家族の模様を放映したテレビを見て、祖母は、「昔の出征とまったく同じだ。家族がいる人が出て行くときは、子供心にも、かわいそうだと思った。」と語った。
  私たちには経験のない、実感だ。

 陸上自衛隊の先遣隊約30人が、成田空港を出発した。
 戦闘が行われている戦地に陸上自衛隊が派兵されるのは戦後初めて。
  まさに、歴史に重大な汚点と言える。

  今朝は、定例の金曜日。松本駅前での街頭宣伝の日。
  昨日より冷え込んで、今日は、駅前のビル上にある温度計は、マイナス9度。
  イラク派兵問題と市長選挙中心に訴えをした。
 しゃべっているうちに、指先が痛くなった。
  それでも陽が当たり、30分後の終わり際には、表示がマイナス8度に変わった。
 太陽に勝るものなしだ。
  (今日も、駅前の時計は、8時05分に、時報を伝えていたので、市役所に連絡しておいた。)

 さて午後は、用があって、中学校を訪問してきた。
  約束の時間まで、待たせていただいたが、何人かの中学生が、職員室を訪れた。
  戸をあけて、礼をした後、
  「○年○組 ○○○○です。○○先生のところへ、○○○○しに来ました。」
  と誰もが言って入ってくる。
  何人も連なってくるときは、それこそ順番にその「決まり文句」がくりかえされる。
  正直言って、早口で言われて、名前も聞き取れなければ、用件もわからないまま、ただ「台詞」を終えれば、「入ってよろしい」となっている感がした。

 「失礼します」の挨拶が、社会的な常識として、入室の際に必要な事はもちろんだが、その後の言葉は、用を足していない、「形式」の感じがした。
 子どもたちは、どう感じているのだろうか。

  挨拶は、コミュニケーション。
  コミュニケーション【communication】 〓社会生活を営む人間の間に行われる知覚・感情・思考の伝達。言語・文字その他視覚・聴覚に訴える各種のものを媒介とする。

   とある。
  伝達の意味をなしていない、または、その必要性のない場合には、こうした「形式」は、窮屈に感じるのではないだろうか。

  さて、今日の目的のひとつに中間教室の視察があった。
  中間教室はその設置目的が、
  「心理的にまたは精神的理由により、登校できない状態にある児童生徒の自立心を養い、学校復帰を援助することを目的とする。」
  とあるが、この目的の表現にも、時の経過の中でその見直しが求められるかも知れない。

  松本市には、市内にこの鎌田中学校と山辺の教育文化センターの2箇所に中間教室がある。
 
鎌田中学校の中間教室は、ひとつの校舎の2階全体(5部屋だったように記憶する)がそれに当てられている。
  中学生が減って、「余裕」教室が増えた中で、このゆとりはうれしい中身。
  案内書に寄れば、
  「現在、市内外から小中学生が、9名ほど通っている」。
  「正面から入ると少し歩くが、その間、中学生を見かけることがあるが、中学生は心得てますので、あまり気にせず来て下さい。裏門から入ると、中学生に会わずに入れます。」
  と配慮されている。
 各部屋には、おそらく個人のスペースとして確保されている机が用意されていた。
  本当に広々して、通ってくる子どもたちには、居心地の良い場所になっている感じがする。

  もうひとつの山辺教室は、まだ視察に行ってはいないが、部屋は少し狭いのではないだろうか。

  自立を促すだけでなく、何か目的を持ち、学校へは行けない子どもたちもいる中で、その目的を探求する場としての居場所、その時間をすごせる場所として、これからその役割は大きくなるだろう。
  「中間」と言う言葉には、ちょうど介護分野で、在宅介護と施設介護の「中間」の施設として老健施設を「中間施設」と呼んだ時期があったが、学校復帰を目的としない、そうした意味とは違って、新たな意味合いが加わる施設としての充実が必要になるだろう。
  年齢の若い先生の思い切った配置も考えられると思う。

  ところで、先日お伝えした、茅野市にある「CHUKOらんどチノチノ」の日誌をご覧になった方から、そのルーツは、杉並区の経験というお話しが入ってきた。

  この調査も含めて、「居場所」の確保問題は、これからの子ども達の施策の中の重要なポストを占めるだろう。

 

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 1月15日(木)


 四選出馬の「言い訳」


 有賀市長が、四選出馬の記者会見を行った。
  「3期12年の経過と来るべき新時代に向けて」と題した 「実績宣伝」 と
  「平成16年度松本市長選挙にのぞんで」と題して 「政治姿勢と基本政策(お約束)」
  の2つの文書を基調に、

  「4期目、松本市長選挙に立候補します。 祖点は生活! 『日々の安心と生きがいを』 そして愛を  」           を発表した。
   (注 同時に配られたリーフレットには、「そして愛を」の部分が、なぜか「そして夢を」となっていたが、おそらく「愛を」に変えたと思われる。)

  特徴のひとつは、目先を変える新しさを見せる意味でか、今後の市政が「政策による選択」という理想に近づくべく、「ローカル・マニフェスト」を後日発表するとして、主要な10の柱の政策が記されている。

