波田町との合併問題に関して、会派を代表しての意見
090123
総務委員協議会を経ての、議会として、議員としての態度を示すという立場から、会派を代表して発言いたします。
この間の一連の取り組みの経過といわば科学性と言う点から見て、
1、合併協議の場を設ける。
2、その前に基本方針を検討する組織を設ける。
という、この方向性を出したことについては、妥当な判断と決断と言えることを申し上げます。
その上で重要なポイントをいくつか申し上げたいと思います。
一週間前、総務委員協議会で、「大方了承」ということで認められたこの今後の取り組みについて、その後の市民の皆さんの受け止めは、合併に賛成の気持ちを持つ方も、合併に疑問、反対の気持ちを持つ方も含めて、冷静に受け止めているというのが実際のところだとおもいます。
寄せられた意見をいくつか紹介しますと、 「もっと賛成が多いかと思っていた。」 「合併してもしなくても同じなのにね。」 「合併して大丈夫なんですか。」
「まだまだ、関心が少ないのかな。」 などです。
市民の受け止めは、波田町から申し入れられた協議のテーブルにつくんですね、いわばスタートラインに着くんですね、本格的な議論や協議はこれから始まるんですねと受け止めていると思います。
だからこそ、今回の今後の方針、取り組みの中に言われている、すぐに協議に入るのではなく、市民の意向としてアンケートに示された「自由記述」の精査が必要となります。クラスター分析などもまだこれからです。
そういう意味では、しっかりとした分析をして、そして基本方針を作っていく、これこそがアンケートに参加して、自分の意見を自由記述で書き込めることができた人も、アンケートに参加できなかった市民の皆さんも求めていることだと思います。
キーワードは、市長が臨時記者会見の場で2回言った「慎重に」ということと、 そして、今日の全員協議会の冒頭に市長が「市民が主役のまちづくり」を貫くことの重要性をいいましたが、これが、重要なものとなると思います。
これからの議論の活発化が求められます。
合併を選択することで、福祉の向上がどう図られるか。住民の暮らしにとってどうなのか。その後の世界的金融危機、国政の流れの変化など新しい要因が加わっています。
こうしたことを踏まえての活発な議論、議会内外での市民的な議論の展開に、私たちも責任を負いながら、この方向を了としたいと思います。
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