5月30日(金)


定例金曜日の松本駅前での街頭宣伝


今日は、去る24,25日両日にわたって開かれた日本共産党第6回中央委員会の中身そのもの紹介をメインテーマに、訴えをさせていただいた。
  イラク戦争をどう見るか、国内での有事法制の制定の動きをどう見るか。
  21世紀の世界と日本の平和をめぐる問題で、情勢を捉える上でなにが基本で、世界の平和のルールを取り戻し築き上げていく展望はどこにあるのか。
  今度の第6回中央委員会総会は、その点で私たちに確信を与える分析だ。

 今日は、多くの皆さんにぜひ志位委員長の幹部会報告そのもの読んでいただきたいという気持ちだった。
  特に、同じようなアメリカの無法な戦争であった1960年代から70年代前半にかけて行われたベトナム戦争と比べての解明は、実に納得のできるものだ。

 今から約30年前のベトナム戦争は、私と日本共産党を結びつける意味でも、重要な事件だった。
 1975年4月30日が、ベトナム戦争の終了の日。
  私も若かった、学生自治会の関係者と共にベトナムの旗を作って、信州大学の屋上に掲げてことを覚えている。
 それくらい、ベトナム戦争は私にとっては平和の問題を考えるうえで転機だった。
  そのベトナム戦争時は、国連はまったくの無力。アメリカの侵略を抑制するなんらの効果的措置もとることが出来なかった。
 非同盟諸国も発足してまもなくということもあり、今回のイラク戦争時のような先駆的役割も果たせなかったのだ。
 国連の舞台で、アメリカは何とかこの戦争を認知させようとしたが、結局国際社会は、最後までアメリカの力に屈することがなく、そんな意味では、アメリカは国際社会からまったく孤立した形で、無法な戦争を行ったのだ。

  イギリスに加えて、日本がこれに同調したが、世界の平和の秩序を確立しようと動きは、歴史上なかった日本国内もとより、世界の各国で起こったデモ、集会などの平和運動にもはっきりとそのちがいが明らかだ。

  平和をめぐる問題では、21世紀に入って、大きな視点でとらえれば、人類の歴史は確かな進歩を遂げている。
  ある野党の党首が、有事法制が衆議院を通過したことを持って、「日本の戦前がまた始まった。」と厳しい側面だけを強調したようだが、孤立した勢力の最後のあがきと見るのが正しい歴史の見方だ。
 
  そうした世界の流れの中で、市長が、孤立している戦争政策に真っ先に乗る形で、松本空港の軍事利用に道を開く、突出した発言をしたことの重大性は、ますます明らかになる。

  ところで、28日のロイター通信によると、ブッシュ米政権のタカ派のとして知られるウルフォウィッツ国防副長官が、米誌「バニティ・フェア」7月号に、イラク戦争理由に、「大量破壊兵器の脅威を強調したのは、あくまで口実であった。」旨述べていることを、赤旗新聞(5月31日付)が報じている。
 
そして、アメリカは、その大量破壊兵器の発見のために、軍隊を新たに派遣する報道がされた。
  本当にトンでもない展開だ。 アメリカの無法ぶりは、これからも多くが明らかになるだろう。

   先日(5月23日、25日付け日誌で)ご紹介したように、
  米海軍機関紙「シーホーク」5月23日号の
  改訂される前のものと、
  改訂されたものが手に入った。  (改訂前のものは、PDFでちょっと重いですが、軽くするまで、しばらくお待ちください。)
 英語の堪能な方は、ぜひ読み比べていただき、翻訳をお寄せいただければ幸いです。


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 5月29日(木)


1日かけて 日本共産党長野県地方議員会議


岡谷市で、いっせい地方選挙後初めての全県地方議員会議。
 
全体として厳しい激しいたたかいの中勝ち抜いた地方議員が、一堂に会して選挙の結果や経験・教訓を交流し合い、6月議会に向けての取り組みの確認を行った。

 今日の会場の岡谷市の2人区で勝ち抜いた毛利県議、同じく2人区のお隣の塩尻市で史上初の日本共産党県会議員になった備前議員などの報告は、無党派層との共同と日本共産党の議員誕生の経過報告は今後の松本市での活動に教訓的でした。

 私は、定数4削減の中で県下で一番注目された松本市の市会議員選挙で、全員当選を勝ち取った経験・教訓と全県の皆さんからのご支援に感謝する発言をした。

 この会場には、笠井亮(かさいあきら)前参院議員が、来年の参議院議員選挙に向けての「初陣」と言うことで、決意表明があり、午後は最後まで一緒だった。
  笠井亮国際局次長とは、3年前の選挙のとき、松本市内をいっしょに街頭から宣伝しながら訴えた経過がある。
 
非拘束名簿式になって始めての選挙で、議席の獲得が出来ずに残念な結果となってしまった。
今度は、名前を書いてもらうことを北陸信越、東海の有権者の皆さんにお願いする選挙に日本共産党も方針を変えた。

 笠井さんは、年齢は私と同じ50歳。
  党中央委員・国際局次長、として今度のイラク戦争を巡る国際情勢の中で、野党外交の中心となって活躍した人。
中東諸国が日本共産党をどう見て、どう期待しているかの発言は、説得力があった。

  ところで、今日の会議中、同じ人から連続的に携帯電話に連絡が入った。
私は会議中は、携帯がかかってきても、保留にして、メッセージ録音をお願し、原則として休憩時間に対応することにしているが、あまりに何度も同じ人からかかってきたので、途中会議会場を中座して対応した。
 「身に覚えのない借金の取立てで、脅しの電話が何度も入ってきて困る」と言うものだった。

 とりあえず、夕方松本に帰るまで、「耐えてもらって」とお願いし、早速駆けつけた。
  携帯電話しか連絡先を持たないこの業者。 電話をかけてみると会社らしき名前は明らかにはしたものの、住所も言わない、名前は聞き出したが、まさに「言葉を荒げる脅し」と「敬語」を繰り返し、織り交ぜて話をしてくるこうした手口。
  私も勿論最初に名前を名のったが、それを聞き流したようで、後になってもう一度聞いてきたので、まともなものではないと直感できたので、二度と名のらなかった。
仮に、まともな「債権」を保持しているのならば、そのコピーでも送ってくれれば対応できるのだが、先に「金」を払ったら、送ってやると凄むだけ。 らちがあかないので、電話は切ることにした。
そして、しばらく耐えなければならないが、「我慢する」ことをお願いしてきた。

 この方は、かなり前に当時の「サラ金」からの借り入れがあり、相談に乗った経過がある。
もしかすれば、身内の人で、最近、債務が生じているのかもしれないが、それにしても、その債権を「買い取った」というこの人物。 以前の名簿を使って、片っ端から、「お前の債権を買った。20万円払え」というこのやり方は、まともなものでないことは容易に分る。
  電話の向こうには、簡素な事務所らしい自宅が想像できる感じだった。(これはあくまで今までの経験からの想像です。)

選挙前にも同じような相談があったが、それは毅然と対応したら、引っ込んで何もその後何もいって来ていないようだ。
この不況の時期の「商売」だ
が、断じて許せないことだ。


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 5月28日(水)


合併問題は、原点に立ち返っての議論が必要


午後1時30分から議員協議会。
 本日の議員協議会は地元県議会議員との懇談会を開催するにあたって、その内容を協議するものでした。
 懇談項目13件、要望項目28件に関しての協議が行われた。

 その提案説明の中で、市長は、
  「県は、知事が長野モデルとして、市町村合併はしないこととし、・・国の方針に反する発言をしております。」 と発言した。
  そして、地元県議会議員を通じての県政への要望として、

  「5月12日の『合併はしないことにこしたことはない。』との発言がすでに合併を進めている市町村に混乱をきたしている。」
  「県が独自の交付税的支援策の創設の検討をすることとしているが、国の施策と真向から対立するもの。不安と混乱をきたしている。」
  合併の取り組みについて、積極的な支援・指導をお願いする というものだった。

  県は、市町村合併をしないとしているわけでも、国の方針に反している訳でもない。

 平成14年9月20日に公表した、「市町村合併について」(知事決定)の中で、
  「住民に対して十分に情報提供がなされ、住民の意向に基づいて自主的な合併を進めていく市町村については、県としてもその取組みを尊重し、必要な支援に努める。」 とハッキリ述べているし、
  平成15年2月16日に公表した文書の中でも、
  「長野県は、特色ある地域づくりを進めている意欲ある市町村が合併を選択せず独自の地域づくりを行っていく場合にあっても、また、住民の意向を踏まえて自主的に合併を進めていく場合にあっても、それらの取組みを尊重して必要な支援を行う考えです。」と重ねて述べているのである。

 さらに言えば、総務省も、合併問題の特集HPの中の、QアンドAの中で、
  「市町村合併は誰のためか。それはもちろん、住民のための市町村合併です。 合併は国や都道府県のためにやるものではなく、また国や都道府県が無理やりさせるものでもありません。」と述べている。
 県の方針は、国に反した方針でもなんでもない。

 もうここまでくれば、対立のみを強調する発言以外の何者でもない。
  これが、今回の県会議員との懇談会の「お願いする具体的事項」の表現である。
 冷静に、国や県の文書を読んでみれば、何でこんなにもいわば「感情的な」表現をとして書くのか、本当に理解に苦しむ。

  「そんなに合併したいのならば、東京都と合併すれば」という知事の発言によっぽど過剰反応している中身だ。
  事実この発言の紹介を市長は今日の会議の場でも行った。

 私も知事のこの発言には、意見があるし、この発言は建設的でない発言としかいいようがないが、だからといって、本日の会議の文書はあまりにもお粗末な中身だ。

  そのほかに出された項目については、議員団を代表して以下のように私は意見を述べた。

 中信地区廃棄物処理施設建設問題:
 ・税金を使っての産業廃棄物の処理を行うべきでないという立場から、施設建設の見直しを求めた。
 
 救命救急センターの信州大学への早期設置問題:
  ・ 今年4月11日に設置された「救急医療に関する特別委員会」で十分長野県の救命救急のあり方を議論してもらって結論を出すように求めた。

 県営住宅の市町村への譲渡案について:
 具体的には松本市内にある県営住宅を建築年度のよって無償あるいは有償譲渡し、市の管理にしていくというものだが、
  ・ この案については、撤回を含めて十分な議論が必要であることを述べた。

 中部縦貫自動車道の建設促進について:
  ・ 建設は必要ないと考えることを述べた。 など、発言した。

  その他3人ほどから発言はあったが、県知事を支援する議員も含めて他の議員からは、何の発言もなく、やはり多数で市長提案を認める結果となった。  


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 5月27日(火)


ゆうきの里 四賀村有機センターを視察してきた


「『ゆうきの里 四賀』をキャッチフレーズにオーガニック農業を柱とした地域づくりの拠点」が、四賀村有機センターである。

 畜産厩(きゅう)肥や生活汚泥がリサイクルされ、貴重な資源「完熟堆肥」に生まれ変わると言うものだが、入口に入るなり、目に入った「行動力基本動作十ヶ条」には、正直びっくりした。
 よく会社の社長の部屋に飾っている社訓のようなその掛け物。
少し紹介すると・・・

