4月30日(火)

  凍霜による農産物被害に対する緊急の申し入れ  
  

  これまでも、日誌で調査結果をお伝えしてきたが、それらをまとめ、本日午後5時に、松本市長宛に、先日の凍霜害に関しての緊急の申し入れを行った。

    

  南山議員は、別の任務のため分担し、申し入れは私一人となった。

  申し入れ項目は、以下の3つ。

  1、スイカの苗の植え直し、スイートコーンの種のまき直しなどによる新たな負担に対する補助の実施。
  2、りんごなどに対する「霜ガード」に対する補助の実施。
  3、今後被害が予想される被災農家に対する融資対策、共済対策等、経営支援措置の検討と実施。  

   申し入れの全文は、ここをクリック  

  農林部長、農政課長が応対してくれたが、
  「被害状況を把握し、農家にとってどんな支援が一番良いかよく考えて、検討して行きたい」旨回答があった。  

  また、その足で、議会事務局に寄ったところ、5月13日(月)午前中に、議会経済環境委員会として、笹賀地区をはじめ現地視察をすることの連絡があった。  

 


 
 
 




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4月25日(木) その2

  「霜というより、凍みだ。」「2円でも、3円でも、いくらでもいい、補助を。」  
  

  午後、波田地区のスイカ畑の現場を見に行ってきた。

  「霜害というより、凍害だ。」
  22日(月)の朝、深夜2時半に畑に行ったが、前日の雪で濡れていた地面が凍っていた。
  こんなことは、初めてのこと。  
  家は、苗代だけでも、一回100万円はかかる。「一本当たり、2円でも3円でもいい。いくらでもいい、ぜひ補助を実現してほしい。」  

  と語られた後、
  根本的には、農業への補助制度が日本は足りなすぎる。
  今朝の新聞に、安倍首相が「農家の所得を倍化する」なんて言って、TPPに参加するなんて言っているが、とんでもない。
  このままでは、後継者が育たない。  と言われた。
  写真は、黒く枯れた苗と植え直された苗。

  
 

 途中、和田地区でスイカの栽培をしている農家の方からもお話を伺うことができた。
  波田と和田は、水路を境に分かれている。  
  「家の方は、おかげさまで、被害がほとんどなかった。」と 2本黒くなったものを見せていただいたが、ビニールテント(正確には、和田地区は、ビニールではなく、クリンテートを使う)の上に、写真のように、稲わらの束を重ねておいて助かったといわれた。

  


  波田の方は、こんなこともお話ししてくれた。
  波田では、「一番手」から「4番手」までは、ビニールテントを使う。  
  今回、うちは、「4番手」がほとんど全滅だった。
  「5番手」以降のテントの材料は、「クリンテート」に切り替え、最後の方は、「ノウビ」という材料でテントを張る。
  「ビニール」は、「クリンテート」に比べ、値段が高い割に、使用可能期間は、逆に短い。  
  でも、波田のスイカは、作り方が違う。
  このテントは、保温だけの役割ではない。 それは交配のため。
  雨が降ってもこの中で交配ができるようにするため。花は1日しか咲かない。1日咲いてあとは5日後でなければ咲かない。 いい芽を4本選び、2果取り。 いいもの大きいものをとるためやる。1果につき、葉っぱ20枚以上につける。
  梅雨の時期、雨が降ると受粉しないから、テントは早い時期は霜よけだが、交配のためにある。

  「波田のスイカは、必ず受粉させる。その日に日付の印をつけて、順番に受粉させるので当たり外れがない。全国の他の産地のように、できたものの中からいいものを選んで売るのと、そうではなくて確実にいいものを作って売る。そこが、他の地域と波田のスイカとの一番の違いです。」  
 スイカにかける苦労には自信と誇りといえるものを感じることができるお話だった。
  余談だが、「下原のスイカ」を、この方は、「しもっぱら」ではなく、「しもはら」と発音していた。

  最後に、とにかく「補助を申請していただくだけでもいい。ぜひお願いします。」  と重ねてお話しされた。

  明日は、改めて、松本市に申し入れを行いたい。  

 


