骨盤矯正(仙腸関節調整)最前線


 

骨盤のゆがみは、本当の原因ではありません。


整体などで「骨盤のゆがみ」「骨盤矯正」というと、左右の高さの違いや骨盤の開き(?)などの見た目のゆがみ(非対称性など)を指し、そうした「骨盤ゆがみ」が腰痛などを起こす原因だと考えられていることが多い様です。(他でそうした説明をされた人も多いのでは?)

しかしながら、ゆがみの研究が進んでいる海外では、こうした骨盤のゆがみというのは、腰痛などを起こす本当の原因ではないという事が既に判明しています。

そもそも、骨盤や背骨というのは、生まれつき骨や関節の形状が左右で異なっている場合も多いのです。(自然界には完全に左右対称なものはありません)

また、女性の場合、出産前後のホルモンの影響で、骨盤の関節を補強している靭帯が一時的に緩むことから、一部の民間療法では、それを「骨盤の開き」「ゆがみ」としている場合もある様です。しかし、これは生理的な「ゆるみ」であり、産後しばらくすれば自然に戻るものです。

科学的な骨盤矯正を行う当院では、骨盤(仙腸関節)の機能障害(神経の伝達異常)を矯正・調整しています。

但し、仙腸関節の機能障害というのは、皆さんの多くがイメージしている(見た目に分かる様な) 骨盤のゆがみやズレとは異なるものです。

前方から見た仙腸関節

後方から見た仙腸関節

関節機能障害(神経の伝達異常)とは


人体の関節は200以上あり、その殆どは関節包(下図)という膜に覆われています。(骨盤の関節も同じです)

関節包の中には、関節の位置、動き、振動、速度、加重などを感知する受容器(センサー)があり、それら受容器からの情報が末梢神経→司令塔である脳や脊髄に送られることで、(その情報を元に、脳や脊髄が適切な命令を筋肉や靭帯に送るため)身体はスムーズに動き、また姿勢を維持することが出来るのです。

 

ところが、長時間の同じ姿勢、疲労の蓄積、運動のし過ぎなどによって、関節に過剰な負荷が加わると、関節包に緊張が起こって関節包内部の関節面の動き(0.5~2ミリ)が損なわれることがあります。

関節面の動きが損なわれた状態が続くと、関節包の受容器(センサー)に誤作動が起こって、(負荷が無くなった後も)関節包は緊張したままになってしまいます。

すると次第に、関節の周りの組織も緊張状態となり、それらの組織にある侵害性(痛み・不快)の受容器が反応するようになって、末梢神経→脳や脊髄にそれらの異常な情報が伝わります。

この様な状態を関節機能障害(神経の伝達異常)と言います。

その結果、痛み、しびれ、コリなどの症状が発生したり、筋肉のアンバランスによって身体の歪みが発生します。

尚、関節機能障害は「動き、働き」の異常であるため、「ゆがみ、形状」を調べるX線やMRIの画像で確認することは困難です。

 

当院では、患者さんの症状が腰痛であれ、肩コリであれ、腕の痛みや足の痛みであれ、頭痛であれ、自律神経の問題であれ、骨盤を構成している仙腸関節(せんちょうかんせつ)の機能障害 の有無を必ず調べています。

何故かというと、骨盤(仙腸関節)に発生した異常を特殊な方法を用いて正しくリセット(調整)すると、身体の様々な部位の痛み、筋肉の張り、シビレ、そして骨盤や背骨のゆがみも改善するケースがとても多いからです。

 

関節機能を正常化すると、痛みや凝りなどの多くが消失・改善する!

当院の特殊な技術で、骨盤(仙腸関節)の機能障害をリセットすると、腰部、背中、肩、首、腕、肘、手、足、膝などの痛み、シビレ、筋肉の凝りや筋膜の張りなどの症状の多くが、消失したり、改善したりしています。

これらは軟部組織緊張連鎖と言って、仙腸関節を中心に、筋肉や筋膜の緊張が身体の上部や下部(手先、足先)にまで波及(連鎖)するという、近年明らかになった身体の仕組みです。

例えば、背中の痛みや筋肉の張りの原因が骨盤(仙腸関節)の機能障害にある場合、症状のある背中を治療してもなかなか改善しませんが、原因である仙腸関節をリセットすれば、(背中を治療せずとも)筋肉や筋膜の緊張が緩むことで、背中の症状は解消、改善する・・という訳です。

尚、骨盤(仙腸関節)の機能障害の調整は、現在のところ、専門的な知識と技術を習得した熟練者の手の感覚で行う他にありません。

特に、病院での治療(薬物、牽引、電気、温熱)やマッサージなどの対症療法、また整体やサロン等の骨盤矯正を受けても改善が見られないという方は、骨盤(仙腸関節)などの関節機能障害(神経の異常)を疑ってみる必要があるでしょう。


関節機能障害(神経伝達の異常)が原因である可能性のあるもの


頭痛/顔の痛み/原因不明の歯の痛み/顎関節の痛み/かみ合わせの異常/原因不明の耳鳴り/ムチウチで長期間にわたる首の痛みやコリ/首の痛み/腕や手指の痛み、シビレ/肩こりの大半/肩の痛み/野球肘、テニス肘とされる痛み/背中の痛みやコリ/肋骨の痛み/腰痛/椎間板や軟骨の異常が原因と考えられている腰痛、および下肢の痛み、シビレの多く/老化や骨粗鬆が原因と考えられている腰痛の多く/軟骨の変形が原因と考えられている股関節痛や膝関節痛の多く/原因不明の大腿部、ふくらはぎ、足の痛み、アキレス腱や踵の痛み/成長痛とされている痛み/自律神経の異常とされている症状/便秘/生理痛/手足の冷え/むくみ/身体のゆがみ/など