2024.1.17.   

 まいどこんばんは。ぶどうの剪定ロードもデラウェアと頼まれ剪定をこなして昨日から大粒種ぶどうに入っています。

   
   (左) 今朝のRainbnow葡萄園。北アルプスの山々がくっきりと見えます。松本市から見る北アルプスのシンボルと言えばピラミッド型の常念岳です。その左肩に槍ヶ岳のてっぺんがちょっとだけ見えます(タイトルの帯写真のように)。
 (右) 今日の剪定メニューは紅環。Rainbow葡萄園で抜群の存在感を放つ1本です。なかがわ葡萄園にはシャインマスカットや他のぶどうには目もくれず、この紅環だけ欲しいというお客様がいます。樹齢も15年くらい。今が絶頂期。
 
   
   (左) わっせわっせと剪定中。樹勢が強いので枝が太くて長い!。地面は切って落とした枝でいっぱい。
 (右) 残したい枝が棚面の上に乗っていないで下をくぐっていたりするのがたまにあります。これを修正するのがけっこう大変。

   
   (左) 切り口には癒合剤を塗布。
 (右) 6月に誘引作業した時のテープの残骸と巻きづるがいっぱい残っています。これを取るのが大変。業界用語でゴミ掃除と言います。

   
   (左) 午後3時。すっかりきれいになりました。充実の一日。8-10芽くらい残して長く切る剪定なので長梢剪定と言います。6-8芽程度残すデラウェアは中梢剪定。1-2芽で切る巨峰やシャインマスカットは短梢剪定と呼びます。
 (右) 日没は午後4時半。日中は暖かいけれどこの時間になるとさすがに寒い。明日は西の翠峰と昭平紅にとりかかる予定です。

     
   今日1月17日は阪神淡路大震災から29年目。当時自分は大阪在住、神戸勤務でした。鉄道が全てストップだったので自宅で身動きができず、ようやく翌々日に尼崎から神戸三ノ宮まで歩きました。阪神電車の線路は曲がり阪神高速道路は倒壊、住宅は倒壊、会社ビルは全壊。がれきの山。焦土。都会なのに音のない空間と時間。それからしばらくは復興傭兵の業務についていました。そして12月、鎮魂と追悼、復興と再生への夢と希望を託して「神戸ルミナリエ」は始まりました。イタリアからやってきたという荘厳な光の彫刻の点灯時刻に居合わせて感涙を覚えた記憶があります。ここ数年はコロナ禍ということもあって代替事業だったようですが、2023年度事業として明後日から10日間開催されることを知りました。
 能登半島地震において、被害に遭われた方々に心よりお見舞い申し上げます。被災地と全国の支援組織間との派遣調整がうまく機能しなかった29年前の教訓を生かして、今では被災自治体の支援パートナーとなる自治体割り当てが制度化されているということです。ボランティアの受け入れもこれから先機能していくことと思います。一日でも早く平常な生活が取り戻せる日がくることを願うばかりです。