山へ行こうよ!!2003・夏

−北アルプス・黒部源流を巡る山々を訪ねて−
新穂高温泉〜双六岳〜三俣蓮華岳〜鷲羽岳〜祖父岳〜雲の平〜黒部源流〜三俣〜新穂高温泉
ソロで行く、テントの旅

−第4章その2

絶景の雲の平への道

2003.8.22
双六小屋6:10〜巻き道分岐6:28〜7:31双六岳▲7:55〜中道分岐8:10〜8:29丸山8:32〜9:00三俣蓮華岳▲9:29巻き道分岐9:36〜10:00三俣山荘(食事)
三俣山荘10:40〜11:39鷲羽岳▲12:50〜ワリモ岳▲13:12〜ワリモ北分岐13:30〜岩苔乗越13:36〜14:15祖父岳▲14:48〜15:20雲の平C

ここ三俣山荘は、槍を望む絶景ポイントの一つだと、双六小屋の方は言っていた。

その通り、赤く嶮しい雰囲気の硫黄尾根が手前にあり、なかなか迫力がある。

できれば、ここで、夕焼けに染まる光景も、この目に焼き付けたいなぁー

なんて思いながら。。。光は良くないけど。。。

とりあえずパチリ。。


そして待望のお食事の時間。。
山荘2階の喫茶室へと向かった。

前回は、窓の外になんか興味が湧かない位の荒天。。。だったのに。。。
実は。。

「ハイビジョンな窓」があった。

さっそく、ビーフカレー
(1000円)とケーキセット(800円)を注文。。。
腹ごしらえをした。。。

鷲羽頂上までは見た感じ、かなりの急登が待っているのだから。。。
パワーを付けないと。。。。

ココの食事は、相変わらず、おいちぃ

そんなこんなで、ここで40分程くつろいだ。。。
サイフォンで入れた贅沢なコーヒーを飲み、美味しいケーキをつまみながら。。。。
「おぉーーなんて、幸せなひとときだぁーー」

・・・・・

出発は10:40 覚悟を決め重いザックを背負う

小屋から少し歩くと、いよいよこんな急登が待っている。

コースタイムで1:30 目標タイム1時間。。と決めた。。
(こう決めないとだらだら歩いてしまうので。。)
かと言って、景色に目もくれない訳ではなく。。。


途中、振返り「三俣山荘と三俣蓮華岳(右)」をパチリ。。

喫茶室で休憩した分を取り戻さなければ。。。
と、息を上げながら、頑張った。

なんせ、頂上からの槍を望みたい。。。
その一心で。。。。

「途中、すれ違うおばちゃん方に。。重そうなのに凄いわねーなんていわれながら。。」
気合で登りきった。

山頂の数分手前で、鷲羽池を発見。
とりあえずここで撮影。。

11:31「待望の鷲羽池と槍ヶ岳」
(左に頭を出しているのが常念)
なかなかの迫力。。。
この鷲羽池は火口湖らしい。。。
そういえば、火口の形をしてる。。。

そして山荘から約1時間で山頂到着。。。


ここでも「鷲羽池と槍ヶ岳」
自分的には先程撮った、山頂手前からの方が好きな感じ。。だなぁーー
こちらの方が高さを感じるけど。。

そう、そう、この鷲羽岳。。。百名山なのだけど。。
見られる山と言うよりは、実は展望する山なのかもしれない。。。
まさに、360度の大展望が広がっていた。北アルプスの山と言う山はほとんど見えてる。。

