山へ行こうよ!!2003・夏
−北アルプス・黒部源流を巡る山々を訪ねて−
新穂高温泉〜双六岳〜三俣蓮華岳〜鷲羽岳〜祖父岳〜雲の平〜黒部源流〜三俣〜新穂高温泉
ソロで行く、テントの旅
−第3章−
雨の停滞の後には。。。
2003.8.21
双六テン場に雨の為停滞・・・夕方樅沢岳往復
早朝、3時半頃、目覚ましが鳴り
入り口を開けるとマッチロな霧。。
これでは、早立ちして、双六岳へ上がっても、何にも見える訳がない。。。
入り口のチャックを「チィー」っと閉め、再び寝た。。
朝から、時折り大粒の雨が強くテントを叩いた。。
この音は最近、自分が好きな音だ。。
そう、「急いで動くな!」とお天道様が語りかける様な音。。
ゆっくりと朝を過ごせる音。
今回は、「どこかに行かなければならない縦走」では無く、
「必ず、景色を見なければいけない旅」な訳で。。。
この音が鳴り響く限りは、目を瞑り続けた。。。
少々の心配は。。フライを持ってきて無い事。。。
こんなに降り続いて。。このテントは果たして、持つのだろうか。。。。
そう思いながら。。持ってきたガイドブックを読んだり。。いつの間にか寝たり。。
食事したり、コーヒーをいれて飲んだりと、昼位まで、素敵な時間を過ごした。。
8:37 「雨に耐える我が家。。」
さすが、ゴアのテントは、これだけの雨でも
結露も雨漏りも無く、中はさらさらしていて助かった。。
入り口のチャックからは何滴か漏れたけど。。
(そこには、シェラカップを置いてみた)
そうこうしているうちに、雨は上がり外が明るくなってきた。。昼過ぎの事だったか。。
小屋へ散歩に行き。。
天気予報を確認。。。
「晴れの予報なんですけどーーーー」
と、いう答え。。。
双六小屋には、壁に週間予報が張り出されているのが、ありがたい。。。
・・・・
生ビールとカレーを頼み。。
お昼ご飯は小屋前のベンチで食べた。。
鷲羽も見え初めてきてるし。。。
夕方には樅沢に上がって、槍を待とうかな。。。。
燕の白い稜線は晴れているようだ。。。(トリミング画像)
赤い屋根の燕山荘もこの画像で確認できる(右端の山)
15:30過ぎ。。
樅沢岳へと向かった。。。
すれ違う人は槍は見えなかったと言う。。。
それでも、僅かな希望を胸に。。歩き続けた。。
そこには、行きで知り合った。。。高級カメラをヘリで上げてもらったと言う、良い年の方が待っていた。
ラッキーだ。。。ここを良く知っている人が居るのなら。。きっとガスが上がるんだ。。。
なんて思い、その方と話しをしながら、素晴らしい時が流れた。。
三脚をセットし、レリーズを装着。。。チャンスを待つ。。
今年は、平日に登っているお陰か。。。
その手の写真家の方とお話しが出来。。いろいろ教えてもらっている。。のが嬉しい。。
時には。。ファインダーを覗かせてもらったりして。。
こうやって撮るのかーなんて思ったり。。。
待っている間の、山の話やカメラの話し、撮り方の話し。。
。。全てが自分にとって新鮮だ。。
そうこうしているうちにガスが動き。。。
槍が見えそうな気配。。。。
「早く上がれーーーもっとあがれーーー」
と、心が叫ぶ。。実際声に出てたけど。。(笑)
ガスがどんどん上がってくる間に、こんな瞬間が何度か訪れる。。
そんな時は会話は一切無く。。
ここに居る3人が、いっせいにシャッターを切る音だけが響く。。。
自分が、ここに居れる幸せを感じながら。。。
「樅沢岳より望む槍・北鎌尾根」
手前の西鎌尾根だってカッチョイイ。。
何度かのシャッターチャンスの後。。。
この後の夕焼けの時間には、槍は雲の中へと消え、視界から消滅してしまった。。
まあ、そんなもんだろう。。。
「また、来いよ!」と言われているみたいだ。。。
その間穂高はと言うと。。。6900Zで手持ち撮影しておいた。
「ガス上がる穂高」
滝谷の崖も北穂のドームも。。ジャンダルムの岩峰も。。。
こちらから見る穂高は迫力がある。
槍も穂高も視界から消えてしまったけど。。
夕日に染まる雲や鷲羽や祖父岳が。。「撮ってくれ〜」と訴えかけていたので。。
とりあえず。。。パチリ。。。
今回も、ここ樅沢は満足させてくれた。。。
これで、今回、撮りたかった光景の一つが終了。。。
かなり満足な1日だった。
夕焼けも見れたし、明日の天気は良さそうだ。。。
いよいよ、好天の稜線歩き。。そして、秘境・雲の平が待っている。。。