2020.1.4.   


 令和2年です。明けましておめでとうございます。今年もどうぞよろしくお願いいたします。
 年末の30日は毎年恒例の埼玉県・川越高校の同窓会に乱入してきました。夕方5時ごろから終わりはみんな帰るまで、とけっこう時間にテキトーなので、乱入会場に行きつく前に小江戸・川越をブラ歩きすることをここ数年はルーティーンにしています。毎年訪ねる場所は母校・川越高校。校門入ったすぐ横に4年前にノーベル物理学賞をとった梶田先輩の記念碑が。『自然を不思議と思う心』という、素朴で平明な言葉の奥に秘められた深い探求心とか好奇心に心動かされます。記念碑に一礼し、シンボルの楠木を背にして校庭に向かって一礼し、そそくさと退場。そしたらそんなこと感じたことあっという間に忘れてしまったなにしろバカなもので。今年還暦を迎える仲間はマジメジジイ、博士親父、白髪オヤジ、ハゲおやじ、エロ親父等いろいろ。共通する話題は還暦を迎えるにあたって第2あるいは第3の人生をどう送るかあるいはどう送っているかということで、あのヤロー(自分のこと)は定年ないから気楽でいいよなとか話をしていた(らしい)タイミングに自分がちょうど乱入したという次第。そりゃそうだわな人生90年とか100年とかいう時代だからまだまだやらねばならないこといっぱいあるある。今朝の新聞の読者エッセーに『ゴッホ魂の色』というタイトルでとってもいいことが書いてありました。上野の美術館でゴッホの絵を見て、還暦を前にして第2の人生の腹が決まった、これから自分の人生を少しでも完成に近づけるよう精進していこうという内容。うーむ共感.........。
 自分の人生の完成形か...............。自分にはやらねばならないこといっぱいあります。はっきりしていることでは家族の将来のこと住宅ローンのこと。そしてはっきりしていないことでこれからやらねばならないことのピントがだんだん合ってきたというのが去年と今年の新年の思いの違いかななんてのがとりあえずの実感です。まあ見ておれいずれ死ぬ時には澄み切った死顔で後悔なく死んでやるからなどと妄想ばかりあちこちに飛んでいくバカ園主でありました。

   本書いたからamazonで買え買えというのでさっそく買いました。著者の名はナカムラ、中村です。こいつのあだ名はチューソン(そんままやんか!)。ちなみに自分にもこっぱずかしいあだ名がついていましたがあまりにもこっぱずかしいのでここでは省略。しかしあだ名なんていい加減っぽいくせに妙にそいつの本質をとらえているところがあって、10代の人間の感性って豊かだななんてこと思ったりしています。

 で、今日が仕事はじめ。仕事はじめは第3デラウェア園というのが毎年決まったルーティーンです。
 12月に剪定作業を終えています。推定60年ものの古木1本を伐採し、古い木は4本。自分が植えた若木が29本。合計33本のデラ木たち。なかがわ葡萄園の稼ぎ頭です。


 (左) 早生デラくんの芽。殻を破って中が少し見えています。「芽が動いている」などと表現します。
 (右) 古いデラ木がいつ天寿を全うしてもいいように、若デラを養成しています。暮れに巻いた防寒ワラで暖かそう。剪定した枝は一か所にまとめて置いてあります。近いうちに焼却処分予定。

   (左) 早生デラくんの一本。せっかく巻いた防寒帯をひっかかれていました。ご近所の外猫によるものと思われます。
 (右) 今日と明日の仕事はコレ。窒素系液体肥料をハケで芽に塗ります。発芽促進です。これやると発芽が1-2日早くなります。この1-2日の差がのちのち大きくものを言うことになります。ムフフ....。