波田町民による市議会への請願に対する理事者見解 1. 現在、松本市の市政運営にあたりましては、「市民が主役の市政」を基本スタンスとし、取り組んできております。 2. 特に、この度の波田町との合併問題に関しましては、 まず、「市民に対する情報提供」に取組み、「12月を目処に市民意向」を把握し、そのうえで、「市長が判断」し、「議会にも相談して決定」する。ことを 3. 機会あるごとに、松本市議会にも、松本市民にもお伝えしてまいりましたし、特に波田町に対しては、5月28日に、職員(政策課長)が波田町を訪れた際、太田町長さんに対し、直接この点をご説明申し上げてきたところです。 4. そして、松本市では、ご説明申し上げたとおり、7月下旬から、ありとあらゆる手段(公式ホームページ、広報まつもと、公共施設への資料配置、住民説明会、ラジオ・テレビを通じた周知宣伝、集客施設でのちらし配布等)により、スケジュールどおり情報提供を行ってきており、市民意向把握に向けた、まさに誠意ある対応を取らせて参っておりますことは、議会も十分ご承知のことと思います。 5. こうした折に、「波田町民の切なる願いをお汲み取りいただき、新合併特例法内での合併が実現」といった請願書が、波田町側から松本市議会に提出されたことは、あたかも、松本市の誠意ある対応を無視し、議会を通じて強引に、理事者に対し態度の決定を迫るという、市と町との間の「信義・礼」を損ねる行為と見なさざるを得ませんでした。 6. 昨日、太田波田町長が松本市役所を訪れ、菅谷市長と直接会談し、「町民有志の動きについて、町も十分承知していたが、菅谷市長が合併に対する取組を進めている今の立場を考えれば、配慮が足りなかった。」と遺憾の意を表明されたことは、報道でご承知のとおりです。 7. このたびの、請願の処理に当たられましては、こうした波田町との営みを十分ご賢察のうえ、慎重なるご対応を図られますようお願い申しあげまして、理事者見解とさせていただきます。 以上
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