2025.6.10.  

 まいどこんばんは。長野県も梅雨入りです。今日は一日雨でした。雨となれば人間ならゆっくり休みたいところですがぶどうは生育を止めません。当面の間の懸案事項だった黄華の誘引作業を今日は一生懸命やってきました。

 (左) ただ今誘引作業中。左側の枝が寝ているところが誘引後。右側の枝が直立しているところが誘引前。ひと枝ひと枝、棚面まで降ろして固定していきます。けっこうパワーのいる作業です。
 (右) 5月21日にテープで仮誘引しておいた作業がこの時に生きます。枝が降りてくる方向をこの時に決めています。この作業を予めやっておかないと今ごろは枝がグシャグシャになって大変なところでした。


 (左) 花穂もしっかり下に降ろして房づくりに備えます。
 (右) こちらナガノパープル。ただ今開花中。このぶどうにはあとひと手間という作業がいくつかあります。

   (左) そのうちのひとつがコレ。一年のうちこの日この作業をするためだけの小器具がここで登場。蕾についている花カスを落としていきます。巨峰なんかはこれやらなくても全然へっちゃらなんですが、ナガノパープルだけはご丁寧にこんなことまでします。この手は山辺地域初の外国人ぶどう新規参入を目指すインドネシア研修生。爪がキタナイ(笑)。洗えよ。
 (右) 花カスが取れて裸ん坊になった3.5センチの房。この状態で2-3日後にジベレリン処理です。

 
   (左) こちらピオーネ。ジベ処理は4-5日後かな。
 (右) 9割方誘引作業が済んだSeven's葡萄園。毎年この光景を見ることが好きです。手前の自然形が黄華、奥に整然と並ぶのがシャインマスカット、ナガノパープル、ピオーネ、ブラックビート、雄宝です。去年までと違うのは、カラス除けの防鳥ネットを設置したこと。

 明日は午前中は黄華の誘引の残り。雨が止めば午後はレインボー葡萄園に出陣して翠峰の房づくりやりに行きます。どなたか陣中見舞いにビールなどお届けください。それではおやすみなさい。