  要点だけ紹介すると

  1、 身近な地域から、やさしく、ふれあい、支え合う「生き生き福祉・日本一」のまちづくり
  2、 危機管理、暮らしが「安心、安全」のまちづくり
  3、 農業、商業、産業に思いを馳せ、地域社会の再生、「元気あるまちづくり」
  4、 知恵と個性と歴史を生かし、住民はもちろん観光客にも楽しんでもらえるまちづくり
  5、 田園都市構想の進展、近隣市町村との協力関係の強化し、「30万都市」の基礎づくり
  6、 「まつもと市民芸術館」は、市民の集いの場。「文化、芸術、音楽」を受発信し、市民の活力の場に
  7、 小、中、高、大学と連携し、21世紀を担う子ども達のため、地域社会の教育を再構築する
  8、 人と自然が調和し、やすらぎのある豊かな環境に守られるまちづくり
  9、 人と環境にやさしく、景観に配慮した道路整備
  10、 民間の知恵を生かし、たよりにされる市役所にするため、合理的な行政改革と市民参画のもと、健全財政の維持

  以上が、10の基本政策。
 個別政策については、「ローカル・マニフェスト」で後日発表する となっています。

 全体として、市長は、 (以下要約)

  「前市長の四選を批判したではないか。」
  「精一杯尽くしてきた。そろそろ許してくれる。このまま退任すれば、政治家としてのロマンが達成できる。」
  と、政治家としては、初めてその進退を熟慮した。
  「しかし、四選を市民が認めた前例がある。」
  「先が見えなく、市民の生活不安が増幅している。松本市政の課題に誰よりも精通し、危機感を持っているあなたが辞めることは、無責任。」
  「合併は、まつもと市民芸術館に魂を入れないのは無責任」
  との批判もあり、  
  不安定な時代を脱却し、新しい時代の要求と要請に答えられる市政をどうしても実現しなければならない

  と、出馬表身に至った経過を述べた。
  四選出馬の「言い訳」が主要な中身と映る記者会見でした。

  「3期12年の経過と来るべき新時代に向けて」では、詳細に前回の「十の公約と評価」が記載されて、「100点満点ではないが、80から90点」とその実績を自己採点した。

  現職の首長が、予算を使いその結果が出て、実績を語れるのは、ある意味では当たり前のこと。
 
予算付けという、光を当てたところに成果が出なければ、それこそ問題なことだ。
  それよりも、光が当たらないところへ光を当てる事が求められたが、それについては当然の結果として、「実績集」にはない。
  12月議会でも、自ら光を当てた部分の実績答弁に終始したのが有賀市長だった。

  「祖点は生活、日々の安心」 を強調するのであれば、年金生活の所得の少ない高齢者対策、介護施設への入所待ちの高齢者とその家族、売り上げ減の中であえいでいる業者の皆さんへの対策、ホームレス対策など、この不況の中で待ったなしの生活を強いられている市民対策。
  そしてこれ以上の市民負担なく、今後の市政運営をどうするのか。
  その「視点」は、見えないものだった。
  そして、平和問題は、基本政策の中には見られなかった。

  記者からの質問に答えて、「今後は大型の事業はない。」と述べた政策スタッフの発言には、注目した。

 

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 1月14日(水)


 社会主義・共産主義社会をめざして


 1月昨日付け日誌でもお伝えしたように、日本共産党第23回党大会が、伊豆の学習会館で行われている。
 今回は、インターネットでも発信しているため、ビデオと違って、必要なところを、あらかじめCS放送で視聴した際に、注目したテーマや章 毎に、経過時間を記録しておいたので、それに即して何度も聞きなおすことができ、本当に便利になった。

 党大会も実に変わったものだ。
 昨日の「綱領と政策の関係について」の部分も、いまのわたしにとってのいわば一番の関心事だったので、何度も聞いて確認できた。

  今日は、市長選挙に関する重要な会議の準備もあったが、やはり綱領改定案の第5章「社会主義・共産主義社会をめざして」の部分は、発表されたから総選挙とも重なり、十分学習できなかった部分として、何度か聞き直した。
 不破哲三議長は、「この章は、改定案が特に力を入れた部分」と切り出して報告を行った。
  未来社会を、分配関係で見るのか、生産関係で見るのか。
  キーワードは、「生産手段の社会化」。これに尽きるのが、今回の部分です。

  私も、学生時代に共産党に入ったとき、
  社会主義の社会は、
  「能力におうじてはたらき、労働におうじてうけとる」社会。
  共産主義の社会は、
  「能力におうじてはたらき、必要におうじてうけとる」社会。
  と学習し、未来社会論をその立場で、考えてもきたし、周辺の方々にも訴えや、お話してきた経過があります。
  そして、生産力の発達で、誰もがそんなに働かなくても生活ができ、労働時間が短縮され、そして趣味の世界など、個性の発揮、社会への貢献活動に時間をまわす事ができる社会 などと説明をしてきた経過がある。

