3月31日(木) 

  「安心をキーワードとする、最初の施設整備」  
                       小児科・内科夜間急病センターオープン  
    


 松本市小児科・内科夜間急病センターの4月1日からのオープンを前に、開所式が行なわれた。
 挨拶の中で、菅谷市長が「安心をキーワードとする、初めての施設整備」と触れたように、ハードとしては初めてのものである。
 市長の思い入れが感じられた。

 一般の医療機関が診療時間外となる夜間に、市民の健康を守るために設置されたもので、小児科医と内科医の常時医師2人体制は、県下では初めて、全国でもまれな体制だ。
 常勤二人体制の安心に加え、当番制と違って、決まった場所で、断られることがないというのも大きな安心の中身だ。

 それに加えて、松本市保護者会連盟の顧問の方の挨拶が印象的だった。
  「子どもはよく熱を出し、吐いたりする。おそらくそのほとんどの場合、次の日まで待っても良いものなのでしょう。 でも、『子どもが病気のとき親も病気になる。』といわれる。 こんなとき母親は、子どもの病気を治してほしいのと同時に、親の不安を解消してほしいという思いがある。」
  まさにそうした意味でも、安心して子育てが出来る施策として重要だ。

  ところで、以前菅谷市長とお話しする機会があったとき、市長はこんなことを言っていた。
  「少子社会の中、子どもを生みやすい環境作りに加えて、生まれてきた子どもを病気などで中途で命を失うようなことが断じてあってはならない。絶対に死なせてはならない。そのためにも幼児・小児期が大切だ。」

 2月議会で成立した05年度予算のポイントの中では、この小児科・内科夜間急病センターは、10のまちづくりのうち、3番目の「健康で生きがいを感じるまちづくり」のなかの、「2、子供を守るための夜間急病センター設置など乳幼児・小児医療の充実」の部分に位置づけられている。
 私的に言わせてもらえば、(最近こうした言葉使いがはやっているようだ。)まちづくり2番目の「誰もが安心して生き、老いることができるまちづくり」の中の「2、安心して、ゆとりを持って子供を生み育てるための支援」の部分にも該当すると思う。
 特にこの中で、私は、「ゆとりを持って」という言葉をはじめて挿入していることに注目した。
  まさに、この「ゆとり」こそ、保護者会方の挨拶にも通じるものだ。

  明日から、診療が開始されるわけだが、年度内開所に向けての関係者のご協力、そして担当職員の皆さんの苦労話も伝わってきている。
  本当に お疲れ様でした。

 簡素ではあったが、天候も含めてさわやかなスタートにふさわしい開所式だった。

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3月30日(水) 

  新松本市発足にあたって、緊急申し入れ      


 新松本市発足を目前にして、四賀村 両角友成、梓川村 三村みちよ両議員とともに緊急の申しれを行った。
  今回の合併に当たっては、合併後どうするかという点では、事前に十分な協議が行われなかったこともあり、4月の増員選挙の準備活動を行う中で出てきた緊急性を要する点についての申し入れだ。

  文字どうり合併を目前とした中で、多忙な中、坪田助役が対応してくれた。

  私たちの申し入れに対して、助役は、開口一番、
  「先ほど4村の村長と事務引継ぎを行ってきたが、今回の共産党からの申し入れ事項については、触れられなかった点だ。」
  そして、「事前に十分な協議が行われたかったこともあり・・」といみじくも述べた。

  私たちは、この間4村の現職議員とともに合同の議員団会議を何度か行ってきた。
  とりわけ四賀村、梓川村には、現地での視察も踏まえた上で、今回の要望をまとめた。
 
  四賀村の会田病院については、申し入れの中でも指摘したが、合併協議では、今後の病院のあり方についての協議はほとんど行われてこなかった経過がある。
  現在、会田病院の、常勤医師は、外科医の先生が一人しかおらず、内科の先生は、信州大学からの応援で何とか切り回しているのが現実だ。
  そんな中、住民からは、「子どものことで行くと、小児科を紹介された。」「内科の先生がもう一人常勤でいてくれたら、・・」という切実な声が寄せられていた。
  また、入院患者の部屋は全員2階にあるが、2階からの避難路の確保が十分でなく、緊急時は窓のベランダからの「縄梯子」というのが実態だ。
  この病院は、現在は村立病院だが、初めて松本市としての「市立病院」ということになる。
  四賀村の7割の方が、死亡診断書は、会田病院から交付を受けていることからも、「この世を去るときは、畳の上で」という村民の想いに答えた地域の病院として重要な役割を果たしている。

