2025.7.19.  

 まいどこんばんは。今年のぶどう作りロード、ラストあと1kmです。ガンバレ!!。

 (左) 長野県も梅雨明け。朝には素晴らしい景色が広がっていました。第1巨峰園前から西方向。
 (右) 常念岳の左の肩越しに槍ヶ岳の穂先が見えます。その左側は穂高岳へ続く稜線。こっちにはまだ残雪あり。松本平の代表的な風景です。

   (左) 今日午前中のオシゴトはドレイを使って第3デラウェア園、第1デラウェア園の葉っぱ消毒作業。ボルドー液という万能の殺菌剤です。農薬を房にかけてはいけないのでジェット噴口を使って棚の上から雨のように葉っぱに散布します。これはドレイの手。いつの間に自撮りしていたのだろうかドレイの身分なのに。
 (右) こちら3デラ。初めての体験に笑うドレイ。来年はこの身分から脱却できればいいが.........。

 
   (左) 第1デラウェア園。ドレイが棚面から頭を出してジェット噴口でやってるやってる..。周囲を見渡せばあちこちで同じことやってるやってる。この地域のこの時期の風物詩(?)です。汗かくので早朝にしか無理。
 (右) 第1デラウェア園。葉っぱの海、海...。その向こうは松本市街地でその向こうに北アルプス。景色が最も美しい季節です。

 
   園内ではデラ姫たちが着色中。アランとゴードンのエリア(左)。超老木のエリザベスもまだ生きています(右)。

   
   こちらレインボー葡萄園。午後はサニードルチェの副梢整理(左)。直光型の品種なので房に光を当てないといけません。但し当てすぎるとこの時期激しい日焼けを起こすのである程度の加減が必要。また日焼け防止のために笠をかけてあります。ホントに手間がかかるわぁ..。これだけでもう大変。こちら昭平紅(右)。隣のサニードルチェと区別のために違う笠紙を使用。こっちの方が高級。

 
 Seven's葡萄園で新設の防鳥網9枚のうち2枚を試しに張ってみました(左)。縦横高さがそこそこあるし初めてのことなのでいろいろな段取りのちょっとしたところを確認したところです。防鳥網張り本番は来週火曜日です。
 夕方6時にセントラルステーションの第1巨峰園に帰還。疲れたのでゴロリと横になって上を見るとこの景色。平行整枝形の巨峰です。枝と房が整然と並ぶ様がとても美しいです。いろんな本や解説書には、房をいじる作業が楽なのでこの方式がオススメですみたいなことがよく書かれていますが、それは半分当たりで半分はハズレです。実際はこのように枝と房を整然と配置する作業自体に大変な労力がかかります。全然楽ではありません。また樹冠面積をあらかじめ決めて木を植えているので面積がそれ以上にも以下にもならないことが木のためにはあまりよろしくないとか、実際はデメリットも多いです。上の写真のサニードルチェや昭平紅は自然整枝形ですが、ぶどうを作れば作るほど、こっちの方が木のためにはいいということがわかってきます。

 お客様から今年のぶどうのご依頼を電話、メール等でいただく時期になりました。ありがとうございます。今年はぶどう代金の大幅な値上げが避けられない様子です。何しろぶどう生産に係るあらゆる経費費用がびっくりするほど値上がりしています。ホントにびっくりするほど。ただ今検討中ですが、どのぶどうセットも10%~20%程度値上げさせていただくことになると思います。それから巨峰です。この「ぶどう通信」のあちこちで記していた通り、巨峰の木の2/3をこの冬に伐採したので激しく品薄です。先着順にするのか、お得意様リピーターの方のみにご案内をするかを思案中です。送料もただ今佐川急便と打合せ中です。このへんのところをきっちり整理して7月末にはしっかりご案内をさせていただく予定です。どうぞよろしくでござんす。