2019.7.13.   


 まいどお世話になります。
 地獄の摘粒ロードもいよいよ終盤戦です。いやー連日きついです。去年と今年の記録を見くらべてみると、今年はデラの生育が遅くて、3デラの摘房肩切り作業を始めたのが1週間遅れでした。それからデラ・大粒種のいろんな作業をこなして大粒種の摘粒・袋かけ作業を終える予定がなんと去年とほぼ同じ。去年休みなく朝から夕方まで70日くらいかけてこなしてきたことを今年は65日くらいでやってきた計算になります。デラと大粒種の作業が重なって多くのぶどう生産者が悲鳴を上げています。ホントにたまらん。でもそんな地獄の日々もようやく終わりが見えてきました。

 (左) 3デラの早生デラくん。写真を撮りに園内に入ったとたん、デラをつつきにやってきたムクドリが約5羽、バタバタと飛び去っていきました。バカラス、バカヒヨ、バカムク対策に今年は動物ロープという新兵器を試しているのですが、その効果も限定的な予感。
 (右) 第1巨峰園。樹木No6-1高墨。いい感じに決まっています。第1巨峰園は昨日約3,700房に袋をかけてきました。次の晴れの日に残りの袋かけを全部やる予定ですが、モンダイは高墨14本推定約2,000房の最終摘粒作業が全く手つかずなこと。ホントに全く手つかず。これが超ヤバイ。明日雨の中必死でやるしかない。

 
 シャインマスカットは去年大失敗でした。将来的に完璧に自分のものにするべく、今年は3通りの作り方を実験しています。(左)が去年に最も近いやり方。粒のゴツゴツ感がいい感じ。でも去年はこれで失敗したので今年は粒数35程度と少なく小さく作っています。(右)1回目のジベ処理にフルメットという液剤を全く加用しないやり方。粒のマルマル感が特徴。ちょっと頼りない感じ。でも食味はこれが一番いいはず。しかし着粒状態が一番よろしくない。これでは食味以前のはなし。実際は(左)と(右)の中間がさしあたりは正解かという感触。

 (左) 黄華は袋かけちゃいました。見切り発車。合計1,809房。
 (右) 翠峰。摘粒最終チェックをしながら今日袋をかけてあげました(マウスポインタを上に)。合計400房ちょい。今年作業が間に合わなかった犠牲者がひとつがこの翠峰4本です。なにしろ本誘引作業をやっていない。枝があちこちバラバラに勝手な方向に伸びて固まりつつあります。もうメチャクチャ状態です。今年はこれでガマンしてくれいと声をかけておきました。

 
 (左) ウインク。今年のテーマは小ぶりの房で大粒に。ウインクちゃんも今年の犠牲者のひとりです。1回目のジベ処理を終えてから2回目のジベ処理に入る前に荒摘粒をしておく必要があったのですが今年はそれがほったらかし。ようやく半日たっぷり時間をかけてここまで復旧。これで一安心。
 (右) 伊豆錦。ゴツゴツ感ピカ一。早め早めに手が回っておまえラッキーだぞ。

 (左) 昭平紅。去年の悶絶暴炎猛暑の惨劇(ぶどう通信433)は忘れません。今年はレインボーセットの中核になってほしいと願っていますがさて今年はいかに.....、。
 (右) コトピー。 初なりが今年15房。レインボーお試しセットの毎年まいどまいどの方の元へ旅立つ予定です。

 ここ数日間にぶどうのご注文を何件かいただきました。早々とありがとうございます。ところが園主の脳内回路が実に単純にできているため、まだぶどうの販売までアタマがまわっていません。作るのにまだ精一杯なもので....。いただいたご注文の返信は8月に入るまでお待ちくださいね。スミマセン。もともとバカですのでスミマセン。
 明日は雨の中、第1巨峰園で残りの最終摘粒とシャインマスカット残り600房の最終摘粒をやってきます。夜は仲間で居酒屋に集合。それではオヤスミナサイ。