「消防本部体制の方向性(組織体制の選択)」について(案)
【組織選択】
当面、現在の消防体制を維持し、消防救急無線デジタル化とそれに 対応した指令業務の共同処理について協議を行う。
【理由】
消防の広域化は、災害や住民ニーズの多様化による環境の変化に対 応しつつ、財政上のスケールメリットを図ることとしている。一方、 人ロ30万人を目途に、管轄面積、交通事情、歴史等の地域の実情を
考慮し進めることも璽要であるとされています。
南信州地域の消防体制は、広範囲の管轄地域と道路状況及び歴史の 中で地域住民から一定の理解を得ながら現在の形に至っております。 また、南信州としては、当初県下を一つの組織として統合し県もそ
の一員として参画し、穏やかな広域化を行うことが将釆に向けて発展 可能性のある選択肢であることを提案してきました。
しかしながら、長野県を2つのブロックとした広域化推進計画に沿 って協議検討して来た現状を踏まえつつ、東北信の現状が流動的であ ることを考慮すると、現在の体制において平成28年5月末が期限と
されている消防救急無線デジタル化とそれに対応した指令業務の共同処理について、引き続き検討協議することが最も重要です。
ついては、今後もこの地域の安全安心を確保するためには、現状の体制を維持しつつ協議の推移を注視していくこととしたい。
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