初登庁式 市長訓示 080321 午前9時30分
改めましておはようございます。先ほどは出迎えいただきましてありがとうございました。
初登庁式にあたりまして、職員に訓示いたします。
初めに、このたびの市長選挙におきましては、多くの市民の皆さん、そして職員の皆さんのご支援をいただき、再選を果たすことができました。
まずもって、職員の皆さんには、この4年間私を信じ、支えてくれたことに改めて、感謝を申し上げるとともに、選挙期間中は、市政に支障がないよう留守を守ってくれたことに対し、重ねて心から御礼を申しあげます。
ご承知の通り今回の選挙は、投票率が47%と低かったにもかかわらず、得票数では、松本市長選挙はじまって以来初めて6万票を超える、6万7千票という実に多くの市民の信任を得たわけでございまして、これは、これまで職員とともに一丸となって進めてきた、この松本のまちづくりの方向性が正しかったことを市民が認めてくれ、そして、今後の4年間のまちづくりを、私と市職員に委ねていただいたものと確信をしております。
さて、松本市は、私の1期目の最終年、この1年にかけた市制施行百周年という記念すべき年が、大きな成果とともに、無事にまもなく終えようとしております。
そして、今まさに新たな百一年にふみだそうとしているわけでございますが、急速に進展する「超少子高齢型人口減少時代」、あるいは又「減少社会」への対応を始め、中心市街地の活性化や、商工業などの産業の振興、観光戦略の更なる具現化、また松本城南西外堀の復元と道路整備、さらには、波田町との合併問題など、緊急に対応しなければならない課題が、山積をしておりますので、これらの課題に対応するため、これまで最重要課題として取り組んで参りました、3Kプランの更なる充実を図るとともに、地域経済の活性化などにこれまで以上に積極的に取り組まなければなりません。
私は、このような状況の中で、このたび、引き続き良識と心ある多くの市民の負託をいただき、改めて身の引き締まる思いでいっぱいであります。
そして、今後の4年間、4年前の市長に初当選したときの、「市民が主役、行政は縁の下の力持ち」の原点に立ち返って、「もっと変えよう松本」、「もっと高めよう松本」、そして「もっと広めよう松本」を合言葉に、さらなる新しい松本のまちづくりに取り組み、この松本が、より一層バランスの取れた持続可能な都市に発展するために、自らの能力を最大限活用し勤めてまいる所存でございます。
一方、今回の選挙期間中でございますが、各方面の皆さんから、行政がせっかくいいことをしているのに、何をやっているのかわからない、とか市長の話で初めて知ったなどとのお声を、多くお聞きしました。
従いまして私は、市民の皆さんのこのようなご意見をしっかり心に刻み、今後反省すべきは反省しながら、この4年間は、これまで通りいささかもぶれることなく、私なりのリーダーシップを発揮しながら、菅谷カラーを前面に押し出し、より厳しい姿勢の元に、市政運営に当たってまいる覚悟でおりますので、職員も気持ちを新たに、最終責任は私が取りますから、どうぞ引き続き市民の目線にたって、そして松本市職員としての自信と誇りをもち、これまで以上に、それぞれの職務を全うするよう、ここに訓示いたします。
以上です。
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