6月30日(月)


とにかくあわただしい1日


週明けの月曜日は、とにかく忙しい。
  誰でも同じことだが、土日が休みなので、課題がたまってしまうのだ。

 9時半からは定例の議員団会議。
  今日は、改めての、先週の各団体との懇談会や、会議の報告を受け、認識を共通させ、全体で話し合うことに時間が割かれた。
  山の子保育園との懇談会(既報6月28日日誌)のまとめ、30人規模学級実現に向けた長野市での会議への参加議員からの報告と不登校問題の討議。
  合併問題では、西部広域組合関係の議員の合同研修会が、松本市の市町村合併対策特別委員会の主催で7月10日に行われることへの対策など、議題は盛りだくさん。おのおのへの対応を分担した。

  途中休憩をはさんで、廊下に出たら、「新市民会館に関する住民投票の会」の関係者とお会いし、これから市長へ直接請求に行くとのこと。いよいよ来月の17日に臨時議会開催である。
  綱領改定案の議員団での討議の確認、来年の市長選挙に向けた取り組みの具体化、そしてしんぶん赤旗の購読お願いの意思統一などを行うと、すでに時間は12時半近くになっていた。

  議員団会議終了後、昼食。
  午後は、会議中に入ってきた電話など生活相談への対応と、約束日の確定。
  「ホームレス」の方の生活保護。道路拡張に伴う問題。相続関係のことでの法律相談に関することでの弁護士とのコンタクトの確認2件。産業廃棄物問題に関する資料準備。健康保険の継続療養問題。PTAのやり残し課題の整理。「嘆願書」署名への取り組み。金銭トラブル相談。
  途中また電話が入り対応。事務局の中平さんとの民報に関する打ち合わせ。
  人権(同和)行政に関する資料整理、相談約束日の変更、会議召集連絡などなどに追われたらすでに時間は5時を回っていた。

  その後、病院へのお見舞い、病院の対応について苦情相談と人生相談。私がのれるほど経験はないが、とにかく「我慢して、余計な事は考えないように」と、また来ることを約束。
  選挙中の借金の返済を業者にお詫びして済ませ、クリーニング屋さんに寄り、学童クラブにお迎えに行った後、事務所で衆議院選挙に関する会議、そして、9時から再度の議員団会議と本当にあわただしい1日だった。
  それでも、今日中にと計画したことのすべては終わらなかった。じっくり考える時間もとらなければと思う。

  今晩は、事務所の当直の日。
  1日のまとめをした後、就寝前に、午前中の不登校問題の論議に関連して、事務所に置いてあった「はばたく子どもたち」という石井郁子衆議院議員の小冊子を読んだ。  1999年の発行だが、「子どもは必ず歩きだす、子どもの自己回復力を信頼して」と題された文章には、今の時点でも納得できることと、今後の課題が確認できたように思う。


 早いもので、6月も今日で終わりだ。


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 6月28日(土)


学童保育まつりと山の子保育園訪問


午前中は、Mウイングで行われた第16回学童保育まつりに、次男、三男を連れて参加。
テーマは「交流」。  子供たちだけ先に、Mウイングに「届け」、別な用をしていたので、開会式のオープニングゲームには残念ながら参加できなかった。
 Mウイングでは、同時に「松本手まり時計まつり」も開催中で、あるコーナーでは人がごった返すほどの賑わい。
 主催していた関係の男女共生課の職員の方ともお話ができ、やはり、参画推進条例のことが話題になった。(余談だが、男女共生課という課の名称は、今後、男女参画課にいずれ変わることになるだろう。)
 「何もいわず、賛成してくれると思ったのに残念でした。」ということだったが、改めて私たちのとった態度について納得していただけるよう説明した。    そんな会話の中で、本当の意味で、こうした男女平等とか参画に反対している勢力がいることの話をお聞きした。

 学童保育まつりは、子供たちにとてもそして親たちにとっても、年に一度の「同級会」のような要素もあり、久しぶりの再会を喜び合う場面がそこかしこで見られた。
 「ディアスピン」(商品名)というコマをせがまれて買わされたが、三男は、早速練習をし、夕方までには、離れ業までできるようになっていた。
 昔ながらのベーゴマのコナーや、大縄とびなど汗をかいて子供たちが遊ぶ姿は本当にいいものである。

 午後は、山の子共同保育園主催の 「松本市議会議員さんとの懇談会」に参加してきた。
  日本共産党の4人のほか、早川史郎氏、青木豊子氏、吉江健太朗氏、柿澤潔氏の4人の議員が参加、 午後2時から4時過ぎまで、懇談ができた。  この保育園は、つい4年前まで、三男がお世話になり、長男がお世話になった1981年以来、づっと父母としてかかわってきた保育園で、私としては園の実情はよくわかり、補助金の増額や認可問題など一緒に取り組んできた経過があるが、いわば「宿題」として残されていた課題だった。
 2000年度には、園児数も、60名ちょっととなり、園の存続そのものが危うい状況であったが、今年度は70名を超えていることがわかり、減少傾向に歯止めがかかっているが、いまだ運営が大変で、存続そのものが危うい状況には変わりない。

 いくつかの懇談事項があったが、なんといっても認可が大きな課題である。
  松本市に対しての要望書という形での提出や懇談がここ三年ぐらい行われていないことがわかったが、是非「文書」で提出していただくことをお願いし、今日参加した議員間でも力を合わせられるように、他の議員にも声を掛け合った。
 
  学童保育も山の子の保育園など無認可の保育事業もいずれも、多額の父母負担に支えられて何とかやっている。
  行政としての公的責任を明確にした予算づけが必要だ。
  しばらく、山の子とは疎遠になっていたことを反省した1日だった。

  尚、7月13日(日)午前10から 恒例の夏の山の子バザーが行われる。 参加した吉江、青木議員にもお願いし、参加協力券を買っていただいた。ありがとうございました。 大事な資金源です。是非皆さんにもご協力よろしくお願いします。


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 6月27日(金)


1食242円の学校給食


中信三市(塩尻、大町、松本)議会議員研修会が行われた。
  例年、行われるものだが、今年は松本市が当番。
 西部学校給食センターでの給食昼食を取り、美術館を視察した後、Mウイングでの講演会が3時から行われたが、講演前の挨拶の中で、市長は、突然、「給食センターは、H8年に建設されたが、共産党を中心に、 それ以外にもありましたが・・ 反対がありましたが、」と言い出した。
 何も、こんな席で、こんな発言をしなければならない必然性がどこにあるのか。 発言は自由だが、他市の議員にとっては、まことに不愉快なものであっただろうと思う。

  ところで、松本市は、現在本郷小、女鳥羽中で行われている自校給食をやめて、市内2箇所の給食センター構想を出している。
  2箇所目の建設については、場所はまだ明らかにされていないが、四賀村との合併を視野に入れて、建設を考えることとしている。
  四賀村では、いずれも自校給食が行われているが、それもセンター方式に切り替えるというものだ。
 
  私たちは、自校給食の復活を求めた経過がある。そしてその方針に変わりはないが、今すでに、この西部学校給食センター建設され、12000食の能力を持つ施設ができたわけだが、センター方式をどうしてもやるというのならば、あと一箇所と言わず、4箇所ぐらいに分散することを考えたほうが、合理的だ。
  何よりも、各学校への配送時間が短くなる。より「自校給食に近づく方法(で)」(議会での答弁)になるはずだ。
 今より、10分でも15分でも短くなるはずだ。
 また、施設の更新の際に2箇所では、一箇所を休止し、残り一箇所でまかなうことは不可能だ。  その点、4箇所あれば、一箇所を休止しても、残り3箇所で全体をカバーすることの方が容易だ。 もっとも自校給食に勝るものはないが。

 事前に負担してあった、1食242円の給食は、パン、牛乳、野菜汁、スパゲティ、そして、焼きするめ(包装紙には、かみかみ運動展開中と書いてあった。)がメニュー。
  帰り際に、職員の方に、「調理師さんに、おいしかったとよろしくお伝えください。」といってきたが、「そうですね。直接伝わらないのが、自校と違うところですね。」との返事が返ってきた。


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 6月26日(木)