 今回は、このいわば「定説」とされてきたこの「未来社会論」は、マルクスの著作を誤ってレーニンが解釈した事によることを明らかにし、その理論的な準備を経て、今回の綱領改定案の提案に至っているものです。
  話しによれば、不破哲三議長のこの間の探求の中で、2000年ごろには気がつき始めたとのことです。(これはオフレコのようです。)

  そして、資本主義社会の七つの経済的諸矛盾
  1、 広範な人民諸階層の状態悪化
  2、 貧富の格差の拡大
 
3、 くりかえす不況と大量失業
  4、 国境を越えた金融投機の横行
  5、 環境条件の地球的規模での破壊
  6、 植民地支配の負の遺産の重大さ
  7、 アジア・中東・アフリカ・ラテンアメリカの多くの国々での貧困の拡大

 そ の根源は個々の資本が生産手段をもっていることにあり、ここの資本が生産手段を持っており、生産と経済が、資本の利潤追求を最大の推進力して動かされているという資本主義の本性にその根源があり、 「生産手段の社会化」はその矛盾から抜け出す「必然的な活路」 

  というのが、今回のミソともいえるものです。 

 その社会に向けて、 日本における社会主義への道は、の部分では、 「市場経済を通じて社会主義に進むことは、日本の条件にかなった社会主義の法則的な発展方向である。社会主義的改革の推進にあたっては、計画性と市場経済とを結合させた弾力的で効率的な経済運営、農漁業・中小商工業など私的な発意の尊重などの努力と探究が重要である。国民の消費生活を統制したり画一化したりするいわゆる「統制経済」は、社会主義・共産主義の日本の経済生活では全面的に否定される。」
  という部分もある。
  資本ではなく、消費者=人間が、「主人公」の生産形態・経済活動ということなんだ。
  という事も実に良くわかる部分だ。
  少しだが、時間をかけて自分の考えをまとめる事ができた。

  23回党大会の様子は、こちらをクリック

  夜は、26日(月)に行われる「明るい会」主催のシンポジュウムをお知らせするチラシの作成を南山議員にお願いし、遅くまで印刷していて、帰宅したときは、日付が変わる寸前だった。

  26日開催予定の 明るい会主催のシンポジュウムは、
   夜7時より  松本勤労者福祉センター  第7会議室です。

 

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 1月13日(火)


 綱領と政策の関係について


 23回党大会が始まった。
  不破議長は、43年ぶりに改定される党綱領に関して、冒頭、綱領と政策の関係について次のように解明した。

  「綱領は、要求の総まとめでも、政策の集大成でもない。 多様な要求を実現するためにどんな改革が必要であるかを確定するのが綱領の任務。
  (そして、) 政策は、その路線を踏まえて、各分野でその時々の情勢にてらして要求を実現する方向を具体化するのがその任務。」

 今回の綱領改定案では、地方政治の分野では、綱領は次のように解明している。

 「地方政治では『住民が主人公』を貫き、住民の利益への奉仕を最優先の課題とする地方自治を確立する。」

  「全国各地で革新・民主の自治体を確立することは、その地方・地域の住民の要求実現の柱となると同時に、国政における民主的革新的な流れを前進させるうえでも、重要な力となる。」

  改めてその見地で、今度の綱領改定案を読み直してみた。
  誰もが住んでいて幸せな社会の実現に向け、そのためには「どんな改革」が必要なのか。そのためにどうするか。
  政策も、この立場で、「公約」としても明らかにしなければと感じる。

  23回党大会の様子は、こちらをクリック

 
 茅野市の「スケボー場」の続報 )
 
土木工事に  約800万円 (フェンス、照明、舗装など)
  セクションに  約200万円
  1年かけて、関係の子どもたちとの話し合いを行い、「ルール」も子どもたちが決めて運営している。
  そうする事で、子どもたちも施設を大事に使ってくれる事につながる。
  利用は、一人一人のアイデンティティを大切にということで、登録制。
  使用料は、昼間は無料。夜間は、照明料金として 一人200円を負担する。
  松本市からも登録があり利用者が居るとのこと。

    詳細はいずれ。

 

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 1月12日(月)


 「CHUKO らんど チノチノ」


 茅野市にある「CHUKO らんど チノチノ」に行ってきた。
  今日の成人式会場にもなっているので、すでに晴れ着姿の新成人が保護者とともに集まり始めていた。
 
  駅ビル「ベルビア」は、再開発事業。
  入所したものの営業がうまくいかず、空いたスペースを市が利用する形で、この
  「CHUKOらんどチノチノ」をはじめ、
  茅野市役所ベルビア店、
  子育て支援センターの「0123(おいちにっさん)広場」と屋上にある「0123おひさま広場」、
  社会福祉協議会が運営する「どっこいしょ広場」、
  そしてセイコーエプソンとLCVが共同で運営する「電脳ひろばBELEC(ベレック)」
  の施設が複合している場所となっている。