 1、 ぐずぐずと始めるな。時間厳守、行動5分前には所定の場所で仕事の準備と心の準備を整えて待機せよ。
  2、 行動に当たっては短時間に最高の成果を上げることを心に誓え。そして心の中に達成意欲がメラメラと燃えるまでは決して行動に移ってはならない。やってやるぞと一声叫べ。
  3、 指示を受けたら大きな声でハイと返事をし、ただちにとりかかること。いったん行動を開始したのちは猟犬の如く忠実に、キツネの如く賢く、そしてライオンの如く勇猛に。

   と、以下 10 まで続くのであるが、  村長さんが掛けたようで、最初は、朝礼の場などで、声を出して読んでいたのではないだろうかと思われる。

  職員は、正規職員が2名、派遣職員が2名 計4名で運営。
  H13年度実績で、約5200トンの畜産厩肥や生活汚泥を受け入れ、年間2000トンの有機肥料を生産している。
  会田の卵は、全国でも有名だが、搬入の原材料のほとんどが、その鶏糞で、下水道、合併浄化槽の汚泥はわずかなようだ。

  総事業費は、6億6400万円。H12年2月2日より稼動している。
  松本市にも、民間が経営するこうした施設があるが、四賀村との合併の条件すり合わせの中では、現松本市の農家の皆さんのものは受け入れられないということになっている。

 今日はまだ時間がなかったが、さらにこれから調査が必要だ。

  帰りにクラインガルデンも見てきた。 早い話が、別荘地と言う感じ。
  坊主山には、53区画とクラブハウスがすでにできているが、新たに、緑ヶ丘に89区画とクラブハウスの建設が、H16年度予定を今年度に前倒しして、急速にその建設が進められていた。

追伸)昨日の日誌に関しての訂正
  「 1便あたりの平均乗車利用人員が、10人を超えるかどうかが採算点とのこと。」は、私の聞き間違いでした。
  
松電の関係者によると、簡単には、採算点を出すのは、難しいとのことでした。
 
 


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 5月26日(月)


100円バス 『西コース』 実現にむけ、第1歩


「タウンスニーカー100円バスを、駅の西側にも路線の拡大を」 選挙中の公約の目玉でもあったこの政策。
  早速、議会で実現を求める提案をしました。

  「『西コース』については、一刻も早く実現の方向に向くように。」という微妙な答弁が返ってきました。

 今日は、年度始めに恒例となっている各常任委員会の概要説明会。
  私の所属する総務委員会は、総務部と財政部の説明会が、午前10時から行われた。
  毎年この時期に、「委員協議会」という形式で、各常任委員会に関係する各部各課ごとの経常事務と懸案事項が報告される。
   この会議は、単なる概要説明会にとどまらず、議員が質問し、市側の基本姿勢が明らかにする中で、重要な政策的提案を実らせる上では、定例議会、決算特別委員会に勝るとも劣らない会議でもある。
 私も、総務委員会は、久しぶり。 沢田議員と共に、臨んだ。

 いくつか、提案を考えていた中で、時間の制約もあった中で、「タウンスニーカー100円バス」、平和行政、市制100周年記念イベント、に関して発言した。

  タウンスニーカー 100円バス

 
選挙中の私たちの公約でもあった、この100円バスの路線の拡大問題。
  「『南コース』の新設に伴う対応について」という、協議事項が出される中での議論でした。
  「北」「東」コースに続き、子どもプラザ、相澤病院方面の「南コース」実施が、選挙中マスコミ報道され、投票日翌日の28日から運行されています。
 当初、観光客をおもな対象に実施されてきたこのタウンスニーカー。
「松本市民の新しい足」とその性格も変わりつつある中、東西南北の方向で言えば、残った「西コース」は、選挙中では、最もその実現が求められた政策の一つです。

 早速、私はその実現に向けた見通しについて、質問しました。
 「『西コース』については、一刻も早く実現の方向に向くように。」というのが、今日の答弁でした。

  私は、その方向で、直ちに、田川地区、鎌田地区を始め、関係地区の町会や、関係団体に実施に向けた話し合いの機会を設けることを強く求めました。

  松本市が、松本電気鉄道株式会社(松電)に対し行っている補助は、導入車両に対する補助(2分の一補助、上限800万円)のみで、運行経費に対する補助はしていません。
  ですから、基本的には、松電の営業ベースにのるかどうかが重要なポイント。
  1便あたりの平均乗車利用人員が、10人を超えるかどうかが採算点とのこと。
  ちなみに、昨年H14年度の実績で、北コースは、10.1人 東コースは、12.6人 とのこと。
  新しい南コースは、今のところ5月20日までの5月実績は、7.8人。
  営業ベースに乗らなければ、「廃止」という2文字の可能性もある事業です。 さすがに、「今は、廃止の2文字は、考えていない。」との答弁が返ってきました。

  「南コースの実績を伸ばすことが・・・」西コース実現へのカギとなっているという趣旨の答弁が現段階での精一杯のものという感じです。
  きちっとした市民の足の施策に位置付けられていないのが現状です。
  「松本市民の新しい足」「気軽に乗れてふだんの生活にも便利」(松電のパンフレット)の施策として、松電さん任せでなく、市政への位置付けが重要ではないでしょうか。
 武蔵野市では、運行費用に対する補助も行い、今では、逆に売上の一部が市に納入されているとのこと。
  市の重要施策に位置付けている他市との大きな違いです。  6月の議会でも引き続き取り上げたいと思います。

  平和推進事業

 日本のアジア諸国への侵略戦争の実態について「平和意識の啓発を図る事業」の中に、しっかりと位置付け、展示、写真展など行うことを求めました。
 松本市はこの間、「平和意識の啓発を図る事業」として、平和祈念式典、広島市平和記念式典参加事業、小中学校平和ポスター展 の3つを主な事業として行っていますが、市長が本会議での私の質問に答えて認めた日本がアジア諸国に対して行った侵略戦争の実態を改めて認識し直す企画は、いまだに行われていません。
 
南京虐殺などの事実の展示会を本会議で提案した際に、「いいかげんなことをいうな」と侵略戦争の事実をいまだに認めようとしない保守系の議員が現にいる中で、しかも今、有事法制が制定されようとしている情勢とも関連して、この事業は私としては、なんとしても実現したい重要な課題である。
 しかし、それに対する答弁は、 「議会及び各種団体代表で構成する実行委員会で、検討する。」というもので、まったく松本市としての主体性にかけた遺憾な答弁でした。
  実施の方向の確約を求めましたが、最後まで返事はありませんでした。

  市制100周年記念イベント

  H19年の市制100周年の年に、アルプス公園、松本城、中心市街地の主会場に「花と緑と環境の祭典」が予定されています。

  H15年は、市民懇話会、市民意識調査、庁内策定委員会設置など、基礎調査の実施。
  H16年  基礎構想・計画策定
  H17年  実施計画策定
  H18年  告知・プレイベント

   という日程で行うことが明らかにされました。
  この不況の中での市民生活の実態とかけ離れたイベントはふさわしくないこと。
  信州博や松本城400年祭りのように、イベント専門業者に企画を委託するようなやり方は止めることを提案しました。
  適正規模の問題については、今後の課題でもあります。

  引き続き、公約公約実現に向け頑張る決意です。


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 5月25日(日)


馬脚を現す


在日米海軍司令部が、23日午前に、「『シーホーク』の訂正」の緊急記者発表を行い、「スタッフは誤りを遺憾に思っている。」とコメントしたようだ。
 馬脚を現すとは、このことをいう。  
  私たちが、議員団会議で、確認した時点では、すでに別なものになっていたようだ。
  昨日お伝えした、「シーホーク」の機関紙の重大な改訂をしたのだ。

 一番の見出しが、
JMSDF ships return from Operation Iraqi Freedom」   から
 「
JMSDF ships return from Indian Ocean Operations」  に変わっていたのだ。

 後日、改定する前のものを公開します。お楽しみに。

  追伸) 現在PCの故障で、これ以上の更新が困難となっています。 今度の故障は、かなりの重症です。
   選挙中かなり無理をしていたのは、私だけではなかったようです。
   復旧まで しばらくお待ちください。


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 5月23日(金)


インド洋も、「わが国」


昨日の日誌で本日付しんぶん赤旗が、「自衛艦がイラク戦争に参加した」ことを報じる米海軍機関紙「シーホーク」5月23日のことをお伝えしたが、実物が手に入った。

  本日の議員団会議では、改めて昨日の市長への申し入れの結果について今後の対策を議論した。
  ちょうど助役が、「インド洋などは、想定していないでしょう。」という発言と関連して、重要なポイントでもあった。
 
  早速、事務局の中平さんに検索をお願いしたところ、この機関紙の現物が見つかった。

  PDFファイルで、あまりに重いので(約3M)、公開しませんが、興味のある方は
、Seahawk Online のHPからみてください。

   http://www.cfay.navy.mil/seahawk.htm です。

  私は、あまり英語に堪能でないので、すぐには、翻訳できないが、赤旗紙上で、曹長の発言と紹介されて部分は、この実物を見ると、曹長の実名が書かれている。
  すでに、日本共産党が指摘していたように、テロ対策のはずが、今度のアメリカのイラク戦争に、参戦協力していたことを、海上自衛隊の曹長発言として報じているのだ。
 インド洋が、「わが国」になり、「武力攻撃事態」となる点で言えば、可能性でなく現実がハッキリした。

  さらに、助役は、申し入れの場で、共同通信社の全国電話世論調査の結果も引用した。
  「国民の53.5%が有事法制に賛成している。」と。
  でも、この世論調査の選択肢を調べてみると、
 
  問4 日本への武力攻撃に対処するための有事関連法案が、今の国会で成立する見通しとなりました。あなたは、この法案に賛成ですか、反対ですか。

  賛成         53.5
  反対         31.1
  分らない・無回答  15.4
  がその選択肢と結果である。

  ここにもマスコミの果たしている今度の役割がはっきりしている。 問題の本質を隠して、世論誘導している一つの例証だ。

(今日は、PCの故障で、更新に苦労した。遅くなりました。)


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 5月22日(木)


「お話にならない」とは、正にこの事


午後1時から、有事法制に関する市長発言に対する申し入れを行った。
市長でなく助役さんが応対することを承知していたので、私たちは、文書回答なり市長から後日回答のお願いをするつもりでいたので、事前に文書はお渡ししてなかった。
 あらかじめ文書をお渡しせず、その場で回答というのも失礼かと思ったので、今月末までで結構ですのでとお願いした。

 はじめは、文書回答についてわかりましたということでしたが、その後すぐに撤回された。
  それでも、助役さんは、用意してあったのか、「市長の発言と受け止めてもらって」と以下のように回答した。
  (おそらく昨日の私のHP上に載せた松本民報を見てくれいていたのかもしれない。)
   申し入れの全文は、こちらをクリック。(PDF)


