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(左) 白馬・八方池。眺め最高のはずがあいにくの曇り空。 (中) 左手に一瞬だけ五竜岳が望まれました。 (右) 唐松頂上小屋は雲の中。 |
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(左) とりあえずトレースだけは残しておこうと夕方に山頂へ。視界ほぼなし。でも雨でなかっただけでよしとしよう。 (中) 夕食時に小屋仕舞いの挨拶をするナカガワ支配人。明日欅平方面に降りるとだけあって、注意点とかいろいろ教えてくれました。 (右) さていよいよ始める、唐松岳から欅平へのルート。わずか12キロほどてすが、その厳しいことは北アルプス屈指(険しくはないけれど厳しいことは確かに厳しい)。早朝5時50分に小屋発。視界がないので気分的にかなりきつかったです。途中、うっかりミスでカメラをカメラケースごとガレ場で落としてしまった。どこまでも転がり落ちていくカメラケース..........。蒼くなってザックを置いてカメラを探しにガレ場を下っていきました。バランス間違えれば転落.......。あった!!。40メートルくらい下の岩の上で奇跡的(?)に発見。灌木の中とかだったら見つけられなかったでしょう。それによく40メートルで止まってくれた.......。気を取り直して再び歩き始める。高度を下げるにしたがって、ようやく雲の中から脱出。右手に白馬岳。頂上は雲の中。唐松岳も雲の中。結局登ってきた唐松岳は遠くから一度も見ることがありませんでした。 |
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(左) 地図上では黒部の祖母谷温泉まで高度差1,800メートル、8-9時間の道のり。ホントに8時間半かかりました。足ガクガク、汗ビショビショで2時半過ぎになんとか祖母谷温泉小屋に到着。いやいや、このきつさはハンパなかったです。 (中) 受け付けを済ませてまずはアサヒスーパードライロング缶(600円也)一気飲み。ガクンガクンと体から力が抜けていきました。で、ここは日本の秘湯ランキングなんかで必ず上位に入る、実力満点野趣満点の硫黄泉。内湯と合わせて合計4回入りました。滞在時間の合計は1時間半くらいになるかも。 (右) 山小屋で温泉入ってサッパリと着替えてまったりしながらアルコールを体内に摂取しつつ文庫本を読むことが今回の最大の楽しみ。わざわざ持ってきたシャルドネ小ボトルでひとり乾杯。文庫本は夏目漱石「こころ」。年輪を数えたらなんと100年以上になる木を椅子にしつらえたこのテーブルがちょっとした社交場になっているみたいで、温泉上がりのオトウサンオニイチャンオバサンオネエサンと声を交わすのもちょっとした楽しみ。夕食のメニューが意外に(失礼!)充実していたことと食器が陶器だったことが気持ちを豊かにしてくれました。温泉上がりでまだ乾いていない艶やかな髪のオネエサンがたまたま隣に座ってご飯をよそってくれました。イワナ骨酒も2合では足りずあと1合おかわり。おかわりで味が薄くなったら醤油をちょっと足らすといいよと小屋のオトーサンが教えてくれました。なるほどそうかいいこと聞いた。この日はビール→ワイン→日本酒とアル中予備軍の自分としては満足係数かなり上位。ちょっと酔っぱらえば相手がどんな人であってもテキトーに話を合わせることができてテキトーに笑いをとることができるのが自分の強み。この辺は自分なりに年輪のなせるちょっとした業だと思います。誰とも目を合わさず一言も喋らずただデジカメでいろいろ角度を変えて夕膳の写真を一生懸命撮っている(そういや朝食も)オトーサンがいましたが、きっと後でブログなんかでいろいろ独り言を言うんだろうね。でも、その今を楽しんでいるようには思えない...。そんなんで人生楽しいかな.....。まぁ別にどうでもいいけどね。自分は自分、です。 |
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(左) 河原から源泉が噴出。あちこちから湯気がでていました。その気になれば河原露天風呂もできるそうです。 (中) ん.........!?、ナンバープレートがない!?。事情を温泉小屋のオカアサンに聞いて納得しました。まず、宇奈月温泉から上流には道路はなし。黒部峡谷鉄道は今でこそ観光用が主流だけれど元々は水力発電所へ物資を運ぶ等の必要上敷設されたもの。ここにある道は道路行政上の道路ではないそうです。何台かナンバープレートのないクルマを見かけましたが、これらは貨車に載せられてここまでやってくるそうです。豪雪のために3年ほどて錆びて使い物にならなくなるそうで、いちいち買い替えるのにお金がかかって大変だと言ってました。 (右) その黒部峡谷鉄道の機関車。小さいながらもその力強さにオトコは惚れるんだよな。カッコいいぜ。 |
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