9月29日(木) 閉会に当たっての挨拶は、通常であれば、文字通り「紋切り型」となるところが、菅谷市長は、「敢えて」と次のように語った。 「敢えて申し上げますことをお許しいただけるならば、私は、前市政時代における議会での議論の様子は、よく承知しておりませんが、今議会のごとく、自由闊達、かつ意欲的な議員各位のご発言の中から、議会が市政運営の両輪の一方を担うという強い意志に敬意を表し、『新しい松本づくり』への変革の一歩と受け止めさせていただきたいと存じます。」 ここで終わると思ったら、これは序章で、それをベースにさらに次のように続けたのだ。 「数々のご意見、ご提言の中で、例えば、中部縦貫自動車に象徴される懸案プロジェクトが、一向に進展しないことに苛立ちをもって、私に問われることには、正直に申しあげますと、いささか戸惑いを禁じ得ませんが、私といたしましては、過去の長い年月の間に、何故前進できなかったのか、今後どうすれば閉塞感を打破することができるのか、改めて、議会とご一緒に、現実的な方法を模索しつつ、近未来の展望が持てるような取り組みをしてまいりたいと考えております。」 閉会後、私たち共産党の控え室でも話題になった。 中部縦貫道自動車道は、ひとつの象徴だが、懸案事項が長い間解決しなかったのは、解決しなかったところに何よりもの結論がある。 (この問題に対する私の日誌7月7日付けは、ここをクリック ) 今年の災害に象徴されるようにこの問題の解決をも図る方向での現実的な方針確立こそ今求められている。 それを、既存の方針通りの中部縦貫道路の建設を求めるかのような質問をしたとしたら、それは「戸惑いを禁じえない」のは、市長として正直なことだろう。 「前市長時代の重石は、議員にも圧(の)し掛かっていたが、それが取れた。そうしたことに関する感想だ。」と、後日、ある幹部職員は語っていたが、その重石が取れて、言いたいことを言うようになった議員が、「自由闊達、意欲的に」発言することが確かに目だった議会であったが、それだけでなく、問題は「閉塞感を打破する」具体的な提案はどうかということだろう。 |
9月30日(金) 私は、たまたまそこに居合わし、少しだが運び入れのお手伝いもできた。 ところで、S=1:10000 と書かれた、この立体模型の制作年月は、なんと「平成16年3月」。 さてその話はこのくらいにして、この模型には、松本市役所まで入っている。 明日、10月1日には、OPENという事もあり、幹線道路課の職員も説明のために出向くという。 |
9月28日(水) 事務局の三村さんに大方作ってもらってあったので、そんなに時間はかからなかったが、それでも出来上がったのは、翌日(29日)の朝3時前。
タイトルは、「市独自の介護保険負担軽減実現 ねばり強いはたらきかけ実る 全国的にも貴重な前進」。 議員団としての、今回の軽減策に関する見解は、裏面の松本市独自の軽減策の内容」の中で次のように述べている。 そして、この中身は、先日の「しんぶん赤旗」(9月24日付け)にも紹介されました。 ところで、協立病院理事会の場で、10月1日から自己負担となる介護施設・サービスでの居住費・食費の中信地域のおける各老健施設の利用料の実態のことが話題になった。
議員団としても実態の調査を行い、来年度に向けた「政策・予算要求」に生かしていきたいと思います。 |
9月25日(日) 和室 壁塗装補修 13000円 〆て 消費税込みで 合計 96338円 今、アパートなどを退室する際には、必ずといっていいほど「ハウスクリーニング」代を請求される。 この冊子によれば、 @原状回復とは よって結論として ⇒ 原状回復は、賃借人が借りた当時の状態に戻すことではないことを明確化している。 さらに A: 賃借人が通常の住まい方、使い方をしていても、発生すると考えられるもの こうした上に立って ⇒ このうち、B及びA(+B)については賃借人に原状回復義務があるとしました。 これが、基本的な考え方である。 下記のHPは、参考になる (下をクリックしてください) そういう点でいうと、ハウスクリーニングは、今では当たり前のようになっているが、これは、はなはだ疑問がある。 松本市に借地借家人組合というのがあるが、この組合でも相談が実に増えているという。 追伸) 面白い発見! |