 以下、項目別に回答を列記すると、
  1、今度の法案は、明らかに憲法に違反すると思うが、市長は、どう考えるか。違反しないと考えるのか、納得いく説明を求めます。
   回答) 「国が法律を作るということだから、(当然)憲法に違反しない。それは大前提のもとで作られているので、憲法には違反しない。」
 
  2、県営松本空港について、「軍事利用をしない協定の見直しに向けた話し合い」を求める発言や、「地元との協定は、有事法制についての議論がタブー視されていた段階だった」として、協定の見直しを必要とする見解をのべているが、何を持って、今の状況が変わっていると言うのか。
   回答) 「有事法制が成立すれば、空港がいわゆる軍事目的に使われることが想定される。制定されれば、法律だから責務であるから、この法律に従って、当然想定される。 そうすると、(この協定は、)衝突することになるので、可及的速やかに話をして、変更撤回する必要がある。今はまだ審議の段階だが、準備に入っていただくのが良いのではないか。」

  3、法案が成立していないのに長野県と地元4地区との協定内容の見直しを求める行為は、明らかに知事の執行権への介入・侵害と言えるが、それについての見解はいかに。
   回答) 「成立していないのはそうだが、成立した場合には、速やかに、少なくとも心の準備というかまさに心の準備 知事に対する要望の意向であって、それは(執行権の)侵害には当たらない。」

 ひと通り回答があった後のやり取りに入った中で、 有事法制そのものに関することで、助役はさらに次のように発言した。
  「日本は侵略戦争はしないと決めた。侵略された時にどうするかということだ。 やむにやまれぬ必要性に迫られてのもの(有事法制)だから、まさに状況の変化があったということである。」
  私たちは、「日本を守るということだけでつくられているものでない点を法案の中身で検討してほしい。」と要請した。

  それに対し、助役さんは、黄色のマーカーがついた法案のコピーを取り出して、条文の中の「わが国」に関して、 「日本の領土、領海、に限られているのではないですか。インド洋などは、想定していないでしょう。」 と発言した。
  私は正直唖然とした。
  助役は、本当にそのように思っているのか。それとも十分承知して、「しらばっくれて」そう言っているのか。判断に苦しんだからだ。
  今一番焦点となっていることで、憲法違反かどうかの問題となっていることだ。
  そしてこの時点で、私はこの申し入れは再度市長との話し合いの場でのやり直しが必要と思った。
  助役さんには失礼な言い方かもしれないが、これではまったく話にならない。

  国会での議論をふまえない、あきれるばかりの回答に、唖然としたのは、マスコミの方も含め、私だけではなかったはずである。
 
ほんとうにそんな程度の認識で、回答されたのか。

  「『わが国に対する武力攻撃』とは、基本的には、わが国の領土・領海・領空に対する組織的。計画的な武力行使をいうと考える。」 これは、去る19日参議院本会議での、日本共産党の市田書記局長の質問に対する小泉首相の答弁の一部だが、実はその後で小泉首相は次のように続けているのである。
  「公海上にあるわが国艦船にたいする攻撃も、『わが国に対する武力攻撃』に該当する場合もあるとは考えるが、これに該当するかどうかについては、個別の状況に応じて慎重に判断する。」と答弁している。

 そして、「わが国」に関する重要な政府答弁は、これだけにはとどまっていないのだ。
  2002年5月8日の衆議院有事法制特別委員会での福田康夫官房長官:
  「(自衛隊の艦船、航空機といった)公海上のわが国の船舶等に対する攻撃が、・・・わが国に対する組織的、計画的な武力の行使に当たるという場合も、これも排除されていないと考えております。」
  同じく2002年5月8日の衆議院有事法制特別委員会での中谷防衛庁長官:
  「公海上におきまして仮にわが国の船舶等に武力攻撃があった際には、・・・自衛権を発揮するわけでございます。」 「『わが国』とは、公海上にあるわが国艦船も含まれる」というこの答弁は、この間も繰り返し行われていたのだ。

  現在すでに、自衛隊の海外派兵は行われている。
  そして最新のニュースによると、テロ特措法にもとづいてインド洋に派遣されている日本のイージス艦が、イラク戦争に参加していたことを、米海軍機関紙が報道しているのである。(5月23日付赤旗しんぶん)
 こうした事実は、インド洋上も「わが国」になるのである。

  さらに、この事に関して言えば、私が昨年の6月議会で市長に質問し際に、市長も次のように答弁しているのである。

  「政府見解についてのといういよいよですが、池田議員のご質問にお答えするわけでございますが、既にマスコミで詳しく報道され、改めて説明の必要もないくらい詳しく報道されております。池田さんからの質問でございますが、それぞれ中谷防衛庁長官の3年ないし5年先に期間には想定できないかもしれませんが、現実にはどこが改めて攻めてくるかというようなことが言えないとか、また、我が国の解釈は我が国の領域内に限らず公海上、先ほどの池田議員の発言のとおりのそれぞれ中谷防衛長官の発言がされ、我が国への武力攻撃と認定される場合は該当することがあり得るという発言がございました。また、福田官房長官が我が国の領域内において行われた場合に限らず、例えば公海上船舶のようなことがございます。これらも詳しく申し上げるまでもなく承知をしておりますから、同じテレビ・ラジオ、新聞を聞いておりますから、おおむね承知しているつもりでございます。」

 そうしたことを承知して、助役が述べたことが、「市長の発言と受け止めてもらって」いいと言うことになると、まさに、平和の問題でも語る資格のない市長ということになる。
  他の点でも、問題点は残る回答であったので、私たちは改めての文書回答か、面談での回答を市長に伝えてもらうように、助役には伝えた。

  助役さんでは、お話にならないものだった。


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 5月21日(水)


松本民報030522発行


新しい事務局体制も発足。
  議員団で事務局を勤めていただくことになった中平さんと幹事長の南山議員と共に「松本民報」の発行準備に追われた1日でした。

  中平さんは、信州大学人文学部の4年生で松本での生活は4年目となります。
  2年間休学し、全日本学生自治会総連合の委員長を務めた経歴を持つ人で現在も全学連の中央執行委員で、新しい議員団にとっても、来年の市長選挙を見通した活動を進めるうえでも、頼もしい限りです。
  詳しいプロフィールの紹介は、いずれお伝えできると思います。 よろしくお願いします。

  松本民報030522号 です。(PDFファイルです)

 明日は午後1時〜、市長発言に対する申し入れ。現在その準備中です。


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 5月20日(火)


逸(はぐら)かし答弁に終始してきた有賀市長


有事法制に関連して、松本空港の軍事利用に道を開く市長発言に対する申し入れは、市長の日程の都合もあり、22日に助役対応で行うことになった。
  平和の問題では、文字通り「欺瞞」と言う態度がピッタリなのが有賀市長だ。

  月曜日の議員団会議後、改めてこの間の市長答弁を整理してみた。
  この間、私は、昨年の6月議会に「有事法制3法案について市長の政治姿勢」を質してきた。
 今日は、少し長めになるが、市長答弁を紹介したいと思います。

  「私が池田議員の最も指摘されていることは、私がこの有事関連3法と言いますかこのことについて、賛成しているということだと思います。
  したがって、これはもちろん現在のこれについてのどんな法律でもいいということではなくて、できることなら3法以外にこの災害とか、地震災害とか、あるいはまたさっき申し上げたサリンとか、こういうあるいはまた山火事のようなこと等も有事に非常時に入ればどうかな、これは国でやることでございますから、そういうようなことが十分審議される上に、衆議院なり参議院で修正されて立派な納得できる法律になる。
  いざというときに守ってくれる、そういうふうになる必要があろう。」
 
  「サリンであろうと、あるいは地震であろうと、あるいは山火事であろうと、そして有事3法であろうと、それはなければいけない。
  今までなかったことがやはり何か欠陥ではないかなと私は考えております。
  これは、池田議員と私の見解の相違になると思いますから、余りそれ以上詰めないようにしていただきたいと、冒頭思います。」

  「国民の権利の制限でございますが、外交防衛と安全保障等は、やはりこれは国の専権事項でございますから、これは我々が最小限の制限の自治権を認めた中で制限されてもやむを得ないのではないかと思います。
  国が外国が仮想であろうと、私はいつも思っておりますが、我々は平和憲法を持っておきますから、攻めることは絶対あり得ません。絶対ない。
  しかし、絶対相手が何も攻撃されないという保障がない。
  卑近な例かもしれませんが、これは卑近な例かもしれません。断っておきますが、泥棒をする人はここにはいない。
  しかし、されないという保障はないわけです。
  ですから、かぎをかけると同じような、私はわかりやすく言えば−−これは全然例が違うかもしれませんが、そのようなことにも解釈され、お互いにかぎをかけたり、警報装置をつけたりすると同じように、国は国としてやはりその法律を整備することが、ぼつぼつ50数年−−敗戦後50数年−−私は終戦なんて言いません。
  敗戦と言います。敗戦50数年たったわけでございますから、新しい世紀を迎えたわけでございますから、どうか与・野党で十分審議していただいて、立派な先ほど申し上げた3法だけではなくて、それらのいわゆる災害まで含めた、そんなことも含めた非常事態と言っていいんでしょうか、そういう非常に対するものを進める。
  そのための論議を尽くしてもらいたいな、こんなような国会における論議を十分期待するところでございます。」

  まさに、矛盾に満ちた「逸(はぐら)かし」「欺瞞」答弁以外の何ものでもないことがわかる。

   「地震災害、サリン、山火事等を考えると、「有事」3法は必要だ。」と言い、 自然災害や予期せぬ事件等の「有事」への対応として、賛成しているのだと装いながら、
  しかし、ちゃんと他の議員に対しては、国民保護制度に関する答弁では、以下のように「武力攻撃事態」という言葉を使って

  「国民保護制度についてでございますが、国が今概要を発表した国民の保護のための法制度は、有事法を補完するもので、2年以内に整備すると目標にしているところでございます。 目的は、武力攻撃事態という緊急かつ重大な事態に万全な体制を整えるため、国と地方公共団体の責務の所在と権限を明確化したもの」(H14.9秋山議員に対する答弁)
  とあきれるばかりの答弁をしているのである。

 市長は、充分に法案を読んでいない中での答弁であることは間違いないが、しかし巧妙な手段で、はぐらかしごまかした答弁で、質問時間を終了させている。
 常に行われてきた市長の手法だ。

  「有事法案のそれぞれ関連についてご質問ございまして、その前段で日本国憲法に基づく、いわゆる我々が平和憲法だというように我々が戦後その大変熟読し、自分のものとしてまいりました。私もその思いについては、池田議員に劣るものではない、こういうふうに思っております。
  その証左として、ただいま私どもが進めている平和事業関係について申し上げ、そして平和を重んじてこそ住民のいざという有事に対して何をしなければいけないか。こういうことが私の思いでございますので、お聞き取りをいただきたいと思います。」
  とも答弁している。

