2019.12.23.  


 まいどこんばんは。ほぼ1ヵ月ぶりのぶどう通信です。左下のアクセスカウンターを見る限りでは一日に20人くらいはここを見にきてくれている計算です。こんなオフシーズンにもかかわらずです。おそらくそのうちの何人かの方は、ナカガワとかいうあのバカ園主、今ごろ何してやがんのかなぁどーせ今日も温泉なんかに浸かってグータラしてんのやろという親しみとも憐みともとれるいずれにしてもこちらとしては大変うれしいお心持でこちらを覗きにきてくれていると察します。どうもありがとうでござんす。自分はどうも気分にムラがあるようで、なにかやるにしても継続性に欠けるところとか、集中しないときはとことん集中しないとか、その時やりたくないことは絶対やらないとか、次の人事にひと言言いたいとか、やたら変な妄想癖があるとか、想像力があるかと思ったらただの空想だったりとか、自分や家族、山辺ぶどう産地の将来を考えていたらいつの間にか日韓関係の将来を憂いていたりとか、先日の対談の校正早く見せろとか、川嶋と川村どっちがどっちだっけ?とか、これからは輸出だよ輸出という思考の果てにウイグル民族に想いを馳せていたりとか、次の旅行は台湾に行きたいとか、紙モノの資料が多すぎる何とかならんのかとか、スマホの電源切ってるくせにかかってくるはずの電話が未だにこないどうなってんだ!?とか、アメリカ宇宙軍はこの先どこまでいくのかそれならば自分は微分積分指数対数虚数に無理数論理統計解析幾何学をもっと知らねばならないとか、読みかけの文庫本早く読まねばならぬと気ばかり焦っているとか、脳内回路がムダな思考ばかりに使われているアホウな自分を再認識するばかりでありました。なんのこっちゃ....。
 はい。とりあえず生きています。それどころか12月は外貨稼ぎのための出稼ぎ仕事をちょっとやっていることもあって、けっこう忙しくしています。フィールド仕事に生産者組織仕事に非常勤地方公務員仕事の予定を加えると何の予定も入っていない日は年末を除けば12月15日のたった一日しかないのであります。そういえば12月に入ってからぶどうの請求書まだもらっていない一体どうなってるの!?というお叱りのご連絡が2件ありました。あれ.......!?.、あれ...........!?、調べてみたらホントに未入金のままでした。また反対に、過入金をお客様のご指摘ではじめて過入金とわかるケースも存在します。このあたりも、集中力が切れまくっているというか、チェック作業が途中で中断したまま終わっているというか、ボンクラ園主のボンクラたる所以でありまする。それでも毎年ぶどうを買ってくれるお客様に感謝感謝です。商売上の不調法不心得はどうか堪忍してください。
 
 で、フィールドがカラカラでそろそろひと湿りほしいなと思っていたところに昨晩の雪........。

  (左) レインボーぶどう園。水分含んだ重たい雪。冬というより春っぽい感じです。この時期にしては寒くないというのがやや不気味です。
(右) 第3デラウェア園。剪定作業がちょうど終わったところです。園内に入ると棚線に積もった雪が頭の上や襟首なんかにどかどかと落ちてくるのでそそくさと退散。

 今年のぶどうの作柄ですが、全般にやや不良~並でした。日本全国でぶどうに限らず果樹・野菜全体にそうでした。大きくは温暖化の影響でしょう、例えばぶどう王国山梨県では秀品生産という点でほぼ壊滅。巨峰なんかの黒色ぶどうが黒くならないという危機状態にあります。デラも秀品が大減少。それは西のぶどう王国岡山県も同じ。かわりに着色を気にする必要のないシャインマスカットなんかに改植するぶどう園がものすごく多く、全国的に見て例えば巨峰は全体の生産量が対前年10%位減少しているようです。それは長野県も同様。松本もそうです。この山辺地域は標高が低いところで600m、高いところで750mくらいあるのですが、ひと昔前なら標高が高すぎて秀品ぶどうがなかなかできなかったところで近年は秀品ぶどうがよくできるという傾向がはっきり出ています。ぶどう産地の北限は、間違いなく北上しています。ここでいつまでぶどうが作れるかな...........??。


 

 (左) 表彰状をもらいました。今年の黄華生産者No1の座をゲットしました。
 (中) 静岡・牧之原。見渡す限りのお茶畑。先週、浜松市農業委員会との交流会があってその時にちょっと立ち寄り。浜松では2次会で浜松ギョーザを堪能!?。
 (右) 安藤広重の東海道五十三次の「鞠子宿」。ここが今はこのように(マウスポインタを上に)。ちょっとしたカンドー。お店そのものがお休みだったことが残念。