セクハラ問題と日本共産党がとった措置について


セクハラ問題に関しては、昨日付けの日誌で、松本市議会本会議で、立場を明確にした点はお伝えした。
  本会議終了後、マスコミからも取材を受けたが、今日付けの新聞(市民タイムス)には、私のコメントが掲載されていた。

  中央委員会常任幹部会が、「セクハラ問題とわが党がとった措置について」という6月25日付声明を発表した。
  すでに「筆坂秀世常任幹部会委員・参議院議員の中央委員罷免と議員辞職について」が発表されている。
  今回のものは、党員、後援会員、支持者のみなさんに、ご理解をお願いしますというものである。
  是非ご覧になっていただき、ご意見をいただければと思います。

   「セクハラ問題とわが党がとった措置について」
  
「筆坂秀世常任幹部会委員・参議院議員の中央委員罷免と議員辞職について」

 6月議会が終わり、事務局の中平さんと南山議員にご苦労してもらい、松本民報の最新号の発行をお願いした。
  どうやらほぼ徹夜で作成したようで、事務所の役員にも協力をいただいての完成。
  「追及」とすべきところを「追求」と印刷してしまったようです。
 
  松本民報(No29)は、ここをクリック   (これは「追及」に直してあります。)

  夜7時から、鎌田中学のPTAの常任委員会に出席してきた。
  開会の言葉に続いて、会長が、すでに始まっている4通学区の高校入試の事に関して、挨拶の中で触れ、びっしりと書かれたA3の紙を紹介しながら発言、さらに閉会間際の発言の中でも、再度このテーマに関して触れていた。
  小学校と違って、入試問題があらゆる場面で、子供たちや学校関係者にプレッシャーになっていることがよくわかる。
 長男の時は、ほとんど彼の中学生活にかかわることがなかった私だが、今度はいろいろな意味で中学にかかわることになる。
 アンテナを高くして臨みたいと思います。


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 6月25日(水)


団長としての初議会 ご協力いただいた多くの皆さんに心から感謝申し上げます


「あんたの今度の質問は、良かった。でも筆坂にはまいったな。」
  朝の新聞配達をいつも通り、次男とともに行っていたところ、同じく新聞配達をしていた人から、言われた。
  「しばらく大変だが、頑張るしかないな。」 と、はげましていただいた。

  6月定例議会最終日、朝から議員団会議を開催、最後の本会議に向けての対応を検討し、 男女共同参画推進条例案に関しては、委員会での態度表明は、すでにお知らせしたが、採決に当たっての日本共産党の立場を改めて明らかにすることを確認、犬飼議員が意見表明を行うことにした。
 
  男女平等を松本市の施策の中で、位置づけて推進することには、当然賛成であるが、今回の条例案に対して、より実効性を高める意味から、今議会の条例制定には賛同できないこと。
  特に、政策決定の場への女性の参加のみならず、何よりも雇用条件整備などを含む男女平等を基本にすえて、母性の尊重と健康擁護などをしっかりと盛り込むことの必要性。
  どちらかというと、意識の問題、心の問題として捉えがちな内容になっている点のなど不十分な点。
  苦情処理や救済を行うための機関の設置に触れられていない点などの不十分な点が見られ、条文案が明らかにされたのが、今年の4月ということで、じっくり時間をかけて市民的に、条例文書そのもので議論をしたほうがいい点。
   などを指摘することを確認した。
  そして、もうひとつ重大な問題として、冒頭にも紹介した、わが党の国会議員の許されない行為は、女性の尊厳と人格をいちじるしくふみにじる人権侵害として、その克服が重要な課題であることの条例案に関する意見である以上、自ら積極的に意見を述べることを確認しました。
  日本共産党の規約では、「党員の権利と義務」の冒頭に、「市民道徳と社会的道義をまもり、社会にたいする責任をはたす」と明記しています。
  かなりの時間をかけて討議し、私たち日本共産党の議員団としての責任として、以上の点を確認して本会議に臨みました。

 本会議終了後、「ちゃんと触れましたね。」とマスコミ関係者から声をかけられました。

  改選後初の定例議会。私としても本格的な議員団長としての初議会。
  かなり緊張もし、今までにない経験も重ねながら、何とか5人の議員団としての今後の四年間の活動に踏み出せたということについて、みんなでの役割分担を確認、少なからず確信としてつかめた議会だったことを、閉会後の議員団会議で話し合いました。
  ご協力いただいた、多くの皆さんに心から感謝申し上げます。

  尚、
  男女共同参画推進条例案には、私たち日本共産党の5人以外に、芝山稔、上條徳治、 高山芳美の3氏が加わり、「反対」しました。
 
四賀村との法定合併協議会への移行には、私たち5人のみ反対。
  住民基本台帳ネットワーク関連の条例案には、私たち日本共産党とさわやか市民ネットのあわせて10人の議員が反対しました。


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 6月24日(火)


「綱領が変われば、池田さんたちの主張も変わるんですか?」


あるマスコミの記者から声をかけられた。
  「有事法制に関連する問題でも、今度の議会での市長に対する質問や主張も、自衛隊を認めたことで変わるんでしょうか。」  というものだった。
  私は、「そんなことはありませんよ。」と即座に答えた。

 日本共産党が綱領を変えることが、大きな話題となっている。
  でも、新聞などのマスコミの関心が、どうしても、自衛隊を認めたとか、天皇制を認めたとか、そして中には、「革命」という言葉をなくしたとか、そんなことばかりで本当に改定案をまずよく読んでもらってからの発言かと疑うものばかりで、まことに残念である。
 私たちの立場は、現憲法を守るという立場が根本であって、それは、日本や世界の歴史の中での経験と教訓を踏まえ、42年前に作った時と違っての、理論や認識の発展の到達点を踏まえての改定であることを是非、実物を見ていただいてご意見をお寄せいただければとつくづく思う。

  綱領改定案は、ここをクリック

 たとえば、「革命という言葉がなくなった。」ということですが、これは、21日(土)の夕方のNHKのラジオも同じようなことを報じていた。
 でも実際は、民主主義革命という言葉は、以下のようにちゃんと記されているのである。

  四、民主主義革命と民主連合政府
 (11)現在、日本社会が必要としている変革は、社会主義革命ではなく、異常な対米従属と大企業・財界の横暴な支配の打破──日本の真の独立の確保と政治・経済・社会の民主主義的な改革の実現を内容とする民主主義革命である。それらは、資本主義の枠内で可能な民主的改革であるが、日本の独占資本主義と対米従属の体制を代表する勢力から、日本国民の利益を代表する勢力の手に国の権力を移すことによってこそ、その本格的な実現に進むことができる。この民主的改革を達成することは、当面する国民的な苦難を解決し、国民大多数の根本的な利益にこたえる独立・民主・平和の日本に道を開くものである。

  そしてそれに関して、不破議長が次のようにコメントしている。
  「民主的改革というのは行われる中身の特徴づけで、その中身を実行するための権力の移行を革命と呼んでいる」

  「革命」という言葉は、社会変革に限らず、企業革命とか古くは産業革命とか使われているように、量的な変化というより質的な変化に加え、発展という重要な要素が伴うときに使われている。
  発展という言葉は、今までの法則とか理論を包含、整合性を持ちながら、新たな現象を解明し、問題を解決するに役立つ理論や形態をいうと思う。
  私の経験で、発展という言葉を、特に「理論の発展」という言葉の意味として一番理解できたのは、ニュートン力学と量子力学そして、宇宙論を知ったときだった。
  ニュートン力学では解明できなかった現象を説明、解明した理論は、いまや発展に発展を重ねている。
  同じように、綱領も日本社会の現実に限らず、世界の人類の歴史と経験の上に立って新しい到達点を踏まえて改定されている。
 
  不破議長の報告には、そうした科学を感じる。
  私も市政への対応を科学の立場で、臨みたいと思う。 今日は、実に思いつくままに書いてしまった。


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 6月23日(月)


「市民会館直接請求」署名数は、14829名     7月8日に議会運営委員会


午前中は、市町村合併対策特別委員会。午後は、市民会館建設特別委員会。
  議員がいずれの特別委員会も傍聴できるように、同時開催を避ける形で運営が行われるようになった。
  残念ながら、私は午前中どうしても用があったため、合併特別委員会の傍聴ができなかった。(中身については、後ほどお知らせします。)