  その中で、中学生と高校生が、「夢や希望をかなえる広場」として子どもたちが企画・運営しているのが、この「チノチノ」だ。(利用者は、通称「チノチノ」と呼んでいる。)

  休日ではあったが、茅野市役所ベルビア店にも、そして「チノチノ」にも職員の方がいて、急な訪問だったが、出来うる範囲で丁寧に対応していただいた。

  食堂キッチン、クラフトルーム、子ども会議室、多目的広場、学習室、ダンスルーム、音楽室、音楽編集室、シャワールームもあり、実際に、子どもたちが、ダンスの練習、バンドも2組、そしてほかに複数の中高生が来ていた。
  利用規約が定められ、利用対象者は、茅野市内に在学、在勤する中学生・高校生および相当年齢の者となっており、
  休館日は、
  木曜日および年末年始の休館日。
  月曜日から金曜日は     午後1時からよる7時まで
  土、日、祝日、長期休み  午前10からよる7時まで
 
  施設の名前も表記も中高生の建設委員会で決めたようだ。
  いただいた資料によると、02年4月27日、27人の中高生が設計段階から関わり、企画運営もこの委員会でおこなわれ、 「任されることの責任と意義」と題された運営委員長の半田裕さんの挨拶の言葉を借りれば、

  「場所は、ベルビアの2階と決まっているだけ。どんな機能を備えるかなどは、全て中高生の意見が優先された。会議も大人抜きで進め、設計から運営、オープニングイベントまで無事終了できた。」
  「中高生の意見や考えが、市の事業にこれだけ反映して取り入れられる機会など、滅多にないことであり、貴重な体験が出来た。」
  と書いてあった。
  住民参加ということの重要性を実感しているという中身だ。
 
  中学・高校生の居場所の問題については、昨年9月、南山議員が、本会議でこの「CHUKOらんどチノチノ」を紹介しながら、

 「子供たちが主体的にかかわれる、一緒につくっていく、その観点からやっていく、そういう施設づくりをぜひ進めていただきたい」
  と取り上げた経過がある。
  しかしそのときの有賀市長の答弁は、

  「中・高生の居場所の設備についてご発言ございました。現在、松本市には中・高生の使える場所は図書館、公民館、Mウイング、体育館、あがたの森、野外で花時計、せせらぎ公園、友達や仲間づくり、文化・スポーツ等たくさんございます。急激な社会変化の中で青少年対策の1つとして中・高生の居場所づくりは注目が高まっていることも承知しております。青少年対策については個々のケースに応じて対応を求められ、まず勉学を基本に据え、社会を構築する一員として十分の責任を持つ。例えば汗を流し自然体験、青少年健全育成事業、スポーツ活動、社会奉仕、ボランティア、基本に戻って1人1人が自分で生きる力を見出すこと、私は汗を流すことが必要だと思う。」

  「子供がこうだから、そのために遊び場所の体育館をつくれなんて、そんな共産党らしくはない提案ですよ。こちらはこちらの方にたくさんありますから、なければ言いませんよ。松本は平均よりありますよ、そういうところは。怒られるほどつくっていますから。しかし、箱物も活用すれば松本は全部生きている。これは保証します。ですから今のを分け合って、花時計公園でもいろいろやっているのを見ております。Mウイングにも来ておりますよ。ですからそういうところを分け合ってやることがどうでしょうか。」

  とだけ答弁した。
  市民参加の施設作りの重要さに関する提案をしたにもかかわらず、新施設の建設を求めるだけに聞こえたのかどうか、「逆襲する」中身の答弁だった記憶がある。

  子どもたちをめぐる環境の変化の中で、中高生の居場所をどうするかは、今一番求められていること。
  南山議員は、スケートボード場のことも紹介したが、それにはまったく答弁なかった。

 そのスケボー場も、運動公園に行って、何とか探して見ていた。
  と言うのは、運動公園の案内板には、その表示がなかったからだ。
  空き地を利用し、舗装をして、そこに、人工の坂や手すり、ジャンプ台などを設置したものだが、松本市の青年もわざわざ出かけて利用していると聞く。
 OPENしたのが、H14年7月。
  坂とかジャンプ台などは、専門用語で、「セクション」というようですが、それを含めて1000万円以内でできたようです。

 駅ビルからは、現在建設中の茅野市の「市民会館」の現場に建つクレーンを見る事ができた。
 この市民会館も、文字通り建設計画の段階から、「市民参加」で創られたと聞く。
これに関しては、現地の共産党の議員団から資料をいただき、いずれ報告できると思います。

  (尚、駅ビルの駐車料金が、2時間無料、となっているのは、市民にとっても利用しやすい要素だ。
  
確か岡谷市のビルも同じように4時間だったと思うが、公共施設の入っているビルの駐車場が、無料だった。)

 

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 1月9日(金)


 改めて市長選挙を考える


 午後4時過ぎに、商工会議所の新年会で、有賀市長が事実上の出馬表明したというニュースが入ってきた。
  そして、その後、実は午後3時半から、有賀市長の後援会の幹部の方々も、「市長から出馬の承諾を得たので、」「正式には15日に」と記者会見したことも確認された。