 
 
 




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4月25日(木)

  「アベノミクスで、給料は上がらない。」  
  

  日本共産党が2月14日に発表した「働くみなさんへのアピール 賃上げと安定した雇用の拡大で、暮らしと経済を立て直そう」 を持って、澤田佐久子議員団事務局長と一緒に、松本市役所を皮切りに、松本商工会議所、長野県中小企業団体中央会中信事務所、株式会社市民タイムスを訪問し、本日付のしんぶん赤旗に掲載された「景気回復への提言」も持参、懇談してきた。
  松本市では、正副市長は残念ながら不在、秘書課長が応対(写真)、地元マスコミ市民タイムスさんへは、こうした申し入れは初めてだったが、編集局長の山本章三さんが応対してくださった。
 写真は、市役所への申し入れです。

  


  「アベノミクスといっても、本当に賃金が上がるのか。実に心配。」と皆さんが異口同音に、「しかも何で安倍さんの支持がこんなにも高いのか。不思議でしかたがない。」などのお話も聞かせていただいた。  

  各々、順に  クリックしてください。

  「働くみなさんへのアピール」 賃上げと安定した雇用の拡大で、暮らしと経済を立て直そう」

  「アベノミクス」の危険な暴走を許さず、消費税増税を中止し、国民の仕事と所得を増やす、本格的な景気回復を」

  をぜひご覧ください。  

  午後は、新工業団地と工業支援センターを訪問し、その後波田地区へスイカの被害の視察に行ってきました。  

 


 
 
 




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4月24日(水)  その2

  「苗の確保と代金の補助をしてもらえれば、ありがたい。」  
  

  地元共産党の支部の方から紹介いただいた、波田地区のスイカ農家の方と直接お話ができた。

  「1反歩あたり、苗が500本ぐらい必要。今一本当たり164円する。」

  すでに、7月からの出荷予定に合わせての「1番手」、「2番手」は植え終えて、先週15日から20日かけて植えた「3番手」「4番手」分がかなりやられた。
  「1番手」「2番手」のものには、低温対策もあり、「2重トンネル」で、ビニールを2重にしてあったので、被害も少ないが、少し暖かくなっての「3番手」「4番手」には、ビニールは1枚で、植えている。
  その分がかなりやられてしまった。
  22日の朝は、昨日お伝えした資料のように、「−2℃から−5℃」と発表されているが、実際には、「−6℃から−7℃」にまで下がっていた。
  「2℃から3℃」ならば、大丈夫だったが、中には、ほぼ100%やられてしまった農家もある。  
  2反歩、3反歩やっている人の中にもかなりの被害を受けている人もいる。
  私は、苗を自分で作っているからまだいいが、  「一本当たり、300円を超えるようになれば、つくる意欲もなくなってしまう。」 (二回植えなければならないため、一本あたり 「164円×2=328円」ということ)
  苗の確保と共に、代金への補助があれば、「いくらかでもやるか」という気持ちにもなるが、 このままでは、市場に出る「下原(しもっぱら)のスイカ」が、少なくなってしまう。

  「地元のスイカ部会でも緊急の役員会が行われた。こんなにやられたのは初めてのこと。 被害の実態については、4月末までにまとめる方向で、対策を話し合っているところです。」

  最後のその方は、そのように語っていた。

  私も、一応リンゴ農家の出身だが、スイカのことでは、よくわからないこともあるので、報告で要領を得ない部分があると思うが、「苗代への補助」が必要なことがよくわかった。 明日、もし時間があったら現地に行ってみみたい。
  また、とりあえず、早速、農政課には、この点を伝えたいと思う。  

 


 
 
 




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4月24日(水)

  深刻な雪霜害の状況  
  

  21日(日)の降雪、そして翌22日(月)の凍霜害の実情について、松本市農政課の職員の方から、農作物の被害状況についてお聞きした。  
  新聞でも、報道されたように、波田地区のスイカの被害はかなりの規模になるという。  