 午後は、1時半から市民会館建設特別委員会。
  議案は、H14年度の最終補正のみ。事務費や地下水などの調査委託料、電波障害の保障料などの減額補正。議案としては、あまり質問ができるものでなく、その結果、住民投票の直接請求問題にかかわる部分は、付託案件終了後ということになり、せっかく傍聴された市民の方には、お帰りいただいた後での議論となった。

  この傍聴制度、昨年から行われるようになったが、議会での付託案件の審査の時間帯のみとなっており、委員協議会に切り替わると退席願うことになっている。
  市民の皆さんにとっては、納得できないこの制度。
  減額補正予算に「関連して」発言することは可能だが、今日の案件の場合はちょっと無理があった。
  議会の委員会でのやり取りは、すべて公開するのが当然のことだ。傍聴人の人員も5名に限定されているなど、協議会に切り替わると傍聴を認めないこの制度の改革も含めてまだまだ議会改革が必要だ。

  ところで、市民会館の見直しを求める直接請求の署名数が、選挙管理委員会の精査の結果、14829名ということが発表された。
 
今後は、縦覧が行われ、本請求に移り、その後20日以内に市長が議会を召集して、市長としての意見を付して「提案」することになる。
  このことに関する、議会運営委員会は、7月8日に開催される予定で、臨時議会召集は、7月17日が予定されているようだ。(先日もお伝えしたとおり、日程上では、翌18日も予備日としてとってあるようだ。)
 
  今日の協議会では、新市民会館使用料のことで、私は発言、質問した。
   管理運営方針は今後の課題として、9月議会に提案される予定だが、気軽に負担が少なく利用できるかは、大きな課題。
  市は、使用料については、「県民文化会館(松本市)、レザンホール(塩尻市)、カノラホール(岡谷市)を参考にして、同程度の(負担に)」と説明したが、この同程度は、あまりにもあいまいな表現。
  「同程度とはどういう意味か」を質問した。

 「客席数に応じてということで、1客席あたりの単価を基準に考える例もあるが、・・・」
  「安いにこしたことはないが、(運営に)お金のかかることはかかる。受益者負担をということもある。次回には明らかにしたい。」という答弁のみ。
 私は、7月の臨時会までに、基本方針は明らかにすることが少なくとも条例を議論するうえで必要だから、間に合わせることを強く求めたが、確約は避けられた。

   なお、請求人からの議会での発言の機会は、昨年の地方自治法の改正により、「意見を述べる機会を与えなければならない。」という規定に代わり、意見陳述の場はもたれることになった。  また、意見陳述を、本会議場で行うか、委員会の場で行うか。何人の出席を求めるかは、今後の議会運営委員会で決められることになる。


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 6月22日(日)


PCの故障修理にかなりの時間がとられた


渚、巾上地区に、支部のみなさんと土、日の二日間にわたって、選挙後初めて、議会での報告をかねてご挨拶に回った。
  道路のマンホールの脇に穴が開いているのが見つかったり、「南コースのタウンスニーカーを利用してみて本当に便利なことがわかった。」など改めて選挙の時の要望がまた寄せられた。
  支部の方が作ってくださった、タウンスニーカーに関する6月議会報告のニュースもをお届けしたところ、
  「サティの予定地に、お店が来るということだが、ぜひマーケットのようなものがどうしてもほしい。」
  「今は自転車に乗れるのでいいが、ぜひ西側にも100円バスを。タクシーに乗ると、信号待ちが3分もかかる。メーターが上がって気が気でない。」
  などの感想も寄せられた。
 
玄関を訪ねると、立派な絵が飾ってあり、選挙前は忙しくお話が出来なかったが、日展に入選した作品ということなど、私も絵が好き方で、知らなかったことで話が弾んだ。
 2つの支部の方と、行動したが、日曜版を読んで下さる方が新たに2軒お願いできた。

 土曜日の午後は、日本共産党の議員団と四賀村の村民の方と両角議員も交えてお話し合いもした。
  日曜日には、鎌田地区支部の安協の総会に出席、改めて交通安全のための安協の方々の日ごろの尽力に感謝するとともに、松本市の各種行事の交通整理、子供たちへの安全教室など、文字通りの縁の下の力持ち的役割の多いことに再認識させられた。

  7回中央委員会総会の綱領の改定案も発表されるなど、いろいろあった土日であったが、なにぶんにも、PCの故障の修理にかなりの時間を費やした。
  今度は、ハードディスクの故障で書き込みが出来なくなり、取り替えてはじめからすべての作業をやり直すことになった。
  かなりの時間がかかった結果、更新は2日分一緒です。


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 6月20日(金)


「役不足」と「流れに掉さす」


今日付けの新聞がいっせいに文化庁の日本語に関する世論調査を報道している。
中日新聞は、一面トップでの報道だ。  実は、この「役不足」と「流れに掉さす」には、私自身もエピソードがある。

  役不足:
  この言葉は、はじめから「力量に対して役目が軽すぎる」という意味で知っていた。
 
そして、ある場面で使ってみたら、それを聞いていた人が、びっくりしたのを覚えている。どうやら、その人が誤って意味を逆に取っていたのだろう。  それほど、少なくない人が、本来ならば「力不足」というべきところを「役不足」と使っている場面に何度か出くわした。
 そして、2000年10月〜2001年3月まで放映された朝のNHKの連続ドラマ「オードリー」で、この「役不足」が誤用されたのだ。
 私は早速、NHKに電話をした。 応対したディレクターは、要旨次のように説明した。
  「誤用は承知していた。スタッフの中でも検討した。登場人物(確か映画会社の役員)のそのときの気持ちを表すものとして使った。」という返事が返ってきた。
  かなり影響力を持つNHKが、こうした使用をすることに大いに疑問を感じる。

 流れに掉さす:
 
これに関しては、私も誤解していた。
  これを教えてくれたのは、私のHPにもよく登場する保守系の市会議員だ。そしてこの議員さんとは、言葉の問題ではその後もよく会話をする。

 今日は定例の議員団会議。昨日までの議会の反省会と月曜日の特別委員会対策。
  朝9時半からだったが、少し開始が遅れたので、事前にこのことは話題となった。今後、敬語の使い方も含めて、いずれ日本語のことは議題にしなければいけないと思う。

 朝の松本駅前の定例宣伝。終わりがけに、塩尻市の三沢前市長さんから激励のご挨拶をいただいた。松本広域連合議会でもお話をさせていただく機会があったが、今「タウン情報」で連載が行われている。職員の方と新聞社にご協力いただき今日までの連載分をそろえていただいた。(ご協力ありがとうございました。)

  今日1日は、午後1時半までかかった議員団会議の後、スクールカウンセラーさんとの話し合い。
  その後、鎌田小・開明小・信明中・鎌田中の4校PTAの行事で、不登校で悩む子供と両親に関する講演を聞いた後、生活相談。
  そして再び市役所に帰り、残り仕事をした後、よる7時からは、新松本市民会館建設に関する住民投票の会の方々と日本共産党議員団との懇談会。 来月17日に開会される臨時議会に向けて、今開会中の6月議会のことも含めて、話し合いは、終了時間は9時半をまわっていた。
  その後、もうひとつの生活相談を終え、帰宅したところ、早速次男が待っていた。

  「フランスvs日本」のビデオを取ってくれと言うもの。
  この間次男のビデオライブラリーは、サッカーの試合が増えるたびに増えている。

 一日いろいろなことがあった。   (またしても、PCの故障。今度はどうも重症のようで、更新が遅れてしまいました。)


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 6月19日(木)


男女共同参画推進条例


条例制定は必要だが、さらに、実効性を持たせるるうえで検討が必要という立場から、賛成しなかった。
  今議会の目玉でもあった「松本市男女共同参画推進条例」は、H11年6月に国で、男女共同参画社会基本法 が施行 されたのを受け、松本市でも条例制定にむけ、準備されてきた。
  共同参画にかかわる意識調査(1500人アンケート 回答者858人 57.2%)、市内を南北に分けて2度にわたる懇談会(Mウイング 40名、芳川公民館 30人)、審議会の5回の開催、庁内調整会議(2回)などを経て、今年の4月に条例の原案を作成、関係団体にへの説明を経て、出されてきた。
 