 平和都市宣言をしている松本市の市長としての資格そのものが問われる発言だ。
 
  そして今回の定例記者会見での発言です。
 記者会見の模様は、松本市の公式ホームページの中で、紹介されています。 ぜひご覧になってください。
    市長記者会見(記者からの質問に答えた質疑部分24分44秒の、最後の5分くらいのところです。)

  尚、重要な部分は以下のとうりです。
  「また有事法制に関する見解としては、時代がそうゆう時代になって、今回はじめてなったわけですから、昭和40年の松本空港ができる時、ころは 「三矢」の自衛隊の有事関係の研究ですら大変な問題になって、その後福田内閣から始まって以来それぞれ経て、有事については論議されないタブーの時代だった。 法律が決まれば、当然国によってそれのよって地方自治体は動かざるを得ませんから、地元へもご理解いただいて。 有事法制の時は、それに適用するように、ご理解をいただくように、お話したい。」
  「有事法制には全然感心がなかった、むしろタブー視した時代の取りきめと今の状況は変わっていますから、知事とも話をしながら、知事と同じ意見で地元へ入っていく必要がある。」


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 5月19日(月)


「戦争は、人権を侵害し、福祉を後退させる。」


午前中は、定例の議員団会議。
  事務局に入っていただく予定の人も一緒に参加していただき、早速民報の発行に関する打ち合わせ。

 午後は、沢田議員は、新人議員の研修会。
  私たちは、年金者組合の第15回大会に参加してきた。
 何人かの発言の中、 「戦争と言うのは、人権を侵害し、福祉を後退させるものだ。」という指摘があった。
  本当に今の情勢そのものだ。

 夕方、再び議員控え室に戻り、6月議会対策と視察先調査を行った。
  狛江市や秋田県湯沢市も候補市に上げたが、残念ながら議会開会中とのこと。 仙台市と福島市の視察は決まった。

 夕方から夜にかけては、住民投票の署名活動。 ある町会に入ったら、すでに他の方がほぼ軒並み回っていることがわかる。 こうして、いわゆる「ぶつかる」ようになると、運動が進んでいることが実感できる。

  ところで、私のHPに関して、TOPページが、「新しく」なり「作品にこだわりも感じられ」「活字も読みやすくなった」という評価をいただいた。
  実は、このTOPページは、名古屋の専門学校を卒業し、いまだに就職が決まらない長男が、帰松した際に、「ダサイ」ということで、2晩のアルバイトとしてやってくれたものだ。
  このHPを一つの作品として、「宣伝になれば」という交換条件に格安で引き受けたくれたものだ。
  先日も、就職活動を行うために、どんなバックを買えばいいのかと相談が来たばかりだ。


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 5月18日(日)


「こちらこそ、よろしくお願いします。」


選挙でご尽力いただいた皆さんが、マレットゴルフの後、焼肉会をされるというご案内があったので、お邪魔させてもらった。
 現地に到着すると、すでにパーティは始まっていた。
  早速、ご馳走になった後、ご挨拶。
 5人の実現にお力沿いをいただいた皆さんにお礼を述べた後、100円バスの充実などの公約実現に向けてのご協力をお願いした。

 飲み物をお注ぎしながらまわっていくと、「よろしくお願いします」と逆にお願いされた。
  選挙中も、介護保険料の引き下げと共に、この100円バスについては、手を合わせてお願いされた経過がある。
 選挙でいっしょにがんばってくれた支部の方も、生まれてはじめての経験として、選挙のお願いに行ったら、「こちらこそお願いします。」といわれたという報告は一昨日の選挙反省会でも出ていた。

 本当に切実な願いと言うことを改めて強く感じた瞬間だった。

 午後、松本市に帰ってきて、有事法制反対の宣伝活動に参加。
  こちらの人数は、南山、犬飼議員と私のほか、清水地区委員長と少なかったが、ハンドマイクとビラ宣伝で、廃案にむけての訴えをした。
 次男を連れての行動であったが、次男はその間だけ別行動、そして約束のサッカーシューズを買いに行った後、住民投票条例の署名活動にご近所を回った。

 「6万」の署名と違って、説明に時間がかかるのは、予想以上だ。
  特に、受任者のお願いをするときには、慎重に説明をしなければ、皆さんの集めた署名がむだになりかねないことを考えると、余計に時間をかけて説明した。
 「どうやったら、この署名が出来るのか待っていた。」と訪問するのが遅かったことを反省させられる場面もあった。
 「建設には、すでにあそこまで出来ているので、間にあわないかもしれないが、維持管理費などの運営に関しての見直しを求めます。」といわれながら署名してくださる方もいた。

  後、残る時間は、今日を入れて11日間。
  選挙の後始末に時間をとられた中で、今日まで充分取り組めなかったこともあった。
  議会の中では、14日夜行われた住民投票の会主催の会に、七人の議員が参加したが、都合で参加できなかった倉橋、南山議員を含め、私たち5人の日本共産党の議員と他に、さわやか市民ネットの4人と他2人位までは、この条例に賛成すると表明している議員がいる。

  6月議会には、おそらく間にあわないだろうが、議会の中でもこれからの運動が重要になる。

 追伸)
  昨日の日誌を発信するまでの調査では、気がつかなかったが、有名な「長崎の鐘」の作詞者はサトーハチローで、作曲者は、古関祐而氏その人だった。
 
春日紅路氏の経歴がわからないが、もう少し調べてみたいと思う。
  ご存知の方がいらっしゃいましたら、ご協力お願いいたします。歌には、必ず何か込められた気持ちがあるはずですから。


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 5月17日(土)


「君が代」と「PTAの歌」


 今日は、日本共産党中信地区委員会として、松本駅前で藤沢のり子県議をはじめ、事務所勤務員の皆さんと一緒に、有事法制反対の宣伝活動。
 私は、午後2時からの松本市PTA連合会定期総会へ鎌田中学校を代表しての出席があったので、最初の15分だけマイクを握った。

  話の中で、有賀市長の一昨日の定例記者会見での、松本空港の軍事利用に関してのコメントに触れた。
  同席したわけでないので、新聞報道によると、 有事の際、国が県営松本空港の使用を求めた場合、地元の理解を得られるように話をする。
  県と松本市、地元が結んでいる協定には、「軍事目的に使わない」との項目があるが、 「時代が(有事法整備を必要とする)時代になった。国で法律が決まれば、動かざるを得ない。」「地元との協定は、有事法制についての議論がタブー視されていた段階だった。」 とのべ、事実上松本空港の軍事利用に道を開く発言をした。

  重大な発言だ。
  何よりも、憲法に違反した「攻めることに道を開く」有事法制を必要とするその立場に最大の問題がある。
  今まで、県・市・地元の3者は、災害時などに、自衛隊機の松本空港の利用は、軍事目的に当たらないという共通認識で対応してきた経過があるが、まだ憲法違反の有事法制が成立していないこの段階で、しかも県知事を乗り越え頭越しにこうした判断を下すことは、民主主義のルールからしても重大な発言だ。
  「有事法制についての議論がタブー視されていた段階だった。」という発言も、トンでもない認識不足だ。
  日本共産党議員団としても、早速週明けの対応が求められる。

 そうした思いを持ちながらの、松本市PTA連合会定期総会への参加。
  いつもは、事前に式次第を確認して、式典には臨むのだが、今回はその間がなく、開会の辞が始まり、続いて、国歌斉唱・PTAの歌斉唱とアナウンスがあった。
 全員の起立が求めれたが、私はやはり起立できずに、今までもこの総会で国歌斉唱が行われていたかを調べることを考えざるを得なかった。
 「君が代」が終わったあとの、PTAの歌については、起立し一緒に楽譜を見てうたった。

  皆さんは、この「PTAの歌」をご存知だろうか。  作詞:春日紅路 補詞:西条八十 そして 作曲者は、古関祐而 4拍子の軽快なこの歌と「君が代」のあまりにギャップが大きいこと。
  斉唱は、2番まで終わったが、 4番の歌詞は次のように続きます。
  「世界を結んだ大空に、ひびいて子どもの胸が鳴る。あしたの鐘よ、夕べの鐘よ。平和ですみよい日本を、みんなでいっしょにつくろうよ。」

  十分な調査をしていないが、「鐘」と「平和」が同じ歌詞の中に並んでいるということで、私には、この鐘は「長崎の鐘」を連想させる。
  春日紅路氏については、手元に何の情報をもち得ない方だ。
  作詞 西条八十(1892-1970) 作曲 中山晋平(1887-1952)で、長崎音頭 (昭和9年)という作品がある。
  西条八十氏と長崎の関係も見られる。
  ちなみに、中山晋平は、私の生まれ故郷の出身。そして我が家の実家が元あったところのすぐ近くに中山晋平記念館がある。
  長崎音頭の歌詞が今手元にないので、今の段階では何とも言えないが、おそらく、関連はあるのではないだろうか。

  子どもたちが、卒、入学式で「君が代」を歌うときにもどうしても違和感を感じるが、今日は、また違う思いも重なって、どうしてもこの「君が代」は、この松本市PTA連合会定期総会に式次第に入れなければならないものなのか改めて問題提起するときが来るだろうと思う。


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 5月16日(金)


どれ一つがかけても勝ち抜けなかった選挙戦


定例の金曜日の朝の松本駅前での宣伝。
 終了後に、ひとりの女性にご挨拶をした。
 
  胸に市会議員のバッジをつけていたので、おそらくどこかの市の日本共産党の議員さんだと思ったら、案の定、福島県原町市の議員さんだった。  ホテルで食事をしていたら、音が聞こえたのでということで、終わり間際から出てきて聞いてくれていたようだ。
  有事法制のことは、誰もがいても立ってもいられない中身だ。
  黒部市を視察し、今日福島県へ帰るところだったようで、少し皺(しわ)になっていたが、宣伝のときに使った今日付けの赤旗新聞をお渡しした。 お名前をお聞きしたが、ちょっと忘れてしまった。このHPのことをお伝えし、別れた。

  10時から、新しい5人の議員団の事務局的なお手伝いをしていただけそうな人がいるというので、その方とお会いした。
  日本共産党の議員団には、どうしても欠かせないスタッフが、議員団事務局だ。
  最終的な決定判断はいづれ行うが、ほぼ決定といえる話し合いとなった。 実は、議員団事務局は、8年ほど前からの懸案事項であった。 日本共産党の議員団の活動状況を多くの市民の皆さんに知っていただくことは、市民の皆さんからのご要望でもあり、私たちの願いでもある。一つ前進といえる。

 昼休みを挟んで、市役所内のしんぶん赤旗日曜版の配達を行った。
  ジャージ姿に着替えての配達だが、背広姿より、職員の皆さんにはなじみあるスタイルとのこと。
 
  私と松本市役所との出会いは、この赤旗新聞の配達集金からのもので、すでに、30年近くになる。
 
いわば私の日本共産党の活動の原点ともいえる活動である。
  ついでに、その足で、松本城周辺をいつものようにジュギング。 久しぶりに、いつも同じコースを逆に回っている方とご挨拶できた。