  四賀村の住民でもある坪田助役は、
  「病院の今後については、今以上にというわけには行かないかもしれないが、早速検討したい。避難路に関しては、危機管理上のことでもあり、優先順位を上げて、直ちに取り組みたい。」
  と答えました。
  私たちは、ぜひ「菅谷ドクターに現地を視察していただくこと」を重ねて申し入れた。

  梓川地区の要望に関しては、
  福祉ひろばに関しては、倭地区へ福祉ひろばを設置し、現在ある梓地区にある「保健センター」とあわせて、梓川地域内に、2箇所の保健福祉拠点を作ることは、現実性のある提案だと思います。
  これに対し、助役は、
  「新市建設計画に添付された地域要望事項の中にあるものもあるので、直ちに検討を始めたい・。」
  「『心の相談室』に関しては、承知していないので、直ちに調査したい。」
  との回答がありました。  

 申し入れ文書の全文は、ここをクリック

 尚、「敬老の日行事費」に関しては、申し入れの時間が少なかったこともあり、申し入れ後、改めて助役には、要請を行いました。
  会話の中では、事前に十分な話し合いが行われなかった反省が出され、9月議会での補正での対応という感触を得ることができました。

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3月29日(火) 

  「敬老の日行事費」への対応について      


 05年度予算での、敬老の日行事費の内、地区の敬老行事への補助金の見直しが行なわれたことに関して、地域の社会福祉協議会(地区市会)の役員、町会長の皆さんの間で混乱が起きている。
 今度の見直しの中身は、従来70歳以上の高齢者に記念品を贈呈、地区行事へ一人当たり800円の助成をしていたものを、年齢を75歳に、記念品をやめる代わりに補助単価を1000円にするもの。
 地域によっては、社会福祉協議会地区市会より一人当たり300円の予算が町会に出され、加算されて行事が行なわれている。

 かねてから、地域より「70」でまだ高齢者扱いしないで欲しいという声が寄せられていたなどの背景があり、来年度からの見直しに踏み切ったものだったが、どうやら地域の関係者に事前に十分な説明がなかったようだ。
 町会でも、行政と同じように来年度予算に関してはこの時期に編成し、確認される。
 そうした予算編成に合わせて、編成方針を伝えてあれば、少なくとも編成に絡んでの問題は起きなかったはずだ。

 私たち議員もその責任を負わなければならにことは、もちろんだ。

  いずれにしても、いわゆる経過措置が求められる。
 じっくり関係者との意見交換が必要だった。

  「協働には目的や課題を相手と共有することが欠かせない。『できてしまった』予算案を公表してきたが、予算編成途中の状況も明らかにするなど、一層の情報公開が求められる。」 と、あるマスコミが論じた。

 「予算編成途中の状況も明らかにする」ことの必要性を指摘した私の2月議会での発言を含めて、十分な合意の営みが必要だ。

 またこの記事の中で、「協働には目的や課題を相手と共有することが欠かせない。」の部分は、2月議会、収入役が初めて答弁に立ち、「協働のまちづくり」に関して、発言しているが、それを意識しての記事だ。

 市川収入役の発言の全文は、ここをクリック

 この収入役発言も注目だ。

 明日(30日)は、合併を前にして、四賀村 両角友成議員、梓川村 三村さちよ議員とともに議員団として新松本市発足を前に会田病院、梓川地域への福祉ひろば設置に関して等、申し入れを行なう予定です。

  その中でも、この敬老の日行事費については、6月補正予算での対応を含めて申し入れを行なう予定だ。

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3月28日(月) 

  中山晋平作曲 「憲法音頭」      


 本日付しんぶん赤旗に、「憲法音頭で盆踊り」の記事が載っていた。
  私の出身地の中野市の「憲法九条を守る中野市民の会」の紹介記事だが、作曲した中山晋平は、もちろん中野市出身の作曲家だが、実は我が家の実家は、その中山晋平が生まれた下高井郡新野村(現 中野市大字新野)にあった。
 すでに他界している父からの話によれば、昭和元年に家を解体して現在の実家があるところに建てたが、それまでは晋平生家とは「目と鼻の関係」の位置にあったと言う話を聞いていた。
 実家に帰った時は、いつも朝早くジョギングで中山晋平記念館まで散歩に行っている。
 しかし、この「憲法音頭」のことは、知らなかった。