しかし、市民的には突然出てきたという感が免れない。
  わたしたちも、そうした点は反省点だ。

  前文の中で、 「依然として人々の心の中にある性別役割分担意識や地域・職場等の中にある性別による制度・慣行が根強く残るなど、実質的な男女の平等はいまだ十分に保障されているとはいえない。」 とあるが、意識、制度、慣行などは、男女の社会での存在形態とその歴史との関係でできてきたものであり、「存在が意識を決定する」と言われるように、存在の平等への施策が一番肝心であるが、どうも心の問題、意識の問題に重点を置いたものになっているのは、非常に残念である。
  それが証拠に、松本市の条例案は、市の責務、市民の責務、事業者の責務に加えて、教育関係者の責務を別立てで、第7条で規定している。 これは、「松本市の条例の特徴であり」(行政関係者)、全国でも 大阪・堺市、富山市、福井市の全国にも3例だけだそうだ。
  取り立てて教育関係者の責務を持ち出すことには、行政が心の問題に踏み込みすぎた場合のことを考えると疑問も感じる。
  差別的な取り扱い、苦情など、被害者の相談に対処する場合、「関係機関との連携を図り、適切な措置を講ずる」とあるが、独立した機関の設置が求められる。

  長野県の条例案は、議会の中にも検討委員会が作られて決められてきたようだ。

  総務委員会では、条例案が賛成多数で可決されたが、最後は継続審議という意味もこめて、賛成はしなかった。
 国会では、男女共同参画社会基本法が成立した際に、修正案を出して対応した。
  われわれも、修正案を準備し、責任を果たす必要があると思う。

 今日は、定例の木曜日で、南松本駅前での街頭宣伝日だった。


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 6月18日(水)


「あれは、池田さんが、一本だね。」


廊下ですれ違う際に、声をかけられた。
  一昨日の議会での質問の経過を、おそらくインターネットで配信されたものを見てくれたのだろう。

 「あの場面は、明らかに池田さんの一本勝ち。市長は答えられなかったのでしょう。市民負担を増やさず健全でやるっていったんだから、答えなければいけない。」という感想を寄せてくれた。
  しかし、口から出任せで、議会答弁されたのでは、たまったものではない。何よりも市民の今の暮らしに責任を負うべきだ。
  昨日、市長は、来年の立候補に関して、明言を避けたが、明らかに「出ない」とは言わなかった。
  議会での発言の責任は、すべて来年の市長選挙で審判が下る。

  昨日1日のアクセスは、久しぶりに100を超えた。
 
もっともっと多くの方に松本市の公式ホームページから、議会本会議の様子を見ていただければと思う。
  県議会が、インターネットで配信されたのは、昨年であったのだろうか。 そのときは、一斉に全国からアクセスがあったという。
  松本市も、すでにお知らせしているように、今年の2月議会から試験的に行った配信。
  今度の議会は、その日のうちに配信されるようになり、今日は、5時頃に家によったら、すでに今日の本会議の様子が配信されていた。 南山議員が、初めて行った住基ネットに関する質疑の模様も、早速配信されていた。

  南山議員の質疑はここをクリック (下の方にあります。)

  他の会派の議員さんから、中島村長の赤旗の記事のコピーがほしいといわれたので、HPに載せておきましたと伝えたが、ぜひコピーがほしいと改めて言われた。
  また別の議員さんには、ぜひ読んでほしかったので、わたしのほうから渡した。 長崎での生い立ちのことは、わたしもこの記事を見るまでは、知らなかったことであった。

 このことも、議員間で話題になっていたようだ。

 夕刻から、事務局の中平さんも一緒に、反省、ご苦労さん会。
  澤田さんが、「市長が何を答えたのか。どうも聞いたことに答えてくれていないのではないかと思いながらも、次から次へと答弁が進むので、かみ合った形で2回目ができなかったように思う。準備が不足だった。」と発言、みんなで感想を述べて、話し合った。
  わたしも、今からちょうど16年前に初めて質問をしたことを思い出した。
  今だから、明らかにできるが、そのときは、市役所の共産党の控え室に、2日間泊まりこんで原稿を書いた。
  宿直の職員の方には、驚かれたり、ご迷惑をかけたりした。

 議会の様子は、直ちに中平さんにニュースで発行してもらうことを確認した。

  明日(19日)は、総務委員会の審査です。


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 6月17日(火)


「文章をよく読めば(有事法制に)賛成する人はいない。」


有事法制問題は、本会議2日目、宮下正夫議員(さわやか市民ネット)も取り上げた。
  有事法制賛成の立場の有賀市長が、松本空港の軍事利用に道を開く発言したことに関連して、市長の真意を問うという形での質問だった。

  私たちも、すでに5月22日に市長に発言の撤回を申し入れてあったが、その時の「地元との協定は、有事法制についての議論がタブー視されていた段階だった。今は、有事法制の成立が確実視されていたときだったから・・」などの回答に加えて、以下のような発言をしていた。
 
  社会党の村山首相も、首相になる前は、自衛隊は違憲だと言っていた。それが政権に加わって、自衛隊を認める方向に方針をかえた。責任ある政治家とはそういうことを言うのだ。私も、すでに法案が提出された時点から、成立すると思っていたが、私の予想があたった。法律が決まった以上、市の条例や地元との協定より、国の法律に従うことが求められる。知事は反対を表明しているようだが、知事と意見を同じくした上で地元に(協定の見直し問題で)入っていきたい。
     (要旨なので、多少ニュアンスに違いがあるかもしれません。誤りがあったら後ほど訂正します。)

  明らかに、宮下議員が社民党籍を持っていることを意識してのこの「反論」は、2度目の宮下議員の質問を封じ込めるものだった。

  しかし本質は違うところにある。
  問題は、憲法に違反した法律に罰則を持って国民に従わせるというところに一番のポイントがあり、有事法制が違憲かどうかの判断を市長はごまかしている点だ。

  昨日の日誌ではお伝えしなかったが、私は2回目の質問で合併で話題になっている四賀村の中島村長が、昨年7月7日付けしんぶん「赤旗」に「有事立法 わたしは反対」と以下のようにコメント寄せていることを紹介した。

  中島村長は、

  冒頭 「長崎の原爆を体験した者としてこの法案に賛成できません。」と発言、
  「文章をよく読めば賛成する人いない。」 とも言い切り、
  最後の方では、 「戦争は絶対やってはならないというのが私の考えです。だから有事法制で何かしようというのは困るし、国民を巻き込んではならない。諸問題、難問があっても外交の力をもって解決しなければならない。戦争を想定して準備をするようなことは非常に危険ではないかと思います。」 と、
  自らの意見を村長の肩書きで明らかにしているのだ。

 中島村長が赤旗に寄せたコメントの全文は、ここをクリック

 「中島村長に代わって言えば、『有賀市長は、よく法律文章を読んでいない。』ということになる。」と、ズバリ指摘したら、議場は失笑に包まれた。  そのときの市長の顔はわたしには見えなかったが・・・

 理由の如何にかかわりなく、国として戦争は行わないことを決めたのが憲法だ。
 
それは、どの時期に誰が為政者になろうとも、どんな「理由」を掲げても、交戦権は認められていないと決めたのが憲法だ。
  そしてその憲法に照らして、誰が見ても考えても今度の「攻める備え」の有事法制は、憲法に違反しているのである。
  そして、憲法を政治にいかすのが、政治家の一番の役割だ。
  時の政府の誤りに従う道は、無責任な政治家だ。


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 6月16日(月)


「負担増なしで財政は維持できる」という市民への約束は、ウソだったのか。


春の選挙後初の本会議一般質問。
  日本共産党からは、澤田さんと私が質問を行った。

 有事法制問題では、
  「平和を踏みにじっているのが、私たち(市長)だけと言っているように聞えるが、共産党だけが、憲法を守っているのではない。間違えるな。」とかなり言葉を荒げ、「何を言っているんだ。」と恫喝とも取れる口調で答弁した市長だったが、 自らの見解については、「国会議員に聞けばいい。」と肝心なことには、触れず語らず。
  さらに、今年の2月の議会で「これ以上市民負担を増やすことなく、松本市は健全財政を維持できる。」の約束は、まったくしなかったかのごとく、平気で反故にする姿勢に終始した市長答弁だった。