9月23日(金) さらに、大口沢を通り、刈谷原トンネルまで行って、そして、ついでに三才山から松本浅間カントリークラブを経由して、浅間温泉を回って自宅に帰ってきた。
ところで、先日お伝えした資料 「想定される松本・四賀直結道路の概要」 のP5の「想定位置」の詳細な地図をUPします。 地図は、ここをクリック
道路建設に詳しい方の協力を得て、もう少し解明できればと思っていますが、いずれ発表したいと思います。 |
9月24日(土) 一般廃棄物と産業廃棄物の処理に関わるごみ問題。 その中で、紹介された名古屋市の経験は、実に興味深い教訓的なものだ。 詳細は、名古屋市の経験を、ここをクリックしてみてください。 岩佐さんは、 ごみ問題の解決は、資源保護、環境保全の立場から、行政と住民の協力が鍵、生産者責任の立場からの根本的な解決の方向を見据えた21世紀にふさわしい新たな取り組みが求められることを強調したが、松本市にも言えることだ。 注) しかも、これからは、Reduceにこそ力を入れることの重要性も参加者から強調された。 (産廃処理に関しては、後日お伝えします。) |
9月19日(月) 国道19号から、トンネルの入り口までの勾配は、6%。 ところで、この勾配をあらわす「%」。 「6%の勾配って、解る?」 「じゃ、それを分数で表すと?」と聞くと、 建設委員会でも、この勾配を%で表す今回の資料について、「%」に関しての説明が必要だという意見が出たようだが、説明を加えたほうが親切かもしれない。
さて、昨日の発信の追伸)に関して、関係者から指摘があった。 要は、階段の踊り場のように、一定距離を登ったら、平らな「踊り場」があるような構造でないと自転車道としては、構造上認められない。とのことだ。 ところで、数学(?)の話をもうひとつ。 今日は、事務所の泊まりの日。 「多面体の模型」という大きなサイズで、画集のような装丁の本だった。 詳細は、松田先生のHPをクリックして、楽しんでください。 また、興味のある方は、ぜひメールから直接先生にご注文ください。 その中に、有名な「オイラーの定理」のことが触れられている。 ちなみの、このサイトに一番下に書いてある横田一郎先生も、信州大学の先生です。 サッカーボールは、正多面体ではありませんが、球を平面で表している多面体で、5角形と6角形で、つくられています。
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9月17日(土) ここをクリック
建設委員会でも、いくつかの意見が出されていたようだが、私の感想を少し。 この「経常収支比率」のことに関していえば、前市長時代、市民会館の建設をめぐっての財政見通しの際には、ひとつの指標として議論してきた経過があるからだ。 市民芸術館に、「145億円」かけることにより、明らかに財政の窮屈さをあらわす指標であるこの経常収支比率が、80%の危険ラインを超えるのか、超えないのかを毎年毎年その推移を見て議論してきた。
経常収支比率に関しては、以下の過去の日誌を参考までにクリックしてみてください。 2004年7月25日 さて、それは研究会の中での今後の検討により、新しい情報として市民に提示されることを期待しながら、今回の注目点のもう一つは、四賀トンネルの概要の中での縦断イメージの図だ。
P6の図面をご覧下さい。 参考までに国道143号の各所の勾配が記されているが、大口沢交差点から刈谷原トンネル入り口までが最大で7%ということだが、それよりもさらにきつくなるということだ。
このトンネルが、「日常生活圏の利便性の確保」と「危機管理対策」に適うものなのかどうか。 10月17日(月)に四賀地域での意見交換会があるが、その後も含めて資料は発展するだろう。 今回から公開となる第5回研究会は、10月12日(水)、13:30より東庁舎3Fの議員協議会室で行われる。
