この結果報告によりますと、「松本市民の意向は、松本市は松本・四賀直結道路を建設すべきでなく、建設推進の人々の思いは、別の方策によって実現されるよう努力すべきである。」とまとめられております。
  そこで、私といたしましては、研究会の調査内容を参考にしながら、加えて新松本市全体を基盤とした、様々な角度から鋭意検討を重ねた結果、「この直結道路」の建設は、断念せざるを得ないものと、判断するに至りました。
  このような重い決断をする以上、私といたしましては、今後、議会にご相談申しあげながら、出来るだけ早期に代替案をお示し致し、四賀地区の皆様を始め、市民の皆様にご理解いただけるよう、誠心誠意、努力してまいる所存でございます。

 想えば四賀地区は、「心安らぐ農業農村の原風景が、今もって見事に保持され、地域住民の方々の社会意識も高く、加えて特有な優れた文化を大切にする地域」として、高い評価がなされております。
  私も、幾たびか四賀地区に足を運ぶなかで、地区の皆様の強い自立心と雅量に富むお人柄に触れ、深い感銘を受けてまいりました。
  しかし、合併早々にして、かかる.峻厳な決断をさせていただくことに相成り、四賀地区の皆様に対し、誠に辛く切なく、苦悩極まる末の選択でございました。  
  私といたしましては、今後も引き続き、地区内の行政サービスの向上を図り、「我が国における誇り高き美し地域づくり」に向け、議会のご理解を賜りつつ、住民の皆様とご一緒に、取り組んでまいりたいと考えておりますので、よろしくお願いを申しあげます。

 以上、本件にかかわる私の決断と、ここに至りました私の思いを申しあげましたが、資料等詳細につきましては、担当部長から説明をいたさせますので、よろしくお願いを申しあげます。