  私たち「明るい会」は、昨年12月25日の声明でも明らかにしたように、
  「そんな中、いよいよ選挙が3ヵ月後に迫る中で、現職の有賀氏は4期目に向けてその準備を着々と進めています。」と分析をしていたが、
 
これではっきりと、有賀市長が4選に「出馬しない」という選択肢は、とりあえずこの時点ではなくなった。
  そして、現職対新人という構図がハッキリした。

 地方自治体をめぐる矛盾の深まりのなかで、旧来の「オール与党」体制に亀裂が広がっていることは、全国での例がいくつも教えてくれています。
  そして松本市でも、昨年の市議会議員選挙前後に、議会での変化も含めて、市民の皆さんの「願い」が、その「亀裂」を実証していました。

  首長選挙では、自民・公明を中心とした「オール与党」の基盤の上に乗っても、なお現職やその後継の新人候補者が敗れるといった状況が全国各地で生まれていることに、私たちも注目しています。
 それと同時に、その内容が一様ではないことにも注意を払うことが必要です。

  1つは、従来の「箱物」政治、税金の使い方の「逆立ち」政治をただして、「住民が主人公」の自治体をとりもどしていこうという要素を持つ流れ。
  2つに、「無党派」を名乗りながら、実際には住民犠牲の政治をいっそう押しつけようという流れ。
  そして、3つ目に、両者の要素が複雑に入りまじり、今後の動向を見定める必要があるもの。

  と全国の3つの流れとその教訓を学びながら、事実にそくした具体的な分析をおこない、正確な対応をしていくことが求められると思います。
  その上で、何よりも重要なのは、市民の皆さんの願いは何かの原点にたって、その実現に向けてどうするかで、判断をすることだと思います。
  それは、「政策的な願い」実現の前進を考えるのはもちろんですが、松本市の場合はそれに加えて、何よりも市政の転換、4選阻止という願いの実現の声が大きいという特徴にも大いに注目しなければならないと重います。

  でもそれには、市政を変えて欲しいと願うすべての皆さんとの対話と共同をどれだけ大きく広げるか。
  そして、やはりどんな松本市を作っていくのかでの一致点をいかに広げるかに結局かかっていることも事実です。

  力の尽くしどころです。

 

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 1月8日(木)


 無言館の「裸婦」を前にして


 妻と二人で、上田市塩田平の無言館に行ってきた。
  昨年暮れ、無言館館長の窪島誠一郎さんのお話を聞いて近いうちにと考えていたので、3月の市長選挙を前に、思い切って行ってきた。

  信州の鎌倉と呼ばれる上田市塩田平は、私の姉が暮らしているところでもあり、何度か来たことがあるが、無言館へ妻は2度目だが、私は初めてだ。

 小さな駐車場に車を止めると、障害者用の舗装された駐車場から石畳が入り口まで続く丘陵地の頂にある美術館。
 
車椅子への配慮がシッカリ感じられるものだった。
  既に写真は見ていたので、「中世のヨーロッパの僧院を思わせる建物」は、すぐ私にも溶け込んでくれた。
  明らかに十字架を模ったその建物に入ると、思ったとおりのたたずまい。
  暖房が十分でない中は、かえって緊張感を与えてくれた。  
  信濃デッサン館の館主窪島誠一郎さんが、画家で自らも出征経験があり、また美術学校の仲間を戦争で失った画家 野見山暁治さんとともに日本各地の戦没画学生のご遺族のもとを、敗戦後50年を迎えた平成7年5月から2年間探し訪ね、遺作を蒐めたのがこの美術館。

  文字通り 「無言」館にふさわしい。

  昨年のお話にあったように、生命を感じさせる作品。
  とりわけ私には、なんと言っても、奥さんや恋人を描いた「裸婦」がなんともいえなかった。

 最愛の人との人生の隔絶と生命の切断

  作品の下には、「享年27歳」「享年23歳」「享年29歳」・・最年長でも30代になったばかり。
  「あと5分、あと10分、この絵を描きつづけていたい」 外では兵士を送る日の丸の小旗が振られるなか、「生きて帰ってきたら必ずこの絵の続きを・・」 モデルをつとめてくれた恋人にそういゝのこして戦地に発った。
  と説明書きがあった。

  戦争は、これらの事実からしても、繰り返してはならない事を教えてくれる。
  今、イラクの戦場にまさに駆り出される自衛隊員とその家族、身近な方々の気持ちはどんなものか。
  重なる部分があるのではないか。
  それは、「小泉首相の命令だから、行く」「私の言う事は聞いてくれないのね。」という程度の会話ではすまない問題だろう。

  最後に、十字架の中心部にたって全体を見渡したが、私はもう一度裸婦のデッサン画のところへ近づく事になった。
  その絵の下には、
  「妻の裸体を初めて描き、それを遺言にして戦地に赴いた。」
  と記されていた。

