私は、今回の知事選で、県下を一巡し、多くの県民の皆様の声をお聞きして参りました。
この中で、今後県政改革を進めていく上で、取り組んでいかなければならない主要な県政課題を別紙の通り11項目に整理しました。
私はこの課題解決に向けて、県民の皆様と共に全力で取り組んで参りたいと考えています。
村井仁
〜県政改革の主な課題〜
1、81市町村の特色ある地域づくりの支援
県民から信頼されるサポート役、パートナーとして、県民の暮らしに最も身近な市町村に必要な権限や財源を移譲するなど、市町村が自ら取り組む特色ある地域社会づくりの積極的支援。県と市町村の会議(諮問機関「ポイス81」)の設置。
2、高齢者が安心して暮らせる福祉施策の推進
すべての人が、ともに助け台い、ともに生きるよろこびを感じる地域社会づくり。地域の実情に応じて特別養護老人ホームや介護老人保健施設等の社会福祉施設の整備による入所侍機者の解消。
3、結婚・出産・子育てなどのきめ細かな支援
結婚・出産・子育てなどのきめ細かな保健所サービスの充実。不足している産婦人科医の確保、保育所や児童館の整備など安心して子どもを生み育てられる環境作り。
4、財政の健全化
経済活性化による税収の確保とともに、歳出削減に努め、真に必要な事業への予算の重点配分。県債残高の減少による安定的な財政運営。
5、民意を尊重した高校再偏
高校再編は、地域住民との話し合いによる合意を尊重し、合意が形成された地域から着手。合意がなされないものは、白紙に戻して再検討。
6、社会基盤整備による安全で安心の地域づくり
安全で安心して住める地域づくりのため、治山・治水・砂防の減災対策をはじめ生活道路の整備や中山間地の農業生産基盤の整備。 「脱ダム宣言」に伴う迷走した利水・治水対策については、安全で実現性のある対策を地域住民とともに早期に再検討。
7、ごみの減量化と県内処理体制の確立
再利用、再資源化によるごみの減量化を支援し、環境再生型の地域社会づくりを進めるとともに、県内で発生したごみを県内で処理する体制の確立。産業廃棄物処理施設の整備。
8、地域の特性を生かした経済再生への集中的な取り組み
産・学・官の連携による、信州ものづくり産業の育成と雇用の確保。企業誘致の推進。
9、多くの人々の訪れる「うつくしい心のふるさと信州づくり」
地域が一体となって取り組む特色ある観光地づくりやおもてなしのサービス向上を支援し、国内はもとより海外からも多くの人々何回も訪れたくなる「ふるさと信州づくり」の推進。
10、産地づくり、農山村づくり、森林づくり
安全安心でおいしい旬の長野県農産物を消費者に届ける産地づくり。みんなで育てる森林づくり、農林業の担い手の確保や都市住民との交流による元気な農山村づくり。
11、「輝く明日の長野県づくり総合計画」の策定
県民の参画により、具体的な数値目標を定めた長野県中期計画「輝く明日の長野県づくり総合計画」の策定。
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