  1時半から、松本協立病院、社保協(正式名称は、改めて)の皆さんと健康福祉部長さんとの懇談会へ。 廃止された障害者の窓口無料の制度の復活と、医療費の受領委任払制度の導入検討を強く求めた。 (この件については改めて詳しく後ほど)

  夕方、再び松本駅前へ。
  今度は「憲法を9条を守る松本地区連絡会」の人たちと有事法制反対の宣伝活動に、沢田、犬飼議員と共に参加した。
  合わせて10人を超える方々と音とビラ、署名活動を行った。 ビラの受け取りは、今日は良かった。

  夜は、県議選、市議選の合同反省会。
  藤沢県議と共に5人そろって参加し、夜10時近くまで、話し合いをした。
  私たち候補者の知らなかったこと、わからなかったご苦労など奮闘した経験を伴った貴重な発言。
  ノートのメモは、6ページに及んだ。
 これらの皆さんの活動のどれ一つがかけても勝ち抜けなかった選挙戦であったことを感動をもって確認できた。
 中央委員会の選挙戦の反省は、こうした話し合いの積み上げのもとに、5月下旬に第6回中央委員会総会が行われる。

 本当に5人全員勝ち抜けてよかったと改めて思った。


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 5月15日(木)


「市会議員選挙中から、うわさが出ていた入札だ。」


14日開催された臨時会、総務委員会。
  議案 報第5号 工事請負契約の締結について 審査をしているときに、ある委員が、行った発言だ。

  この工事請負契約は、明善小学校大規模改造等第4期主体工事に関するもので、 設計業者は、嶺建築設計事務所(島内)、落札業者は、富士電設(株)。
  落札率は、97.8 %。 10社による指名競争入札。2回まで入札したが、予定価格よりいずれも高かったので、2回目の最低価格入札者が、見積りあわせで、落札した。
  同時に行われた、電気設備工事は、降旗電業社鰍ェ、99.53%、機械設備工事は、叶建が、98.21% でいずれも高い落札率で落札したという報告だった。

 この間何度か、高い落札率のことが話題にはなるが、それだけで問題にできることではないが、一般論として、「98%前後の落札率というのは、何かあると思わなければいけない。」と、他の市の日本共産党の議員からはいわれていることも事実だ。
 私も今回は、準備があったわけではないので、いつものように落札率に関する質問だけ行い、出てきた数字だが、そのあとの、先ほど紹介した議員の発言だったので、正直すっきりはしなかった。
 
  この分野の調査は、いつも十分にできない中で終わってしまっていることだ。
  以前も、清掃センターのごみ焼却場の入札1日前に、談合情報が入り、翌日入札の延期を申し入れたこともあるが、その後は残念ながら調査が進まなかった。
 不正があることを前提に、問題設定するのは、間違いだが、いくつかの今回のような「うわさがある」という話は、後を絶たないこと。
 今期においては、この分野でも不正に関しては徹底追及で力を尽くしたいと思います。
  準備不足で、議案の審議に臨んだことを反省させられた瞬間だった。

  昨日の昼休みには、松本広域連合議会議員の打ち合わせもあった。
  私はこの間、づっと松本広域連合議会議員を務めている。
  広域行政事務組合から、広域連合に移行するときに、一般質問制度を強く求め、それが実現したのも私の提案がきっかけだった。
  そして広域連合議会が発足して以来、ほぼ毎回一般質問をしてきた。
  そのときの質問時間を決めた経過は、一般質問時間を1時間位と決め、3人を予定するから、ひとり20分としたが、この制度を使って質問しているのは、広域連合発足以来、私だけである。 あまりにも短いのが現状である。
  今回私は、議会運営委員会に所属することが内定した。これも初めての経験だ。
  質問時間の延長など、議会の民主的運営に関しても積極的な提案していきたいと思っている。

  今日は、選挙以来はじめて、時間をとっていろいろな書類の整理ができた。 改めて、5期目の課題を整理したいと思います。

 ところで、 新議長は、議長選挙の所信表明、そして昨日の議長就任の挨拶でも、議会と理事者の関係に言及して、「抑制的均衡」を強調した。
  理事者と議会の関係を称して、「車の両輪」とか、「チェックアンドバランス」ともよく言われるが、私にはこの言葉にはどうしてもなじめないものがあったが、今回の「抑制的均衡」という言葉は、初めてのものだ。
  辞書で調べてみると、
  抑制とは、度を越さないように勢いを抑えること。
  均衡とは、釣り合いが取れていること。
    とある。
  この言葉の意味については、これからも話題になるのではないかと思う。

 追伸) 新会派の「開(かい)」から、私のHPに関してのご意見をいただいた。
  「開」に関するコメントは、5月8日付けの日誌の中でふれている部分だが、「残り組み」という表現が、まずかったようだ。
  私はそんなに気にせず使っていたが、事実と違うのであれば訂正が必要と考えます。


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 5月14日(水)


「反対するということは、むずかしいことなんだ。」


選挙後、初の議会(臨時議会)が行われ、議会人事と人事案件などをのぞき、市長提出の6つの報(報告)議案の審議が行われた。
  私たち日本共産党は、6つのうち、
以下の
  報第1号 松本市市税条例の一部改正 (配偶者特別控除の廃止、たばこ税率引き上げ、特別土地保有税の廃止など)
  報第2号 松本市国民健康保険条例の一部改正    (介護保険料の負担増につながる上限限度額の引き上げなど)
  報第4号 松本市消防団員等公務災害補償条例の一部改正    (公務災害補償料の引き下げ)
   については、

 担税力のある大企業、資産家には減税する一方で、庶民に4兆円の増税、負担増を押しつける小泉内閣の「痛みばかり」の悪政の結果の条例改正。
  選挙中一番訴えてきて、市民の皆さんからも訴えられてきた、今の暮らしを何とかしてというぎりぎりの市民生活を守り支えるという点からも、さらに景気回復に逆行するという点からも、反対の態度を表明した。

 国会で決められたから、すでに仕方がないということではない。

 タバコでは、松本市への影響額で、1億5000万円の増税。
 配偶者控除廃止では、松本市での増税対象者は、32648名(H14年度実績)金額にして、3億3000万円の松本市民への増税。
  一方で、特別土地保有税の廃止での地方税収の減収の押し付けになるものです。
 
  こんな悪政だからこそ、反対することが求められる。
  ここで、踏ん張らなくてはというときに、中途半端な態度を取ると、その姿勢は、引きずる結果となる。
  結局のところ「決められたこと」や「提案されたこと」に賛成の態度ということになってしまう。
 
 ある委員会では、「議案に賛成の方の起立を求めます。」という委員長の発言に対して、私たち日本共産党以外にも、起立せず、「反対」の態度を見せた新人議員がいた。
  私たちは、その議員の本会議での態度表明に注目していたが、その議員は本会議では、市長提案に賛成し、起立した。
  おそらく、委員会での態度は、間違えて座っていたのではないかと思われる。

 ちょうど同じ時間になるのか。後でみたテレビでの有事法制の委員会採決の画面とダブった。
 市民の立場で反対するのは、日本共産党だけであった。

  議員団会議で、新人の沢田さんが、いみじくも「反対するということは、むずかしいことなんだ。」とその実感を述べた。
  出されてきた議案に対して、その中身を分析し、質問をし、賛否の判断をすることは、本当にエネルギーがいる事である。
 委員会の審査の中では、発言をしなければ、そのまま提出議案を認めることにつながる。
  反対理由をしっかり述べて、「反対」の態度表明を行うことは、発言に対する責任を含めて難しいことではないが、たいへんなことだと思う。

 私も、今から16年前の初議会のときを思い出した。
  そのときは、議員団も4人で、1つの委員会に、日本共産党はひとりの委員しか出せない時代であった。
 
  介護保険料の事実上の市民増税となる限度額引き上げに関しては、その対象世帯は約500世帯。 すでに、所得に応じて税金を払った上での、更なる介護保険料という名前の増税になんら違いはない。

  税金の使い方を見直すということは、こうした点からの見直しから出発しなければと思う。   (続きは後で)


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 5月13日(火)


「修正」では、危険な本質はなんら変わりない


有事法案について、与党と民主党が「修正」合意し、今国会成立へ とマスコミが報じている。
 「修正」が、憲法に照らして危険な本質に迫る修正になっているのかが問題だ。

 今度の有事法案の危険な本質は、海外での武力行使に道を開き、今回の無法なイラク戦争のような、アメリカの先制攻撃の戦争に日本が武力行使で参戦し自治体や国民を強制的に協力させるという点だが、この危険な本質にはなんらの修正が加えられていないものだ。  
  修正を加えれば、良くなるものでなく、廃案以外にないことの一番の証明でもある。
「基本的人権の尊重」を法令に盛り込み、「大きな前進」と言っているようだが、戦争に踏み込むこと事態になんら変わりがない。
 戦争行為そのものが、いわば基本的人権を制限するのだ。  戦争行為に入ることを認めて、あらかじめ憲法で明記されている当然の権利である「基本的人権は守ります」とは、欺瞞以外のなにものでもない。

 「大半といえば言い過ぎかもしれないが、多くの主張が受け入れられた。」と菅代表は述べたが、民主党の本質が現れた形だ。

  国民の疑問や懸念、反対の声に傾ける耳をもたず、国民不在で「安保・外交の問題で与党と野党第一党が考えを共有できることが確認」した、法案成立を最優先した「修正」合意以外のないものでもない。
  民主党は、昨年七月の段階では、有事関連法案に対し、「政府の恣意的な判断によってわが国を武力紛争に巻き込む」懸念を表明、廃案を求めていたはずだ。
  国民不在で、議会での「合意」のみを追求すること危険性は、松本市の議会でも住民市民不在の議論がトンでもない結果を生み出す教訓としても、確認されている点であることを、改めて肝に銘じたい。

 さて、今日は、四賀村の住民の方と、じっくりお話しさせていただく機会があった。

 その方は、「仮に合併が今回強行されたとしても、分村しても、私は四賀村を『村』として残したい。」という言葉から、お話しが始まった。
  話の概要は次の通りです。
 
  ・松本市の議会で、任意合併協議会を法定に進めることを遅らせてくれたことに感謝する。
  ・ トンネルの必要はない。143号線の改修で充分で、95%の村民はトンネルに反対している。(少し誇張が強いか?)
  ・ すでに大手のコンサル、ゼネコンが、ルート案を提示し、「動いている」
  ・ 「ゆうきの里」事業については、ぜひ実態の調査をしてください。

   など いくつかお話しあったが、紹介できる点はこのくらいですが、 最後に言われた、  
  「すでに、来年の松本市長選挙に向け、四賀村のある後援団体が、ちょうど村長が松本市の議員に対して、『圧力』をかけたような方法を使って、四賀村からの松本市民への働きかけの選挙戦が始まっている。
 合併推進の松本市長実現に向け、なんとしてもという運動を進めている。」
  というお話は、まったく根拠がないものでないこととして、印象的であった。

