山へ行こうよ!!2003・夏

−北アルプス・黒部源流を巡る山々を訪ねて−
新穂高温泉〜双六岳〜三俣蓮華岳〜鷲羽岳〜祖父岳〜雲の平〜黒部源流〜三俣〜新穂高温泉
ソロで行く、テントの旅

−第5章その1

好天に恵まれた雲の平

2003.8.23AM
雲の平散歩(奥スイス庭園・ギリシャ庭園・アルプス庭園・スイス庭園)

この夜1時半過ぎに目が覚め、
テント入り口のチャックを開けると、目の前に輝く赤い星を見つけた。

他の星を見渡しても、こんなに大きく明るい星は何処にも見当たらない。。
金星の出る時間でも無い。。。

「これは話題の火星かな?」

練習には丁度いいなー

なーーんて思い、
カメラのセットをした、三脚をテント前にセット、レリーズはシャッターを固定状態にして、
ISO感度を800まで上げる。絞りは4.8、ピントは∞。。フィルターはPLから無色の物に交換。
(樅沢で会った方に星の撮り方を聞いておいて良かったー)
そしてバルブ撮影を開始した。
約8分間シャッターを開放して撮れたのがこれ↓


「雲の平より望む火星の軌跡」

初めてにしては上出来。。。
そう、これがやりたくて新しいカメラ買ったんだよねーーーー

またまた満足し、シュラフに潜った。。。
明日も早くから、カメラを片手に出かけなければならない。。
おやすみ。。

・・・・・

夜明け前にまたまた出かけた。
今度は染まる黒部五郎を撮りに。。。

30分程歩き
小屋近くの高台に三脚をセットし、準備したが。。。
待てども待てども。。
黒部五郎は焼けなかった。。

今朝は東の空に雲が多く光が届かない。。


残念。。。

お腹も減ったので、ご飯を食べにまたまた、テントに戻る。。。
いったい何度、ココを往復するのだろう。。。
小屋に泊まればこの労力は減らせたかなぁー
なんて思いながら。。歩いて戻った。

朝食をテント内で作り。。。
コーヒーなんぞ飲みながら。。
曇りの多い空の下。。ゆっくりくつろいでいると。。
なにやら、雲が去り、空が青くなってきたではないか。。。。

あわてて出発準備し。。今朝の場所へ足を進めた。
途中、足元を素早い何かが走った。。

なんだろう
と、付近を観察すると、
今回二度目のオコジョ。。。

残念ながら三脚は持っていない。。。
幸いにして、光があたり明るい。。。
狙いを定めてシャッターを切る。。


8:21 「雲の平のオコジョ」

-奥スイス庭園へ!-

ゆったりとした気分で、青く遠い空から降り注ぐ日差しのもと

雲の平の気持ちの良い木道を、写真を撮りながら歩く。。。

まずは、今朝の場所へ行った。

8:41 「雲の平山荘と黒部五郎」
朝はここから赤く染まる黒部五郎を狙ってたんだよねーーーー

そのまま、足を高天原の方に向け、奥スイス庭園に向かった。
先日温泉に行くとき通った道。。。
(何も見えなかったけど)

そして、到着。
大きな岩の上でくつろぎながら、

9:06 「奥スイス庭園より薬師を望む」

しばらく岩の上で太陽の光をあびながらくつろいだ。。。
だーーれも居ない静かな場所。。

-アルプス庭園へ!-

やがて、立ち上がり。。今度はアルプス庭園へお散歩に向かった。
小屋近くを素通りし、足を進めた。

昨日の夕方、水晶を撮った場所から更に上にあがると、
祖母岳に広がるアルプス庭園があった。
やっぱり、ここが「ザ・雲の平」なのだろう。。。
小さな池糖が点在し、凄く見晴らしが良い。。。
そんな画像の数々。。

青い空と黒部五郎 遠く笠ヶ岳と眼下に見える黒部五郎小屋
三俣蓮華のカールと雲の合間に小さな槍の穂先 眼下に雲の平の木道が通り、立山も意外に大きい(右)

もちろん薬師だって、昨日の水晶だって。。。
いったいここの見晴らしは何者?と感じる位の展望だった。

そう、眼下に通る木道からこちらへ来る人は誰も居ない。。
ここに何しに来たのか??と疑問に思ってしまうほど。。
最高な空間を独り占めにしてみた。


だーれも居ないので、仕方なくベンチにカメラを置き、タイマーで記念撮影。。


「ベンチが嬉しい最高の昼寝場所」
そんなアルプス庭園だった。
(背景は水晶。。小さく雲の平山荘)

スイス庭園へ!


