WHO基準(国際基準)のカイロプラクティックとは

 

より安全で良質な施術を受けるために

 

国連のWHO(世界保健機関)からも認可されている(下項参照)様に、カイロプラクティックは安全性や有効性が認められた素性の確かな脊椎(背骨・骨盤など)療法です。

但し、それは「世界(国際社会)のカイロプラクティック」の話。日本で受療される場合には注意も必要です。

本来、脊椎(背骨や骨盤など)を安全に正しく施術するには、専門の医学知識と技術が必要です。

そのため、カイロプラクティックが法制化されている国(欧米を中心に現在44カ国)のカイロプラクター(施術者)の養成には、医学部水準での大学専門教育の修了(カイロ学位の取得)が義務付けられています。

一方、カイロや整体の法律のない現在の日本では、教育の有無を問わずに誰でも自由に開業したり、施術をすることが可能です。(整骨院などで資格専門外の整体などが行われているのも同じ理由からです)

そのため、数日間の講習会~の短期養成の業者も多く、国内業者のレベルは玉石混交(殆ど素人~カイロ大卒者迄)となっています。

その弊害として、2013年、国民生活センターからは整体、カイロ、マッサージ、整骨院などでの施術に起因した健康被害が多数報告されています。また治療等を装って人を集め、高額な物品等を購入させることを目的とした悪質商法、マルチ商法、資格商法などによる苦情やトラブルなども報告されています。

これでは安全性はもとより、(本当は)脊椎の調整で良くなるはずのものも良くなりません。

この様な日本の現状を踏まえ、ここでは国際社会における安全で質の良いカイロプラクティックの客観的な目安である、WHO基準(国際基準)について紹介したいと思います。

安全で信頼できる施設、施術者を選ぶ際の参考にされると良いでしょう。


WHO(世界保健機関)はカイロプラクティックを認可しています。

 

保健医療の最高権威である国連のWHO(世界保健機関)は、カイロプラクティックの有効性、安全性、公益性などを認め、補完代替医療として認可しています。(現在、WHOが認めている医療は、現代西洋医学の他には鍼灸とカイロ)

WHOが認可しているのは国際基準(WFC)のカイロです。世間のカイロを称したもの全てを認めている訳ではありません。

WHOが認め、推奨している正統なカイロには、WHOの非政府組織(NGO)に所属する世界カイロプラクティック連合(WFC)という国際組織があります。WFCは世界保健会議にもオブザーバーとして参加し、助言や提案を行っています。

WFCの日本代表団体には日本カイロプラクターズ協会(JAC)が任命されています 。

またWFCについて知りたい方はこちらのページをご覧下さい。

 

WHOはカイロプラクティックに関するガイドラインを提示しています。

 

2005年、WHO(世界保健機関)では、未だカイロプラクティックが法制化されていない国において、不適切な施術行為から患者さんを保護し、安全で有用な業務を推進するための国際的基準となる「カイロプラクティックの基礎教育と安全性に関するガイドライン」を公表しました。

WHOガイドラインでは、安全で効果的な治療を行なうには、最低でも大学/学位取得レベルでの専門教育の修了が必要だとされています。

WHOガイドラインの要旨についてはこちらのページをご覧下さい。

 

当院は、WHO基準(国際基準)を満たしたカイロプラクターです。


当院は「地域の皆様に安全で有用なカイロプラクティックを提供する」ことをモットーに、WHO基準を満たす豪州公立大学のカイロプラクティック理学士(B.C.Sc.)号を取得した正式なカイロプラクターのみが施術を行っています。

現在、WHOガイドラインの教育基準を満たすことのできる業者は、国内業者全体のおよそ3%、甲信越地域では数名程と僅かです

(私見ですが)WHO基準以外の業者の全てが質が低い、または危険という訳ではありません。基準には満たなくとも、地域で何十年と開業している業者の中には、経験を積んだ質の良い先生もいらっしゃると思います。

お住まいの地域にWHO基準のカイロプラクターがいない場合には、(できれば相手の見えないネットのクチコミではなく、実際に通われている人に紹介してもらうなどし)そうした施設を探されるのが好いと思います。

国民の誰もが容易に適切な施術を受けることのできる様、WHOガイドラインの教育基準を満たすカイロプラクターのさらなる増加、早期の法制化が望まれています。

 

参考:WHO基準を取り上げた記事などを紹介します。


近年では、国民生活センターや日本広告審査機構(JARO)、厚生労働省職業安定局、市町村などの公的機関や行政機関、医師学会、医学専門誌、大手報道・マスコミ各社が、適切なカイロプラクティック業者の目安として、WHO基準を取り上げる様になっています。

参考資料:花巻市役所「整体、カイロプラクティック、マッサージ等の医療類似行為を受ける場合はご注意下さい!」(外部リンク)

 

参考資料:「治療」2010年2月号(南山堂)より

 

医学専門誌「治療」2010年2月号(南山堂)に「無資格の施術(整体、カイロプラクティックなど)レビュー」が掲載されました。

執筆を担当した整形外科医(医学博士)は、「現在の日本において、脊椎徒手療法(背骨や骨盤などの矯正=スラスト)を行なう施術者が、治療上の安全の確保と危険性の回避に関して信頼できるか否かの判断基準は、他の医療系国家資格の有無を問わず、WHO基準の教育を修めているか否かに尽きる」と指摘しています。

日本で行われている脊椎徒手療法の種類 技術の安全性 危険回避能力
カイロプラクティック(WHO基準) ★★★ ★★
整体・カイロプラクティック
オステオパシー
医師以外の国家資格者による上記療法の施術 ★★

信頼性は低い★ ある程度信頼できる★★ 信頼できる★★★

*危険回避能力=学術的な鑑別診断に基づく施術の適否の判断能力

(参考資料:治療2010.2/南山堂)