  本日現在の被害状況の詳細は、ここをクリック

  これまでも、雹害とか台風による被害などでの現地調査や市への対策を求める申し入れを行ってきた経験はあるが、スイカの霜害は私にとっても初めてだ。  
  旧市内で、家庭菜園で、いちごをプランターで栽培している人から、花が褐変(かっぺん)してしまったというお話を昨日の朝お聞きしたが、スイカのことはすぐには思いつかなかった。  

  資料をご覧の通り、りんご、なし、もも、ぶどうなど果実の被害も報告されているが、果実の場合は、十分ではないにしろ共済の保険に入っている場合は保障が期待できるが、スイカは、野菜なので、共済の対象にはならないという。  
  植え直しを行えば、被害を少しでも減らすことができるというが、なぜか、植え直しをした場合には、手間はかかっても、被害にはカウントされないという。  
  さらに、新たに今すぐどれだけの苗が確保できるか。このこともたいへん心配なことだ。
  他の野菜類や、果実の場合でも、実際の被害は、5月以降の花の結実を見てからでないと実態はつかめないという。
   また、各々の被害程度の%もあくまで平均値のため、中には90%以上の被害を受けている農家の方もいるという。

  いずれにしても、さらに直接農家の方に実情や要望をお聞きして、必要があれば、市の方へ申し入れを行う準備を始めることを、議員団として確認した。  

 


 
 
 




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4月23日(火)

  「掌握」  
  

 事態や実態を掌握する。

  こんなふうに、よく使う言葉に「掌握」があるが、使い方に気をつけなければいけないことが分かった。
  辞書によると、「掌握」とは、
   掌中に握ること。手に入れること。わがものとすること。(広辞苑第五版)とある。
  より詳細に調べてみると、「権力を伴って、上から目線で握る」という意味合いがあるようだ。
  事実、「総攬」という言葉があるが、この言葉は、同じ辞書によれば、「掌中に握ること。手に入れること。わがものとすること。」とあり、歴史的には、大日本帝国憲法第4条で、「天皇ハ国ノ元首ニシテ統治権ヲ総攬シ此ノ憲法ノ条規ニ依リテ之ヲ行フ」(天皇は、国の元首であって、統治権を総攬し、この憲法の条規により、これを行う。)として有名だ。
  絶対主義的天皇制のいわば象徴的言葉だ。

  実は、2月議会の議会報告を作った際に、質問の中で、私が、市内の大手企業の大量リストラ問題に関係して、「松本市が直接企業の実態を『掌握』することが求められる。」と発言している部分があり、この時に事務所スタッフから指摘され、実は話題になっていた。

  発行した民報では、「掌握」を「把握」に変えて、印刷したのだが、

  は‐あく【把握】 を辞書で引くと、
  @にぎりしめること。手中におさめること。「実権を―する」 という意味合いもあるが、
  Aしっかりと理解すること。「状況を―する」  という意味がある。

  意味合いからも、そして歴史的にも、「掌握」は、今後使わない方がいいと感じる。

  議長には、さっそくこの部分の訂正を申し入れたいと思う。  

 


 
 
 




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4月22日(月)

  「危険なグレーティング」  自転車利用者の方は気をつけてください。  
  

 18日に行われた建設委員協議会に、グレーティングに自転車の前輪が挟まり、ロックして体ごと前に回転し、大怪我をされた方の事故の報告が行われた。
  最近の自転車のタイヤ幅は細くなるなかでの事故でした。  

    

  写真は、その現場。
  その後、グレーティングの両サイドに鉄筋が二本溶接されています。  
  この周辺は、ご存知の通り、S61年に竣工した駅前区画整理事業で整備されたところ。  
  維持課に確認したところ、H16年に竣工した中央西区画整理事業で整備された地域にも危険な個所があり、2つの区画整理地域合わせて、駅前周辺で212ヶ所を修理、2つの区画整理地域のグレーティング全体の4割近くになったとのこと。  
  S61年といえば、私が初当選した1年前の年です。  
  事故があった現場は、写真の通りホテルブエナビスタ駐車場西側の場所です。
  当時の自転車のタイヤ幅は、ほとんどが太く、今のように細い自転車が普及してからの事故ということになります。