 中山晋平記念館のHPを見てみたが、作品紹介のサイトにも、残念ながら、この「憲法音頭」のことは書かれていない。  
  中山晋平記念館のHPはここをクリック  

 憲法普及会が作ったものだが、是非今度帰省した際には、確認に行って来ようと思う。
  是非中野市を訪れた際には、お寄りください。  

 しんぶん赤旗の記事は、ここをクリック

 尚、調べたら、この憲法音頭の盆踊りを紹介しているサイトが見つかった。
  それもご紹介します。   ここをクリック  

 先日、26日の土曜日には、上田耕一郎副委員長を迎えての憲法を守る長野県活動者会議が行なわれた。
 私は都合で参加できなかったが、私の地元でも憲法九条の会を発足させなければと思う。

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3月26日(土) 

  The Elegant Universe  「美しき大宇宙」      


 3月15日から17日の3日間 NHKBS世界のドキュメンタリー 「美しき大宇宙〜統一理論への道」が放映された。
  その前日の14日には、「アインシュタインの妻」という番組も放映された。

 ちょうど2月議会中という事もあって、南山議員の息子さんに頼み、4日間の録画をお願いした。
 26日、興味があったので、連続してそのビデオを見た。

  物理学者でありながら演劇を学んだ経験を持つブライアン・グリーン(コロンビア大学)教授がキャスターとして最先端科学が明らかにしつつある驚異の宇宙観を伝える。
  グリーン教授による同名のベストセラーをもとにした作品。  

 NHKの番組紹介からダイジェストすれば、
  2005年はアインシュタイン没後50年。
  この天才が後半生を費やしながら遂に実現できなかったのが、重力と電磁力を共に説明できる統一理論。
  アインシュタインは一般相対性理論を発表、重力が瞬時に全宇宙に伝わるというニュートンの説は間違っており、重力は光の速さで伝わる時空の波だと明らかにして全世界に衝撃を与えた。
  その後アインシュタインはニュージャージー州の自宅にこもり「統一理論」の計算に没頭する。
  しかし、重力は電磁力に比べ10の39乗分の1も弱く、統一は困難だった。
  60年代イタリア人科学者が、200年前にスイスの高名な数学者レオンハルト・オイラーが純粋に数学的研究のためにこしらえた難解な公式(オイラーのベータ関数)を現代物理学に応用、原子をつくる究極の構成要素は「震える微小なひも」ではないかという「ひも理論」を提唱する。
  当初矛盾があり支持されなかったこの理論を、84年アメリカの2人の物理学者シュバルツとマイケル・グリーンが計算の問題点を克服することで「万物を説明する理論」として学会に受け入れられることに成功する。
  ところが、万物を説明するはずの「ひも理論」はやがて5種類の説に分裂し、学会は混乱した。
  しかし、95年、現代のアインシュタインとよばれるエド・ウィッテンが「5つの説は同じものが5枚の鏡に映っているようなものだ」としてそれらの説を統一する「M 理論」を発表した。
  その理論によると、宇宙は11次元をもつ小さな膜。重力が他の力に比べ弱いのは、我々に見えない次元に力が漏れているからだとした。

  実は、高校を卒業し、一浪して、自宅で大学受験勉強をしている最中に、手にしていた物理の参考書の中に、この「統一理論」のことが書かれていた。
  物理学科へ進路を変えようかなと思ったくらい吸い込まれた。 今でも忘れない。

 理論の発展という場合、今までの法則を包括しながら新しい現象をも説明できるものでなくては「発展」といわないということをなるほどと実に納得したことを覚えている。
  そして、それ以来、「発展」という言葉には、かなり注意を払ってきた。 そして、
  久しぶりにその時のいわば知的感動を思い出した。
  一度観ただけでは、なんとなく解るというところまですら行かない中身だ。

  「ひも理論」が10次元で、5つの理論に分かれてしまっていたものを、もう1次元加えることで、これを統一する11次元の「M 理論」が考えられている。
  これだけでも、実に刺激的な中身。