 提起された問題点は、早速調査が必要である。


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 5月12日(月)


小規模事業(修繕)契約希望者登録制度について


定例月曜日の議員団会議を行った。
  選挙での市民の皆さんとの対話の中身や選挙戦そのものを振り返りながら、6月議会対策を含めて、公約実現に向け課題の具体化をはかった。

 その一つが、「小規模の事業は、あらかじめ登録された業者に、順番に仕事が回るようにする。」(選挙中の街頭宣伝)ことです。
  議員団としても、全国のこの分野での先進都市の視察を含めて、直ちに調査することにしました。

 福島県福島市では、民主商工会などの要望にこたえ、昨年10月1日から「小規模修繕契約希望者登録制度」を実施。保育所の仕切り戸取付工事や公園のトイレの棚づくりなどを受注した零細業者からはたいへん歓迎されているようです。
  福島市長は、「経営が大変な中小業者にこそ使ってほしい制度なので、市税の滞納があっても登録できるようにした。市内の中小業者が元気になることは市政の発展にもつながる」と語っているようです。

 松本市にも100万円以下の小額工事に関しては、業者登録をしていただいた、業者に課を通じて仕事が回るようになっていますが、制度化されているものではありません。 業者登録に関しても、かなり複雑な手続きが求められているようです。
  市税の滞納業者に関しては、まったく窓口を閉めているわけではありませんが、制度上は、登録できないようになっているようです。
 
そうゆう意味では、福島市長の発言は重要です。

 福島市「小規模修繕契約希望者登録制度」
  ◎市内に主たる事業所を置くものは誰でも登録できる
  ◎市税の滞納の有無、建設業の許可の有無、従業員数、実績の有無も   一切問わない
  ◎登録すれば50万円未満の小規模修繕を受注できる

 そのほかにも、こうした事業を実施している自治体は少なくありません。

 6月議会は、9日から開会、代表質問は、16日からの3日間の予定です。
  初議会に間にあうように、こうした業者の願いの実現、と「くらしに役立ち、かつ、景気回復にもつながる公共事業」の実現に向け、視察も含めて準備を行うことを確認しました。     


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 5月11日(日)


議会人事の総決算


7日、8日と2日間にわたる議会人事の選任の結果は以下の通りとなりました。

 会派別に見ると
新風21       議長、経済環境委員長、建設委員長、市民会館建設特別委員長、市町村合併対策特別委員長、同副委員長
          議会運営委員長、
政友会        副議長、議会運営副委員長、総務委員長、教育民生委員長、経済環境副委員長
さわやか市民ネット  監査委員、教育民生副委員長、建設副委員長
公明党        総務副委員長
日本共産党      市民会館建設特別副委員長

 多い順位並べると
新風21(10)     :議長   委員長3 副委員長1
政友会(5)       :副議長  委員長2 副委員長2
さわやか市民ネット(5) :監査委員      副委員長2
(6)         :     委員長1
公明党(3)       :         副委員長1
日本共産党(5)     :        副委員長1

 議長、副議長、監査委員選挙を通じての、「貸し借り」などの結果、すべての議会人事が、決まったわけですが、どんな話し合いの「組み合わせ」があったかは、これで、はっきりしたと思います。

   ところで、一番最初に行われた議会運営委員会では、この組み合わせとは違った番狂わせがありました。  
  「今まで通りのやり方」で、委員長候補は、「新風21」から1人、「開」から1人立候補。 投票結果は、すんなり誰もが「7:5」になるはずと思っていたのが、なぜか意外にも「5:7」になって、「開」所属の議員が委員長に選任されたのです。

 ここまで、明らかにしたことは今までなかったことです。 私もHPがあっての公開です。  どのようにして、議長、委員長人事が決められるのか。お解かりいただけたと思います。
  尚、日本共産党 南山議員が副委員長になったときは、立候補者が他になく、無投票での選任でした。  

 他の、委員会の選任状況については、また機会があったらお知らせします。

  日本共産党の議員の所属委員会は、

池田国昭  議会運営委員会 総務委員会    市民会館建設特別委員会 
倉橋芳和  議会運営委員会 建設委員会    市町村合併対策特別委員会
南山国彦             経済環境委員会 市民会館建設特別委員会
犬飼明美             教育民生委員会 市町村合併対策特別委員会
沢田佐久子            総務委員会    市町村合併対策特別委員会 
                                                    
です。
  1年間よろしくお願いします。

 1昨日(9日)は、ほぼ1日長野へ出張。 夜から、鎌田中学校PTAの歓送迎会に出席しました。  
  鎌田中学校PTAの副会長職は、今年は選挙の年なので、最初固辞したのですが、お引き受けしたものの、昨日までご迷惑をかけることになってしまいました。
  10日は、夜、日本共産党業者後援会の選挙反省会に出席。
  今日は、1日、選挙戦全体の反省会でした。 議会は、14日(水)に臨時議会があります。       


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 5月9日(金)


「軍門に降る」行為に、批判は免れない


監査委員の選挙です。 選挙の経過だけ先にお伝えします。

 第一回目
  新風21(10)     田口悦久 10
  日本共産党(5)     池田国昭  5
  さわやか市民ネット(5) 高山芳美  6
  開 (6)        早川史郎 13
   その結果、上位3位まで ということで、私は2回目以降の候補者から脱落。

 第2回目
  新風21(10)     田口悦久  0
 さわやか市民ネット(5) 高山芳美 16
  開 (6)        早川史郎 13
  その結果、上位2位までということで、この時点で田口悦久氏は、3回目以降の候補者から脱落。

 第3回目   決選投票
  さわやか市民ネット(5) 高山芳美 16
  開 (6)        早川史郎 13
  この結果、さわやか市民ネット 高山芳美氏が、当選となった。
 
  あえて、最初に、選挙の結果だけお知らせした理由は、 何でこんな選挙や投票行動を行うのか、誰もが疑問に思われる結果であることを最初に知っていただきたかったからです。
  議長選挙で、すでに議長ポストを獲得している最大会派の「新風21」は、2回目に投票数「0」。ならば最初から候補者を立てなければいいのです。 明らかに、「立候補して当選を期す」という目的とは違う要因が働いているとしか考えられません。

 私たち日本共産党は、
  監査委員は、重要な税金の使い方をチェックする大事な役割があるので、2回目以降候補者か消えた場合の投票行動については、過去の予算決算に対する態度を主要な基準として判断することにしていた。
  それは、議長、副議長という職とは違った性格を持つ役職だからであった。
  特に、松本市政の歴史の中で、不公正・乱脈・違法な行政が行われてきた同和行政との関係で、それに正しく対処できるのか。また最近の無駄な税金の使い方にメスを入れることが期待できる候補者かをその規準に据え、判断することにした。

  2回目の投票を前に、ある保守系の議員が私に言った。
 「今度は共産党が、高山芳美さんに入れるから、これで決まりですね。」
  私たちの態度表明に対して勝手に判断しているのはともかく、それにしても何で決まりなのか。何で過半数が確保できるのかは、正直わからなかった。

 でもその意味は、2回目の投票結果で、明らかになったのです。
 それこそはじめから、筋書きができていたのです。 投票は、票の行ったり来たりの結果ですから、断定的に言えないことは勿論ですが、少なくとも、2つの会派の間で、「ある」約束ができていたことを理解するに充分でした。
 それ でも一つだけ、疑問が残るのは、第一回目での市民ネットの高山芳美氏の「5」ではない「6」票のなぞです。
  会派間の「バーター」以外に、それだけではない「ある」話し合いがなければ出ない結果です。
 私を1回目で候補者から外す必要があったのです。
 
私と同じ「5」であれば、2回目まで私が残り、3回目に行くときのルールは、「上位2位」までということで、高山氏は、私と共に候補者から脱落してしまうことを防ぐためと見るのが極自然です。
  でも、そんなことをしなくても、2回目に、得票「0」の候補者が生まれているのですから、2回目から同じことをすれば、まったく問題なく3回目に行けたのですが、なぜその方法を取らずにそうしたのか。
  それは謎ですが、私たち日本共産党の投票行為を予想して「読んだ」結果だろうと思われます。

 もうこれ以上の謎解きは辞めにします。 そして謎解きが私の目的でもありません。

 お知らせしたかったのは、そして私が追究したかったのは、どの会派間の組み合わせでどんな「取引」が行われているかです。
  政策論戦や、協力共同の輪を広げ、議会内外で市民の皆さんの願い実現に向け、選挙中に自らの公約にてらして、議会活動が求められる今期最初の議会で、その人事を決める場で、ポスト争いの政争(この言葉も正確でないかも知れないが)に巻き込まれ、大事なものを失うような行為は、今後の議会活動に、決してプラスにはならないものです。 せめてプラスに転化できる展望といえば、「教訓」化することだけです。
  政党と違う政策集団としての会派とか、行動を統一するための会派とかいろいろ会派に対する考え方があってかまわいませんが、
  少なくとも、ポスト争い、自らの主張を通すための力関係作りの会派だけでいいのかということです。

 会派構成申請から始まった、この2日間の今期初めての松本市の議会は、結局今までと同じやり方が、「支配的」となり、その「軍門に降る」議員が多数を占めたという点では、最初から市民の皆さんの批判は免れないであろう。

 議会運営委員会、総務委員会等のポストをめぐる「政争」については、続きをお楽しみに・・・


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 5月8日(木)


これをなれ合いと言わずして、何をなれ合いと言うか


副議長選挙は、私たち日本共産党議員団としてもはじめての営みと思わぬ展開があった。
昨日書けかなった副議長選挙についてとりあえずは、事実経過だけお伝えします。

  立候補者は
  さわやか市民ネット 高山芳美
  日本共産党 倉橋芳和
 開 塩原浩
  政友会 赤羽正弘     の4名で、
  議長会派となった最大会派の新風21と公明党は、はじめから候補者を立てなかった。

  (ここでちょっとコーヒータイム)  新しい会派の名前ですが、 「新風21」は、「新しい風で21世紀を進もう」が名前のイワレのようですが、実際は、新風会という会派とまつもと21が合体し、一緒になって最大会派を作った。 「開」 は、「開かれた議会を目指す」という目標から、開と名付けたようだ。   実際は、最長老議員が属していた明政会の残り組みとグリーン21の残り組みが合体したのだ。

  第一回目の投票の結果は、

 さわやか市民ネット(5)   高山芳美  10
  日本共産党(5)     倉橋芳和   5  
  開(6)           塩原浩    6
  政友会(5)         赤羽正弘  13  

  最大会派の「新風21」の10票は、さわやか市民ネットと政友会に二つに分けられ、公明党が政友会に投票した結果であることは、誰が見ても考えても理解できる中身だ。
 
先の議長選挙での、「貸し借り」が、副議長選挙の第一回目の投票で、「御返し」がされたものだ。 (議長選挙で、新風21の候補者に、公明の「勘違い」1票も加わって21票入ったことは昨日お伝えした通り。新風21は、いただいた5票をそれぞれ、「御返し」したと見るのが極々自然な解釈だ。)

