【マニフェスト型公開討論会用資料について】

村井 仁

既に出馬表明の際にもお伝えしておりますが、従来のように県(知事)が一方的に定めた政策を市町村に押し付けるのではなく、市町村の要望をしっかりと把握した上で具体的な政策を議論する県政を私は目指しています。
当然ながら、政策課題についてはきちんと県民の皆様にお伝えする必要はありますが、マニフェストという形で表現するのではなく、まず"権力のない知事になりたい"という「私の想い」をお伝えするべきであると考えております。
具体的には討論の場でできる限りお答えしたいと考えております。

○私の想い:「権力のない知事による輝く市町村づくり」

今後ますます本格化する地方行政改革とは、その地方の礎となる、市町村という「基礎自治体」への権限と責任の委譲にほかなりません。
長野県は古来、それぞれの地域ごとの特色がとても豊かで、言葉や風習や文化も異なり、それぞれの地域の個性が花開いてきました。そのひとつひとつの地域の輝きこそが、これからの県政の中心になるべきであり、明日の長野県をつくるといっても過言ではありません。こうした地域の独自性の強い長野県だからこそできる「市町村、地域が主役の県政」に全国に先駆けて取り組むことで、地方自治のあり方に一石を投じたいと考えます。

県民の生活を身近でかかわるのは、県内81の輝く市町村ひとつひとつであり、決して県や知事ではありません。

私が考える新しい県政は、長野県内の市町村長と知事が課題を議論する場(=諮問委員会)を設け、ひとつひとつの市町村の住民の要望や取組みを県職員と知事がひとつになってサポートしていく県政です。
来るべき道州制の時代に備えて、市町村などの自治体を強くすることが大切であり、私は市町村の自主性を尊重し、本当の権限を譲るためにありとあらゆる努力をしたいと考えます。
基礎自治体である市町村や地域が自立し、強力になる事によって、結果として知事や県がその権力を行使する必要がなくなる長野県になるようにするのです。 これが私の云う「権力のない知事になりたい」という意味なのです。
県内81市町村が独自の文化や個性を発揮して、それぞれが輝くような地域づくりに向け、最大限にバックアップします。