  「ひも理論」で検索すれば、かなりのサイトを見ることが出来る。

 次元をあげることで、一見違って見えるものも統一できるというのは、何も物理の世界だけのことではない。
 少し頭の充電となったような気がする。
 これからも、頭をやわらかくするために、時間を作りこの分野の興味も絶やさないようにしたい。

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3月22日(火) 

  負担増とサービス制限   介護保険制度改悪      


 介護保険制度の見直しにともなう政府の改悪案が二十二日、衆院本会議で審議入りした。
  介護保険が導入されまもなく5年、 「保険料・利用料が重すぎて必要なサービスが受けられず、負担増が今後も続き、施設不足も深刻で待機者が解消されない。」
  こうした不安がますます大きくなっている。
  この現状に対して、今度の法案の中身は、こうした不安解消どころか高齢者に介護サービスの利用制限加えと「制度を維持する」ためにと大幅な負担増を強いる中身。

 小泉首相は、
  「軽度者居宅サービスは利用者が増大しているものの、介護の状態の維持につながっていない。従来の家事代行型については見直しする」
  「持続可能な制度にしていくため(施設)入所者の居住費と食費は負担していただく」と衆議院で答弁した。

 この問題に関して、2月議会で菅谷市長に「介護保険制度の「見直し」に対する見解と対応について」  と題して質問した。
  これに対する菅谷市長の答弁は次のようだった。

 負担増についての認識については、
  「在宅と施設の利用者負担の公平性の観点から、見直されたものと承知している。」
  「低所得者への減免措置が講じられている。」 「この制度が将来の安定的、また持続的なこと考えた上での必要な措置が講じられたと受け止めている。」

 サービスの利用抑制・制限については、
  「介護度の軽い方々に対するこれまでのサービスが、介護予防の観点から見て全身状態の改善につながっていないという点を踏まえての見直しだと聞いている。」
  「今回の改正では、サービスも何でもやればいいという量から、質の重視へと転換しつつあるものと理解し、介護予防の内容も含め今後、国から出される具体的な内容を注視してまいりたい。」

  質問・答弁の全文は、ここをクリック

  私は、2回目の質問で、(時間もなかったこともあるが、)
  「介護の実態、現場の声、多くの市民と懇談し、認識を改めるべきは改めること。」を強く求めました。

  しんぶん赤旗で、今日から「ヘルパーさんを奪わないで」の連載が始まった。
  是非多くの皆さんに、日刊しんぶん赤旗をお読みいただければと思います。

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3月18日(金) 

  協働のまちづくりに踏み出す      


 2月議会が終わった。
  議員団会議で、議論を積み重ねた結果、意見を述べて当初予算案に賛成した。
  少なくとも私が議員になって以来、当初予算案に賛成したのは、初めてのことだ。
  議会事務局が調べたら、松本市で日本共産党の議員が誕生し、議員団を結成して以来のことらしい。

  日本共産党に対して、「何でも反対の党」と謂(いわ)れ無いレッテル張りが行なわれていた時代からすれば、急というわけではないが、隔世の感がある。
 (余談だが、理事者の間では、私たちが賛成するか否か「賭け」が行なわれたと聞く。)

 消費税が低所得者ほど負担の大きい逆進性の高い税制であり、認められないことに変わりはない。
 その消費税をはじめ、問題点を含んでいない予算ではない。
 私たち日本共産党や自分の考えることに反している面をあげ連ねれば、それを理由にすれば、賛成できるものはなくなってしまうだろう。

 問題は、共同で力をあわせて、その時点での意見の違いを科学的に乗越えられる方向性が確認されるかどうかだと思う。
 私たちが、こうした判断基準で、委員会等で予算を議論し、最終日に判断を導き出すまでには、この間の多くの皆さんとの地方自治体での協働の歴史が必要であったと思う。

 一番のこの間の変化は、20年30年後を展望しての、税金の使い方、新しい協働のまちづくりに向けて、予算編成の過程で今までにない議論を経て、その積極的な内容を含んでいる点だ。
 侃侃諤諤(かんかんがくがく)の議論が行なわれた事を聞いている。

 今回は、こうした点を確認できたことに加えて、この予算で1年執行して科学的な検証を行なえる素地が出来つつあるという点も賛成した理由の大きな部分を占める。

 いよいよ協働のまちづくりの2年目が始まる。
  責任は重い。

 ( まちづくりの目指す方向性に関しては、引き続き予算の分析という形でこれからも発信したいと思います。 )

