7月30日(火)
ネットは、「収穫のツール」
「ネット選挙について」と題する講演が、姉妹都市藤沢市の議会との交流研修会で行われた。
講師は、フジサワネット 本白水智也(もとしろみずともや)氏。
この世界では、知る人ぞ知るかなり有名な方かたらしい。
事実、「かながわ自民党ネット選対PT」の一員として、先の参議院選挙では、「ネット選挙」の実践の先頭に立ってきた人だ。(PTは、「パーティー」の略語?)
もっとも、党派は、「自共」対決の相手側。 だからこそ、今回の講演はかなり興味を持って聞いてきた。
SNSに関しては、それなりの予備知識は持っていたので、話のほとんどは、初めて聞くものはそれほどなかったが、何と言っても興味深かったのは、「かながわ自民党ネット選対PTの総括」の部分。
概要を書くと
1、 アクセス数が伸びずに、ビックデータと呼ばれるこの膨大な情報量の中では選挙期間直前に広報活動を始めたところで有権者には届かず、情報の海に飲み込まれてしまった。
2、 自らのチームの仲間意識の向上にはつながった。
3、 ネット選挙の鍵は、いかに市民を巻き込むか。そのためにはリアルな現場で市民の声に耳を傾け、対話をして、信頼関係を構築すること。その関係を補完するのがインターネットサービス。
以上の3点をまとめるとともに、最後に講師は、NHKが、7月23日に放映したクローズアップ現代「検証・ネット選挙」の番組の中の 静岡大学准教授 佐藤哲也氏の言葉を次のように引用した。
「ネット選挙というのは、選挙期間中、限られた2週間程度の時間にネットが使えるという話ですので、むしろ大事なことは、それまでの問の政治活動の中で、どれだけ有権者と政治家が向き合って話を深めていくのか、そこでできた信頼関係を、選挙のどきに票にしていただくというのが、本来の民主主義の在り方だと思いますので、そういう意味では、ふだんの政治活動の中で関係を育てていって、その関係を、選挙のときに収穫するような、収穫のツールとしてネット選挙を扱えるということですと、ふだんのネット政治の環境の中で、関係をどう作っていくのかということが求められてくると考えています。」
今回の参院選挙、私は、SNSとし「FACE BOOK」を初めて活用して、ほぼ毎日発信したが、このHPは、忙しかったこともあり、発信できなかった。
自分としても、今回の参院選挙を総括したいと思います。
また、選挙期間中の「FACE BOOK」の発信内容については、いずれ、このHP上でも発信したいと思います。
本白水智也氏も、「FB」と「HP」の連携活用の重要性を強調していた。
「FB」で事足りとしてはならないことが、今の時点での一つの大きな教訓だ。
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