「雲遊ぶ裏銀座稜線」。。野口五郎から、遠く後立の稜線まで見通せる。


眼下には黒部源流を見下ろし。。
右奥には大きなカールの黒部五郎
そして左には三俣蓮華のカールが望める。。


ここは、念願の鷲羽岳山頂2924mなり。。槍をバックに。。。

どれくらいの時間を過ごしたのだろう。。。
ここから、雲の平までは、直ぐ。。。
もう、急ぐ理由が全くない。。
結局1時間以上この場に留まっていた。

ぼちぼち行くかぁー。。と立ち上がったのは、12:50

鷲羽から下ると、ワリモへの登りがあるが、苦にならなかった

12:59 ワリモへの登り

13:10 鷲羽を振返る、奥には槍が尖る 13:12ワリモ岳山頂

ワリモ岳山頂からは、正面に水晶を見ながら。。緩い下りを降りていく。
すると、先日通ったワリモ北分岐の標識へと着いた。13:30
あの時は、この場所で、座りこんでたなぁーなんて思いながら。。
今日は、まだまだ体力がみなぎっている。。
(さすが、毎週歩いているだけあって、体力が付いてきてるのが自分でもわかる)

水苔乗越からは順調に登っていき、14:19あの時は何にも見えなかった祖父岳に着いた。
ザックを降ろししばし、カメラで遊ぶ。。

30分程ゆっくりして展望を満喫した後、テン場へと降りた。
今日はきっと夕日が見れる。。。

「赤く染まった水晶を撮りたい。。。
この山は、北アルプスらしい嶮しさを持つ。。カッチョイイ山。。。
下手くそなりに撮りがいのある山だ。。

テン場に到着し、今朝濡れたままのテント道具一式を、
太陽の光で乾かした。。。ほんと気持ち良い位に乾いた。

寝床の準備をして、お出掛けの準備を進めた。

−第4章その3

夕焼けに染まる水晶

今回の旅は、初めから撮影を目的にしていたので、
これだけ条件の良い日なら、当初練っていた場所へ移動しなければならない。。そう、夕焼けに染まる水晶を狙いに。。

テン場から直ぐの、スイス庭園でも良いんだけど。。。
せっかくここまで来たのだから、妥協する事無く。。

テン場から1km程
(20分位)の所に雲の平山荘がある。そこで、待ち時間の腹の足しにと、リッツチーズサンドとウーロン茶を仕入れ。。
サブザックに詰め込む。。。かなりお腹もペコペコ。。喉もカラカラだったので。。
さらに、15分位の所にある、祖母岳(アルプス庭園)へと足を向けた。
もちろん、帰りは日が沈んだ後、30分以上歩かなければならないので、ヘッドランプを持参した。

やがて、到着。
木道上に三脚をセットし、レリーズを付ける。。。
そこで、粘った。。


17:32 こんな感じかなぁーー。。。これで目いっぱい引いているんだけど。。。
でーっかい水晶は入りきらない。。
あぁーーーワイドズームのレンズが欲しいにゃーーー

リッツをボリボリ食べ。。ウーロン茶をゴクゴク飲みながら。。。さらには、蚊に刺されながら。。ハエにたかられながら。。。
時は遅い位にゆっくりと流れる。。


18:16 やがて、夕日が沈む頃となり、山と大地は黄金色に染まって行く。。

そして、太陽が沈むと。。
水晶は、まるで燃えてるかのごとく、真っ赤に染まった。


18:32 「焼ける水晶」

いやぁーーー満足。。

「来て良かったーーー」

と感じた。。

今、ここに居るのは自分ただ一人。。。
感動を分ち合う人は居なかったけど。。相棒のカメラと一緒に見届けた絶景。。。
この感動は安っぽい言葉になんて、できる訳がない。

人の記憶は、時の経過によって、様々に捻じ曲げられてしまうけど。。。
相棒の目を通して、焼き付けられた画像は。。
決して、風化したりはしない。。
ただ、見るときの、心によって感じ方は、それぞれになると思うけど。。
そんな時の流れだった。

その後も夕焼け雲などを撮り。。
片付けたのは18:45頃。。。

もう、この辺りは暗闇に包まれようとしている。。。

15分程小屋まで歩き。。そこで缶ビールを仕入れ。。
長い道をテントへと向かった。。もう辺りは真っ暗だった。

今夜は天気も良いし。。
星を撮ろうかな。。。上手く行くかなーーー
なんて想像しながら、遅い夕食を作り、シュラフへ潜った。

続く