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3月17日(木) 

  卒業 おめでとう      


 昨日(16日)の小学校の卒業式に続き、今日は中学校の卒業式。
  PTA会長として祝辞を述べた。  

 昨夜は事務所の泊まりの日。ほとんど徹夜での原稿準備となり、かなり緊張した。
  卒業生のうち、近所に住む何人かが確認できたなかで、自分の心からの思いを伝えたかったので、結果として少し長めになってしまった。
  反省点だ。    

 卒業生への餞(はなむけ)の言葉の全文は、ここをクリック  

 小学校では、証書授与後、来賓控え室で、学校長から2人の子どもが、卒業式に参加していない旨、話があった。
 「保護者と相談したところ、卒業式の余韻が残る午前中に、二人は学校に来て卒業証書を受け取ってくれることになっています。」との紹介があった。
 中学校では、公表された卒業生の数に比べ、一人だけ少ない授与式となった。
  入学してから、すぐに通えなくなった近所の彼を知っていたが、名前が呼ばれ、すぐに確認できた。

 市内2箇所ある中間教室のうち1教室は、この鎌田中学校にあるが、やはり同じ敷地内の教室には通えない子どもたちも多い。
 現2年生では、5人の不登校の子どもがいるクラスがある。
  そのクラスの担任の先生は、その5人の子どもたちの家を週1回欠かすことなく訪問し、子どもが望めば、1時間以上勉強を教えている。
  夜ならば、学校に通える子どもには、マンツーマンで、夜の授業も行なっている。

  同じような子どもと先生が、市内には何人も何組もいるはずだ。
  子どもの思いに寄り添って、子どもの悩みとともに歩んでもらい、そんな経過を踏みながらも、卒業式に参加している子どもたちが何人いることか。
  そんなことを思いながら、卒業式は終わった。

  後で、確認したが、一人の子は、前日には、元気で学校に来ていたようだ。
  そして卒業証書は、明日取りにくるようになっているとのこと。

 心から、卒業おめでとうを伝えたい。

  本日付 赤旗の記事です。  (PDF)
 是非ご覧になってください。

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3月15日(火) 

  まつもと市民芸術館スタッフの皆さんのご苦労・実践に期待します      


 午前10時から、市民会館建設特別委員会が行なわれた。
  H16年度補正、H17年度予算案の審査の過程の中で、ある議員が次のように発言した。

  「この市民芸術館の建設に賛成してきた議員は、しばらくの間白い目でみられて来た。 今、開館して半年、今年8月で一年が経つ。 そんな中、あの時、反対してきた人たちも、今は何人も芸術館に鑑賞に来ている。  そんな人たちが、良かったと思ってもらえればよいと思う。アンケートなどとってみたらどうか。」

 発言者の主旨と違ったらいけないが、私には、
  「市民芸術館で良いものが、発信され、反対者の方々にも変化が生まれているはず。批判していたことを反省している風にも見受けられる。確かめてみたらどうか。」
  というように聞こえた。 (
実際そうした表現でもあったようにおもう。)

 開館以来、 いくつかの作品がこの「まつもと市民芸術館」から発信されている。
 私も何回か鑑賞に行っている。
  入場者も当初の予定を上回っている。
   
  でもはたして、それをもって、市民会館の改築をめぐっての問題点が解消されたといえるのか。
  否である。

 それは、他ならぬ、責任者の串田館長がいみじくもその問題点を吐露していることにも明らかだ。
  昨年11月18日に開かれた第2回まつもと市民芸術館運営審議会に、串田館長が提出した文書については、以前紹介したことがあるが、まさにこの点が市民会館建設後に一番心配されていたこと。

  昨年12月9日付けの日誌は、ここをクリック 
    (串田館長の問題提起の全文もあります。)

  そして、この問題は大きな矛盾として、その解決が求められるがそんな中での、館長を先頭にしたスタッフの皆さんの苦労ぶりがにじみ出たH16年度の決算見込みとH17年度予算案概要が発表された。
  私が注目したのは、自主事業費だけは、他に比べ予算も決算も同じで報告されている点だ。

