2018.7.30.   


 まいどこんにちは。
 お待たせしました。今年のぶどうの予約販売を今日からスタートします。「産地直送」コーナーも更新しました。どうぞご覧ください。去年ぶどうをご注文いただいた方にはご案内を郵便にて今日送りました。まいどおなじみの「おいしい葡萄カタログ」です。明日明後日中にお手元に届くと思いますのでどうぞご覧ください。ずいぶん前からFAXやメールでご注文やお問い合わせをいただいている方も多くいらっしゃいます。返信がほったらかしで誠に申し訳ありません。業界屈指を誇る弱小労働力をもって7つのぶどう園を精一杯まわしているのでそこまで手がまわらなかったというのが実情で、本当に申し訳ありません。今日中に返信させていただきます。本当にゴメンナサイ。
 で、今年は送料が大幅に上がります。数年来から宅配大手3社はどこも同じようですが、荷物は増えるわ留守宅は多いわ料金は安いわ社員は定着しないわで社内外的に大胆な変革をしないと経営的にたちどころに行き詰まるという事態のようです。メリットデメリットを縦横上下左右いろいろ考えた末、宅配会社は今年も代えません。ただし料金がかなり上がることをどうかご了承ください。

 さて、明日からデラウェアの収穫を始めます。今日はぶどう園の最終チェックチェック。
 
 こちら第1デラウェア園。

 
 ここには15,000人を超えるデラ姫たちがぶら下がっています。連日の爆裂猛暑に極度の乾燥でぶどう的には条件よくありません。先日の台風による降雨に期待していたのですが降水量が予報をはるかに下回った結果となってガッカリでした。ああ.........雨が欲しい。ぶどう園の周囲など明るいところの房はほぼ例外なく房の上部が日焼けしています。上だけでは飽き足らず横も日焼けしている房もあります(右)。残念ながらこの房は収穫のハサミを入れた直後に地面にポイするしかありません。ぱっと見ですが全体の2割近くが日焼けにやられているんじゃないかって感じです。そのうち収穫すらかなわない房もかなりの数に上ること間違いなし。ぶどう園の中央とかやや暗いはずのところでも日焼けしていたりするので油断なりません。かなりひどいです。心理的にけっこう圧迫されます。

 贈答御用達のこのデラ木はというと、ああよかった、被害それほどでもなくて。収穫まで頑張れよと皆に声をかけてあげました。

 こちら第2デラウェア園。こちらは10,000人強。
 
 今年は結果として2デラが一番出来がいいかもしれません。日焼け症状は1デラほどひどくはないし着色も今のところまずまず。但しモンダイは晩腐病の発生。この先どうなるかわかりません。となりのデラ園ではもうすでに晩腐病が小発生しているし。これがこっちに乱れ飛んできて発症する前にしっかり収穫できるかがカギ。

 で、こちら第3デラウェア園。
 
 ぶどうとしてはほぼ出来上がり。早生デラは糖度22度までになりました。明日から収穫始めます。たたでさえ日焼けと鳥害でかなり痛んでいるデラ姫が多い上にこの先また猛暑が続いて雨が降らなければデラ姫が萎び(しなび)てくるし、雨が続けば晩腐病が発生することは間違いなし。だからさっさと収穫するしかない.......。予定としては、明日から9日間でさっさと3デラ終わらせちゃいます。産直デラ姫は6日のスタートに決めました。7-9日お届けのデラ姫は3デラのとっておきのものですので皆さま待っててね。9日は所用で収穫は休み。(その所用というのが実は大変な任務なんですねこれが。松本市農業委員の辞令交付式です。この日より私は非常勤ながら地方公務員、特別職ながら公務員という身分になります。実は堪忍してほしかったんやけれどしゃーない....。)  で、10日からは1デラと2デラのスタートです。お盆のお供えデラ姫は1デラか2デラのものになります。

 こちらSeven'sぶどう園。
 
(左) シャインマスカット。去年まで多々あった反省ポイントを改善することができているので今年はなかなかいいかも。ぶどう数種詰め合わせの主力用をメイン任務としているのでシャインマスカット単品(2キロ箱4キロ箱)の予約販売は一定の数量をもって締め切らせていただきます。おそらく8月中だと思います。
(右) 最悪がこれ。黄華。房の上にもう葉っぱがない........!!。まだ7月というのに黄変して落ちてしまいました。それも全体の1割近くが。これは痛いです。痛すぎる。しかしこれはプロの目から見れば自分が作り手としては二流であることの証。こうならないようにするにはどうしていればよかったかということはある程度はわかるのですが、でも20数種類のぶどうたち、デラ姫と大粒種合計53,000房以上を作り分けしている中ではお前たちだけを特別扱いするわけにはいかなかったのよね、というのが実情。恨めしいはただただこの暴炎猛暑。

 こちらRainbow葡萄園。今年はここで稼いでやろうと狙っていたのですが早くも挫折......。
 
(左) 翠峰。遮光用の緑色の袋+強力クラフト笠紙でもこの有り様。袋に接する部分の粒が熱を持ってしまってこうなってしまいました。
(右) マリオ。悲しいけれど全滅でしょうこれは。軸ごと焼けて笠紙袋ごと地面に落ちている房が3つもありました。

 
(左) 貝甲干(ベイジャーガン)。園主のお気に入り。あと1か月半、ガンバレヨと声をかけてあげました。
(右) 日焼けの被害がとりあえず見られずに安心して見ていられるのがこの人、ウインク。

 こちら第1巨峰園。
 
 樹木No1-6紫玉(左)、樹木No2-7紫玉(右)。予定通りの作業ができたこともあって日焼け被害はそれほどないと思われます。ヨカッタ.........。しかし想定されるモンダイ点がここへきてズシッとバカ園主の心理を圧迫し始めました。それは過熟。早く収穫しないと全てパーにならないとも限らないという悪い予感。いくらなんでも8月いっぱいは無理だぜ。あと1ヵ月、じわじわっと袋の中で熟成してくれよそのために強力クラフト笠紙かけてあんのやからな、と声をかけてきました。