上高地開山祭での菅谷市長の挨拶                 06.4.27 

 長かった厳しい冬の眠りから目覚め、今まさに観光シーズンの幕開けとなる第38回上高地開山祭が、このように盛大に開催されることに対しまして、松本市を代表して一言お祝いのご挨拶を申し上げます。  

 「上高地」という類稀なるこの景勝地に県内外より多数の皆さんが訪れる最大の理由は、関係者の皆様はもとより、この地を愛されるあまたの人々が世界に誇るこの自然景観を、営々と保ち続けてこられた賜物と深く感謝を申し上げる次第でございます。

 思えば、昨年は、7月に国道158号の土砂崩壊が発生し、上高地の観光も大きな影響を受けました。
  今年は、どうか無事故、無災害であることを切に願いますとともに、松本市も合併から2年目、そして来年は市制施行百周年を迎えますので、名実ともに山岳観光都市として、その真価をいかんなく発揮していきたいと考えています。

 なおまた今年2月には、市民との協働のよる新しい観光ホームページがスタートしました。
  さらに7月には、福岡市において、上高地の風を体験できるブースを設置し、私も福岡に足を運び新たな誘客拡大を推進してまいることとしております。  
  こうした様々な取組みを通じて、上高地と北アルプスの神々しき魅力の真髄を積極的にPRし、観光政策により一層磨きをかけてまいります。  

 結びにあたりまして、山々の安全とこの比類なき自然と景観が末長く保護されること、また、ご参集の皆様の益々のご健勝、ご多幸を祈念し、お祝いの言葉と致します。
  本日は誠におめでとうございます。