 詳細は、報告書をご覧ください。ここをクリック

  2億2000万円の詳細は、報告されなかったが、「予算の範囲内での執行」を至上命令にすすめてきたことは明らかだ。  少ないスタッフの中でどれだけ、私たちには分からない苦労をしているか。そんな中での、この間の自主事業のはず。
 こうしたほぼ1年間にわたるその実態を明らかにする中でこそ、問題点が明確になり、今後の市民芸術館の運営に関しての見直しの方向が見出せるものと確信する。
 そして、ご苦労だが、矛盾を抱えた中での実践を通じての検証を踏まえて、運営審議会でも議論をしてもらって、今後の運営を考えなければならない。
 

 管理運営費を減らすために、単純に、「人件費を1割カットせよ」とか、「チケット収入が低いことが問題だ。」ということを求める議員がいたが、この大きな矛盾の塊、いわば「負の遺産」を抱えての運営の問題を、館長をはじめとした関係者だけの問題にすることは、あまりに無責任であり、もともと無理なことだ。

  この議員の発言に対して、館長との間に、かなり激しい言葉の応酬の場面があったが、そんな中での館長のしぐさの中には、苛立ちとも取れる本音を感じた。 無理からぬことだ。
 

 しかし、 一瞬、これもプロの演技なのかと見まちがえる場面、議論にはふさわしくない場面があったのには、正直「納得」もしたが、残念でもあった。

  私は、
  「1000万円の予算を削減し、今後1年間、この予算で執行しようとしている関係者の努力、実践に期待しながら、予算に賛成します。」   旨、発言した。

 尚、館長に 「市は、今の段階では2億2千万を考えているからすぐに引き上げることはできないが、実績を示しながら少しずつ上乗せしていこうと答えてくださったと記憶している。」という部分に関して質問したが、館長は、「公式な場での市側の発言ではなかった。」という事だけ認める答弁があった。
  非公式にせよ誰が、そんなことを館長に約束したのかと聞いてみたい衝動はあったが、それ以上の質問はやめることにした。

 (時間がなく、まとまりのない日誌となってしまった。)

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3月14日(月) 

  菅谷市長誕生 1周年     


 菅谷市長が誕生して、ちょうど1年がたった。
  昨年の3月14日は、日曜日。投票日だった。  
  実にめまぐるしい1年。
  少しまとめを行なわなければという気持ちがありながら、議会、議会の連続で、そのままになってきている。

 大きな変化は、協働のまちづくりが始まったという実感だ。

 今日は、午前中は、議員団会議で、先週の本会議、委員会のまとめ。
 午後は、四賀村の両角議員との打ち合わせ。
 伸ばし伸ばしにしていた歯医者を済ませて、夜は梓川の支部の皆さんと会議。
 1年前を思い出すようなめまぐるしい1日だった。

 まったく日誌風になってしまったが、いずれコメントを加えます。

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3月10日(木) 

  「Super−MEDIAGLOBE」 (スーパーメディアグローブ)     


 里山辺教育文化センターにあるプラネタリウムは開館以来21年が経過し、老朽化が進んでいた。
  このプラネタリウムが、改修新装となる。

  以前、このプラネタリウムを見たことがあるが、ハード(投影設備)の問題もさることながら、対応するソフトの限界だと思うが、図書館で古い天体の資料集を見ているような感じで、視察先でよく見る宇宙船で旅をしながら臨場感溢れるものと比べれば、実に物足りなさを感じていたもの。
 
  教育民生委員会の予算案の審査の中で、質問し、次のこと分かった。

  今回のプラネタリウム改修事業は、17年度・18年度の2ケ年で行うもの。
  投影設備も「スーパーメディアグローブ」という、長野県初の3次元フルカラーデジタルプラネタリウム、全国でも、1号機が、今年、玉川学園に設置されるもので、その2号機という事になる。
  世界でも、ハイレベルのもの。(メーカーの説明)

 2年間の総事業費は、1億4230万円。 デジタル音響システム設置、座席も刷新、最先端の設備に更新される。
  H17年度の事業費は、9260万円。 残り、4970万円は、来年度に執行する。

  行政用語では、これを「債務負担行為」という。
  (初めて議会に出てきた時に、この「債務負担行為」と「繰越明許」という実に聞きなれない用語に戸惑ったことを思い出す。似ているが違う概念だ。
  少しむずかしい説明ですが、ここをクリックしてみてください。