 

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 1月7日(水)


 「人間を人間として見ておらず、年をとると国の働きバチのようだ。」


 ・ 制度が始まる以前より金額がかかりすぎて、大きな負担になっている。
 ・ 年寄りにも負担が大きく介護を受けると生活できなくなる。
 ・ 少ない年金から天引きされ死ぬまで納めるのか。保険料は取られ、医療費は上がりダブルパンチ
  ・ 結局年金が少なくお金がなければその程度のサービスしか受ける事ができない現状は厳しい。
  ・ 毎月6000円も払っているのに、一部負担金を払うのは納得できない。
  ・ 制度としては大変助かっていますが、ただ費用がかかりすぎだと思います。
  ・ 年金生活者は保険の負担がとても大変。
  ・ 利用者が選べるというのが建前だが、実際には選ばれている。
  ・ 子どもを育てながら、両親の扶養をする世代にとっては、利用料金の引き上げは死活問題。
  ・ 苦しい生活の中、保険料は強制的に徴収され、利用する時は希望が反映されない制度でこんな不合理はない。

  介護保険制度が実施されて既に、ほぼ4年。
  昨年の4月には、保険料の値上げが行われ、特別養護老人ホームへの入所希望者も入所順番待ちの事態は解消されるどころか、倍増したまま。
  年金の削減の中、とりわけ低所得者にとって、介護保険制度の実体はどうか。
  この問題の解決なくして、はたして福祉のことが語れるでしょうか。

  表題も含めて、前段で紹介した生の声は、最近ある介護施設が、入所待機者、施設利用者及びその家族に対して行ったアンケートに寄せられたものです。

  ・ 保険料の引き上げは、高齢者の首を締めるようなものではないでしょうか。
  ・ 本当に困っている人のための制度であって欲しい。

  市長選挙に当っては、「明るい会」としても政策を至急発表し、その政策実現に向けて取り組みを強めなければいけないと思います。
  それには、やはり現場の声を聞くことと、実態の調査が欠かせません。

  日本共産党が、昨年の2月に発表した
    「保険料の値上げは中止し、だれもが安心して利用できる制度を  ― 介護保険実施3年の見直しにあたっての緊急要求 ―   
     に関しては、ここをクリック

 

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 1月6日(火)


 医師 菅谷昭(すげのや・あきら)氏


 信大医学部の助教授の職をなげうち、退職金の1100万円を資金に、チェルノブイリ原発事故被災地ベラルーシでの医療支援に5年半身を投じ、現在は長野県の衛生部長を努める菅谷昭氏(1943年更埴市生まれ 現在松本市在住)に関するデータとして、先日紹介した中日新聞の昨年7月22日付け9面 文化欄 のコピーが手に入った。

  「患者の立場に立って 過不足のない治療を」
  と題され、記者のインタビューに答えた形での氏の発言を要約紹介すると

  「大学での医療は、最終的には患者さんにとって良い医療は何かを考えますが、前面に出るのはやはり医者側。患者さんにとって本当にプラスになるのかとまず考えることが時々かけてしまうことがある。特に新しい医療行為を思い切ってするときには医者の論理でいくことが多い。」
 
  「(それが)行政にはいった時、ガラッと視点を変えたのは受療者側の立場から医療を考えたいな、ということ。医療行政をやる時に、患者さん、受療者はどうかなと考えて。これが大きな違い。」

  「計画を立てる場合でも常に受療者の立場、視点から。そうすると現場を見てこないといけないわけです。チェルノブイリに5年半行った経験は、非常に役に立っている。」

  「自分も現場に出て、医療を受ける側の方の考えとか希望を直接聞いて、医療行政に反映させる姿勢を持って行きたい。」

  「日本は超高齢化社会になる。これからは子どもたちが私たちの面倒を見てくれるわけで、だから、彼らの健康、命を守る態度を社会は示さないといけない。」
  「そして、日本の支えている青壮年期の人にもきちんと目を向けないと。」

  「日本人の多くは将来の不安には健康を挙げている。高齢者は特にそう。医療と福祉、保健を合体したものをつくるときにきている。」

  以上が抜粋だが、一番最後の部分などは、私が言うのは失礼かもしれないが、「医療」という一分野を越えた、いわば社会的な発言と言える。

  もちろん、いわゆる行政手腕といわれる点は、「未知数」と言う人がいるが、 明らかに 医者という立場から、行政の畑に移って、その専門性を生かしながらの衛生部長という行政経験と、今後の志というか、いわゆるポリシーの一端を垣間見ることが出来る発言である。

  先日紹介したが「愛と平和の集い」での、気負わないその語りとマスクにも、好感が持てた。
                          
 (12月23日付 日誌 参照)

 菅谷氏は、今年で還暦。 どうやらこの3月で退職されるとのお話も伝わってきているが、その菅谷氏を擁立しようとしている運動がある中で、氏自身を始め、それらのグループの人たちは何を考えているのか、その政策とまでは言わなくてもそのビジョンをお持ちならば、直接お聞きしてみたいという気もする。
 問題は「どんな松本市にするのか」だ。