11:26 テン場近くまで戻り、
今度はスイス庭園へと向かった。
こんな感じで水晶に向かって歩いて行く、大迫力な散歩道。。

やがて木道は終わり、ベンチがある。
眼下には先日行った高天原山荘や水晶池が望める。

11:30 「赤牛岳と眼下に見える水晶池(中央下)、そして高天原(左中)


そして、「でーっかい薬師」

帰りは黒部五郎に向かって歩く。

「黒部五郎を望む散歩道」


11:43 スイス庭園入り口付近から雲の平山荘を望む。

そして・・・

11:51 我が家に戻る。

今日はどうしようかな。。。
このまま、ここで過ごそうかなぁ。。。

そうだ。。洗濯でもして、昼ご飯にしよう。。。
そんな感じで、ジャンジャン出る水場でTシャツなんぞ洗ってみた。
ついでに、タオルを濡らし、体を拭く。。。

水は物凄く冷たく、数秒も手を触れられない冷たさ。。。
タオルを濡らしたら、暫く岩の上で暖めないと、とっても体なんかふけない。。

岩の上でTシャツを干し タイマーで食事風景撮影

なにかの拍子にズボンを見ると。。
塩を吹いている
(すいません)
こんなのを見ると、自分でも下山の欲望が湧いてくる。。

今日はゆっくり日本庭園でも散策しながら、三俣に入ろうかな。。。
あそこから夕焼けに染まる槍も見たいし。。
明日、天気が良ければ、黒部五郎もピストンできるし、下山したければ新穂高に降りれる。
そんな2つの選択肢がある。
そうだ、三俣に行こう!

そんな感じで、テントを片付け始めた。
この天気で完全にテントが乾き。。片付けが心地よかった。

そんなこんなで出発は13:45
もう、普通は目的地に到着する時間なのかもしれないけど。。。
三俣までは3時間もかからない近さ。。

ゆっくりテントを移動させよう。。。

−第5章その2

三俣へ

2003.8.23PM
雲の平C13:45〜14:03日本庭園分岐14:05〜(14:30槍待ち15:10)〜15:33源流分岐15:45〜16:15三俣山荘

テン場から祖父岳への登りに入り、20分もしないうちに日本庭園への分岐がある、

そこを、日本庭園方向に進んだ。
初めての道。。

正面に三俣蓮華や笠を見ながら、アップダウンの無い快適な道を歩く。。
なかなか心地良い。。。

とにかくチングルマが凄い。。

そして、雪渓が遅くまであったと思われる場所には
まだ、花の状態のチングルマが咲いていた

「チングルマ咲くお花畑と鷲羽岳」
この角度からの鷲羽は結構カッチョ悪いので。。頭だけにしてみた。(笑)

しばらく足を進めると。。。。
なんとも、写真を撮りたくなる様な構図で
槍がある。。。でもって正面にデカイ。
ただ、厚い雲が立ち込めてる。。。

「見えるかな。。。。」

「見えるまで待とう。。。」

たとえ日が暮れても。。。三俣まではあと1時間程で着ける。。。

場所を少しずつ移動しながら、槍の穂先が出てくるのを待った。。。
出たとしても、きっと一瞬だけだろう。。。
結構、緊張して待った。30分〜40分位

今だーーーーと、撮ったのがこれ↓(何枚も撮ってるけど。。)

完全では無いけど。。この状況じゃーーこれが精一杯の「槍ヶ岳と三俣山荘」
今度は、ここから夕焼けに染まる槍を狙いたいけど。。。
何処にベースを置くべきか。。。難しい場所だなぁーーー。。やっぱ、雲の平のキャンプ場が近いかな。。。
なんて考えた。

これを撮った後も、槍を正面に歩くので気が散る。。
しかも、足元はザレて滑りやすく、危ない。。。。と言うか、黒部源流まで急下降の道を一気に下る。

わき目をふれる状況ではないので、思い切ってカメラをしまった。
これで、例え槍が見えても写真は撮れないのだから、下りに集中しよう。。。と、黙々と下った。

そんなこんなで
黒部源流近くの分岐へたどり着いた。
そこから祖父岳を見上げる。


ここまで来れば三俣山荘まで30分で着ける。
先日は大雨で川の様な登山道を登った所。。
最後の登りの30分。。。ガンバ!!

そんなこんなで16:15到着。
三俣山荘はこの日は大混雑らしく。。。大変な賑わいだった。
食事は4回戦だとか。。。

今日は土曜かぁーーー週末かぁーーー
(長く山に居ると、今日が何日で何曜かなんて事は、まったくもって興味が無くなる。。)

こんな時はプライベートな空間が持てる、テントが最高なのかもしれない。。

小屋前で、ビールを飲んでから
ゆっくり我が家を設営した。

入り口を開けると正面に鷲羽がデカイ位置。。。
ここで、鷲羽と星空。。。撮りたいなぁーーーー

夕方、三俣山荘前で、槍が現れるのを待ったが。。。
おそらく無理だろー位の雲の量。。
風が強くかなり凍えた。。

ただ、ここからは大天井が珍しくカッチョイイ。。。
槍が見えないから、「今はあなたが主役!」位の感じ。
それでもって手持ちで1枚パチリ。

三脚をセットし槍が現れるのを待つが。。100%厳しい状況で
辺りを見渡すと。。


「鷲羽が染まる」


今夜の主役の大天井にスポットライトが当たる。。
あの裏には自分の家があるなぁー。。なんて。。思ったり。。


「三俣山荘の夕暮れ」

今日の夕方は今ひとつだったけど。。。
これまでの事を考えると。。今日見えたらバチが当たる。。。

さぁー
明日はどうしようかなぁー
こう、晴れが続くと、朝から晩まで、カメラで遊んでしまい、疲れてきた。
そろそろ潮時かなぁーー

下山して。。温泉に入りたいなぁーーー。。。ゆっくり寝たいなぁーーー
なんて考え初めていた。
黒部五郎へは出直して来るか。。。

疲れたので、カレーを自炊し。。。食べたあと
早々に寝た。

今晩は風が少々強い様だ。。。
おやすみ!

続く。。。