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2025.713. | |
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まいどこんばんは。今年のぶどうロード、マラソンに例えると40キロを越えたところで、いよいよゴールが見えてきました。毎年大変だ大変だと言っていますがそれでも最終的にはどうにかなってしまうことが長年体験的にわかっているので、今年はある意味変な余裕がありました。ぶどう作りも円熟の境地に入ってきたといえばそうかもしれません。 Rainbow葡萄園のぶどうたち。今日は摘粒の最終チェックをしてきました。 |
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(左) 翠峰。2本翠峰がありますが今年は2回目ジベレリン処理の内容を分けてみました。こちら極大粒になる西の翠峰。パワフルボディになること間違いなし。但し9月の長雨で一晩にて裂果全滅のリスクをはらみます。もう一本の東の翠峰はいつも通リ。安全策で中粒を狙っています。 (右) 紅環。摘粒ばっちり決まって明日の袋かけを待つのみ。晩腐病に罹患しやすいのでホントはもっと早くに袋をかけてあげたかったのですが仕方がない。出来上がりの良さを祈るのみ。 |
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(左) サニードルチェ。今年の大誤算の筆頭ぶどう。原因は不明ですが今年の大粒種、1回目のジベ処理をやっても軸が伸びないという傾向があります。つまり1回目ジベ処理時に3.5センチだったのが10日たったら普通は8センチになるところ、今年は7センチ(ひどいのになると6センチとか)くらいにしかならない.........。このサニードルチェと黄華に特に顕著でした。これで何がいけないかと言うと、摘粒作業の難易度と房の小ささです。サニードルチェ最終35粒として、いつもなら8センチの中に50粒あるので15粒をハサミで抜けばいいです。ところが今年は7センチの中に50粒が入っているのでもうギュウギュウ詰めでハサミが全く入らないで途方に暮れる始末でした。摘粒作業がピンセットも使ってけっこう無理やり。摘粒時期が遅かったこともあってトータル的に見て今年の失敗ぶどうとなりそうです。 (右) 昭平紅。今年は房づくり時に敢えて新梢先端の摘心をしませんでした。おそらくこのことで余計な力が房に行くことがなくて、けっこう楽な摘粒作業でした。今まで満足する作柄に出会ったことがないぶどうなので、今までと同じことをやってはいけないという思いがとりわけ強いです。サクサク感がとてもいい美味しいぶどうなんですが、今年は如何に,,。 |
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(左) ウインク。成木になるとかえって着色に課題が出るという業界の定説を実証するぶどう。そこで今日は環状剥皮をやってみたところです。ん........?、それって何のこと,,,,,,??。2段下に解説します。 (右) マニキュアフィンガー。すぐ陽に焼ける、すぐ晩腐病に罹患する、生き延びても最後あんまり美味しくないという、困った系のぶどう。歴代この場所には、伊豆錦、レイトリザマート、バラディなんかがありましたが、いろんな意味で園主様からダメ出しをくらって伐採の憂き目に遭いました。このぶどうもこの先そう長くはないかもです。 |
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(左) 第3デラウェア園の早生デラくん。着色がけっこうきました。 (右) 第1デラウェア園。着色開始。 |
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(左) 環状剥皮。樹皮を環状に剥ぎ取ることで葉っぱで作られた養分が根に移行することを抑制し、房に養分を集中させる効果を狙います。こちら紅環。さあ9月にどうなるか....です。 (右) こちらSeven's葡萄園。葉っぱがわっせわっせともう大変。新梢の途中から出た副梢を葉っぱ2枚程度残してハサミでチョキンチョキン。暗かった棚面がすっかり明るくなりました。これは雄宝。チョキンチョキン前はマウスポインタを上に。今日は誤って左手小指を危うくチョキンするところでした。カスリ傷程度で済んでよかったよかった..。 |
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(左) 何気なく袋を開けてみたナガノパープル。飛び玉が出てきました。 (右) 左はシャインマスカットの列。新梢先端と副梢をカットしてきれいになりました。青い防鳥網がいよいよ出番を待っています。来週火曜日に防鳥網をSeven's葡萄園棚面上1メートルのところに架設する予定です。昨年の記録によると、このラインにはシャインが600房強ありました。8月9日のカラスの集団狙撃によって残ったシャインが300房以下というという忌まわしい事件がありました(ぶどう通信627)。今年はカラス1羽たりとも侵入を許さんからねと改めて心に誓う園主様でありました。 |
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