2016.2.28.     
 
 こんにちはっす。第1巨峰園で昨日、最後に残った2本の剪定を終えて、ようやく剪定作業が全て終わりました。いろいろな人に「冬の間は何してんの?」とよく聞かれるのですが、ず~っとぶどうの剪定っすよ。2ヵ月間以上も。それかインフルエンザ休暇か、です。
 剪定もいろいろな種類やパターンがあるし、楽しい剪定やはっきりいって飽きてくる剪定、その場にいることさえもが苦痛の剪定とかいろいろあります。楽しい剪定の筆頭は何といってもレインボー葡萄園。12種類あるからね。1本1本にやさしく声をかけてあげながら丁寧にやってきました。飽きてくるのが第1巨峰園の短梢剪定。2-3芽切りを延々とおそらく7-8,000以上。同じことの繰り返しなのでさすがに飽きるぜ。苦痛は山の上巨峰園。山に囲まれた北向きの斜面は2月の日の出が朝9時半ごろ、日没が午後2時半ごろなので、いやぁ一日中寒い寒い。ここの剪定を終えた2月25日にはなんとまだ雪が残っていました。
 春めいてきた日曜日の今日の午前中、第1デラウェア園で剪定枝の焼却処分をしてきました。

 
(左) 今年で12年目を迎えた第1デラウェア園。50年を超える古木が数本あってさすがに迫りくる寿命を感じつつあるのでただいま緩やかに新しいデラ木たちにに改植中。
(右) 隣接した5a(アール)ほどのデラ園を昨年から借りています。便宜上、1デラB園と名づけています。ちなみに12年目の方はA園。

 
(左) A園の6芽剪定。この枝は6芽を残してチョキン。この5-7芽剪定あたりが自分の標準です。
(右) ところがB園。樹勢が強い強い。びっくりするほど強い。これを5-7芽剪定すると反発が強すぎてとんでもない強い新梢が出てくるので、反発を弱めるために緩め、つまり長めの剪定をしています。ちなみにこの枝は10芽。節間(芽と芽の間隔)が長くて枝も太いです。

 
(左) 1デラA園の中段を支配する、園主からなかがわ葡萄園のエースの称号をもらっているデラ木。5-7芽剪定。
(右) B園。なにしろ枝が太くて長い。大粒種の長梢剪定みたいだ!。

 
(左) B園。枝が太くて長いと揃った芽がなかなか出にくいので、1ヵ月ほど前に発芽促進剤を芽に塗布しました。その効果か、芽が動きはじめてきました。殻を破って中が少し見えてきました。
(右) バインド線で枝を棚面に固定していくのが次の仕事。

 
(左) A園とB園の境界。左がA園、右がB園。B園のデラ木を敢えてA園に越境させています。樹勢が強いのでこのくらいでちょうどよいよい。しかし斜めの柱の数が多くて仕事するのに少しじゃまなんだよねぇ。
(右) なぜか真ん中のこの柱だけが斜めを向いている。おかげで消毒マシーンがここを通過できないのでちょっと困っています。

 
(左) 共同防除組合の農薬散布の立ち上がり。
(右) A園の古木の切り口。さすがに弱ってきたので先端から少しずつ切り縮めています。切った直径が10cmに近いような太い枝は翌年の冬の薪ストーブ用に保管しておくのですが、あれっ......................!?、あるはずのところにない..........!?。 チェーンソーでとりあえず1メートルくらいの長さに切ってまとめて置いた太枝がない.......!?。確か4-5本はあったはずだぞ。ふーむさては知らぬ間に誰かさんが持っていったということだ。以上、1デラに薪ドロボーが出没したという次第。