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まいどこんばんは。久々のぶどう通信です。松本市山辺地区でぶどうを作り始めてから20年が経過しました。今年で21年目になります。山辺の中ではもう中堅を通り越してベテランの域(?)に入ってきました。ホントカ!?。
どこの農村へ行ってもそうですが、農業担い手の高齢化と農業人口の減少が顕在化しています。それは我が地域も同様。しかし何といっても松本山辺地区は日本一のデラウェアの産地にして且つ日本で一番早くぶどうの種無し化に取り組んだ産地のひとつです。10年後に担い手がいなくなってその時もう手遅れになってはいけないよねということで地域では今、次代を担うぶどう生産者の育成に官民あげて(?)取り組んでいるところです。ここで言う官とは行政、民とはJAということになりますが、過去の行き掛かり上、ワタクシはその官と民の両方に属する立場のニンゲンになってしまったので、昨今から新規就農者の確保育成がライフワークみたいな感じになっています。昨年は50歳のおとっつぁんと23歳の新卒女子がぶどう新規就農を果たし、今年は独身若者男子が2名が研修開始、その次には外国人夫婦が研修開始の予定となっています。新規参入希望者が晴れて新規就農者になるためにはしっかりとしたプロセスが必要。まずはミーティング。話し込みです。本人にやる気が必要なのはもちろん当然。ところがそのヤル気の内容を細かく分析していくと、5年後10年後のビジョンが曖昧だったり、自分が良ければそれでよくて将来は地域のため世のため人のために仕事しようとまでは思っていないなんてことがよく見えてきたりします。この第一関門をクリアした人にできるだけのお世話をすることになります。具体的には、例えば住居の確保、農地や農機具の確保、指導者の選定、支援制度受給の相談とか技術指導とか多岐に渡ります。年末年始には外国人ご家族が賃貸契約予定の家に泊まりにきたのでぶどう剪定体験と中古軽トラック購入のお世話をしてきたところです。これはこれで楽しかったです。松本山辺ぶどう産業もいよいよ国際化(?)の時代を迎えます(!?)。
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こちら第3デラウェア園。昨日です。去年のうちに剪定終えて剪定枝も償却処分して、園内は今とってもきれいな状態。
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若デラ。選定がバッチリ決まっています。剪定にはいくつかのセオリー(法則)があります。例えば左右交互に枝が出ているとか。それ以外にもいくつかあります。技術指導とはそのセオリー習熟指導です。
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3デラでは推定樹齢60年超の古デラを2本伐採しました。人間で言えば100歳超??。大往生です。巨木の重しが無くなって棚面がユルユルになったので棚面の針金を強く締め直す工事を依頼したところです。 |
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若デラの主幹には防寒対策としてワラを巻いています。何しろ今年の冬は例年以上に寒い......。
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こちら今日の第1デラウェア園。朝8時20分。気温は1℃。今日は寒さだまさし、いや寒さまだまし。
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剪定後のCharles(チャールズ)。極特大デラ木でこの木だけで2000人位のデラ姫が出来上がります。替えの利かない1本。樹勢が微妙に落ちて来ている感じがするので樹冠面積を微妙に縮小しています。 |
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今日は1日かけてScott(スコット)の剪定。1デラでは古い木にはそれぞれ名前をつけています。若い木は名前まだなし。植えて2-3年の木はドレイと呼んでいます。
1デラの最下段はお昼過ぎにもう日陰になります。15時30分で寒くてもうダメ。 |
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