  「Super−MEDIAGLOBE」(スーパーメディアグローブ)は、コニカミノルタの商品名だが、1台の投映機で、プラネタリウムやフルカラー全天周CG映像を、高画質に投映できる。
  地球から見える星から、半径2万光年以上の宇宙空間までシミュレーション可能。さらに100万年間のタイムスリップできる。
  メーカーの説明を紹介すると、 コニカミノルタでは、世界に先駆けて小型フルカラーデジタルプラネタリウム「MEDIAGLOBE」(メディアグローブ:3〜6m対応)を開発し、現在、全世界30ケ所以上納入しています。 この度、中規模ドーム(8〜12m)向けに、さらに機能アップと使い易さを強化した「Super−MEDIAGLOBE」(スーパーメディアグローブ)を開発いたしました。 「スーパーメディアグローブ」は、1台の投映機で、プラネタリウムやフルカラー全天周CG映像を、高画質に投映します。操作性にも優れ、誰もが簡単にお使いいただける、先進のシステムです。)

  「MEDIAGLOBE」に関しては、ここをクリック

 地球の歴史、生物・人類の歴史など最新のデータによる「科学」に触れることが可能だ。

  この事業は、早くから更新が求められていたが、この間先送りされてきた事業。 今回、菅谷市長が、子どもたちに最先端の科学にふれさせてあげたいという事で実施が決まった、いわば子どもたちへの「先行投資」。
  竣工が待たれる。

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3月8日(火) その2 

  「こんにちは、日本共産党松本市議団です」     


 議会速報、「こんにちは、日本共産党松本市議団です」を発行しました。

 ここをクリック(PDFファイルです。)

 これからも、タイムリーにこうしたものを出して行きたいと思います。
  よろしくお願いします。

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3月8日(火) 

  「(四賀トンネルは、) 検討材料を調え、市民の皆さんの声を聞きながら、早い段階で(検討を)進めてまいりたい。」       菅谷市長     


 松本・四賀直結道路=トンネルについて、 菅谷市長は、この間「四賀地域の危機管理上、その必要性は否定できない」と発言、一方で「合併の条件にはしない。作るかどうかは、合併後の新市の中で改めて考える、精査する。」と発言してきました。
  このトンネルが、四賀地域の皆さんの「悲願である」ことが伝わってきていることは、今までもお伝えした通り。
  私たちは、地域の皆さんの要求に関しては、その実現の方向で力を尽くすという立場。
  そして、合併が決まり、新市の議論の中で、その必要性が確認されれば、合併特例債を使っての事業展開は、当然のことと考える。

 重要なのは、十分な議論を尽くして作るかどうかの結論を出すこと。
 
  この問題に関しては、私は
  「松本市総合計画(基本構想2010、第8次基本計画)と新市建設計画との整合について」と題して、
  以下のように質問した。

  「トンネルの必要性のそもそも論、さらに優先順位を含めた緊急性、財政的に見ての可能性、困難性、また費用対効果、開通後の維持管理費の問題、等を踏まえての結論を出すことです。
  そして仮に作るとなれば、ルートの設定、それに関する事前の地質調査、環境アセス、地権者との地元合意 などなどあげればきりが無いほど検討しなければならない事項は、数多く、時間を要するもの。」
  「どんな新市を作るのかという点で、総合計画の策定を17年度にかけて作るこの時期に、トンネルを作るかどうかは、これからの松本市政のあり方にも関わり、いわばこの問題を抜きに新松本市の「まちづくり」は考えられないと意っても過言でないものです。」
  「松本市総合計画(基本構想2010、第8次基本計画)と新市建設計画との整合性を考える上からも、直ちに全市民的に、必要性のそもそも論をはじめとした検討も含めてその議論、そのための資料作りなどの取り組みを直ちに開始すること」
  を求めました。

  この部分の質問の全文は、ここをクリック

 それに対し、菅谷市長は、
 
  「松本四賀直結道路はその事業規模はもとより、周辺環境を含め、経済的、社会的にもきわめて、影響の大きい事業であり、また危機管理の面からも配慮すべき事業と認識している。従いまして、まず検討材料を調えた上で、できるだけ早い段階で、議会とも相談し、市民の皆さんの声をお聞きしながら進めてまいりたいと考える。」
  と答弁しました。

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3月3日(木) 