追伸)自転車・歩行者道の設置が困難となっていますが、自転車道設置の場合には、勾配は5%と道路構造例で決まっているとのこと。
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9月15日(木) その具体的な中身が、15日に行なわれた教育民生委員会に協議事項として発表された。 協議事項として発表された市の独自施策は、ここをクリック 市の独自の軽減策による市民負担の軽減額は、関係課の話によると、約1000万円だとのこと。 今後さらに制度の充実を求めたい。 |
9月13日(火) その2 郵政民営化PRの「政府広報」を、広告会社「スリード」が入札なしの随意契約で受注して、「小泉総理のキャラクターを支持する、IQ値が低い、主婦層、子供、シルバー層を中心とした層にターゲットを絞って郵政民営化の必要性を浸透させること」を眼目に、広報戦略を行なっていたのだ。 どうやら、この問題は、民主党の国会議員が政府の内部資料を基に質問をしたようだが、 「ムネオハウス」でおなじみの日本共産党の佐々木憲昭議員も、この問題に関して、 「この戦略は、小泉内閣を支持しているが、インターネットを使わず、IQが低く、郵便局に満足している階層に、徹底的に民営化の必要性を浸透させよう、上から教育してやろうという考えだ。こういう戦略は国民を愚弄した戦略だ」と国会で取り上げ、厳しく批判した経過がある。 佐々木憲昭議員に関するHPは、ここをクリック 「政府広報」の対象を絞ったターゲット戦略に関して、「スリード」社が提案した文書は、ここをクリック この延長線で、選挙が行なわれたことは間違いない。 |
9月13日(火) まず、比例代表選挙での得票率は、7.3%で、前回の7.8%からは、「若干減らした」が、得票数は、491万9187で、前回の458万6172より、33万3015票増やした。 「この間の国政選挙での連続的後退」という点で言えば、2001年の参議院選挙での比例得票は、松本市でやはり1万に満たず、9482票だったことからすると、いわば「3連後退」後の今回の衆議院議員選挙だった。 選挙中、皆さんからは、 夕方、 「善戦・健闘」がそのまま、マスコミにも紹介された例だ。 ところで、「周到な計画」に関わって、興味深いブログの紹介があった。 「どれだけの人が『郵政民営化』の中身について理解して投票を行ったのでしょうか? 政府は、『小泉支持層=IQの低い層』と位置づけて、その層を徹底的に狙い撃ちにして政策の中身は問わずに『簡単な短い言葉』だけで選挙戦を行う・・・ そして、国民も難しいことを理解することを嫌い、簡単な短い言葉の方に流される・・・ パフォーマンスを楽しみ、劇場に魅了される・・・ 本当に日本の政治のあり方はこれで良いのでしょうか!?」 この中で、「小泉支持層=IQの低い層」と位置づけての選挙戦の展開という部分が注目点だ。 議会が始まったが、昨日に続いて、今日も松本城を周回してきた。 「たしかな野党が必要です」の衆議院選挙版のトップページを、12日に「秋バージョン」に更新してくれた長男は、とりあえず明日名古屋に帰っていく。 |
9月9日(金) 経団連は、「あっせん(斡旋)」という表現を使っているが、本質は「割り当て」が正しいと思う。 民主党のマニフェストの通信簿の評価が、自民党と比べ、低かったものの、6000万円だけの価値があったことになる。 それに関連して気になったのは、7日の松本駅前での下条みつ前衆議院議員の次のような主旨の演説だ。 「特殊法人にメスを入れることが必要だ。郵政にとどまらず、他にも特殊法人がたくさんある。さらにその周りには、利権の会社がある。 そしてその会社から政治献金がある政党に行なわれている。ここにメスが入らない。何で改革といえるのか。」 以前このHP上で、民主党は官僚が悪いと官僚問題までは触れるが、財界・大企業との関係までは踏み込めない民主党の限界についてコメントしたことがある。 8月25日付け 日誌はここをクリック そうした点からすると、7日のこの下条演説は、一歩進んで、特殊法人に群がる「利権の会社」からの政党への政治献金とまで言及している点が、注目点だ。