  今回私の質問は、大きく分けて

  1つは、有事法制は憲法に照らして、市長はどう思うのか。
  2つは、「これ以上の市民負担を増やすことなく、松本市は財政を維持できる。」このように言ったはずなのに、介護保険料は値上げする、乳幼児の医療費での負担増、障害者の窓口無料制度の廃止、加えて、水道・下水道料金の引き上げ予定を発表したが、明らかに議会答弁違反であること。
  3つに、タウンスニーカー100円バスの路線拡大について、
       
の3つだった。

 これに対しては、順序は逆になるが、

 タウンスニーカーに関して、実施に向けた前向き答弁と取れる内容。

 水道料金は、「上げないように努める。」とだけ答弁。 社会保障分野での負担増に関しても、これ以上の負担増はしないの約束については、都合が悪いのか、約束しなかったがごとく、まったく触れませんでした。

  有事法制では、「私は憲法は当然守る。国会議員が憲法に抵触するような法案を出しっこない。」「9割の国会議員は、賛成した。」といい、自らの見解は、最後まで明らかにせず、これが私の答弁だと開き直りました。

   真摯な討論の姿勢にかける最近の有賀市長のこの態度は、まさに為政者の末期症状といったら言いすぎでしょうか。

 今議会の、澤田議員、私の議会質問の様子は、以下をクリックしてください。 インターネットで見られます。


  澤田議員、池田の6月議会一般質問

  続きは、明日またお伝えします。
  きょうは、事務所の泊まりの日、さすがに少し疲れたので、早く休もうと思います。


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 6月15日(日)


朝までかかったが・・・


朝のしんぶん赤旗日曜版の配達の後は、ほぼ1日、月曜日の質問の準備に追われた。
  正直いって、準備不足は否めない。
  主張の検証の甘さを、残念ながら、実感させられることばかりだ。
  ただ、しばらくストックしてあった資料(要は、部屋中に積みあげられていたもの)が少し整理されたことだけは事実だ。

  夜、2時間ほど仮眠を取って、朝までかかったが、できはまだ4割位か。
  朝の議員団会議に提出し、協力をいただくしかない。
  とにかく、忘れ物だけはしないように準備していくことにする。

 明日の日誌には、市長答弁の模様をお伝えできると思います。


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 6月14日(土)


「今が、わが身」の就職難


月曜日(16日)午後1時半からの質問の準備をしている最中、夜中に妻当てに携帯電話が鳴った。
  6月15日付のしんぶん赤旗日曜版の1面「フリーター417万人時代」の特集記事を読んだと言って、長男がかけてきたものだった。

 「明日はわが身」という言葉があるが、まさに「今が、」という心境でかけてきたと思う。
  改めて、赤旗の記事を読んでみると、当に、長男の現在の暮らしぶりそのものともいえる中身である。

 何箇所か、メールで面接の申し入れをしたが、返事がないという話は何度も聞いていた。
  電話も何回もし、面接の催促をしたが、「担当者がいない。」とか「後で電話する」とかばかりで、連絡がないとの事。
  「駄目なら駄目と言ってくれれば」と、訴えていた。

  本人は、何とか就職は見つかるものと考えていたのだろうが、いよいよ大変な事態に気がつき始めての、この記事だったのだろう。
 そして、家賃補助はともかく、生活費ぐらいは自分で稼がなければと、別の分野の仕事を探すことや、アルバイトも検討しているとの事。
  妻は、「一度帰ってきたら」と声をかけていた。

 私たちは、こうした事態が現実化することを予想し、ありうることとしてあまり驚きはしていないことだったが、(でもそうも言い切れない面もありますが)、記事の中には、「心配する親を早く安心させたい」とか、「親に申し訳ないけど、仕事が少なくて・・・」いう部分があるが、おそらくそこらが、本人の気持ちと重なったのだろう。
  午前0時45分ごろの電話だった。

  本当に、ちょうど、質問の部分で、「景気回復につながる公共事業」の部分を考えていた時だった。
  今年の2月議会の私の質疑に答弁して、市長はこんなことも発言している。
  今年の予算は市民会館建設最終年度ということで、今までの最高額を計上しているが、
  「今回のこの予算のおかげに、市民会館のおかげに4万人の雇用が今まであった。地元も3万2000人あった。今度は、内装で6万人以上。そうゆう雇用は必ず方々へ響くはず。(要旨)」
  果たしてそうなっているのか。どれだけの松本市での景気対策になっているのか。
  本当に検証が必要だ。


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 6月13日(金)


アクセス数 「10000」 突破!


昨年11月にホームページを開設し、12月13日にアクセスカウンターを設置して  ちょうど半年、遂に10000を越えました。

  このHPは、それこそ自前で作ることを決意し、選挙前からぜひ多くのみなさんにマスコミでは伝わらない議会の様子、市政の問題点を少しでもお伝えできればと思って開設したものだ。
  開設に当たっては、本当に多くのみなさんから、ご協力をいただきました。
  実に無理を言って、わからないことを教えていただいた方々のご協力があっての結果。本当に心から感謝申し上げます。ありがとうございます。
  とにかく、自分でわからないながらも、他人任せでなく関与することで、ひとつひとつ解決する中で、何かトラブルが起きても、何とかほぼ毎日更新することが出来たと思っている。
 10000に至るまでに、多くのみなさんからのアクセスがあったからだ。 ご覧いただいた方々にも心から感謝申し上げます。
 これからも、毎日更新を原則に、続けて行きたいと思います。

 ところで、 「見返り率」   という言葉をご存知かと思います。
  国と地方の税収のうち、どれだけが社会保障に向けられているかを示す指標ですが、サミット7カ国を比較してみると、実に日本は、最低の22%、最高がドイツの66%ですから、なんと3分の1です。
 要は、税金を払った上、さらに社会保障料を取られている割合が一番多いのが、日本ということです。

 税金の使い方が本当に、公共事業に偏重し、そのしわ寄せが、市民負担となっている。 この流れをどれだけ変えるのか。
 この政策は、くらし・福祉を守るということだけでない、景気の回復にもつながる施策です。

 松本市政も思い切った見直しが必要です。

  追伸)昨日のグラフでは、契約総額の単位が、「千円」であるものを、当初のグラフでは、「円」になっていました。早速グラフは直しておきました。すいませんでした。


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 6月12日(木)


本当に仕事がない


質問の準備もあって、市内のC級の土木業者の方を伺い、お話を聞いてきた。
  その方は、開口一番、先日松本合同庁舎で行われた田中知事との車座集会の模様を話しながら、「知事も考えてくれているな。という印象だったが、いずれにしても仕事がない。 地域性関係なく仕事が安く取られてしまう。何とかしなければ。」と話された。
 
「とにかくこんな時期は、イベントや大型の事業は辞めてもらって、また公共事業では、土地や建物の補償料に多額の予算を費やすようなものでなく、小額の工事でいいから出してもらいたい。」と訴えられた。
  「もちろん公共事業だけに頼るわけではないが、・・・」と、民間の企業に頼んで草刈の仕事をもらってきたこともお話されたが、本当に毎日仕事を探すのに苦労しているお話ばかりだった。

  早速、松本市からの公共工事の契約状況を調べてみると、確かにここ6年間だけ見ても、契約数でも、契約額でも、大型工事は別として、半分以下になっている。

 グラフをごらんください。

  このグラフ以外にも、100万円以下の小規模事業は、年間約8億円ぐらい発注があるようだが、 今までのように、「不況対策といえば、公共事業」というやり方が、やってもやっても不況が回復しない中、その「不況対策」が税収不足で、できないという形になっている。
  明らかに、破綻のした政策なのに、それでも大型事業だけは、何とかやろうとしているのが、松本市であり、これからの合併での特例債を使ってのトンネル工事だ。
  真の見直しと景気回復につながるために施策を本当に考えなければならないと思う。

  質問までには、もう少し時間がある。 職員の皆さんとも、本当の意味での考え時だ。


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 6月11日(水)


