2018.11.12.    


 まいどこんにちは。またまたやってきました奥秩父・甲武信小屋(2年ぶり)。何にもすることがなくていいというゼイタクな時間を過ごすために選んだのはここ。奥秩父が好きなんですよね。同じ山でも北アルプスなんかは踏破するとか登りに行くとかいうチャレンジ的意味合いが強いのですが、奥秩父の山々は自分的には意味合いが随分違います。太古の原生林にすっぽりくるまれてそこにいるだけでぬくぬくとした体温を感じることができるのが魅力。

 
(左) 甲武信小屋。午後1時過ぎに到着。気温は5℃。煙突から出る煙がウレシイ気分。
(中) ブタ型薪ストーブに再会。暖まりながら持ってきたワインを飲んでチーズその他つまみを口に運んでまったり気分。
(右) ずっと曇り空だったし山頂に行っても景色ないだろうなと思ってたけれどだんだん晴れ間が。ヒマすぎるのでほろ酔い気分で甲武信ヶ岳山頂へ。海抜2,475m。

   
(左) 甲武信小屋2階の寝間。この日泊まり客は自分入れて10人。熟年のご夫婦とあとはみな単独行。みんなゆったりのんびり。
(中) 夜明け前。気温-1℃。ハミガキ用の屋外の水道が凍っていました。
(右) 日の出を見に自分を除く宿泊客は皆甲武信ヶ岳に。自分は東方面に。破風山の肩から日の出を見ました。

   
(左) 奥秩父山塊の甲武信ヶ岳から東は未知の領域。何回かに分けて東端の雲取山まで足跡を残そうと企んでいるところです。木賊山から急下降したところにある破風山避難小屋。視界がぱっと開けていい気持ちでした。
(中) 東破風山山頂。いい感じ。
(右) なだらかな稜線の左は埼玉県、右は山梨県。

   
(左) 右に富士山。このあと笠雲がかかってきたのでヤバイ!!っと思いました。
(中) 雁坂峠。ここは長年の間アコガレの地でもありました。たぶん25年ぶりくらいかな。笹一面見晴らし抜群の極等地。案内板によると、かつて山火事があって樹々がすっぴんぴんになったところに笹が生えてきたとのこと。古くは、秩父産の繭を甲州地域に運ぶ交易街道だったのこと。さらに古くは、武田信玄の甲州越えの軍事拠点だったとのこと。もっと古くは、日本書紀に日本武尊の蝦夷征伐にこの峠を越えたと記されていたこと、等々。.............?!、当時ヤマトタケルがどこを拠点にしていたのかは知りませんが、蝦夷(北海道)に行くのになんでいきなりわざわざこんな険しい処を?!と思わずにはいられませんでした。いくらなんでも無理やろ.......。まあ、歴史ある由緒ある峠には違いないようです。雁がこの上を渡っていったという意味でつけられた雁坂峠という名前がすごくいいですね。
(右) この一帯ホントに笹の別天地。