参考資料:サンデー毎日(毎日新聞社)2012.12.14号より


国民生活センターの被害相談825件のうち、112件が「整骨院での施術」によるものだった。「日本臨床整形外科学会」の09~11年の会員調査でも被害を訴えた来院者の多くが整骨院で施術を受けていたとされる・・。


整骨院とは国家資格を持つ柔道整復師(柔整師)しか開業できず、骨折、脱臼、捻挫、打撲などの施術(治療)を専門に行う。


整骨院などでの事故に詳しい整形外科医は「柔整師は免許を取ればすぐに開業できるので、未熟なまま開業してしまうケースが増えています。乱立状態になり、生き残りのため(専門外である)整体、カイロプラクティックなどを取り入れて無理な施術をしてしまうおそれがある」と分析する・・。


柔整師約5万人のうち2万人近くが会員の「日本柔道整復師会」の副会長に聞いた・・「会員には整骨院で整体やカイロを行わないよう指導し、多くは厳しい倫理網領も守っている。そうした院には会の認定証を与えています。

ただ、指導を厳しくするほど会を抜ける柔整師が増え、金儲けに走る者も中にはいる。指導や調査が非会員まで及ばない現実もあり、悩ましい」 ー 。

 

 

参考資料:共同通信(2013年4月1日)/健康被害防止へ安全指針



参考資料:週間朝日(朝日新聞社)2013年5月17日号より


週間朝日に、本当に効く「整体・カイロ」見分け方、使い方という特集記事が掲載されました。

本誌では2013年の国民生活センターからの被害報告をもとに、読者が安全で効果的な整体やカイロプラクティック施設を選ぶためのポイントを挙げ、カイロでは「WHOが定める教育基準を満たしているカイロプラクターのいる施設が望ましい」とし、WHO基準のカイロプラクターで構成される業界団体、日本カイロプラクターズ協会(JAC)の認定オフィスが紹介されました。

外部リンク:朝日dot.「ボルトも五輪で利用したカイロプラクティックの有効性!」

外部リンク:朝日dot.「質のいい整体・カイロプラクティック選びの五箇条」



参考資料:日本統合医療学会より

 

日本統合医療学会誌 第2巻第2号(2009)

カイロプラクティック治療院・カイロプラクターを選ぶ手引き

カイロプラクティックや整体の知名度が上がり、国民の多くがその治療を求めている現状を考えると、誰でも容易に「正規の施術者」を選べる体制が必要になります。本来、その役割を果たすのは法律による国家試験と資格制度ですが、カイロプラクティックや整体に関する法律がない現状では、国民は施術者の選択に大きな違いを生じます。

ここでは、有効であり、安全性が高く、危険性が少ないカイロプラクティック治療を提供する治療院あるいはカイロプラクターを選択する上で重要な判断材料を2つ紹介します。1つは、欧米の大学が交付した学位称号や学士号を持ったカイロプラクターであるということです。そのようなカイロプラクターは、治療院のホームページやパンフレットに必ず学歴や資格として掲載しています。代表的な学位称号や学士号は、D.C.、B.C.Sc.、B.App.Sc.などです。

逆に、少なくとも安全性や危険性というで保証ができないカイロプラクティック治療院としては、上記のような学位称号や学士号の明示がない、看板に様々な治療法とともにカイロプラクティックが表記されている、高額な商品を売りつける、などが挙げられます。

2つ目はカイロプラクターの所属している組織です。国際社会にはWHO(世界保健機関)に加盟のWFC(世界カイロプラクティック連合)という組織があり、1988年以降、カイロプラクティックに関する業界、法制化、教育、研究、情報の推進といった重要な役割を担っています。我が国でWFCに認められた団体は一般社団法人日本カイロプラクターズ協会で、我が国で1つです。その理由は、JACが世界各国の常識である国際基準の教育を受けたカイロプラクターのみで構成され、会員の倫理規定を有しているからです。

治療を受ける立場からは、治療に伴う危険性に関しては自らの身は自らで守ならければなりません。そのためには信頼できるカイロプラクターを選ぶ必要があります。上記の2点は、治療院、治療者を選択する上で参考になると思います。(2009 日本統合医療学会誌より)


近年の国内&海外の動向について

2010年の衆議院行政監視委員会では、厚生労働大臣政務官より(日本では今後の研究が必要との姿勢をとりながらも)「アメリカなどではカイロプラクティックの有効性が認められ、WHOもそれに基づいて教育のガイドラインを出したことは承知している」と、日本の国会で初めてカイロの有効性、WHOガイドライン基準についての言及がありました。

また、2014年には日本カイロプラクティック登録機構(JCR)によるWHO基準カイロプラクターの登録制度が始まり、基準を満たした登録者名簿が厚生労働省医政局医事課に提出、受理されています。

近年では、WHOガイドラインに則り、フランス、イタリアなどの国で法制化が成されています。


カイロプラクティックが法制化されている国と地域(2018年現在)


アメリカ、イギリス、オーストラリア、ベルギー、カナダ、ドイツ、フランス、デンマーク、スイス、フィンランド、アイスランド、イラン、イスラエル、キプロス、イタリア、リヒテンシュタイン、ナミビア、ニュージーランド、ノルウェー、パナマ、フィリピン、南アフリカ、スウェーデン、アラブ首長国連邦、ジンバブエ、ケイマン諸島、香港、バハマ、バルバドス、ボツワナ、コスタリカ、グアム、グアテマラ、リーワード諸島、レソト、マルタ、ニューカレドニア、ナイジェリア、ポルトガル、プエルトリコ、サウジアラビア、セルビア、タイ、ポリネシア諸島

WHO基準、カイロプラクターになるための教育基準について、こちらの動画でもご覧になれます。