朝取り胡瓜(きゅうり)をいただきました。


今日は、週一回の新聞赤旗の早朝配達日。
  いつもより、1時間ほど早く、朝4時から配達に出た。
 いつものように配達していたら、突然声をかけられた。 「まさか、池田さんが配っているとは思わなかった。」といわれ、市議選のお礼をいい、お互いに結果を改めて喜び合った後、「きゅうりを今取ってきたから、持っていきまっしょ。」といわれた。

  本当にうれしい限りだ。
  でも、これだけ朝早くから収穫し、どれだけ収入になるのかすぐそのことが気になった。
 
消費者にとっては、安いにこしたことはないが、いまやあまりに安いことがお互いに真綿で首をしめるような結果になっているのは、この間考えている公共事業の低価格入札と共通することがある。
 こうした経過の中で生産力が向上することは必ず将来の社会に生かされることは間違いないが、このデフレ現象は、どこかでこの悪循環を断たなければと思う。
 誰もが、もうそのことに気がついているほど事態は深刻なのである。

  「戦後最悪の規模での雇用不安と所得低下がつくられています。直近の三月の完全失業率は5・4%、失業者は三百八十四万人と、戦後最悪を更新しています。同じ三月の勤労者世帯の所得の落ち込みは、マイナス7・5%(前年同月比)という史上最悪の驚くべきものであり、年収に換算して平均四十六万円の所得減であり、まるまる一カ月分をこえる給与が失われたことになります。」(6中総報告)

 景気の回復のためには、なんとしても個人消費の拡大が鍵。
  そんなときに、公共料金の中心である水道料金や下水道料金の値上げが行われるとしたら、 ますます悪循環。(水道料金は、H17年以降、下水道料金は、H17年には値上げが予定されているのです。)
  この悪循環は、行政の政策で立ちきらなければならない。

  家に帰って、祖母(妻の母)に聞いたら、きゅうりは、やはり安い値段で店頭に並んでいるという。
  祖母もご近所の土地を借りて、作っているが、まだ食べれるほどにはなっていないとの事。
  早速、今朝の我が家の食卓には、お味噌とともに並んだ。本当においしかった。

  午前中は、議員団会議で、澤田さんと私の質問の準備。
  午後は、とうとう壊れたPCを修理に出して、質問原稿の準備。


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 6月10日(火)


日本共産党の質問は、16日(月)午後一時半ごろからの予定


正午締め切りで、質問項目の提出とお昼休みに抽選が行われ、澤田、池田の質問時間は、16日(月)午後一時半ごろから2時間30分の予定です。

  私の質問項目は、以下の通り 。

1 市長の政治姿勢について
  1) 憲法違反の有事法制を肯定した市長の一連の発言について
  2) 深刻な不況、経済危機から市民のくらしを守る施策について 
   ア 市民の負担を軽減し、くらしを支える施策について  
   イ 景気回復につながる公共事業について 
   ウ 財政運営、見通しについて
2 市民の足の確保について
  1) 100円バス、福祉100円バスの路線の拡大、充実について

 選挙中やそれ以降の市民のみなさん、業者のみなさんとの懇談対話の声を基調に、市長に質問したいと思います。

 それにしても、今6月議会の市長の提案説明の空虚なこと。
  昨日の日誌では、議長のサッカー観戦のことが入ってきたので、まったくお伝えできませんでしたが、市長には、市民の今の生活が見えていないのか。本当にあきれるばかりです。
  議案の説明に入る前に、行われた「松本市が当面している懸案事項等」に関する発言では、 順番に、

1、 合併特例法の期限切れを控えての市町村合併問題と知事批判
2、 県営松本空港の活性化対策 3、 市民会館の改築事業
4、「一時中止と計画の見直しを求める直接請求」には、いつまでも反対の意見に固執しようとする姿勢は、議会制民主主義の根幹を揺るがしかねないものと大いに危惧せざるを得ない。
5、 住民基本台帳ネットワーク問題
6、 福祉イヤー、各種記念事業の取り組み
7、 ノーマイカー運動
8、 殺人や強盗等の犯罪事件問題
9、 不況対策は、「松本市不況対策本部」は、緊急という所期の目的を達成したので「松本市景気対策本部」と名称を変更する。創業支援事業と消費拡大を目的とした事業の展開
10、美術館
11、サイトウ・キネン・フェスティバル
12、サーズ対策
13、財政状況の厳しい折、公金収納窓口の拡大
    と、要約すると以上の中身に触れての提案説明であった。

 懸案とは、辞書によれば、解決されずにある問題、とあるが、私には、市長の関心事だけが列記され、本当の市民生活との関連での懸案事項とはまったく思えないものだ。関心すらないのかと疑いたくなる。

 今日も、事業がうまくいかず、収入がない中、家賃が払えず、裁判所から立ち退きの強制執行の告知を受けた方の相談があった。 すぐに安いところで、住める住宅がないのである。市営住宅も3ヶ月先まで順番待ち。この問題の解決は、議員だけの力や他の方の協力をいただいてもすぐには不可能である。
  昨日は、久しぶりに偶然会った女性が、離婚をし、ストレスで病気になって働けなくなり、福祉の窓口を訪れたところ、「ただ泣かされて帰ってきた」だけだったと訴えられた。

  こうゆう時こそお互いが支えあう政治が求められる。
  そして財源はすでに苦しい中でも収めた税金があるのだ。それが政治だと思う。


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 6月9日(月)


市長、議長が公費でキリンカップ「日本対パラグアイ戦」観戦へ


午後1時から、6月議会が開会、約40分にわたり市長が提案説明。
いよいよ改選後初めての議会が始まった。 会期は、25日までの17日間。今回5期目でも改めて緊張する議会だ。
今回は、新人の澤田佐久子さんと私が一般質問を行うことになった。

  ところで、本会議終了後開かれた議会運営委員会に、パラグアイ共和国大使館から招待を受けたということで、市長、議長が夫人同伴で6月11日の埼玉スタジアムでのキリンカップ、「日本対パラグアイ戦」の観戦に行くことが報告事項で議題に上った。
  それも最初は報告事項であったものが、途中から議長が、「私の判断で招待を受け入れた。ぜひ全会一致で認めてもらいたい。」との提案になぜか変わり、でも最後は「議長判断で決めた」と報告事項にまた戻った。

  事の経過は以下の通りである。
  6月5日(木)午後2時半ごろ、松本市の体育課にパラグアイ共和国大使館から、議長および議長夫人を観戦に招待するがという電話が入り、30分以内に返事をいただきたいという中身であったので、行政管理課に確認したところ、「大使館からの招待ならば、公務性が認められる。」ということで、招待を受け入れると返事をしたことに対して、正式に6月6日付けで、パラグアイ共和国大使 ミゲル・ソラノ・ロペス 氏 名の招待状とチケット2枚が同封されていたというもの。

 皆さんはどのように受け止められるでしょうか。

  実は、皆さんもご承知の通り、昨年のワールドカップの際に、決勝リーグにパラグアイチームが進出した時点で、議長が職員を伴って、市長とともに、「公務」として参加することに関しての議会運営委員会としての態度と私自身の態度で、苦い経験がありました。

 議会運営委員会では、決勝リーグに進出することが明らかになった時点で再度検討することで、「確認」されたものと思っていたところ(議会事務局関係者も、議会運営委員会で当初「決めてはいなかった」との見解を明確にしていたものでしたが・・)当時の議会運営委員長の「あいまいな」まとめで、決めたとも決めなかったとも取れるということで、議会運営委員会では、「了承」したことになってしまった苦い経験があり、私としても大いに反省した経過がある。
 だから、今回は同じ轍を踏まないということで、とりわけ慎重に取り扱うことが、市民との関係からしても求められていたものだった。

 そうした経過を踏まえれば、どんなに忙しいことでも、議会運営委員会を開催して対応が求められていたものだ。
 それを、「すでに招待を受け入れた経過がある。」「議会運営委員会を開催できる時間がなかった。」「議長裁量権の範囲内だ。」などということで、結果的には、私たち日本共産党の会派以外には、明確に問題点を指摘する発言もなく(疑問点を表明した議員はいたが)、「多数決」で認めた形になった。

