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2017.9.3. | |
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まいどこんばんは。今年のデラウェア、ホントに悪い作柄で終わりそうです。3年前の裂果地獄と全く同様(ぶどう通信299)。今年は裂果だけでなくさらに晩腐菌の蔓延による被害もけっこうあってもう胃がキリキリと痛い。第2デラウェア園の速報値ですが、去年より房数が約2,000房多いにもかかわらず、収穫箱詰めした房数は去年より少ないというありさま。第1デラウェア園も同様。第1デラウェア園は去年はロス率が極めて低くてすごくよかったのですが、今年はその反動か、ロス率が甚大な数字に登ることまちがいなし。あと2日で収穫を終える予定なんですが、はっきり言ってもうアキラメモード。 |
倉庫兼作業場。毎日この景色を見ながら選果箱詰め作業をしています。庭木の一部が紅葉し始めています。鉢植えの花木たちへの昼と夕の水やりが日課です。 |
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例年なら、デラウェアの収穫を終えて2-3日のインターバルをおいてそこでデラの後始末と巨峰の準備を万端整えてから巨峰の収穫に入るのですが、今年はデラが終わらないうちにもう巨峰の収穫に入っています。というか、巨峰の時期が始まったのにまだデラを収穫している、というのが正解かも。このデラ&巨峰同時進行、心身共にかなりきついです。実際のところデラにもう消耗しきっているのでどこかで回復の機会を作らないといけません。せやけどあと1ヶ月。これが自分が選んだ仕事だとハラくくってがんばるべ。 というわけで今日は収穫を兼ねてみなさんの第1巨峰園の巨峰たちをチェックチェック。 |
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(左) 樹木No1-2紫玉。真っ黒。糖度なんと19.5度。もう完熟すぎ。急いで収穫すべし。さもないとポロポロと脱粒の危機。 (右) 樹木No1-5紫玉。予想通り粒大。贈答ぶどうの一発目はこの木に決定。しかし晩腐菌に侵されている房がいくらかあることが判明し、園主ショック。 |
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(左) 古くからある巨峰。もう30年くらい経つはず。毎年着色が安定しているし、何よりも10月中旬まで棚持ちするところがいい。第1巨峰園で一番最後に収穫する予定。 (右) 今年1番のビックリポン、樹木No4-7紫玉。この人、毎年毎年小粒で着色も悪くて園主がとうとう見限った木。春に同じ場所に新しい巨峰の苗木を植えてこの木は伐採するつもりだったのがなんとなくまああと1年作ったるわという園主の気持ちに危機感を抱いたのか、今年は想定外に見事な房が出来あがっています。うーむこいつの性格おもしろすぎ......。 |
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(左) 樹木No3-8紫玉。この円尖形の粒が園主のお気に入り。出来上がりも毎年安定していて、園主信頼の一本。ただし軸と粒の間の距離が長くて房の上部の空間が空いてしまうのが難点。そこをクリアできれば第1巨峰園No1の座を狙えるのだが........。 (右) 樹木No4-3巨峰。ピオーネ並みの迫力が持ち味。9月下旬の主役の一人。粒特大であるがゆえに粒数上限を35粒に設定。それ以上だと黒くならないから作る方も神経質にならざるを得ない。もっと気楽に作らせてくれれば第1巨峰園No1を狙えるのだが.......。 |
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