2024.6.23. 

 まいどこんばんは。毎年恒例の雨中摘粒突撃隊。先日の巨峰に続いて今日はSeven's葡萄園です。この時期何が一番大変かというと、デラウェアの摘粒と2回目ジベ処理、大粒種の摘粒と1回目2回目ジベ処理作業時期がいっぺんに重なります。摘粒作業というのはある程度の熟練技が要求される作業で、誰でもがスイスイとこなせるものではないのではありません。そこそこ慣れた人でないと無理。自分も熟練お手伝いの方のスケジュールとにらめっこで、ギリギリのところで何とかこなしています。
 長野県も梅雨入り。今日は一日雨でした。衣料の雨対策を万全にしておよそ12時間Seven's葡萄園に籠ってきました。

 シャインマスカット。
 2回目ジベ処理を前にして軸の長さを8センチに揃えました。本格的な摘粒作業はもう少ししてから。美味しくないニセモノシャインが量販店等の主流になっていますがホンモノシャインは糖度19度越えの極旨です。何年も作ってみてわかるのですが、ホンモノを作ることは難しいです。目指せ達人!!。
 
   雄宝。
 ニワトリの卵くらいの大きさになる超特大粒ぶどう。インパクトは強烈。一房に20粒あれば十分。9月の降雨で裂果して200房強が一晩にして全てパーとなったのが3年前と2年前。去年は地面に防水対策を施したので裂果はまあ許せる範囲でした。今年はいかに!?。

   オリエンタルスター。
 地味すぎる中型黒系ぶどう。シャインマスカットと兄弟(父親がシャイン)。レインボーセットの貴重な構成員。去年はそればかりか、クイーンルージュ、シャインマスカット、ピオーネ、そしてオリエンタルスターの4種入り一箱セット構成員としてデビューしました。今年も期待しているよ!!。
 
   黄華。
 ぶどう業界内においてこの黄華は「待ってくれるぶどう」として重宝(?)されています。生育ステージがほかのぶどうと比べて遅いので、作業を一番後回しにできるからです。Seven's葡萄園において、ナガノパープルの2回目ジベ処理とこの黄華の1回目ジベ処理が同日でした。ということは摘粒作業はまだやらなくていいという、この作業時期のズレをもたらしてくれる大変有難い葡萄です。
 
 明日朝一はウインクの荒摘粒に入ります。日中は1デラで摘粒作業を力いっぱい。デラウェアの笠かけ作業がもう間近です。