 もちろん、議会運営委員会で認めたものでないので、私は、倉橋議員とともに、「あくまで、議長判断で行ったもの。当初の議題の通り、報告事項として、聞き置くことが妥当であり、私たちとしては追認できないもの」という態度表明を行った。

 実は、こうした経過で収集されるまでに、議長が「10分間の休憩」を求め、それを議会運営委員長が認めた間に、私たちは緊急の議員団会議を開催し、全体で検討した。
  「10分」経過後、議会運営委員会の再開が宣言され、議長見解がだされたが、私はその時点で、「議員団で検討したいから、さらに休憩を求め」ましたが、それは認められず、委員長の「聞き置く」でまとめられる結果になりました。

  問題点はいくつもあります。
1、大使館からの招待があったことで、即「公務性あり」といえるものなのか。
2、昨年の苦い経験と反省から、議会の対応としては、議長の個人だけの判断でなく、議会運営委員会で検討すべき中身であること。
3、6月11日は、議会は休会中とはいえ、ただ試合の観戦に、議会を代表する議長が、サーカーの試合の観戦だけで公式行事もない今回の招待に、公務として出席し公費を支出することが、果たして、今の時期に、市民に受けいれられるものか。
   など慎重に検討すべきことです。

「市民的議論が起こそうなもの(行事)には、慎重に対応すべき。」は公人の原則です。

皆さんのご意見をお待ちしております。


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 6月8日(日)


福島市、仙台市の100円バス


福島市へ視察に行ったとき、駅までの送り迎えでご厄介になった際に、100円バスのことで同行していただいた議会事務局の職員の方に質問ができた。  
  福島市でも、100円バスが試験的だが走っている。

  国土交通省では、都市圏において公共交通の利用促進や物流の効率化等を図るために、車の利用者の交通行動の変更を促すことにより、都市や地域レベルでの交通混雑を緩和するため、TDM(交通需要マネジメント(Transportation Demand Management))という事業で、各都市に助成を行っている。

  福島市の場合は、 「公共交通利用促進(市内循環バスのワンコイン運行等)による交通円滑化実証実験」ノーマイカーデー、バスロケーションシステム、パークアンドライドと組み合わせ、市内循環100円バスを運行するものだが、平成13年10月〜平成15年9月までの予定で実証実験をおこなっていますが、実験後も行われる予定とのことだ。

 松本市へ帰ってきて調査をしたら、同じ国土交通省の事業を使って、仙台市でも 100円バスが運行されていることが判明。事前の調査不足に反省をした。
 以前にも紹介したが、武蔵野市の「ムーバス」は、有名である。
  武蔵野市のHPによると、 「コミュニティバス「ムーバス」とは、『MOVE US』(私たちを動かす、感動させる)と武蔵野市の『ム』をかけた造語で、市民の方からの公募でつけられた愛称です。小さなバスですが、便利で安全。市民のみなさんにとっても親しまれています。」
  「バス車両12台やバス停施設は市が用意し、運行は関東バス(株)(1・2・4号路線)・小田急バス(株)(3号路線)が乗合路線免許を取得して行っています。
  運賃収入と運行経費の不足分は市が補助することになっていますが、1・2号路線については平成10年度から黒字が続いています。
  運行経費の削減と高齢者の再雇用のため、一部の便を除き定年退職者がバスを運転しています。」

   と書いてある。

  松本市への具体化の上で、何が有効か大いに研究することが必要だ。

  明日(9日)から、いよいよ6月議会が開会するが、今日はその準備に追われたり、PCを直したり、事務所での2つの会議や宿直などで、大変な1日だった。

  追伸)何とかPCは、完全かどうかは、これからわかることだが、直すことができた。 今まで本当に、だましだまし使ってきていた。最後は、応急処置のつもりでやったことでワードすら使えなくなり、ワードパットを使ってのHPの更新であった。


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 6月6日(金)


「自殺なのか、病気なのか」


今、建設業界や中小零細業者の親方や社長が集まるところで、50代の仲間が亡くなったことが話題になると、「自殺なのか、病気なのか」が一番の関心事だという。
   昨夜、仕事が終わって、県下各地から集まって行われた業者の皆さんとの懇談会の席での冒頭の報告だった。

 本当に不況は深刻である。 今は本当に仕事がないという。
  県下でも、市内でも、地域外の業者が飛び込んできて、安く仕事を落としてもっていってしまう。
  そんな中、どうやって仕事を探すか、入札制度の問題点、今の建設業界の事態などに関する懇談会だった。

 「岡谷の仕事をやりに行ったら、広島ナンバーの車が何台も駐車、聞いてみると、インターネットで、仕事が公開され、日当8000円 宿泊4000円でやれば、地元の人を雇うよりも安い。」
 「もう2ヶ月も仕事がなく、旦那は家に閉じこもるばかり。私のパートで何とか食いつないでいる。」
  「はじめは、田中知事のせいだと思っていたが、どうも全国どこでも同じようだ。」
  「田中じゃだめだ。もう談合でも何でもいいじゃないか。とにかく仕事をと言う気持ちだが、知事の改革の方向は支持している。」
  「自分は公共事業をやることなく、民間だけで大工を40年近くやってきた。何で仕事が減るのか。自民党の政治が大手だけを優遇し、大規模店舗法を改悪して、地もとの商店をつぶしてきた。 プレハブ業者の進出も大きい。プレハブは10年から13年経った家を取り壊せば、土台から10から15センチは腐っているところが大半。木を使った家がいいのに。ところが自民党政治は、私たちのような大工をいじめるような法律ばかりつくている。中小の業者が生きていくには、自民党の政治ではだめだ。」

    など  本当に皆さんの思いが、はじめは少し遠慮がちだったが、次々と堰を切ったように語られた。

  「建設会館は『談合会館』とはっきりと言われる。仕事が振り分けられた。」
  「公共事業のあり方が見直されている中で、明らかに、この機能が麻痺している。 入札がある日は、10時に『会館』に集まり、割り振りが行われ、午後の2時からの入札に臨み、落札する。この繰り返しだった。」
  「会館前には、黒塗りの車、ベンツなどが並び、自分ら軽トラックなどはお呼び出ないという感じだった。今はその駐車場もガラガラだ。」
  「協会の間では、『とにかく県庁に座り込みに行こう。』ということが話題になっている。」

  そして、どうやって仕事を探すか。 県が行っている、森林林業政策や入札制度の「施行」に関しても、意見や要望が出た。

  「はじめは、田中知事のせいだと思っていたが、先日県の幹部職員が会議に参加して県の考えを話してくれた。新たな資格をとるために通信大学に通うにも生活費の保障がない。」
 
「指名から競争入札になることは、チャンス。今まで下請けで安くたたかれて仕事をしていたから、『安い入札の競争』には、充分耐えられる。」
  「きこり事業で、チェンソーの資格をとったが、儲けが出るものではない。」
 
「もともと森林組合関係者が、儲けられると言うので土木に移っていたと言う経過がある。」

   などの話も紹介された。

   入札価格の事前公表について は、やはり辞めて欲しいという声であった。

  「入札価格が分れば、積算はしない。額に合うように、内訳票を書けばすむことだ。」
  官民癒着の中で行われた談合でなく、口利きなどの防止策として、一時期、効果はあったのかもしれないが、不況が深刻で「仕事」が少なくなったこの時期には、すでに公共工事をめぐる問題の解決に役立った政策の役割は終わったのかと思う。

  低価格入札に対する対策について は、

  「県の施行している、低入札5社の平均の80%ラインというやり方も、これだけ低入札が頻繁して競争している中では、無意味。今までこの制度で取り消しになったのは、一つぐらいだ。」
   という紹介もあった。