  「自然は美しければ美しいほど、住む者にとっては厳しいものがある。」     


 予算説明会最終日。
 
午後1時から、合併する4村の担当者から、H17年度予算案についての説明を受けた。

 今度の新松本市の予算案は、松本市は、通常の政策部分も含めた予算編成、一方、周辺4村は、いわゆる「骨格」予算という形で、経常経費、継続事業が主の予算編成となる。

  説明は、安曇村から行なわれ、奈川村、梓川村、そして最後に四賀村の順で行なわれた。
  各々の村の代表の方の、冒頭の挨拶から説明会が行なわれたが、それぞれ村の事情と特徴が現れ、合併を前にしての率直な思いが語られたのが印象的だった。

 以下、ご紹介します。

 安曇村:
  安曇村は、助役の加藤忠義が挨拶
  「合併まであと一月をきった今、村長も私も手塩にかけた娘を嫁に出す父親の心境で日々過ごしております。」
 
「自然というものは美しければ美しいほどそこに住む者にとっては厳しいものがございます。(中略)どうぞ山間地の実情をお汲み取りいただけますようお願い申し上げごあいさつとさせていただきます。」

 奈川村:
  「合併後は市役所まで40Kmと、同時に合併します他の3村に比し著しく遠隔の地であり、経常的経費の増高の要因にもなっておりますことについて、ご理解を賜りたいと存じます。」
  「2点程について特にお願いを致したいと思います。 1点目は、村営バスの増便について、暖かいご配慮をいただけますならば弱者にとって正に福音となります。 次に、国保直営診療所の運営について、安定した医師の常駐についてご支援をいただければ大変ありがたいわけでございます。」

  梓川村:
  「梓川村は、昭和30年合併し、ちょうど50年を迎えました。梓川の左岸に位置し農業を中心に(中略)地道に村づくりに励んでまいりました。」 「梓川地域をお尋ねいただき、見ていただき、一日も早く松本市の一員として融和が図れるようご指導ご協力をお願い申し上げ挨拶とさせていただきます。」

  四賀村:
  「緑に囲まれた本村は、潤いの村づくり歴史や文化を受け継ぐ悠久の村を目指して村民6000余名が団結して村づくりに励んでおります。」 「松本市市街地を結ぶ幹線道路につきましては、最も村民の関心を持つところであり、これについても今後もその推進にご協力を賜りたいと存じます。」
  「合併は不安と期待で一杯であります。決意も新たに努力する考えであります。よろしくお願い申し上げます。」

  4村の代表の方の挨拶の全文は、ここをクリック

 合併を選択した住民の皆さんの中には、文字通り「不安と期待が一杯」。
  周辺4村の皆さんの思いとともに、新松本市建設に力を尽くしたいと改めて強く思った。

 (更新した古い日誌を、トップに乗せ、順次公開することにしました。しばらくよろしくお願いします。)

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3月7日(月) 

  H17年度予算案の評価について     


 一般質問初日。
  澤田議員に続いて、質問した。

  今回は、まず H17年度の予算案についての評価について  冒頭に紹介しながら、質問を行なった。
  朝一番の議員団会議で、全体で確認したものだ。

 予算案の評価についての部分は、ここをクリック

 2月23日の日誌に加え、少しまとめてみた。

  (続きは、後で)    

  (2月、24、28日付の更新をしました。)

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3月5日(土) 

  インターネットが使えないリスクは、実に大きい      


 2月24日から ADSLが使えなくなり、更新が出来ませんでした。
 Nテレコム社が、ADSLの使用が出来なくなる事の案内をせずに「おとくライン」の売込みを行い、家族が電話で申し込みをしていた。
 私はそれを知らなかった。
 高齢者には、分からないこともあり、業者に申し込みまでの経過説明を求めたら、「確かに口頭では説明していない」が、遅れて発送した文書には、そのことが書かれているとの弁解があった。

 はじめは、モデムの故障かと思い、モデムを交換したのだが、それでも直らずおかしいと思ったら、原因はかなり根本的なところにあった。
 回復するのに、1週間以上も時間を要した。
 ADSLをお使いの皆さん、是非、N社にはお気をつけください。

 インターネットが使えないことがどれほど不便なことか。
  HPの更新にとどまらずあまりにもリスクは大きかった。

 日誌は、順次更新していきます。 その都度お知らせします。

 本当に長い間、ご無沙汰でした。 すいません。

  (注:とりあえず 2月23日付 、24日、28日付け は、更新してあります。)

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