   

  おそらく、これまでもタイヤが挟まって危険だったケースがあったと思われます。
  みなさんも気をつけて下さい。
  また、危険な個所があれば、市役所の維持課の方に連絡していただければと思います。  

 


 
 
 




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4月18日(木)

  ボストンマラソン 「爆弾テロ」  
  

 3人の方の命が奪われてことに加え、数多くの方がけがをしている。瀕死の状態の方もいる。
  ネットで配信されているあまりに凄惨な写真をいくつか見ることができるが、かなりの人がその足にけがをしている。
  中には、下半身全体がないもの、膝から下が骨だけになって車いすで運ばれている写真なども確認できる。
  マスコミのよれば、ボストンの医師たちは爆発による負傷者たちを救うため脚部切断という、つらい任務に取り組み、これまでに行った脚部切断手術は13件に上るという。
  その中には、2人のマラソン参加者もいる。
  ゴール直前で、ゴールできないばかりか、今後走ることすらできなくなってしまった。
  「ボストンの病院や医療機関の外科医たちは、これまでもこうした苦渋の決断を下した経験はあるが、それでも、一度にこれほど多くの手術を迫られたことはない。」 とマスコミが伝えている。  

  ランナーにとっては一番大事な「脚」「足首」。  
  ランナーとその愛好家、そして家族の命とそこを狙ったとすれば、実に卑劣な爆弾テロ。  

  ランナー愛好家の一人として断じて許せないテロ行為だ。  
 
 




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4月17日(水)

 「絶対ダメだよ。」  憲法96条改正に異論あり  
  

 改憲派で有名な小林節慶應義塾大学教授。  
  去る4月9日付 毎日新聞 東京夕刊に、次のように自らの論を展開している。  

  それについては、ここをクリック  

  「絶対ダメだよ。邪道。憲法のなんたるかをまるで分かっちゃいない」「権力 者も人間、神様じゃない。堕落し、時のムードに乗っかって勝手なことをやり始め る恐れは常にある。その歯止めになるのが憲法。つまり国民が権力者を縛るための 道具なんだよ。それが立憲主義、近代国家の原則。だからこそモノの弾みのような 多数決で変えられないよう、96条であえてがっちり固めているんだ。それなのに……」。  
  と述べている。

  3ページに渡っています。
  ぜひ全文を読んでみていください。  
 
 




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4月16日(火)

 ヴィオラ・ダ・ガンバ(Viola da gamba)
  

 車中で、ヴィオラ・ダ・ガンバの生演奏(?)を聞く機会があった。  
  その中で、ヴィオラ・ダ・ガンバは、イタリア語で「Viola da gamba」と書くが、脚のビオラとでもいう意味ということを知り、ついでに、ガンバ大阪の「ガンバ(GAMBA)」は、日本語の「頑張る」にも通じるが、もともとの意味は、イタリア語の「脚」の「GAMBA」からきているという。
  そして「脚」によってシンプルで強いチームを目指すというのがそのいわれということを初めて知った。  
  そしてついでに、バイオリンとの関係も、「ヴィオラ・ダ・ブラッチョ(=腕のヴィオラ)」と呼ばれたのがヴァイオリン属とのことも知ることができたが、バイオリオンとは違う系列の楽器ということもものの本に書いてあった。  

  写真は、ヴィオラ・ダ・ガンバだが、見ての通り、現在のビオラと違って、支えの棒がなく、両足で抱えながら演奏していることがわかる。  (写真は、ちょっと拝借)  

   

 ところで、日曜日の山雅と岐阜のホーム戦は、実に残念な結果だ。 町会の公民館落成式で応援にいけず、途中でネットで確認した時は、1対0で勝っていたのに、式が終わったら逆転負けだった。 私は、25番の白井選手に少しだけお話ししたことがあり、それ以来のファンです。

  明日、17日には、ガンバ戦があります。ぜひ良い試合を期待します。  
 
 




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