<メーデー参加の皆さんへ>
 宮 城 か らのメヅセ 一 ジ  

 「第82回メーデー」に結集されたなかまの皆さんに、「宮城県災害対策連絡会・ 東日本大震災共同支援センター」を代表して、御礼と連帯のメッセージを送らせていただきます。  
  3月11日に発生した「東日本大震災」では、この間多くの皆さんから温かいお見 舞いと激励の言葉や、たくさんの救援物資と見舞金、支援ボランティアの派遣など、 物心両面での様々なご支援をいただいております。  
  皆さんのこうした心温まるお気遣いに対し、厚く御礼申し上げます。ほんとうに有難うございます。  
 今回の大震災はかってない規模の地震と大津波であり、広範な地域で未曾有の被害 が発生しました。とりわけ、岩手、宮城、福島3県の太平洋沿岸部の町は壊滅状態と も言える被害を受け、3万人近い死亡者と行方不明者が出ました。
  また多くの家屋や車が津波で流され、街は「がれきの山」と化しています。  
  さらには、田んぼは海水につかり、漁船や養殖網は浜に打ち上げられ、工場やお店 は流出・倒壊して事業活動ができないなど、宮城の生産現場は機能停止状態となって います。
  また、福島第1原発の事故は宮城にも深刻な影響を及ぼしています。  
  しかし、嬉しいことに大震災から2カ月近くが経った今、宮城の労働者・県民は郷 士の復興と生活の再生に向けて力強く動き出しており、再生不能と思われるほど破壊 された街が徐々に息を吹き返しつつあります。
  これも皆さんの声援が後押ししてくれ ているからこそだと思います。
  改めて感謝申し上げます。本当に有難うございます。  
  とは言っても、復興と生活再生を果たすうえでは被害があまりにも甚大で、1自治体の力ではどうにもなりません。
  国を挙げての支援が求められます。私だちは国が「そ うします。」というまで、執捌に要求し続けていきたいと思います。皆さんの強力な ご支援をお願いいたします。  
  以前のような街と生活を取り戻すには、これから長い期間と多くの労力や費用を要 すると思いますが、労働者・県民一丸となってがんばっていく決意です。  
  皆さんには宮城の地で頑張る私たちに、引き続き大きなお力添えをいただくことを お願いし、被災地「宮城」からのメッセージといたします。  

 第82回メーデー万歳!

                  2011年5月1日
                   宮城県災害対策連絡会・東日本大震災共同支援センター
                      代表  (宮城県労連議長) 鈴 木 新(すずきしん)