  菅谷氏の、チェルノブイリ原発事故被災地ベラルーシでの医療支援活動をテーマとした
  NHKテレビの 「 プロジェクト X 」 に関することに関しては、ここをクリック

 

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 1月5日(月)


 「本日天気晴朗ナレドモ浪タカシ」


 毎年恒例の松本市の新年祝賀式が、勤労者福祉センターで行われた。
  あらかじめ、市長が出馬声明を行うとも報じられていた関係もあり、マスコミ関係者の取材も目立ったが、予想された通り、市長は出馬表明をしないどころか、松本市政にとって今年一番重要な市長選挙に関しては、市長選挙の「し」の字も、触れない挨拶だった。

  市長選挙は、民主主義の制度として、市長だけに関わる事ではなく、市民にとって今年の最大の出来事であるにもかかわらず、それに触れずして、今年を語れるとは、実に不可解である。

  反面、昨年の12月議会の提案説明では、触れなかったイラクの自衛隊派遣に関しては、今度は、イラク派兵が決まってそれを肯定する意味なのか、イラク戦争という言葉と共にはっきりと触れた。

  そして、市長は、続けて、
  「昨年は福祉イヤー。年が改まって 本年はまず合併。合併なくして幸せなし。」
  とまで言い切った後、
  次なる課題として
  「まつもと市民芸術館。引く続く福祉イヤー。ノーマイカーデー」
  と続けた後、
  「H19年 2007年には市制100周年を迎える。市政は一貫性、長期ビジョンで進める必要がある。」
  と述べ、12月議会では触れなかったおそらくはじめての表現であると思われるが、次のようにも発言した。

  「社会資本の充実と同時に、政治の基本は福祉と文化を重んじること。 とりわけ福祉と文化のなかに松本市の活路を見出す事が、市民共通の考えではないか。」
 
  「福祉と文化に活路を見出す」
  というこの表現は、明らかに、準備された市長選挙に向けての政策提言と誰もが聞き取れるもの。

  そして、最後にまたしても財政問題に言及、
  相変わらず県下17市の中でも「借金は少ない」。 一人当たり額で言うと356000円、17市の中で下から3番目と紹介。  昨年の仕事納めでの発言をまた繰り返した。

  昨年の仕事納めの市長発言に関しての12月26日付け日誌「恐竜の背比べ」は、ここをクリック

  (その後の調査を付け加えると、西部広域に移したごみ焼却施設関連の借金のH14年度末の残高は、約128億円。それを加えると、H14年度末、普通会計での借金残高は、800億円を優に超えて、853億円になります。 17市の中での順位はいずれまた報告します。)

 現職の市長がここまで、言及しながら、肝心のことに触れないのでは、為政者としての資格が問われる。
  松本市の未来以外に、何を熟慮しようというのか。

 今日は、もうひとつ。
  来賓として挨拶した、自民党の参議院議員は、

 「今年はいろいろな課題をかかえ、天気せいろうにして、波高しの 年だが、・・」
  と発言。 「この波をも乗り越えて」と続けた。

  正直、この言葉に耳を疑ったのは私だけだったろうか。
  私には、自衛隊のイラク派兵のことと重なって、もしかすれば、承知して使ったとすればその見識をも疑ってしまった。
 
 ご承知の通り、この「天気晴朗にして、波高し」、正確には、「本日天気晴朗ナレドモ浪タカシ」は、
  誰もが知っている1905年(明治38年)、日本海軍が、日本海海戦で、ロシアのバルチック艦隊に壊滅的な打撃を与えた際、バルチック艦隊を発見し艦隊が出撃する際に、大本営に打電した電文である。
  最近は、海の様子やそれを比喩に例える言葉として、ごく普通に使われる事もあるようだが、私にはその歴史と重なって聞こえた。

 

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 1月3日(土)


 「見ざる」「言わざる」「聞かざる」


 新年会の席。
  昨年は未年ということでやさしさを強調されましたが、やはり今年は申年という事で、「見ざる」「言わざる」「聞かざる」の三猿のことが、皆さんのあいさつの中でも話題になっています。
  私のほうでも、今年は、「三猿」ではなく、「しっかり皆さんの声を聞いて」、「現場をじっくり見て」、「そしてはっきりものを言う」 シッカリ、ジックリ、ハッキリの年にしたいとごあいさつをさせてもらった。

  夜、家に帰って、改めてこのことを調べてみた。
  正確な意味、その解釈には、どうやら幾つかのニュアンスの違いがあることが解った。

  三猿は、もちろんご承知の通り、日光東照宮の神厩舎(しんきゅうしゃ)の彫刻にある三猿から来ていますが、 幾つかHPの説明を紹介すると、大別して2つに分かれることがわかった。

