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(左) 鎌倉時代の作という。大坂・四天王寺の棟梁とその仲間たち(?)が作ったという、素朴ではあるが当時としては決して田舎風の塔ではなく中央集権風の威風堂々とした塔であるという。なんかよくわからんがこれはこれで見ていてとてもすがすがしい気持ちになれる。
(中) 本日の目的その3。霊泉時温泉共同浴場。超がつくほどマイナーではあるが温泉道の探求者に(広く?)知れわたるその実力。公民館風の建物と赤い郵便ポストが昭和の名残りを感じさせる。
(右) 200円というのがいい。番台でおばちゃんが「ゆっくり入ってきてね」と言ってくれた。コンクリート造りの建物に青いタイル張りの浴槽というのがまたいい。アルカリ性単純温泉なんだけれども実は信州で唯一の石膏性苦味泉という化学的に意味不明ながら成分的にとても珍しい温泉らしい。確かにお湯の感じが“やや重い”気がする。サラサラスベスベではなく、ややヌメリヌメリという感じ。この感覚は確かに他所では味わえない。頭だけ出しうつぶせになりあおむけになり目をつむりしばしぼ~っとする。体がお湯に溶けていきそうだ。お湯の投入口近くで窓を開けたら外の涼しい空気が入ってきた。なぜか外に時計がある。なぜここに時計が?。そうか、長湯の人が多いから一応時間の目安にでもなればということで置いてくれたんだろうと納得。お湯から出て付近を散策しポスト横のベンチで一休み。太陽がギラギラ。再びぼ~っとする。そしてふと、「よし、そうか、俺はこんなところでのんびりしているわけにはいかないんだ!。ぶどう園で働かなければ。」と思い立ち、帰り際の鹿教湯温泉のそば屋でササッと遅めの昼食を済まし、30分で自宅に戻り、再び昼寝の旅路に出たバカ園主でありました。
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