 ルールでは、上位3位で2回目の投票となるので、これで、私たち日本共産党は、候補者を失うことになった。  前々回までの選挙のやり方では、ここで休憩となり、再度「票読み」と「貸し借り」の話し合いの時間が持てるわけだが、前回から、休憩なしで結果が出るまで連続して投票される制度になった。

 私たちに「貸し借り」の話し合いは無縁だが、候補者を失った場合の投票態度を議員団で事前に検討する必要があった。

 それは、候補者が行った、3人の「所信表明」を分析し、あらかじめ定めた基準に基づいて判断することにした。 (実はこの所信表明の制度も、私たちも提案し、前回から行われることになったものだった。)  
 
  特に今回は、「所信表明」の段階では、不明な点があったので、検討に値する候補者に直接控え室に来ていただき、質問を含めて、所信表明の中身と選挙中の公約の中身、議会改革の具体的な政策、現在行われている住民投票条例への対応、常設型住民投票条例への取り組み方針、合併問題については、当選すれば、一連の「合併協議会」へ参加できるので、基本的な立場。新市民会館建設に対する政策、そして最後に、所信表明にはなかったが、今の松本市政に対する評価も、参考までに懇談した。

   その結果、最後の現市政に対する評価の部分を除き、他はすべて公表を前提としてよいという合意が得られたので、投票で結果を示しますと、候補者にはお伝えし選挙に臨んでいた。
 ここまでの営みは、私の議員生活の中でもはじめての経験である。

  2回目の投票結果は、
  さわやか市民ネット(5)   高山芳美  15
  開(6)           塩原浩    6
  政友会(5)         赤羽正弘  13
    となり、いずれの候補者も過半数を得られない結果、2人で決選投票ということになり。

 3回目は
  さわやか市民ネット(5)   高山芳美  16
 
政友会(5)         赤羽正弘  18
  となって、 政友会 赤羽正弘氏の当選となった。

 (監査委員の選挙については、次回です。すいません時間がありません。)

  これをなれ合いと言わずして、何をなれ合いと言うか。

 今日は、4つの常任委員会と特別委員会はじめ、各種議会、審議会等の人選作業に入った。
  私は、南山議員と共に、引き続き市民会館建設特別委員会に所属することにした。

 各会派から選任された議員が集まって、その市民会館建設特別委員会の委員長を選任するときになった。 ある会派代表が、「ここに前委員長がいるので、引き続きやってもらうのが良い」と提案、別の会派代表が、すかさずそれに賛同した。 座長が、「ではその方向で」とまとめかかったので、私は、「今までどおりのやり方で、委員長を選任すること」を提案した。

  こういう決め方が先例になることは許せなかった。 「今まで通りやり方」とは、各会派の代表が集まり、選考委員会を行い、各会派ごとに立候補者を明らかにし、複数の候補者がいる場合は、話し合いなり、投票と言う形で、決めていくのが今までのやり方である。 それを今度のやり方は、選考委員会での立候補の機会を奪うもので、しかも前例にないやり方の悪い前例を作ることにつながるものです。  
  別な、委員が、「このやり方では、いけないということはない。」と発言、それを受け、座長は、多数決を取り、2対9プラス1 で、私の提案は、賛成少数、今までの立候補制のやり方が、否決された。  

 トンでもないことだ。
  すでにどこで話し合いがなされて、決められていたかは知らないが、「すでに結果は決まっているのだから」という最大会派の奢った姿勢とそれに同調する各会派の議員たちの姿勢には、民主主義のかけらもない。  

 以前、保守系の大会派のやり方が気に入らないと少数会派に属し、私に「こうした最大会派のやり方は許せない。」といっていたある保守系の議員は、今回は最大会派に属し、昨日の議長選挙や副議長選挙でも、離れた議員にさかんに「ブロックサイン」を送っていたが、同じこの場所にいて、何も言わないどころか、「今までどおりのやり方」の否決に回った。あきれるばかりだ。
 ある新人議員は、「今まで通りのやり方とは」という質問をし、説明を受けたが、その民主主義的な意味合いがわからなかったのか、もじもじしながら、座長が見回し、挙手の確認の視線がすぎた後で、「今度のやり方」に賛成、プラス1で確認され、やはり、「今まで通りのやり方」の否決にまわった。

 副委員長選任については、「今まで通りのやり方」が行われ、日本共産党の南山国彦議員が選出された。

 もう一つ同時進行で行われていた市町村合併対策特別委員会でも、同じような「ちょっとした」事件があったようだ。これも後日になりますが、取材をしてお知らせします。  


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 5月7日(水)


議会人事選挙始まる


議長、副議長、監査 の選任選挙に、私たち日本共産党議員団は以下のような方針を確認して臨んだ。
 市議会議長には、いくつかの顔や役割がある。そんな中で、私たちは何よりも、議会のあり方として、より民意を正しく反映できるような民主的議会運営を行うこと。その議会運営と決定の経過が、市民に公開されていること。その観点からの議長の役割を考え、所信表明でも、選挙の選択の基準にもその点を太く据えることを確認した。

 そして、日本共産党からは、私が立候補、5分以内の制限がある中で、要旨以下の点を所信表明した。

「 公平・公正で民主的な議会運営に努める点に関しては、
 議員は発言等を通じて、市長提出議案の審議、政策提案、議案の発案等の活動を行い、市民の皆さんの願いを市政に反映し、実現していく。
  市長提案の議案の問題点を解明したり、事件などあった場合は、その真相の究明を行うなどが主な任務である。
 そうした、議員の役割を最大限保障するのが、議会運営における議長の一番の役割。
  そのためには、議員の発言機会の最大限の保障、十分な会期の確保、会議時間の保障、そして、公平・公正な運営が最も求められる。
  議長や委員長の職権で議員の発言を制限するなどもってのほか。
  議案、関連資料を、充分検討、審議に間にあうように、早めに議員に配布すること。 少数会派に対する配慮も重要な点です。

 市民に開かれた議会運営という点では、
  会議公開がすすんだが、さらに議会運営委員会、各委員会協議会の公開。
  議会としての広報・公聴活動、インターネット配信も行われつつあるが、さらにそれを進める。
  会派としても、市民への議会活動の中身を知らせる活動へ政務調査費の支出を認める方向に。

 最後に、政策問題では、
  合併問題は、合併の是非を含め充分な議論を行うこと。
  現在の議会制民主主義を補完する制度としての常設型住民投票条例の設置を図りたい。」
  と、主義主張が異なることを前提とした議会の議長選挙という限られた範囲の中での議長の役割に関することについて、建前論、一般論にとどまらず、私が経験した現松本市議会の問題点も指摘とその改善を示しながら、議長候補としての所信を表明した。

  議長選挙(副議長、監査も同様)は、1回目の選挙で、上位者が過半数を占めなければ、上位3位まで、最後に決戦投票など繰り返し、比較上位も含めてひとりに決定するルールをあらかじめ確認した上での選挙で、2回目以降、日本共産党の候補者が候補者になれない場合も想定し、その時の対応もあらかじめ立候補者毎に検討して臨んだ。
  その際の基準は、政治的立場や主義主張の一致、ないしはより近い人という基準より、民主的議会運営を出来る人か、過去の委員長職などの執行の際に問題点はなかったかをまず最初の基準に置くことを確認した。

 私の経験だが、ある議長からも、ある委員長からも発言を制限され、充分な審議を妨害され、発言権を奪われた決して許せない経験がある。

 政治的、政策的立場で選ぶことも一つの方法だが、それを基準の主要なものにしたら、基準に合致する人は限られ、私たちの権利行使を自ら狭め制限することにもなり、またそれは、議会制民主主義にもなじまないと考えたからだ。
  尚、職名委嘱制度の中で、議長や副議長はある会議に出席できるケースがある場合には、限られた政策的な点も私たちの声を代弁できる人かどうかも考慮に入れることにした。 監査委員については、今までの予算、決算に対する態度もその基準の中に入れることにした。

  (こうして、あらかじめ、3役人事選挙に臨む基準を議員団としても改めて確認し、こうして公開するのもおそらくはじめてです。 開かれた議員団として、皆さんからの率直なご意見をお待ちしております。私たちとしても、さらに検討、発展が求められる分野だと思っています。)

 さて、前置きが長くなりましたが、

 議長選挙: 第一回目は、  

 (今後いずれも敬称略) 立候補順に

  日本共産党 池田国昭   5
  公明党    黒田輝彦   2   
   開       塩原浩    6   
   新風21   上條洋幹  21

 となり、過半数(18)を一回で超えたので、これで決まった。
  最大会派の「新風21(10)」(カッコ内は会派人員)が、候補を立てなかった2つの会派と事前に「打ち合わせ」が成立したのか、予定した20票を1つ上回った結果だ。
  「公明党(3)」は、なぜか、1つ少ない結果だったが、後で聞いた他の議員の話と総合すると「勘違いです。」と代表が語ったようだ。
  有効票の中に、ある候補者の名前を一度書き、それを消し、別の候補者の名前に書き換えられた票があったという開票立会人の議員からの有力な話もある。
 実は一回目で、過半数取れる候補者はいないのではないかとの見方もあった。
  それで予定していた2回目の投票の仕方と1回目のそれを間違えた可能性が濃厚である。
 私たちは、先ほど紹介した基準にもとづいて、2回目の投票に対する態度も、いろいろなケースを考えあらかじめ検討して臨んだが、その必要はなくなったのが議長選挙だった。

  時間がないので、副議長、監査委員 選挙については、次回報告します。

  届けられた会派は以下のとうりです。 (届け出順) ○は会派代表 敬称略

公明党(3)        白川延子 近藤晴彦 ○黒田輝彦 
さわやか市民ネット(5) 吉江健太朗 宮下正夫 ○福島昭子 青木豊子 高山芳美
日本共産党(5)     澤田佐久子 南山国彦 犬飼明美 倉橋芳和 ○池田国昭
新風21(10)      芝山稔 熊井靖夫 草間錦也 ○上條徳治 小林繁男 上條洋幹
               渡辺聰 中田善雄 田口悦久 小原仁
開(6)           太田更三 増田博志 大久保真一 ○早川史郎 塩原浩  百瀬常雄
政友会(5)        柿澤潔 芦田勝弘 牛山輝雄 赤羽正弘 ○平林軍次


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 5月6日(火)


新会派「さわやか市民ネット」


吉江健太朗、宮下正夫、福島昭子、青木豊子、高山芳美の5氏が、新会派結成のニュースが入ってきた。
 午後2時からの記者会見で発表された中身を総合すると・・・

  会派名:「さわやか市民ネット」
  代 表: 福島昭子
  副代表:青木豊子
  幹事長:宮下正夫
  政策審議会長:吉江健太朗
  広報委員会委員長:吉江健太朗
  同  副委員長:青木豊子
  会 計:宮下正夫
  顧 問:高山芳美     (いずれも敬称略)