昨日の日誌同様、自民党と論戦の関係で、自民党との違いを押し出すがための自民党批判・演説が、自らの墓穴を掘る結果となっているのは興味深く、けっさくだ。 |
9月8日(木) 「増税しないというのなら、マニフェストの撤回を」 志位委員長 民主党岡田代表が、選挙戦最終版になって、 増税に反対しているかのような声明を出し、演説を始めたとの連絡が入った。 7日からの演説で、 「この3年間、歳入を増やすための増税はしない。」 「歳出削減の民主党か、増税の自民党か、これが争点だ。」と言い始めたという。 民主党は、マニフェストで、 明らかな増税隠しです。 志位委員長は、香川県・高松市で行った街頭宣伝で、 そういえば、作日、7日松本駅前で、鳩山元代表が、こんな演説をしていた。 実に、どっちもどっち。 |
9月4日(日) 真の争点は、小泉首相のこれまでの「改革」、これからの「改革」への審判 「改革を進めるのか、止めるのかの住民投票の選挙です。」 盛んにこのアナウンサースポットが流れた後、自民党関谷りき陣営の街頭演説が始まった。 関谷氏は、概要次のように語った。 「郵政民営化でムダを省き、行政改革を進めれば、社会保障年金に使われる。公務員が民間に、340兆円が民間に回る。そうすれば活力ある社会になり、税収が自然に増える。」
「郵政民営化、官から民への改革」という土俵の上だけで見る限り、この「論戦」には勝負がついた。 この間のテレビ討論でも、そして今日も、朝からテレビの討論会が何度か行われてきたが、その中でも、「民主党は、民営化賛成なのですか、反対なのですか」と責められて、たじたじの状況だ。 しかし、今度の選挙の論戦のポイントは、そこにあるわけではない。 関谷氏の演説に関して。 以前までの関谷氏は、「民営化されれば、福祉の予算が増える。」としかいわなかったが、今日は、少しその合間を埋めて、話を展開した。
ところで、今日のテレビ討論の場で、選挙協力のことで、志位委員長が、「社民党は、各地で民主と選挙協力を行っている」と発言しかけたところ、それをさえぎる形で、あわてて福島党首は、「やってません」「やってません」を連発した。
新潟での新聞広告は、ここをクリック 先日の私の日誌では、北陸信越ブロックの20選挙区中、8選挙区で協力とお伝えしたが、どうやら3つ増えて、11選挙区で、民主党との選挙協力が進んでいる。
市田書記局長を迎えての、街頭演説は、5日(月)よる6時から、松本駅前でおこなわれます。 |
9月1日(木) 確かな野党が必要です 「たしかな野党が必要です」のポスターのコピーがぴったりの情勢と選挙戦となっている。 「確かな。ウーン。シャレてるね。裏返せば、不確かな政党が居るってことだ。」 こうした感想が、マスコミ関係者からも寄せられている。 民主党は、「野党と呼ばないで」「違いは、松坂屋と高島屋」と岡田代表自らが語って、郵政民営化についても、消費税問題でも、憲法9条問題でも、自民党政治とまったく変わりがない。 郵政民営化に関しては、経済誌も次のように報じている。 消費税については、年金目的税として、3%の引き上げを自民党以上に「積極的に」主張している。 公明党は、政権与党でありながら、自民党だけでなく、などの選挙区では、民主党の候補者を支援し、比例は「公明党」と民主党との取引をしている。 社民党は、選挙前に副党首が、民主党から立候補しただけでなく、党首が沖縄では、「憲法を変え長としている民主党、自民、民主への1票は戦争への道」と叫びながら、北陸市熱ブロックの20の選挙区のうち、新潟、富山、石川の8つの選挙区で民主党と連携し、比例での取引をしている。 自民党も理念も誇りもへったくれもない。 「まっとうな生き方」とは、菅谷市長の著書のタイトルだが、「矜持」も誇りも何もない。 確かな野党、まっとうな政党の必要性が見直されてきている。 トップページは、久しぶりに長男がリニューアルしてくれた。 |
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