2018.6.30.    


 まいどこんばんは。
 ぶどうの生育著しい6月に、ぶどうを作るのに忙しい6月にぶどう通信をしっかり更新していればその様子をよくご案内できるのですが、寝る間もないようなこのアホウみたいな忙しさではぶどう通信の更新などとてもとても。おかげでぶどうの生育中はスルーして生育前と生育後の様子をご覧いただくことになりそうです。
 
 作業が間に合わなくて毎年必ずどこかのぶどう園にしわ寄せが行くのですが、今年は第3デラウェア園の早生デラくんたちにしわ寄せが行きました。天候不順のために1回目のジベ処理が遅れに遅れ、そのために軸が伸びずおまけに小粒。そして肝心の摘粒作業が満足にできずうーむもうギブアップ。露地の山辺デラウェアのスタートを華々しく切るつもりだったのですが、ちょっと小粒気味なのが気になる気になる。早生デラくんたちについては今年はちょっと納得いかない感じ....。
 
 こちら昨日の第3デラウェア園。
 
(左) 地元の山辺中学校のぶどう笠かけ体験学習。11人の中学生が3デラに来てくれました。
(右) 目的はズバリ雨よけです。雨を介して感染する病原菌からデラ姫を守ることが目的です。

(左) 早生デラくんはいよいよ着色がはじまりました。触ると少し柔らかくなってきました。
(右) 午後3時過ぎに笠かけ作業が完了。デラ姫合計で13,200人ほどでした。

 で、こちら今日のRainbowぶどう園。15種類のぶどうたちがいますがここは今のところパーフェクトな作業状況。今日は半日たっぷりかけてサニードルチェとマリオの摘粒作業をばっちりやってきました。
 
(左) 摘粒前のサニードルチェ。  (右) その摘粒後。 一房一房、ハサミで粒を落としながら全体の形を整えていきます。恐ろしく時間がかかる作業ですが、ぶどう作りの極みはここにある、ともいうべき工程です。サニードルチェについては適正な大きさや粒数がなかなかわからず毎年大きさや粒数がバラバラだったのですが、今年は軸の長さ8センチ、粒数約40で統一。もちろん多少の誤差はありますが、全てが同じ感じの房になるようにイメージして作りました。

 
(左) 摘粒後のゴルビー。
(右) ムフフフこちら昭平紅。数えたら38房。3房は自分が試食するとしてあと35房は誰にもらわれていくのかな.....。
 
 明日は満を持してウィンクの摘粒に取りかかります。そのあとは第1巨峰園で巨峰たちの摘粒見直し作業をやってきます。ぶどう作りいよいよ終盤戦。