  「馬小屋に猿の彫刻があるのは、古くから猿は馬の病気を治す・・という信仰、馬の守神といわれてきたからです。古くは本物の猿を馬小屋で飼っていたと言われてます。 さて、東照宮で一番有名な彫刻、みざる・いわざる・きかざるの3匹の猿ですが、これはこの厩舎にある猿の一生を描いた彫刻=8構図の2番目にあたる彫刻です。この8構図はちゃんとした物語りになっていて、意味があるので、それについて説明しておきます。」
  とあり、三猿のところでは
  「目・口・耳をふさぐ猿は幼年期の猿で、子供のころは悪い事を見たり・言ったり・聞いたりしないで、素直なままに育ちなさい。という教育論の意味が込められています。」
  と書いてあるものと、

  「古来より有名な三猿「見ざる」「言わざる」「聞かざる」はいうまでもなく「人の非を見ず」「人の非を聞かず」「人の過ちを言わず」の意味で、道徳観や教訓として受け止められている。
  人のアラを探し、非をあげつらい、キズに塩をすり込むような世相にあって、無くてはならない戒めであろう。」

 そして、成語林では、 「(他人の欠点やあやまち、また自分にとって都合の悪いことは)見ない、聞かない、言わない猿のようであれという処世訓」とあった。

  私も、どちらかというと後半の方で理解していたが、前半の解釈の方も理解できる。

  いずれにしても、私は、仕事柄、「聞いて」「見て」「言う」姿勢が求められると思います。

 

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 1月2日(金)


 新春 街頭宣伝


 今年も松本駅前で、藤沢県議、犬飼市議と一緒に、正午過ぎから毎年恒例の新年のご挨拶を行った。
 私の方からは、昨年の2つの選挙=一斉地方選挙と衆議院選挙でのご支援への感謝を申し上げたあと、7月に行われる参議院議員選挙と共に、やはり3月に行われる市長選挙に関して、日本共産党も参加する「明るい民主市政をつくる市民の会」(「明るい会」)の昨年25日の記者会見での声明を紹介する形で、日本共産党の立場、今後の活動について、私の決意も含めて訴えさせてもらった。

 道路を隔てた歩道や通過する車の中から手を振って下さる方、声をかけてくださる方など、新年のご挨拶を交わすことができた。
  自ら声に出して話すと改めてその責任というものも感じる瞬間だった。

  ところで、擁立運動が伝えられる菅谷昭氏に関して、昨年の7月22日付け「中日新聞」に人物紹介があること、そして「週刊医学界新聞」の今年の新春号に、直接、氏が投稿しているという話が入ってきた。
 早速、本屋を探したが、この新聞を扱っている書店は、松本市内で1店のみ、しかも正月休みであることが分かった。

 いずれ入手した時点で、皆さんにもご紹介できるかと思います。

  さて、夕方は出来上がった「NEWS108号」をもって地域あいさつ周り。
 街頭宣伝の時もそうだったが、今年の正月は本当に暖かくて助かる。
  かなり忙しく昨年は走ってきたため、考えていた市政報告会もできずに来てしまった反省もあり、昨年お世話になった方々を中心にお渡しして、市長選挙のことなどお話した。
 お伝えしたように、64ページにも及ぶボリュームのため、
  「それでは、読んだあとお返しすればよろしいですね。」とも言われた。

 いつものように紙袋に入れて歩くわけだが、今回の場合は、一軒一軒訪問するたびに、それなりに「軽く」なるので、気持ちもなんだか軽くなる感じだった。
 元旦の新聞や年賀状がそのままポストに差し込まれているお宅も少なくなかった。

 (もしお読みいただける方は、ご連絡いただければ、お届けいたします。)

 

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 1月1日(木)


 「信州県」?!


 新年あけましておめでとうございます。
  昨年は、市議会議員選挙でお世話になり、ありがとうございました。
  今年は、いよいよ3月の市長選挙。そして7月の参議院議員選挙の年です。
  このHPも、マスコミであまり伝わらない市政のこと、議会のことを私なりの取材でお伝えする事をコンセプトに続けて行きたいと思います。
 今年もよろしくお願いいたします。

  「信州県」の話が、マスコミの一面を飾っていた。
  唐突の感は免れない。
  なぜ今、県名の変更なのか。
  その問題提起の十分な理由がはっきりしているのか読んでみたが、マスコミの報道の範囲では正直、説得力に欠けるものだ。

  私は、「直感」とか、「第一印象」を大切にしたいと思っている。
  もちろん、常にその直感が、実体や本質から外れないような日ごろからの経験と訓練の蓄積が求められるが、「それはいい」という場合は、大体良い物であることもこの間の経験則だ。
 その点から言うと、今回、それは大事な事という感じを持ちきれなかった。
 特に、記事の中で、「県政改革が進まない」と知事が痛感したと紹介のある「長野市のからの参加者は例外なく、男女を問わず『地元です。』と口をそろえる。」という部分は、何度か読み返したが、知事の着眼点がこの報道では伝わってこない。

 新年早々の話題としては、ニュースである事に間違いないが、ヘッドラインに該当するのか考えてしまった。

  今年も率直な思いもお伝えしたいともいます。

 

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