  目標:
  (1) 市民が主役の21世紀の新しい市政を実現する。そのため、従来の市議会のあり方は積極的に見直し、刷新を図る。
 (2) この会派は、市民の目線に立ち、福祉と雇用、教育を柱に市民と共に歩む政策集団とする。
  尚、市民会館問題については、規模も含めて、何らかの問題意識を持っている点で一致。現在の運営管理方針についても、同様に問題意識を持っている点で一致。

 今後の会派運営に関しては、基本的には個人の政策を尊重し、話し合い上一致できれば、行動を統一する。       
     などを確認事項に発足したようだ。

  市民会館問題は、ある意味では、政治姿勢の重要な試金石。
  高山芳美議員は、「6万」の建設一時中止を求める請願には、「反対」し、請願を否決した実績を持っています。
  新市民会館に関する住民投票の会が行った公開質問状の結果によると、
   ・ 「新市民会館に関する住民投票条例案」については:
      高山芳美議員が、「未定」と回答している以外、他の4人は、全員「賛成」の態度表明をしています。
   ・ 常設型住民投票条例の制定については:
      福島昭子議員が、無回答以外は、全員が賛成しています。

 また、高山芳美議員が公認を受け、宮下正夫議員が党籍を置く社民党は、3年前の市長選挙には、現市長を「推薦」した経過があります。
 
  他の会派も明日の9時半までには会派届が出され、早速議長選出の内定作業(選挙)が行われます。

  私たちも、明日、日本共産党松本市議会議員団として会派申請を行う予定です。
  いよいよ、議会内外での協力共同の探求とたたかいとが始まる。


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 5月5日(月)


柏崎市も、財政は赤信号


子どもとの約束もあり、連休を取って、海を見に行ってきた。
  海水浴でなく、柏崎市を訪れるのは、これで2度目。 海岸の様子がまた違った印象。

  みなみとまち海浜公園のすぐ近くに宿泊したが、この公園は県の事業だと思われるが、大規模な開発計画があったものが、当初の計画を縮小したのではないかと思われる痕跡が、案内板にみられた。
  いつもの通り、ジュギングをかねながら、公園を一回りした。
  蓮池薫、祐木子さんが、昭和53(1978)年7月31日、午後6時ごろ拉致されたのもこの海岸の近くであるはず。
  妻からは、「視察の目」になっているといわれたが、いろいろ思いをめぐらせながらの散歩となった。

 人口9万弱の柏崎市。経常収支比率が、H9年は68.2%だったものが、3年後のH12年度から80%の赤信号を超え、H13年度決算では、80.6%になり、市の分析では、原子力発電所の固定資産税の減収と長期不況に伴う市税収入の減収が、「分母が減っている」要因と書いている。一方「分子が増えている」要因として、都市機能の充実と都市基盤整備の進展に伴う維持管理費の増大があると分析している。
  詳しい調査が必要だが、公債費の上昇率も他の要因と比べて高いのではないだろうかと思われる。 いずれにしても、どこの市町村も同じ悩みの中で、財政運営をしていることがわかる。

 今日は、疲れを取る休みとしたが、今度のいっせい地方選挙の結果の分析にも費やした。
 改めて、選挙期間中の街頭宣伝の原稿を整理してみた。  告示日の第一声のメモが、今でも手元にあるが、雨で濡れしわくちゃになっている。メモ書きの文字がにじんでいる。  

 中盤から終盤にかけての宣伝原稿は次の通りです。

 選挙中の対話メモに改めて眼を通した。
  支部の皆さん、後援会員、支持者のみなさん、応援隊の方々の奮闘ぶりがしっかり伝わる中身であったが、市民会館問題と、くらし、仕事、雇用、不況打開が、支持を広げる切り結びのポイントであったことが改めてよくわかった。
 すでに地元の人に決めていた人も、「市民会館問題ではどうですか。」との呼びかけに、「そうですよね。」と悩み、「考え直してみます。」との返事があったこともかかれていた。
 100円バスはぜひお願いします。
  年金が少ない中介護保険料の負担もたいへん。
   などなど、リアルな声もたくさん書かれていた。

 早速、公約実現への取り組みの強化が求められる。


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 5月2日(金)


「毎日聞いているよ。その積み上げが大事だと思う。」


いつもは駅口から西側や北側にむかって歩いている高校生が、今日は、白樺通りに終結し、目の前をバスに乗って、取りすぎていった。春の遠足シーズンである。
 そのバスが、信号待ちのとき、窓が開いて、何人も、「頑張れ」、「そのとうり」というかけ声や声援に続いて、「よく聞いているよ。その積み上げが大切だと思う。」と言って声をかけてくれた。
 毎週金曜日が定例で、毎日やっているわけではないが、印象としては、毎日のように感じるのかもしれない。
 本当にうれしい限りだ。
「俺あんたのこと知っているよ。駅前でいつもやってるじゃん。」 選挙中も高校生もかなり反応して、声援を送ってくれた。

長男が、高校に通っている時も、「きょうお前の親父がやっていたぞ。」 といわれていたようで、今回長男が私の選挙事務所で、はがき書きやポスター貼りを手伝ってくれたが、その時の会話から、私の知らないところで、当時から高校生の間でも かなりの話題となっていたようだ。

  松本駅前と南松本駅前の定例の街頭宣伝。はじめは松本駅だけで、しかも実は、当初は、月曜日が定例であった。 それが、他の政党や団体とかち合ったり、早朝の赤旗の配達があったり、事務所の宿直があったり、月火水の出張が重なったりして、だんだん、一週間の最後の方に定着、結果的に金曜日になったのが実際である。
  そして、今では、私が話していると、「ああ、今日は金曜日か。」「ええ! もう金曜日。」ということになり、「金曜日の男」とまで言われるようになった。 事前に金曜日が都合が悪くなると、木曜日にやったこともあるが、そのときは、「ええ?今日は金曜日。」といわれたことも何度かあった。 とにかく、継続は力ということで、本当にはげまされた。

 さて今日はじめて、新議員の議会全員協議会が行われ、自己紹介と議席を決定、私の 議席番号は31番となった。  会派結成の届出期限が、5月7日(水)の午前9時半まで。
  保守系の皆さんや新人の方々は、誰とどんな会派を組むか。すでに動きが始まっている。
  政策集団としての会派になるのか。議長人事がらみの力関係の結果の会派の構成となるのか。来年の市長選挙もにらむなど、いろいろな要因で会派構成が始まった。
  一応私たちは、5人の会派ということで、第一回目の議員団会議を開催。 団長に私を選出、ほか議員団の体制を確認した。
   5月7日から2日間の日程で、議会人事、委員会構成などが決められる。 いよいよ、新期が始まったという気持ちだ。

  日本共産党議員団の新体制  

   団長(会派代表)   池田 国昭  
   
副団長        倉橋 芳和  
    幹事長        南山 国彦  
    会計         犬飼 明美             
                沢田 佐久子   

4年間、よろしくお願いいたします。


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 5月1日(木)


0円の賃金  塚原青雲高校


「晴れた5月」今日はメーデー。 松本城公園で、「働くものの団結で生活と権利を守り、平和と民主主義、中立の日本をめざそう」をメーデースローガンに第74回松本地区メーデーが行われた。

 私たち日本共産党の議員も全員が出席、参加者とともに選挙の結果についてお互いにうれしさを隠し切れない会話が続き、私も日ごろご無沙汰していながらも、いつも選挙のことを心配してくださる方々にお礼のご挨拶ができた。ありがとうございました。 
  9時半より集会が始まった。そんな中、塚原学園教職員組合代表の決意表明が、注目を集めた。
  塚原学園教職員組合は、言うまでもなく今の塚原青雲高校の教職員組合ですが、私が記憶しているだけでも、「塚原天竜」から名前が何度も変わったりしていますが、組合名は、名前を古いまま使っている。 甲子園で、大活躍したのも記憶に新しい。 その塚原青雲高校で、4月に入っての不当な「5名の解雇」通告に対するたたかいの報告がされた。 「学校発展のための抜本的な改革に、同意が得られなかった。」のがその理由だが、実際には、気に入らない職員を狙い撃ちにする不当労働行為だ。 このたたかいは、すでに1名の不当解雇に続く、合計6人目の解雇撤回を求めるたたかいだが、昨年の4月には、突然、「賃金をゼロにする」というトンでもない提案が、給料日4月20日の3日前の職員会で、通告されたという。 そして実際に、4,5,6月の3ヶ月間は、実際に「賃金がゼロ」。 その後、「最低賃金」が払われ、今年2月28日朝の職員会で、4月より解雇するという2月27日付け内容証明を5名の職員に送ったことを発表したというのだ。 そして、新たに3人の職員を雇用したという。「経営不振」による解雇でないことは明白だ。

 関係者の努力に敬意を表すると共に、支援で頑張りたい。  
    参考)長野県の最低賃金   時給646円×8時間×21日=108528円 
  手元に、あまり資料がなく、詳細を正確にお伝えできないのが残念だが、支援組織など改めて、連絡先をお伝えしたいと思います。

  ところで、その会場で、昨日お伝えした、波田町でトップ当選した松葉公男議員と話ができた。
  8年前の得票が423票(4年前は、交代して草間敏男議員が、592票で当選、草間氏は、今回県議選挙に立候補) それと比べ、2倍以上の得票での当選。 合併問題での政策は「地域から役場がなくなる、押し付けの市町村合併でなく、あくまで自主的で住民総意に基づいた、自立を含めた方向で期限にとらわれずに合併論議をすべきです。」であり、街頭からは、はっきりと「松本市への吸収(編入)合併が波田町の町民のためになるでしょうか。私は、将来にわたりおきな禍根を残す結果になり、反対します。合併については、住民みんなで論議しても遅くない。自立をめざした方向で結論を出すべきだ。」と語って選挙をしたようだ。  私の知っている波田町の方も、合併問題に関して語ったのは、松葉さんだけだったと語っている。 明らかに日本共産党のその訴えが支持されたといえる。

 朝日村でも、山形村村でも、自立に向けた歩みが始まっている。

  さて、
  初めてシリーズ その3)
  井川城に選挙事務所が持てた初めての選挙だった。 今回で、5回目の選挙だが、過去4回は、中条が2回、巾上が1回、本庄が1回と住まいはづっと井川城にありながら(5年前に井川城2丁目に自宅をかまえる前までは、2度引越しをしたが、いずれも井川城1丁目に住所を置いていた。)探しても見つからなかったこともあるが、今回はじめて地元で事務所を置き、選挙ができた。  告示日のドシャブリの雨の中での第一声にこのことを紹介した。 参加していた古くからの支持者が、後で、「涙が出た。」と述懐してくれた。 井川城中公民館で、選挙期間中、個人演説会が開けたのも、今回がはじめてだった。


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4月の日誌に続く