7月31日(水)

  「第3の躍進の波」の始まり  
  

 参院選の結果を受けて発表された「参議院選挙の結果について」(以下「声明」)。
 それについては、ここをクリック
 
  3年前の「参議院選挙の結果について」との一番の違いの一つは、3年前は、その基調が「力不足とお詫び」だったのが、今回は「心からお礼」としいている点といえる。 (もちろん3年まえにも、「心からお礼」は、記されている。)   
   3年前の声明は、ここをクリック

  そして、「声明」では、 「6月の東京都議選挙につづく今回の躍進は、“第3の躍進の波”の始まりともいうべき歴史的意義をもつものです。」と述べている。
  過去2回の躍進の波とは、1986年の543万票(9・5%)と1998年の819万票(14・6%)を指すのだが、まさに「15年ぶり」の躍進は、長いスパンで歴史的に振り返るとそうしたことが言える。

 関連記事は、こちらをクリック

  それと同時に、今度の選挙が「自共対決」であったことがいくつかの指標からも言える。
  ある自民党の幹部が言ったという。 今回自民党は、比例で「20」を目標にした。しかし結果は、「18」。マイナス「2」は、共産党が「3」であるはずが、「5」になったことによる。
  さらに、長野県の結果を見ても、 県内での各党の2010年参院選挙比例票との比較でみると、得票数で日本共産党は+59%自民党は+19%、公明党は+7%のいずれも伸びだが、みんなの党はマイナス29%、民主党はマイナス55%、維新の会は、(3年前には政党がないので)総選挙比でマイナス62%、社民党はマイナス34%です。

  まさに、「自共対決」の中で、共産党の大躍進。
  私の共産党員としての人生の中でも、いよいよ「第3の躍進」の時期を確実なものにしていく決意と取り組みが求められると思う。  

 




 戻る

 

 

7月30日(火)

  ネットは、「収穫のツール」  
  

 「ネット選挙について」と題する講演が、姉妹都市藤沢市の議会との交流研修会で行われた。  
  講師は、フジサワネット 本白水智也(もとしろみずともや)氏。  
  この世界では、知る人ぞ知るかなり有名な方かたらしい。
  事実、「かながわ自民党ネット選対PT」の一員として、先の参議院選挙では、「ネット選挙」の実践の先頭に立ってきた人だ。(PTは、「パーティー」の略語?)  

  もっとも、党派は、「自共」対決の相手側。  だからこそ、今回の講演はかなり興味を持って聞いてきた。  
 
  SNSに関しては、それなりの予備知識は持っていたので、話のほとんどは、初めて聞くものはそれほどなかったが、何と言っても興味深かったのは、「かながわ自民党ネット選対PTの総括」の部分。  

  概要を書くと

  1、 アクセス数が伸びずに、ビックデータと呼ばれるこの膨大な情報量の中では選挙期間直前に広報活動を始めたところで有権者には届かず、情報の海に飲み込まれてしまった。

  2、 自らのチームの仲間意識の向上にはつながった。

  3、 ネット選挙の鍵は、いかに市民を巻き込むか。そのためにはリアルな現場で市民の声に耳を傾け、対話をして、信頼関係を構築すること。その関係を補完するのがインターネットサービス。  

  以上の3点をまとめるとともに、最後に講師は、NHKが、7月23日に放映したクローズアップ現代「検証・ネット選挙」の番組の中の 静岡大学准教授 佐藤哲也氏の言葉を次のように引用した。

  「ネット選挙というのは、選挙期間中、限られた2週間程度の時間にネットが使えるという話ですので、むしろ大事なことは、それまでの問の政治活動の中で、どれだけ有権者と政治家が向き合って話を深めていくのか、そこでできた信頼関係を、選挙のどきに票にしていただくというのが、本来の民主主義の在り方だと思いますので、そういう意味では、ふだんの政治活動の中で関係を育てていって、その関係を、選挙のときに収穫するような、収穫のツールとしてネット選挙を扱えるということですと、ふだんのネット政治の環境の中で、関係をどう作っていくのかということが求められてくると考えています。」  

  今回の参院選挙、私は、SNSとし「FACE BOOK」を初めて活用して、ほぼ毎日発信したが、このHPは、忙しかったこともあり、発信できなかった。  
  自分としても、今回の参院選挙を総括したいと思います。  
  また、選挙期間中の「FACE BOOK」の発信内容については、いずれ、このHP上でも発信したいと思います。  

  本白水智也氏も、「FB」と「HP」の連携活用の重要性を強調していた。  
  「FB」で事足りとしてはならないことが、今の時点での一つの大きな教訓だ。  

 




 戻る