塩尻キリギリスの会

塩尻キリギリスの会

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塩尻キリギリスの会

失われてゆく自然とともに、生息環境の悪化で姿が見られなくなりつつあるキリギリスを、夏には泣き声が聞こえる 自然環境に願いを込めて活動をしています。


趣旨

失われゆく自然とともに、姿を消しつつある昆虫たち、塩尻市内でも、かっては身近に見られた多くの昆虫が減っています。
「ギィーチョン ギィーチョン」心地よい鳴き声から夏の風物詩とも言われ、イソップ物語にも登場するキリギリス。実は、塩尻市では、ほとんど見ることができなくなりました。
平成18年3月に発行した塩尻市版レッドデーターブック「残したい塩尻の動植物」でも、絶滅の危険が増大している絶滅危惧Ⅱ類とされています。
キリギリスが激減した背景には、農薬や除草剤の散布や道路や宅地などの開発など、より便利な暮らしを求める人間の営みが影響していると言われています。
そんな自然環境を守り、キリギリスの鳴き声を呼び戻したいと、18年間に渡り活動を続けています。


キリギリスの鳴く丘


会ができた平成5年には、小坂田公園の市民プール北側の斜面3,500㎡を「キリギリスの鳴く丘」と名付け、その後3年間で約2,300匹の幼虫と成虫を放し、以来周辺の草原帯へと拡大、放虫を続けています。
「鳴く丘」に放すキリギリスは、会員が生息地を探して捕った成虫を飼育し、秋に生んだ卵を、自宅で温度や湿度などを管理し、工夫しながら、冬を越させ孵化させた幼虫です。キリギリスの鳴く丘は、草原の育成やごみ拾いなどをしながら守り続け、 リギリスたちの大合唱で包まれています。
キリギリスの鳴く丘のMap


みんなが住んでいる環境

キリギリスの生息域はこの活動により、除々に広がっています。
この地球が人間だけのものでなく、他の動植物と、ともにすめる環境であって欲しい。いろいろな生き物が生息できる環境こそが、わたしたちにとっても安心して生活できる環境ではないでしょうか。