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皆さままいど40日ぶりです。
地獄からどうやら帰還できそうです。5月中旬から今まで、山辺のぶどう生産者の多くが、地獄へのロードを歩んできました。話す人話す人がみんな地獄じゃこの世の地獄じゃと言ってます。地獄の意味は下記のとおりです。
今年はデラウェアの生育が昨年比・平年比と比べて10日ほど遅いです。同じように巨峰やシャイン等大粒種も10日遅れだったら例年の作業がそのまま後ろへずれるだけで済みます。ところが大粒種の遅れはせいぜい5日程度。するとどういうことになるか。デラウェアの各種作業と大粒種の各種作業を同時にいっぺんに進めなければならないという恐ろしい事態に遭遇しました。大粒種なんかは誘引して房づくりやって摘心作業をやらないと粒がパラパラと落ちてしまう落蕾現象に遭遇するしとにかく房つくって適期にジベ処理やらないと話になにらないしデラも同時に房切りや2回のジベ処理を適期にやらなくちゃいけないし、いやはやもう気が狂いそうになってました。いろんな作業の「適期」が同時期に重なり過ぎ!ってことです。この時期朝4時なんてのは当たり前なんですが、今年は朝2時半降雨の中カッパ着てヘッドライト着用ってのが何日かありました。1日18時間フィールドにいないと作業が追いつかない計算!。バカですわぁほんとに。気持ちは焦るばかりで、この状態ではどこかのぶどう園を捨てなければいけないか、何かの品種を犠牲にしなければいけないかと真剣に考えてました。それでもギリギリのところで助っ人を一人増強し、またぶどう仲間のお手伝いグループ「かあちゃんズ」のメンバーにピンポイントで手伝ってもらい、6つのぶどう園を最大公約数的なところでなんとかまとめ上げようと今頑張っているところです。農業委員会関係の仕事も何件かあったのですが全てキャンセル。申しわけないけど仕方がない。会議開くなら夜9時か深夜2時にしてくれと話したら「それは無理」と言われました。当たり前か。でもこの先2週間の関門を乗り切れば先が見えてきます。
こちらSeven'sぶどう園。。 |