  最後の方の発言の中で、自然保護運動と公共事業に関して の話は示唆的で興味深かった。

  「自然豊かな湖。有名な作家のモデルともなったその湖の堤防の維持管理に関して、出された設計書はコンクリート。PH3の場所では、コンクリートはすぐに劣化するのに、結局そんな設計しか出てこない。しかし話し合いの中で、から石積みの工事に変わったが、今度は使う石の問題などいろいろ自然を知らない設計も、粘り強い話し合いで変更が勝ち取られ、施行も地元の石積みの職人が採用された。これからは、河川にしても維持管理の時代。そんな中から仕事を見出すことが出来る。」
 「建設業界の方々は、残念ながらそうしたことにまだ関心が及んでいない。」との指摘もあった。
  (私は、すぐ、以前視察をした牛伏川の河床整備のことを思い出した。あの視察は、砂防ダムの現場視察であったが、そのとき自然流下と魚のすめる河床作りの試作が行われていたのだ。)

  「住民が認める業者ならその資格を認めて仕事を出すような制度はできないんでしょうか。」
  この言葉は、昨日報告した「小規模修繕契約希望者登録制度」にもつながる注目すべき発言だった。

 仕事作り、これからの公共事業のあり方、市政としての地元業者への真の不況対策に関して非常に問題提起の多い集会だった。
 夜10時半近くまで行われた集会。県内各地から、お集まりの皆さん、本当にお疲れさまでした。

  今日は、もう一つ重大な歴史的暴挙があった。  有事法制が参議院で採決強行、成立。 発動を許さないたたかいはこれから。
  定例の議員団会議中に、採決が強行されたニュースが入ってきた。
  夕方、急きょ、松本市議員団として駅前で、宣伝カーを出し、抗議と発動を許さないたたけいの決意の表明を行った。


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 6月5日(木)


仙台市と福島市へ視察に行ってきました


6月4日仙台市、5日福島市へと2日間東北方面へ視察に行ってきました。
最初に訪れた、仙台市のイズミティ21では、去る先月月末の地震で、シャンデリアが破損したとの報告もありました。


 いくつか、参考になる点はあったが、
  福島市の「小規模修繕契約希望者登録制度」は、そのまま松本市に適用できるかはともかく、検討の価値がある制度だ。

 「小規模修繕契約希望者登録制度」:
 50万円未満の小規模な修繕、内容が軽易でかつ履行の確保が容易であると認められるもの
業者の登録方法は、希望者登録申請書に、修繕希望業種に例えば、
建築関係では、ガラス、サッシ、網戸 ・・
設備関係では、電気器具、配線、照明 ・・
土木関係では、 防護柵、舗装 ・・
などを5業種以内で書き込み、
納税証明書と身分証明書を添えれば、受け付けてもらえます。

 昨年の10月1日より、日本共産党の福島市議会議員団の提案で、実現したもので、市の修繕費の年間総額約5億円のうちの約1割を目標に始めた事業。初年度は、10月からの半年の実績で、約540件金額で、3800万円が実施、今年度は1億5000万円ほどの予定を組んでいるとのこと。
登録業者は(入札参加資格審査申請による登録業者は対象外)、183業者、その内の102社がすでに仕事を請けている。
 下請けの仕事がほとんどであった、これらの業者は、「(同じ仕事をして)こんなにもらえるとは思わなかった。」という感想がでているとのこと。
 2年目になる今年、来週中に登録業者にアンケートを行い、状況調査を行うとのこと。
勿論、支払いは、手形でなく、現金払い。
仕事がない中で、入札参加資格審査申請による登録業者は、乗り換えて業者申請をしている例もあるとのこと。
 仕事の回し方は、現場の地域を優先に考えて、発注するとのこと。

詳しいことは、後ほど


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 6月3日(火)


「市民会館見直し」臨時議会は、7月17、18日の予定


市民会館の見直しを問う住民投票条例の直接請求署名が、16316人分集まり提出された。
 議会事務局に確認したところ、正式には議会運営委員会に諮かられて決まるが、議事日程上から、7月17日、18日が臨時議会の日程として確保してある。
 いよいよ、総決算的な論戦が始まる。
市長は、「予想より少ない」と発言し、しかも、「特定の政党に一部上乗せした数字」とまで言ったようだ。
 「改築は多くの人に支持されており、ある意味ではほっとしている。」
 相変わらずそうした認識でしかないのだ。
 1万6000人回りに署名はしなかったが、その他にどれだけ疑問や怒りを持っている人がいる事すらわからないとすれば、まったく民意から乖離したまま、その認識が止まっているとしか言いようがない。
 今日の特別委員会では、工事の進捗状況は、3月末現在、30.4%、取極め率(施工者からメーカー等への発注済額)は、約90%を超えているとの報告があったが、そんな中でも、今からでも見直しが出来ることはないのかを求めている市民の声がまったく聞こえないのだ。
 現場を見学したが、実に巨大な建築物、舞台といわれるところには、内部に2台の大型クレーンがすっぽりと入り込んで、作業をしていた。
 改めて、設計図を見直してみたが、市民のための、市民に使いやすい市民会館にするにはどうするか。この時点で、「壊す」という選択肢も含めて、改めて税金の使い方の見直し、地方政治のあり方を見直す機会にしなければいけない。
 今日の委員会の概要説明会には、串田館長兼芸術監督を初め、プロデューサー兼支配人、技術監督兼副支配人が出席したが、
 次のような、挨拶が印象的、象徴的であった。
「市民に使いやすい劇場、会館にして行きたい。」
 気軽に会議に使える施設のない今度の建物、いみじくも挨拶があったように、やはり「劇所」である。
明日から、2日間東北方面へ視察になります。
 2日分まとめての更新になりますが、よろしくお願いします。


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 6月2日(月)


さらに落ち込んだH14年度税収


午後1時半からの議会運営委員会、9日開会の6月議会の議案が発表された。
 午前中は定例の議員団会議。
 今日は藤沢のり子県議も参加し、県政と市政に共通する問題、課題について意見交換。
  これからも月1度は、こうした形で合同の議員団会議を開催することを確認しました。

 6月議会の主な議案は、四賀村との法定合併協議会の設置、男女共同参画推進条例、はじめ、H14年度補正、H15年度補正予算など議案13件、報告9件です。

 H14年度補正では、市税収入が、予定額 322億2860万円からさらに、1億5930万減収になることが明らかになりました。

 (今日は時間がなくてすいません)


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 6月1日(日)


障害者の医療費窓口無料化の廃止について


来月7月1日より、障害者の医療費窓口無料化が廃止される。
  この制度は、障害者の皆さんの署名を含めた運動と私たち日本共産党が議会で取り上げる中で実現していたものだが、県の「福祉医療制度のあり方検討委員会」の答申により、「自動給付方式」の導入により、いったんは窓口での負担が求められる制度になることを受けて、いっしょに実施してしまうものだ。

 知事は、「引き続き窓口無料化を実施する市町村に対しても長野県は何ら不利益な取り扱いを行うということはございません。」と答弁しているが、松本市は、乳幼児医療費の窓口無料化の実施を約束していたのに、この制度の導入をいいことに、乳幼児に限らず障害者の窓口無料の制度まで廃止してしまうのである。
 そして、先月の19日から月末30日まで、市民課ホールの特別受付コーナーで、制度変更に伴う申請業務が行われていた。

 今私たち議員団の関心事は、今まで通りの窓口無料が実施できないかという点にある。
  先ほど紹介した知事答弁に見られるように、「自動給付方式」制度に移行することが明らかになった中でも、南佐久郡下の首長は、継続を表明している。
 川上村の藤原村長は、「無料化の継続は、国の医療保険の後退の中でサービス低下でなく弱者を守る問題だ」と述べている。
 その他にも、北相木村、南相木村、臼田町、小海町などは引き続き無料化の継続である。
  市長の政治姿勢にかかわる重要な問題だ。
 小海町の黒沢町長は、「明るい地域社会づくりをめざしており、障害者や乳幼児の医療費の窓口無料化を止めるような時代ではない。断固継続する。」と表明していることも紹介したい。

 松本市は、新しい貸付金制度を実施すると言っている。
  貸付金制度は、医療費の自己負担を(高額療養日の場合、限度額を超えた分に関して)無利子で借りられる制度だが、この貸付金制度のもう一つの形態に、受領委任払制度がある。
 これは、保険者(松本市)が医療機関に直接支払う制度である。
 6月議会でも、この制度の実現に向け力を尽くしたいと思います。

  明日は、定例の議員団会議。
  午後から、議会運営委員会がある。
  いよいよ6月議会が始まる。 会期は、6月9日から25日である。


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